Something In The Night / サムシング・イン・ザ・ナイト(Bruce Springsteen / ブルース・スプリングスティーン)1978



I'm riding down Kingsley,
figuring I'll get a drink
Turn the radio up loud,
so I don't have to think,

I take her to the floor,
looking for a moment
when the world seems right,
And I tear into the guts,
of something in the night.

キンズリーでクルマを走らせてる
一杯やることを想像しながら
ラジオのボリュームを上げよう
何も考えなくていいように

彼女をダンスに連れ出すんだ
世界がまともに見える時間を探しながら
そして俺は夜の大切なものの
さらに心臓部に裂け入っていく…

You're born with nothing,
and better off that way,
Soon as you've got something they send
someone to try and take it away,

You can ride this road 'till dawn,
without another human being in sight,
Just kids wasted on
something in the night.

おまえは何も持たずに生まれた
それはそれでよかったのさ
すぐにおまえが何かを送られて手にすると
誰かがやってきて取り上げようとする

この道を夜明けまで飛ばそう
誰の姿も見えないこの道を
ここにいるのは俺たちだけ
夜の大切なものを無駄にしちまった
ガキどもだけさ…

Nothing is forgotten or forgiven,
when it's your last time around,
I got stuff running 'round my head
That I just can't live down.

おまえの最期のときがきても
忘れていいもの 許されるものなどない
俺の頭のなかには
くだらないことが渦巻いてる
そいつは忘れるのには時間がかかるんだ…

When we found the things we loved,
They were crushed and dying in the dirt.
We tried to pick up the pieces,
And get away without getting hurt,

But they caught us at the state line,
And burned our cars in one last fight,
And left us running burned and blind,
Chasing something in the night.

でも 愛してたものを見つけると
壊されてゴミのなかに葬られてしまった
俺たちは破片を拾い上げ
傷つくことのないよう逃げようとしたんだ

でも州の境界線のところで捕まって
争った末に クルマを燃やされちまった
残されたのは 火だるまになって走りながら
わき目もふらず 夜の大切なものを
追い求め続ける俺たちだけだった…

(Bruce Springsteen)

guts=中心部、内臓、肝心なところ
live down
=〔悲しみなどを〕忘れるのに長い年月がかかる
stuff=(話)価値のないもの、がらくた
state line 〈米〉州の境界(線)、

Released in1978
From The Album“Darkness On The Edge Of Town”

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 先月の月イチ・ブルースは、ブルース作のGary U.S Bondsの"This Little Girl(いかしたあの娘)"で誤魔化しちゃいましたね…(^▽^;)。8月はしっかりブルース曲でお届けします!

◆ブルースの咆哮が何とも言えずカッコいいです。"ウォ~~、ア~、ウォ~ア~"...。
"Something In The Night"は"Darkness On The Edge Of Town(闇に吠える街)"のA面3曲め。"Badlands"から"Adam Raised A Cain"に引き継いで、4曲目の"Candy's Room"に繋いでいきます…。
 
 前作で"Thunder Road"で"勝利をするためにこの街を出て行った"2人、"Born To Run"で"走るために生きる"ことがわかった2人。そしてこのアルバム"Darkness On The Edge Of Town(闇に吠える街)"がリリースされます。
"Badlands"…"ひどい街だって毎日生きていかなくちゃならない。でもこの街と付き合っていく。ひどい街が俺たちに良くしてくれるまで"。
 でもこの曲で、愛してたものを見つけてもゴミ溜めに葬られ、逃げようとしても境界線の手前で捕まり車を燃やされる…それでも俺たちは夜の大切なもの(Something)を変わらず探し続けていた…。

◆この2枚のアルバムに関連性を見つけようと、僕はこんな感じで聴いてきたのですが、この解釈には無理があるということが判明しました。この頃のブルースは次から次へと曲が生まれていった時期。ところが「明日なき暴走」(Born To Run)と、「闇に吠える街」の間に録音した曲たちは、当時のマネージャーとの裁判が長引き、当時は発表できずにお蔵入りだったということで、なんと2010年11月に"The Promise: The Darkness on the Edge of Town Story"という未発表曲集が発表されました!

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 そうなんです。2枚のアルバムの間の3年間の間に、ブルースは20曲以上もの曲を書いていたんですね(^▽^;)。"The Promise"は僕も発売されてすぐに買って聴きましたが…はい、嬉しいのですが、"Born To Run"のあとに聴きたかったなあ…という感想が…。そして"Darkness…"を聴き、"The River"に…と順番に聴くなかで、大人になり働き始めていく自分がどんな感想を持ったのか…なんて想像しても意味ないですよね…。
でもまあ自分が多感な時期によく聴いていたアルバム・楽曲は聴くたびに何かその頃の自分を想い出したりするものです。この曲も聴くたびにずっと忘れていた何かを想い出させてくれるかもしれない…。

◆1976年のライヴから(ほとんどブルースの顔が見えない)。でも、この"Something In The Night"すごいいいんだよな…。
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◆2016-06-03 Bruce Springsteen - Something In The Night
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(この曲を購入)
Darkness on the Edge of Town CD, Import
ブルース・スプリングスティーン

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こちらamazon.co.jp


(Bruce Springsteen)
Rosalita (Come Out Tonight)/ ロザリータ 1973
4th of July, Asbury Park (Sandy) / 7月4日のアズベリー・パーク 1973
Thunder Road / 涙のサンダー・ロード 1975 
Tenth Avenue Freeze-Out / 凍てついた十番街 1976
Prove It All Night / 暗闇を突っ走れ 1978 
Badlands / バッドランド 1978
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