Name / ネーム(Goo Goo Dolls / グー・グー・ドールズ)1996



And even though the moment passed me by
I still can't turn away

Cause all the dreams you never thought you'd lose
Got tossed along the way
And letters that you never meant to send
Get lost or thrown away

「その瞬間」が通り過ぎてしまっても
僕はまだ あきらめきれずにいる

きみが失くすなんて思いもしなかった夢
ぜんぶ道の途中で放り投げられていた
きみが出そうとなんて思ってなかった手紙が
失くしたか 投げ捨てられていたんだ

And now we're grown up orphans
That never knew their names
We don't belong to no one
That's a shame

But you could hide beside me
Maybe for a while
And I won't tell no one your name
And I won't tell em your name

そして僕らは大人になった
名もない孤児としてね
誰の世話にもなることもない孤児
そいつは残念なことだけど

でもきみは僕のそばで隠れていていいよ
しばらくの間だけかもしれないけど
きみの名前は誰にも言わないよ
きみの名前は誰にも言わない...


Scars are souvenirs you never lose
The past is never far

Did you lose yourself somewhere out there
Did you get to be a star

And don't it make you sad to know that life
Is more than who we are

傷あとは失くすことのない想い出の品
過去は そんなに遠くにはいかない

きみはどこか遠くの場所で自分を見失ったの?
どこかでスターになれたのかな?
だけど悲しまないでくれ 人生が
僕たち以上のものだと知ったからって

You grew up way too fast
And now there's nothing to believe
And reruns all become our history
A tired song keeps playing on a tired radio

And I won't tell no one your name
And I won't tell em your name

きみは大人になるのが早すぎて
今は 信じられるものがなにもない
そして何度も繰り返してしまうんだ
それはもう"自分の歴史"さ
まるで聴き飽きた歌が
古びたラジオから何度も流されるのとそっくり

それでもきみの名前は誰にも言わない
僕はきみの名前は誰にも言わないよ...

I think about you all the time
But I don't need the same
It's lonely where you are
Come back down
And I won't tell em your name

いつもきみのことを考えてる
きみは僕と同じである必要なんてない
きみがいるのが淋しいところなら
戻っておいで
きみの名前は誰にも言わないから…

(John Rzeznik)

cf.get tossed in= ~(の中)に放り込まれる
orphans=孤児
souvenir=(旅行・場所・出来事などの思い出となるような)記念品,みやげ
rerun=〈…を〉再上映する,再演する; 〈テレビ番組を〉再放送する.

Released in 1997
US Billboard Hot100#5
From The Album"A Boy Named Goo"

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 僕のブログでは初登場の「グー・グー・ドールズ」。
彼らのプロフィールを見てみましょう。(Warner Music Japan) 

 "ベスト・アメリカン・ロック・バンド"の誉れ高き、そして"アメリカン・ロックの良心"、グー・グー・ドールズ。
 "アメリカで最も有名な無名バンド"から、"ベスト・アメリカン・ロック・バンド"へ。1986年のデビュー以来、苦節10年の下積みを経て、「ネーム」、「アイリス」のメガ・ヒット・シングルを生み出し”ベスト・アメリカン・ロック・バンド”の称号を得る存在となったグー・グー・ドールズ。
 1998年の『ディジー・アップ・ザ・ガール』からは実に5枚のシングル・ヒットを生み、全米だけで500万枚のセールスを記録。"アメリカン・ロックの良心”的存在として、美しいメロディーとエッジの効いたサウンドをフィーチャーしたヒットを連発。特に映画『シティ・オブ・エンジェル』挿入歌として全米No1を記録した「アイリス」は、1999年グラミー賞4部門ノミネートの、バンド最大のヒット・シングルとなった。(略)

「全米No1」とあるのはビルボードの「Radio Songs」「Mainstream Top40」「Alternative Songs」の3チャートですね(Hot100 Chartでは最高位9位でした)

◆彼らのバンド名"Goo Goo Dolls"の由来ですが、当初のバンド名は"Sex Maggots"(性のうじ虫;性的に悪いヤツら!)だったらしいです。ところがライヴを行うクラブのオーナーが彼らのバンド名を店頭のひさし(marquee)に大きく書くのを嫌がったために別の名前をつけなくてはいけなくなりました。そこで彼らは置いてあった"True Detective Magazine"をパラパラとページをめくり、"Goo Goo Doll"の広告を見つけ、「これにしよう」と決めました。

ベーシストでボーカルであるロビーは"そうやって言い伝えられているよね"と Sacred Heart Universityでのギグを行なうまえに話してくれました。"Goo Goo Dollsって名前に意味なんてないんだよ… 前のバンドの名前がヒドすぎたからね。だから僕らは別の"bad name"に名前を変更することにした。その時点でファンが15,000人はいてくれたから、彼らが気が変わらないかどうかヒヤヒヤしてたよ。僕らのようなバンドがひとくくりにされていたポストパンクの時代に正直いってふさわしくない名前だなあとは思っていたよ。

(原文はこちら) 

◆"Goo goo doll"って、写真検索してみましたが、どうもこの"眠っている赤ちゃん人形"のことのようです。確かに赤ちゃんって生まれたときこんな感じだと思いますが、リアルすぎて可愛くない(呪いの人形っぽい!?)

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◆この曲"Name"の話にしましょう。

◎この曲のSongfactsには次のようにありました。

リードシンガーのジョン・レズリックが自分の子ども時代の事を書いた曲です。ジョンは自分を育ててくれた姉に向けてこの曲を歌いました。彼の若い時に父親はアルコール中毒になり、彼の両親は二人とも亡くなってしまいました。歌詞にある"We're grown up orphans who never knew their names"(俺たちは名前なんかない孤児として育ったのさ)という箇所が過去を物語っています。


◎あれ?でも一方でこの曲のウィキペディアには次のようにありますねえ。

前のMTV VJであったケネディが彼女の本"The Kennedy Chronicles"にて、この曲はレズリックと彼女の間の複雑な関係を歌ってると主張しています。歌詞は彼らがともに過ごした時間と多くの人には彼女のフルネームが秘密であることを歌っています。レズリックはこの本にインスピレーションがあったことを認めています。"この瞬間をとらえようとしたのさ…その瞬間に歌が浮かんだのはなかなか面白かったよ。僕はこの曲がとても素敵な曲になったと考えてるんだ" またレズリックはギターをチューニングしていたときに偶然にこのリフができたことを明かしてくれました。


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◆うーむ、どっちが本当なんでしょう?どっちもあり!ってことでもいいんじゃないかな。でもお姉さんに捧げた歌だとしても、昔の恋人(名前を話すわけにはいかない)だったとしても、その人に対して優しい気持ちで「いつでも僕はきみのこと想っているよ」と呼びかけているのでしょう。
なかなか聴くほどに味わいのある歌です。

◆この曲の収録されたGoo Goo Dollsのアルバム"A Boy Named Goo."のネーミングは、ジョニー・キャッシュの1969年に全米2位になったヒット曲 "A Boy Named Sue."のパロディのようですね!

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◆"Name"が最高位5位を記録した週の全米チャートです。
US Top 40 Singles For The Week Ending January 27, 1996

マライア&ボーイズⅡメンの"One Sweet Day"(16週間全米No1)の頃のヒットでしたね。
"Name"のチャートアクションはかなり独特で、上がったり下がったりしながら、ダウンしつつも20位~30位内をしっかりキープ、ゆっくり下降していきます。Weeklyの最高位は5位ながらも、1996年の年間チャートでは年間26位と大健闘でした。

-1 1 ONE SWEET DAY ??? Mariah Carey & Boyz II Men
-2 2 EXHALE (SHOOP SHOOP) ??? Whitney Houston
-3 4 MISSING ??? Everything But The Girl
-4 3 HEY LOVER ??? LL Cool J
-5 6 NAME ??? Goo Goo Dolls
-6 8 ONE OF US ??? Joan Osborne
-7 5 BREAKFAST AT TIFFANY’S ??? Deep Blue Something
-8 10 YOU’LL SEE ??? Madonna
-9 11 BEFORE YOU WALK OUT OF MY LIFE / LIKE THIS AND LIKE THAT ??? Monica

◆Goo Goo Dolls - Name - letterman - 1995.
↓↓↓↓↓


◆"Name"...Yokohama, Japan. May 27, 1996.
↓↓↓↓↓


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グレイテスト・ヒッツ VOL.1
グー・グー・ドールズ

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コメント

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ROCKのヒット曲が少なくなってきた時期でした~

アイリス聴きたさに「City Of Angels」観にいったもんです。
この頃ってエアプレイだけでチャート入れる過渡期でしたよね。
耳にする割には順位上がって来なかったんだよな~。でも名曲だと思います。
お姉さんでも恋人でも、優しい気持ちになれます。

No title

"お姉さんでも恋人でも優しくなれる歌"…はい、和訳してそう思いました。歌詞だけ読むと、最初は幼馴染の男どうしの歌に取れるかと思います。誰か大切にしてる人へ名前なんかどうでもいいからあなたに伝えたいんだ、って歌ってる歌には変わりないですよね。