【追悼】Lyin' Eyes / いつわりの瞳 (Eagles / イーグルス)1975



City girls just seem to find out early
How to open doors with just a smile
A rich old man
And she won't have to worry
She'll dress up all in lace and go in style

都会の女の子達は早くからわかってしまう
微笑み一つでドアをあけるやり方をね
金持ちの老人と何をしたって
彼女達は何も気にしない
レースのドレスを着飾って
流行を身に着けるのが大切なことなのさ

Late at night a big old house gets lonely
I guess ev'ry form of refuge has its price
And it breaks her heart to think her love is
Only given to a man with hands as cold as ice

夜も更けてくると老人の大きな家は淋しくなる
隠れ家ってのはどんな形であれ代償を払うのさ
でもそのことで彼女は心を痛めてる
氷のように冷たい手を持った男だけに
彼女の愛を捧げるんだから

So she tells him
she must go out for the evening
To comfort an old friend who's feelin' down
But he knows where she's goin' as she's leavin'
She is headed for the cheatin' side of town

彼女は老人に今晩は出かけなきゃって言う
落ち込んでる友達を慰めに行くのよってね
でも老人は知ってんだ
彼女が家を出たらすぐにどこに行くかって
町はずれに浮気をしに出かけてるってことをね

You can't hide your lyin' eyes
And your smile is a thin disguise
I thought by now you'd realize
There ain't no way to hide your lyin eyes

いつわりの瞳は隠すことはできないよ
笑顔を見せたって薄っぺらいごまかしさ
きみももう気づく頃だよね
いつわりの瞳を隠すことはできないよ

On the other side of town a boy is waiting
With fiery eyes and dreams no one could steal
She drives on through the nice anticipating
'Cause he makes her feel
the way she used to feel

町の向こうにはボーイフレンドが待っている
燃えるような瞳と若さゆえの夢を持った若者だ
わくわく期待して彼女は車を走らせる
だって彼は彼女のかつての想いを
思い出させてくれる相手なのさ

She rushes to his arms,
They fall together
She whispers that it's only for awhile
She swears
that soon she'll be comin' back forever
She pulls away and leaves him with a smile

彼女は彼の腕に飛び込んで
二人は一緒に抱き合うのさ
彼女はあまり時間がないのって耳元でささやく
すぐに戻ってくるからねって彼に誓ったら
彼から離れて微笑みながら出ていくんだ

You can't hide your lyin' eyes
And your smile is a thin disguise
I thought by now you'd realize
There ain't no way to hide you lyin' eyes

いつわりの瞳は気づかれてしまうよ
きみの笑顔も薄っぺらいごまかしなのさ
君もそろそろ気が付く頃だと思うよ
いつわりの瞳を隠す方法はないんだよ

She gets up and pours herself a strong one
And stares out at the stars up in the sky
Another night, it's gonna be a long one
She draws the shade
and hangs her head to cry

彼女は起きると強い酒をグラスに注ぐ
そして夜空の星たちをじっと見るのさ
いつもの夜  眠れない夜が続く
きみはブラインドを下ろして
頭を抱えて泣き崩れてしまうんだ

She wonders how it ever got this crazy
She thinks about a boy she knew in school
Did she get tired or did she just get lazy?
She's so far gone she feels just like a fool

どうしてこんな風になっちゃったのかな
彼女は悩み学生時代の彼のことを考える
疲れたのかそれとも怠惰になってしまったのか
彼女は酔って我を忘れて
自分が愚か者のように思えてくる

My, oh my,
you sure know how to arrange things
You set it up so well, so carefully
Ain't it funny
how your new life didn't change things
You're still the same old girl you used to be

ああ 何てことだ
きみは物事の処理方法を知ってたはずだよ
上手に そうとう慎重にしてきたはずさ
おかしいよね 君の新しい素敵な生活は
何も物事を変えてこなかったのかい
きみはこれまで通りの少女のままなんだね

You can't hide your lyin eyes
And your smile is a thin disguise
I thought by now you'd realize
There ain't no way to hide your lyin' eyes
There ain't no way to hide your lyin' eyes
Honey, you can't hide your lyin' eyes

いつわりの瞳は隠せないんだ
きみの笑顔は薄っぺらい仮面でしかない
もう気が付く頃だと思うよ

いつわりの瞳はどうあがいても隠せない
いつわりの瞳を隠す方法はないんだ

わかるかい 瞳は真実を語るんだよ

(Don Henley, Glenn Frey)

cheat=浮気をする

Released in 1975
US Billboard Hot100#2
From The Album"One Of These Nights"

220px-The_Eagles_-_One_of_These_Nights.jpg

220px-Lyin_Eyes.jpg

やっぱりこの曲を聴いてしまうな…。
、、、グレン、安らかに、、、!



 アルバム「呪われた夜」のB-1の「いつわりの瞳」はカントリー調で聴きやすく結構気に入ってたのですが、LPにも訳詩が出ていないので歌詞の意味はよくわかりませんでした。「呪われた夜」は"呪われた夜なんだろう"、「いつわりの瞳」は"いつわりの瞳"と邦題そのまんまに理解していました。
 そして「ホテ・カリ」も出た頃、本屋さんで購入したのが「イラストレイテッド・イーグルス」という本。訳詩も出ていて、歌詞の世界のイラストも載っていて夢中になって読みました。(大切にしてたんだけどなあ。どこでなくなってしまったんだろう?)
ilusteagles.png

 「Lyin' Eyes」は女の人がたばこを吸って物憂げな表情をしているイラストだった気がします。『そうか、こういう歌だったんだ』と理解しました。
(この場で告白:この本では「Witchy Woman(魔女のささやき)」でリンダ・ロンシュタッド似のヌードイラストが出ていて、ドキドキしたのを覚えてる!)
(参考)この方のブログに数ページ掲載していただいてます.

 最後に…最後の最後、「Honey、you can't hide your lyin' eyes」と「Honey」に呼びかけて、優しい音で終わりますよね。それがこの曲を作ったグレンとドン(イーグルス)の優しさのような気がしていました。

(おまけ)イーグルスの国内盤シングルジャケットです(「ホテ・カリ」まで)

DSC_0321.jpg

★「いつわりの瞳」が2位を記録した週のチャートです。

1位はエルトン「アイランド・ガール」。めったは「アイルランド・ガール」だとしばらく思ってたが「島の少女」でした(笑)。4位フォーシーズンズ「愛はまぼろし」。9位「フィーリング」。日本ではハイ・ファイ・セットでヒットしました。10位C&T「君こそすべて」、13位オリビア「秋風のバラード」。19位「That's The Way」が大ジャンプ!

US Top 40 Singles 8th November, 1975

1 1 ISLAND GIRL –•– Elton John
2 4 LYIN’ EYES –•– The Eagles
3 2 CALYPSO / I’M SORRY –•– John Denver
4 6 WHO LOVES YOU –•– The Four Seasons
5 3 MIRACLES –•– Jefferson Starship
6 9 HEAT WAVE / LOVE IS A ROSE –•– Linda Ronstadt
7 5 THEY JUST CAN’T STOP IT THE (Games People Play)
–•– The Spinners
8 10 THIS WILL BE –•– Natalie Cole
9 7 FEELINGS –•– Morris Albert
10 14 THE WAY I WANT TO TOUCH YOU –•– The Captain and Tennille

11 12 DO IT ANY WAY YOU WANNA –•– The Peoples’Choice
12 16 LOW RIDER –•– War
13 13 SOMETHING BETTER TO DO –•– Olivia Newton-John
14 15 LADY BLUE –•– Leon Russell
15 17 SOS –•– Abba
16 8 BAD BLOOD –•– Neil Sedaka
17 19 SKY HIGH –•– Jigsaw
18 22 NIGHTS ON BROADWAY –•– The Bee Gees
19 28 THAT’S THE WAY (I Like It) –•– K.C. and the Sunshine Band
20 20 YOU –•– George Harrison

1977年のライヴ映像。おおっこの映像、さいこーです!。ドン・フェルダーがエレキギターでのフレーズやらトレモロやら、ギターを入れるのが嬉しい!4人(ドンが後ろ)で並んでハモるのが「イーグルス!」って思う。
↓↓↓↓↓


(この記事で参考にしたページ)
・クロスビート・スペシャル・エディション「イーグルス」(シンコーミュージック・エンターテイメント)
・Webサイト「ROCK & POP PARK」
・Wikipedia One Of These Nights
・Wikipedia Lyin' Eyes
ジャケット写真もここからいただきました。
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コメント

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茫然

そんな…グレンフライが亡くなったなんて…
高校の頃、ビートルズ一辺倒だった僕の目を覚ましてくれたバンドでした…
安らかに…

わかります

たくさん、わかります。ハードロック、というジャンルはツェッペリンやパープル、コーラスやハーモニーを重視したウエストコーストのロックはサウンドだけでなく、メロディや歌詞の素晴らしさの体験も広げてくれました。僕にとってはこの曲「いつわりの瞳」がまさにそうでした。

it breaks her heart to think her love is
Only given to a man with hands as cold as
ice は、「自分の愛は氷みたいに冷たい手で男に与えるものなのか」ってことを彼女は考えてしまって、そのせいで彼女自身が心を痛めてるって意味の歌詞なんじゃないかなと思った。

No title

うーむ、冷たい氷のような手を持っているのが老人ではなく、彼女ではないか?ということですね。僕は愛のない関係をしてる相手はても冷たい、しかも、一般的にも老人は手が冷たい(笑)のでwithはmanにかかると解釈しましたが…。

最初に聴いた時は、ふしだらな女に振り回されて不憫な男たちだなと思ってたけど、よく考えてみるとこの歌に登場する男たちも、悪いとはいわないけどさほど良い男でもないのかな。
歌詞の中に「学生時代の彼」が出てくるのだから、金持ちの老人と町はずれの青年はそれに対比されると考えると、確かに冷たい手を持ってるのはこの男たちの方だと考えるのが妥当なんだろうなと思った。
ちなみに文法的にwith hands as cold as ice の文がher love is only given にかかることって考えられるのでしょうか?
5教科の中で英語が一番得意と思っていたからこんなことで歌詞読み違えちゃうのは恥ずかしい!

No title

名無しさん、再びコメントありがとうございます!
たしかに老人のあと、「燃えるような瞳」を持っている町の向こうのボーイフレンドが出てきます。「冷たい手を持つ老人」と比較しているのかなと考えられますね。そう考えると、やっぱり"冷たい手を持つ"のはwithの直前にある名詞の"man"かな。(~を身に付けて)!
名無しさんが解釈された訳は、文法的にはどうなんでしょう?(間違いではないような気がしますが…)
でも彼女の心は晴れることないし、老人の手を握った彼女の手も、きっと氷のように冷たかったんでしょうね。ああ、でもそうしちゃうと、“Lyin' Eyes”=瞳を見る前に、彼女の心が凍って冷めてるってわかっちゃうか。やっぱり(彼女の手はそれなりにあったかいけど)瞳を見れば嘘をついてるのはわかっちゃうんだ、っていうのが、この曲の歌詞のミソかもしれませんね…!(^.^)

No title

最後の「Honey, you can't hide your lyin' eyes」の解釈ですが…

金持ちの年寄り、若い妻、妻のボーイフレンドの三角関係を第三者が歌っているように思わせておいて
最後の最後に「妻よ、私は全部知っているんだよ」と、実は金持ちの年寄りが歌っていたとういどんでん返しですよ

いかにも、ドン・ヘンリーやグレン・フライがやりそうな事だと思いませんか?

No title

おおっ、その解釈、背筋がぞぞぞーっときました!ミステリー小説の最後の一行のどんでん返し!ですね。
ずっと、第三者的視点(神の立場?)で主人公の女性の言動を歌っていると思われるこの曲ですが、歌詞も、考えてみると、最後だけ"Honey you can't hide your …"と、"Honey"を入れていますよね。いかにも老人がふだん若い奥さんに"ねえ 可愛いおまえ"とでも言っているように…。ハッとしました。ありがとうございました!