【まもなく来日】Fragile / フラジャイル (Sting / スティング)1988



If blood will flow
when flesh and steel are one
Drying in the colour of the evening sun
Tomorrow's rain will wash the stains away
But something in our minds will always stay

もし血が流されるならば
生身の身体と鋼鉄の刃物がひとつになるとき
夕陽の色のなかで乾いていくだろう
明日の雨が 血の跡を洗い流していく
だけど 僕らの心にあるものは
いつまでも消え去ることはない

Perhaps this final act was meant
To clinch a lifetime's argument
That nothing comes
from violence and nothing ever could

For all those born beneath an angry star
Lest we forget how fragile we are

もしかすると この最後の行為は
運命づけられていたのかもしれない
"暴力は何ももたらさず、何も生まない"という
一生かけて議論すべきことを忘れないために

怒れる星の下に生まれた者すべてに
忘れないようにするために
どれだけ人間が"もろい"存在なのかを…

On and on the rain will fall
Like tears from a star
Llike tears from a star

On and on the rain will say
How fragile we are
How fragile we are

いつまでも雨は降り続くだろう
まるで星が流す涙のように
まるで星の流す涙のように

いつまでも雨は教えてくれるんだ
人というものが どれほど"もろい"存在なのか
人というものが どれほど"壊れやすい"のか

On and on the rain will fall
Like tears from a star
Llike tears from a star

On and on the rain will say
How fragile we are
How fragile we are

いつまでも雨は降り続くだろう
まるで星が流す涙のように
まるで星の流す涙のように

いつまでも雨は教えてくれるんだ
人というものが どれほど"もろい"存在なのか
人というものが どれほど"壊れやすい"のか

clinch=〈ものを〉締めつける,固定する 、まとめる
lest=~しないように、~するといけないから

(Sting)

Released in 1988
UK Single Chart#70
From The Album“...Nothing Like the Sun”

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 アルバム「…ナッシング・ライク・ザ・サン」のライナーノーツにスティング自身の各曲についてのコメントが載っています。

◆この曲"Fragile"については…以下の通り。

現在のような状況の下では「民主的自由のためにたたかう人」と"ドラッグに手を染めたノンポリのゴロツキ"、また"平和部隊のボランティア"と"マルクス革命論者"との見分けがますますつきにくくなっている。アメリカ人エンジニア、ベン・リンダ―は、このため、誤解されて、1987年コントラに殺された。



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◆1987年、あるアメリカ人のエンジニアが「反サンディニスタ軍コントラに殺害された」というニュースが世界中に報道されました。
 エンジニアの名前は「ベンジャミン・アーネスト・リンダー」。彼は当時27歳、ニカラグアの戦闘地帯にある村に電力と水を供給するダムで働いていました。

ベン・リーダーは純粋に自分の目でニカラグアを見たくて、そしてニカラグアの町にエンジニアとして自分のやれることをやろうとしていたのですが、スティングの言うように…革命論者とみなされて殺されてしまった…。

"ベン・リーダー"は次のような言葉を残しています。(The death of Ben Leader) 

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"I see the kids and I feel like taking them all away to a safe place to hide until the war stops and the hunger stops and El Cuá becomes strong enough to give them the care they deserve. The pied piper of El Cuá. But I can't do that, and even if I could it wouldn't help the neighboring towns. So instead, I try to put in light, and hope for the best."

"僕は子ども達を見ていくんだ。そして戦争や飢えが終わるまで、子ども達を安全な場所に連れて行き隠しておきたい気分なんだ。エル・クアの町が、子ども達が受けるべき愛情を注げるようになるくらいしっかりした町になるまで、エル・クアの"ハーメルンの笛吹き"のように…。でも僕にはできないんだ。仮にできたとしても、そのことでその他の町を救うことはできない。だからその代わり、明かりをつけられるようにするよ。そうなれるように頑張るよ…。"
(El Cuá=エル・クア=ニカラグアの都市)
(Pied Piper=ハーメルンの笛吹き)

"ハーメルンの笛吹き"はドイツの伝承話で"130人の子ども達を連れ去ってしまった笛吹男"の話ですね。ベンは、子ども達を安全な場所に隠しておきたい…と思いはするけどそれはできない。でも僕ができるのは、ダムの発電でできた伝記を村に届け、"灯りが点く"ようにすること。そんな優しくて、他者や社会に対して関わりをもとう、できることから世界をよくしたい、と思っていた民間人が…あってはいけないことが引き起こされてしまいました。

◆人間の「もろさ」(Fragile)を歌うスティング。彼のライヴにこの曲は欠かせません。"もろさ"を自覚してこそ、私たちは大切なものを守っていけるのかもしれませんね。

◆スティングのステージからアンプラグドで"Fragile".
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◆"I love this song…"、スティーヴィー・ワンダーも"Fragile"を歌います。
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◆Every Little Thingの同名異曲"Fragile"(フラジール)。この曲のファンも多いでしょう。
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コメント

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No title

めったさん こんばんは。
昨日、突如でしたがStingを武道館で観て参りました。
この曲、演奏してくれました。
やるかな?という予感はあったのですが、やはりやってくれました。
今回もセトリ一切、調べずに行ったので・・・
バンドでのヒット曲もソロでの代表曲も沢山お持ちのSting。
やりそうな曲は沢山ありそう、と思いましたが、始まってみると
あー、これもあったな、これも素敵だな、と・・・玉手箱状態でびっくり。
とっても良かったですよ!!
あとは大阪がありますね。
まだ公演が残っているので、ここで詳しくは述べませんが、ファンも
熱く、雰囲気も良いライヴでありました!

No title

はるちゃん、コメントありがとうございました。スティング、良かったですか~!ヒット曲オンパレードのなかに、新曲取り混ぜて、いまのスティング、を見せてくれたライヴだったようですね。僕はポリスはずっと聴いてきましたが、ソロになってからのスティングはあまり聴けてなく、Newアルバムも未だ聴けておりません…。落ち着いてじっくり聴く時間を作りたいな。

No title

こんばんは、GERRY大好きです。
7日に行って来ました。

めちゃめちゃカッコ良かったです。
ポリス時代から最新作まで、
たっぷり楽しめました。

声の張りも伸びもばっちり。
そりゃもう素敵でした^^

やぱりこれでしょ!
“ Every Breath You Take”

No title

GERRY大好きさん、スティング行かれたのですね!声の張りも良かったですか?健康管理もしっかりしてるのかな。これからも応援していきたいですね。