Sexual Healing / セクシャル・ヒーリング (Marvin Gaye / マーヴィン・ゲイ)1982



Get up, get up, get up, get up!
Wake up, wake up, wake up, wake up!

起きて、起きて、起きて…
目を覚まして、目を…

Oh, baby now let's get down tonight

ああベイビー 今夜一緒にどうだい

Ooh baby, I'm hot just like an oven
I need some lovin'
And baby, I can't hold it much longer
It's getting stronger and stronger

ああベイビー 僕はオーブンのように熱いんだ
愛してほしいんだよ
そうベイビー もうこれ以上待てないよ
だんだん強くなるばかりなんだ

And when I get that feeling
I want sexual healing
Sexual healing, oh baby
Makes me feel so fine

こんな気持ちになったときは
セクシャルな治療をしてほしいんだ
セクシャルな治療だよ ベイビー
そしたら僕はとってもいい気分になれる

Helps to relieve my mind
Sexual healing baby, is good for me
Sexual healing
is something that's good for me

僕の心の想いを和らげてくれる
セクシャルな特効薬さ それが最高なんだ
セクシャルな特効薬
僕にとって最高のものさ

Whenever blue teardrops are fallin'
And my emotional stability is leaving me
There is something I can do
I can get on the telephone and call you up baby

悲しくて涙が落ちるときや
僕が情緒不安定になるときはいつも
僕にはとっておきの方法がある
受話器を取ってきみに電話するのさ ベイビー

And honey I know you'll be there to relieve me
The love you give to me will free me
If you don't know the thing you're dealing
Ohh I can tell you, darling,
that it's sexual healing

ハニー きみがそこにいて
僕を楽にしてくれるんだよね
きみが僕にくれる愛は僕を解放してくれる
きみが自分のしてることをわからないのなら
ああ 僕が教えてあげる ダーリン
それがセクシャルな治療なんだ

Get up, get up, get up, get up
Let's make love tonight
Wake up, wake up, wake up, wake up
'Cause you do it right

起きて、起きてよ…
今夜 愛し合おうよ
目を覚まして、目を…
だって きみは上手なんだから

Baby, I got sick this mornin'
A sea was stormin' inside of me
Baby, I think I'm capsizin'
The waves are risin' and risin'

ベイビー 今朝はサイアクだった
僕のなかの海は荒れ模様
ベイビー 転覆しそうだよ
波がだんだん高くなってくる

And when I get that feeling
I want sexual healing
Sexual healing is good for me
Makes me feel so fine,
it's such a rush
Helps to relieve the mind,
and it's good for us

僕がそんな気分のときは
セクシャルな特効薬が欲しいのさ
セクシャルな特別な薬がいいよ
とてもいい気分にさせてくれる
もう すぐになんだ
心を和らげてくれるのさ
僕たちに最高なクスリだよ

Sexual healing, baby,
it's good for me
Sexual healing is something
that's good for me
Well, it's good for me
and it's so good to me my baby, ohh

セクシャルな治療だよ ベイビー
僕はだいすきなんだ
セクシャルな治療は僕にとって
最高のものなんだ
ああ とってもいいんだよ
僕はいい気分になれるんだ ベイビー

Come take control, just grab a hold
Of my body and mind,
soon we'll be making it, honey
I'll be feeling fine,
You're my medicine,
open up and let me in
Darling, you're so great,
I can't wait for you to operate

きみがリードしてよ 僕のからだと心を
掴んで離さないでくれよ
まもなく僕らはうまくいくよ ハニー
いい気分になれるさ
きみが僕のお薬なのさ
さあ心を開いて迎え入れてくれ
ダーリン きみはとても素敵さ
君の処方を待ってられないよ

I can't wait for you to operate

きみの診察を待ってられないんだ

When I get this feeling
I need sexual healing
Oh when I get this feeling
I need sexual healing
I gotta have sexual healing, darling
'Cause I'm all alone
Sexual healing, darling
Till you come back home

こんな気持ちになったときは
僕に必要なのはセクシャルな特効薬さ
ああ こんな気持ちになったとき
セクシャルな特効薬がないとだめさ
だって僕は一人ぼっちなんだ
セクシャルな特効薬さ ダーリン
きみが帰ってくるまでに

Please don't procrastinate
It's not good to masturbate

ぐずぐずしてちゃダメさ
1人でなんて楽しくないんだから…

Writer(s): P. Gaye Marvin, David Ritz, Brown Odell Elliott Jr, Marvin Gaye, Odell Brown

relieve=〈苦痛・悩みなどを〉やわらげる,楽にする.
stability=安定,確固、情動[情緒]安定(性)
capsize=〈船などを〉ひっくり返す,転覆させる
in such a rush=そんなに[あんなに]急いで
procrastinate=〔やるべきことを〕遅らせる、ぐずぐずと先延ばしにする

Released in 1982
US Billboard Hot100#3
From The Album“Midnight Love”

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ちょっと朝からセクシャルな歌でごめんなさい。でも本日お休みの人、多いかな?って思って、許してね(^▽^;)。

"Midnight Love"…マーヴィンの17枚めのスタジオアルバム、そして…このアルバムが彼のラストアルバムになってしまいました。
(1984年4月にマーヴィンは自宅で両親の喧嘩を仲裁した際に父親と口論になり、激昂した父が拳銃を発砲…その拳銃はマーヴィンが父親にプレゼントしたものだという…R.I.P)

◆マーヴィン・ゲイの曲を聴いたのは"What's Going On"(和訳)だったか、それとも全米No1になった"黒い夜(Got To Give It Up)"(和訳)だったか、いずれにしてもまったく違う曲だったのを覚えています。マーヴィンのアルバムはオリジナルではなくて、1300円くらいの日本盤編集のLPレコードを買ったなあ。当然"黒い夜"は入っておらず、全米1位曲を集めたかったのに、"ヘンな歌が一位になりやがって 怒"なんて思っていました。

マーヴィンのウィキペディアを見てみると…

1960年代の中期に、同レーベル所属歌手のタミー・テレルとのデュエットでヒット曲を数多く世に送り出しましたが、1970年にテレルが脳腫瘍で夭折したことがきっかけで、一時期音楽活動を休止…。パートナーであった彼女の不在と共に、刻々と変化する時代に対して、自分が今までの持っていた音楽性に疑問を持ち始めたことも大きな要因であったとのこと。

そして名曲「ホワッツ・ゴーイン・オン」を1971年に発表。同名アルバムは、ベトナム戦争や公害、貧困といった社会問題を取り上げた歌詞と、それに対する苦悩を赤裸々に表現したマーヴィンの歌唱が注目されました。

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 シングル盤が中心であった黒人音楽の世界に、一つのテーマ、特に社会情勢などを元にしたコンセプト・アルバムを制作することは画期的なことであり、またこのアルバムで、内容に対して消極的になっていた会社に対して、マーヴィン自身がセルフ・プロデュースという制作体制で望んだことも大きな注目を集めた。自分の感じたままのことを干渉されずに作品にまとめ上げるというこのセルフ・プロデュースの姿勢は、同世代に活躍した黒人ミュージシャンに大きな影響を与えました。(中略)

 

第二の黄金時代を迎えたマーヴィンは、より私小説的な内容の作品を数多く生み出していきます。恋人への愛情と性への欲求を表現した『レッツ・ゲット・イット・オン』、先妻との離婚をテーマにした『離婚伝説』、孤独と愛への欲求を表した『アイ・ウォント・ユー』などの充実したアルバムが制作・発表されたが、やがて先妻との泥沼の離婚調停や二度目の結婚生活の破綻、自身の薬物依存などが原因で70年代後半は、公私共に低迷していきました…。



◆ハイ、一度は破産などのどん底の状態にあったマーヴィンでしたが、1980年のモントルーでのライヴを皮切りに、1982年には移籍したCBSコロムビアより『ミッドナイト・ラヴ』をリリース。当時の流行のシンセサイザーを取り入れ(ピコピコサウンド…)シングルカットされた「セクシャル・ヒーリング」も全米シングルチャートの3位を記録する大ヒット。マーヴィンは見事、復活を遂げました。
 復活したマーヴィンは、1983年のグラミーで見事「Best Male R&B Vocal Performance」を受賞しました!ちなみに他のノミネートアーティストは…

スティーヴィー・ワンダー"Do I Do"
ルーサー・ヴァンドルス"Forever For Always、For Love"
レイ・パーカー・Jr."The Other Woman"
ジョージ・ベンソン"Turn Your Love Around"

になります。グラミーの常連、ジョージ・ベンソンもスティーヴィーも押さえての受賞。マーヴィン、嬉しかったでしょうね。

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隣りにリック・ジェームズが顔半分写ってるね…笑。

◆"Sexual Healing"の"Healing"という表現がなかなかオシャレな感じです。
"治療"、"特効薬"なんて訳してしまいました(^▽^;)。"I can't wait for you to operate"の"operate"って語句を使うあたりも、ムフフ…。でもマ―ヴィンのボーカルも、ねっとりとはしてるけど、この曲は"爽やかエッチ"な感じですよね? えっ、しない(゚Д゚)ノ 僕だけ…!?

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*シングルジャケットはどんなにかセクシュアルかと期待!しましたが、スポーティーなオジさんでした(^▽^;)

◆“Sexual Healing ”が最高位3位を記録した週の全米チャートです。
US Top 40 Singles For The Week Ending January 29, 1983

1位"ナンダーカンダー"(ちゃいまんねん。ダウンアンダー)
2位"あっ古いイカ!"(ちゃいまんねん。アフリカ)
そして3位は"セクシャル・ヒーリング"! 3週3位で力尽きます…。

-1 1 DOWN UNDER –•– Men At Work
-2 5 AFRICA –•– Toto
-3 4 SEXUAL HEALING –•– Marvin Gaye
-4 3 DIRTY LAUNDRY –•– Don Henley
-5 2 THE GIRL IS MINE –•– Michael Jackson / Paul McCartney
-6 6 MANEATER –•– Daryl Hall & John Oates
-7 7 BABY, COME TO ME –•– Patti Austin with James Ingram
-8 8 ROCK THE CASBAH –•– The Clash
-9 12 SHAME ON THE MOON –•– Bob Seger & The Silver Bullet Band
10 11 YOU AND I –•– Eddie Rabbitt with Crystal Gayle

◆1983年のグラミー賞。誇らしげに"セクシャル・ヒーリング"を歌うマーヴィン。最期にはオーディエンスが皆クラップ・ハンズ。
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◆こちらはマイケル・ボルトンの歌う"セクシャル・ヒーリング"!
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◆アルバムのラストを飾るのは"My Love Is Waiting".シングルになりましたがチャートインならず。
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コメント

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今を先取りした音

 緻密にウラを付くドラムマシンに、僅かなインストゥルメントが更に"引っ掛け"てきて、シンセのふんわりした和音が下地を作る・・・

 これ、今のエレクトロミュージックと比べても全然遜色無いですよね。(こっちの方がギターがある分オーガニックだけど)

 最近、"Trap"っていう人気ジャンルがあるんですけど、そのジャンルにハマってた時、ラジオでこの曲を初めて聞いて、「今の音楽(Trap)とほぼ同じ音がしてる!」ってぶったまげた思い出。

時代にのり遅れることなく洗練されていったM.ゲイ

昔、右膝の半月板を損傷して、切除手術で入院した時、
病室で聴いてた記憶が まざまざと甦る「Sexual Healing」なのでありました (笑)
マーヴィン・ゲイは やはり「What's Goin' On」で最初に引きずり込まれた感ですが、
後に知った 67年のテレルとの「Ain't No Mountain High Enough」があたしの中ではインパクト大です
いくつもの洋画の 劇中いいところで使われていて
「Stepmom(邦題:グッド・ナイト・ムーン)」
https://www.youtube.com/watch?v=Gx1K7ynF1JM
「タイタンズを忘れない」
https://www.youtube.com/watch?v=nZJGtYP-lAk
「天使にラヴソングを2」のエンディングもかなり有名
https://www.youtube.com/watch?v=UPu-OuodwH0
その他アーティストのカバーも多数で 聴き比べ始めると止まらなくなるんであります (^_^;)

Marvin Gaye

私の1970年代、80年代の洋楽の好みと、今の洋楽の好みはだいぶ変わったところがあるのですが、このマーヴィン・ゲイへの好みが一番変わったかもしれません。正直言って、「黒い夜」が1位になった時には「こんな曲が1位になるってなんじゃい!」って思ったものでしたが、今になって思うと「いい曲だなぁ」って思うのですよね。年を取るとずいぶん変わるものです。
この「セクシャル・ヒーリング」は「黒い夜」よりもだいぶメロディアスになって、当時から嫌いってほどではありませんでしたが、それでも積極的には応援していませんでした、が、やっぱり今聞くといい曲ですよね。

No title

Kenさん コメントありがとうございます! レコード会社も変わって、起死回生の一発が大ヒット。お金がないこともあって、マーヴィンがギター以外の楽器を演奏。そのことが"ミディアム定番"のきっかけになった、と、わからないものです。ご指摘いただいたように、これが「今を先取りした音」になったんですね。"Trap"とググってYouTubeでランダムに聴いてみました。確かに…!

No title

のんさん、半月板損傷での手術入院とこの曲が結びついた想い出…なかなか絶妙な組み合わせですね。"Sexual Healing"で治ったわけではないですよね(あたりまえか)。"Ain't no mountain high enough"の沢山の洋画でのシーン(YouTube)のリンクありがとうございます。マーヴィン&タミー・テレルのこの曲があって、ダイアナ・ロスの大ヒットにもつながりますね。マーヴィンの功績は大きいですね、
(PS)映画だと、「ブリジット・ジョーンズの日記」での使われ方もなかなかよかったです。
 https://www.youtube.com/watch?v=Ige4ZFeST2k

チャート上では憎いヤツ!

星船さん、まさに僕も同感!です。"今聴くと…"いいんですよね。でも当時は"なんでこの曲が◎位で、あの曲がこんな下なんだ"とチャート上は「憎きあの曲、あのアーティスト」とマーヴィンは目の敵にしてましたね(笑)。