These Days / ジーズ・デイズ (Nico / ニコ)1967



I've been out walking
I don't do too much talking
These days, these days
These days I seem to think a lot
About the things that I forgot to do
And all the times I had the chance to.

アタシはずっと出歩いてきた
人と言葉をあまり交わすこともなく
近頃は…ここのところ
最近 いろんなことを考えるのよ
するつもりだったのに忘れてしまったこと
いつだってチャンスがあったはずなのに

I've stopped my rambling
I don't do too much gambling
These days, these days
These days I seem to think about
How all the changes came about my ways
And I wonder if I'd see another highway

ふらつくのはもう辞めたのよ
賭け事もほどほどにしたの
近頃は…ここのところ
最近 考えてしまうみたい
アタシの進もうとすることすべてに変化が訪れて
別なハイウェイを進んだ方がいいのか
悩んでいる…

I had a lover
I don't think I'll risk another
These days, these days
And if I seem to be afraid
To live the life that I have made in song
It's just that I've been losing so long

アタシにも以前は恋人がいた
でも近頃は別の人を愛するのが怖いの
最近は…近頃は
アタシが歌にしたような人生を送るのを
臆病になってるように見えるなら
ああ それはずっと長い間
アタシが負け続けてきたってことなのね…

I've stopped my dreaming
I won't do too much scheming
These days, these days
These days I sit on corner stones
And count the time in quarter tones to ten
Please don't confront me with my failures
I had not forgotten them

夢を見るのはもう止めたわ
あれこれ計画したりしすぎることもしない
最近は 近頃は…
ここのところ アタシはどっしりとした石に座って
四文音で十まで数えたりしてる
お願い アタシの過ちを責めるのはよして
アタシだって忘れたわけじゃないんだから…

(Jackson Browne)

Released in 1967
From The Album“Chelsea Girl”

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 ニコの"These Days"、こちらがジャクソンの書いたオリジナルの歌詞なのでしょう。主人公を女性として和訳しましたが、ジャクソンが「For Everyman」のなかで歌った"These Days"よりも、主人公の姿勢は「後ろ向き」です。

 ジャクソンヴァージョンは、このニコ・ヴァージョンでいう、2nd verseはすべてカット。最終verseも出だしの「夢を見るのは止め、あれこれ計画しすぎたりもしない」という歌詞もカットされています。16歳のときのジャクソンは人生に悲観していたのでしょうか。
 でも、自分の作品をニコやグレッグ・オールマンが歌うのを見て聴くうちに、作品を客観的に受け止めることができたり、当時の自分から今の自分の成長を感じたりしたのでしょうか。
 ジャクソンのヴァージョンの最終verseには、

I'll keep on moving
Things are bound to be improving these days

「前に進み続けよう」
「このところ物事はいい方向に向かってる」


というフレーズに差し替えられました。
このことがわかったら、なおさらジャクソンの"These Days"が心に響きます。ニコのヴァージョンと比較してみての発見です。

◆僕はニコという人を、あのバナナのイラスト(アンディ・ウォーホルの作品)がジャケットのアルバムが「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド&ニコ」ということで知りました。

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でも深くは調べたりせず、このアルバムも「70年代名盤」にあがっているので聴いてみようと購入しましたが、1~2度聴いて「僕には合わないな~」と思って、それ以来聴いてないぞ(-_-;)。たぶん売ってはいないので僕の家のどこかにあるのではないか(狭いマンションですが)と思われる。今度聴いてみようかな。

ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ
ベルベット・アンダーグラウンド

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こちらamazon.co.jp

バナナの絵の端にはPeel Slowly and See(ゆっくりはがして、見ろ)と書かれていて、初期の盤では貼ってあるバナナのステッカーをはがすとバナナの果肉が現れる、らしい(ウィキペディア情報)

◆ただし、このアルバムでは4曲でニコがリード・ヴォーカルをとりましたが、そもそものニコの参加がアンディ・ウォーホルのゴリ押し。グループの他のメンバーは面白くありませんでした。ニコはデビュー作への参加のみでグループを去ることになります。
 そこでニコのソロの活動が始まり、1967年にファースト・ソロ・アルバム「チェルシー・ガール」をリリース。"These Days"はこのアルバムに収録されています。

◆以下もウィキペディア情報。

・ニコは1988年7月18日、イビサ島の自宅近くで自転車で転倒し頭を強く打って病院に運ばれた。レントゲン写真で脳内出血が確認され、数時間後にニコは息を引き取った。
・一時期はアラン・ドロンとの交際で名を馳せ、ドロンとの間にクリスチャン・アーロン(愛称アリ)という男児をもうけている。『マーブル・インデックス』に収録された「アリの歌」(Ari's Song)はその名の通りアリのことを歌ったものであり、Desertshoreに収録されたLe Petit Chevalierでは、幼い頃のアリのヴォーカルを聞くことができる。


ふーむ、"アリの歌"にも興味が湧きますね…(ニコ、R.I.P)

◆"Velvet underground and Nico"のアルバムより"宿命の女(Femme Fetal)"。この曲、2014年の宮沢りえさん主演の「紙の月」(原作;角田光代さん)の主題歌として使用されました。
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◆"Sail away my little boy…"、前衛音楽って感じかな(^-^;。"アリの歌(Ari's Song)"
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◆1982年のNicoのライヴからボウイのロックナンバー"Heroes"。1981年のアルバム"Drama Of Exile"に収録されています。
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(この曲を購入)amazon.co.jp
チェルシー・ガール
ニコ

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こちらamazon.co.jp

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