【One On One Tour 感想】 観客ひとりひとりとポール・マッカートニー

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 4/30のポール・マッカートニー東京ドーム公演から丸2日経ちましたが、思い出すと感慨深い思いが沸き起こってきます。

◆僕は2013年のポールの日本公演は行かず、翌年の国立競技場での参戦を予定していましたが、当日会場に向かう電車のなかでのスマホのニュースで"ポール体調不良により中止"を知りました。もうポールのライヴは観られないかもしれない…という不安がありましたので2015年の"Out There Tour"東京ドームで実際に観るまでは安心できませんでした。しかし圧巻!のステージに感動。やっぱりスゴかった。そして、今回の"One On One"ツアー…前回"Out There Tour"以上の...いやまた前回とは違った感動を得ました。その理由をいろいろ考えていたのですが、よくわかりませんでした。
 でも、あらためて落ち着いて、今回"One On One"ツアーの日本公演パンフレットのポールのインタビューを読んだところ、"ああもしかしてそういうことなのかな"と思ったのです。

「自分がオーディエンスのひとりひとりとワン・オン・ワンの関係にあることに気づいたんだ。今回はそれがタイトルを決めるヒントになった。」

「自分がたったひとりの客に話しかけ、よく知っている人だと想像するんだ。だから僕が少しふざけたり、ミスしたりしても、その人は気にしない。そんなことを今まで思ったこともなかった。バンドとして活動を始める前の緊張感の半分はオーディエンスが全員自分のことを嫌って、自分がヘタクソで、もしミスをひとつでもすればブーイングを浴びてステージから追い出されてしまう、という考えから生まれるものだと思う。だから緊張しまくる。でも長年に渡ってミスをしてきたことによって、それが場合によってはオーディエンスが一番気に入る部分にもなりえることを学んだ。いつも言ってることだけど、それは僕らが生で演奏していることを証明しているんだ!(後略)」


このブログでも予想曲を和訳してきましたので、「何を演奏してくれるのか」はほぼ事前にわかっていました。だから、というのもあるかもしれませんが、ポールの歌って演奏してくれる1曲1曲に対して自分の記憶を思い出し、自分の想いを感じました。これはポールが1曲1曲を丁寧に、自分の音楽のキャリアからまんべんなく選曲してくれたってこともあるんだろうな。

◆また聴いて観てる僕の方も、ポールという人とポールがどんな人に囲まれて音楽活動をしてきたのかを想像することができました。奥さんのナンシーさんへの想いを歌った「My Valentine」、リンダへの想いのこもった「Maybe I'm Amazed」、クオリーメン時代で初めてのレコーディングをした「In Spite Of All The Danger」、ビートルズとしてのデビュー「Love Me Do」…ジョンへの想い「Here Today」、ジョージへ「Something」、リンゴへ「I Wanna Be Your Man」…。切りがないですね(^-^;。
 合わせて今回僕はかみさんが横にいたのもあるのかもしれないな…。ちらちらと横を見ると、楽しんでるみたいだったし…洋楽が好きで、その和訳を毎日やってる、机に何時間も向かい合っていても平気、という洋楽バカを夫にもって、この人も大変なことだろう…苦笑…なんて思いも重なって!?

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◆あとポールとポールのバンドのメンバーもさらに円熟した、ということもあったかもしれません。

Guitar:ラスティ・アンダーソン
Guitar:ブライアン・レイ
Drums:エイブ・ラボリエル・ジュニア
Keyboard:ウィックス・ポール・ウィッケンズ


みんなフィットしてましたが、なかでもドラムのエイブ!"つのだひろ"とか"ボブ・サップ“”小錦"似とか言われてもいますが、パフォーマンスの存在感もバツグンでした。アンコールの前にワイン飲んでたみたいですが…(^▽^;)。

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パンフレットに載っていたバンドメンバーのインタビューでも、ポールへの尊敬の念、またそのスタミナにも脱帽のようです。

ブライアン「ずっと続いてるチャレンジだよ。あの人はいつも僕らの10歩先をいってるんだ」
ウィックス「彼は宇宙人だよ。でもね、僕らは彼からエネルギーを得てるんだ」
ブライアン「彼は絶対に文句を言わないんだ。風邪をひいてても僕らがステージに出ると彼は何も問題がないかのように振る舞う。すべては観客のための音楽で、すべては観客のために。彼のエネルギーは不思議だよ。どこから得ているのかわからない。菜食主義の良さを強力に裏付けている」


…うーむ、僕も「菜食主義」に切り替えようかなあ...(-_-;)。

◆いや~ポールと一緒に合唱しました!"Jet"、"We Can Work It Out"、"Band On The Run"、"Sgt.Peppers LHCB"、"Hi-Hi-Hi"、"Get Back"、そして"In Spite Of All The Danger""Four Five Seconds"(これは事前の練習が生きて、僕のバックコーラスが決まったナ←自己満足)、初めて生で聴いた"You Won't See Me"、"Love Me Do"...

【4/30 Setlist】4/27、4/29との違い

01. A Hard Day’s Night
02. Junior’s Farm(4/29 Save Us)
03. Can’t Buy Me Love
04. Jet (4/27 Letting Go)
05. Temporary Secretary
06. Let Me Roll It
07. I’ve Got a Feeling
08. My Valentine
09. 1985
10. Maybe I’m Amazed
11. We Can Work It Out (4/29 I've Just Seen A Face)
12. In Spite of All the Danger
13. You Won’t See Me
14. Love Me Do
15. And I Love Her
16. Blackbird
17. Here Today
18. Queenie Eye(4/29 Newと順番入替)
19. New
20. The Fool on the Hill
21. Lady Madonna
22. FourFiveSeconds
23. Eleanor Rigby
24. I Wanna Be Your Man
25. Being for the Benefit of Mr. Kite!
26. Something
27. Ob-La-Di, Ob-La-Da
28. Band on the Run
29. Back In The U.S.S.R.
30. Let It Be
31. Live And Let Die
32. Hey Jude
encore
33. Yesterday
34. Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band (Reprise)
35. Get Back
(4/27 Birthday、4/29 I Saw Her Standing There)
36. Hi, Hi, Hi
37. Golden Slumbers
38. Carry That Weight
39. The End

*4/25武道館では"Drive My Car""Every Night"を演奏。

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◆今回のパンフレット(¥3,000)思い切って買って正解でした!
ポールのインタビュー記事、バンドメンバーのインタビュー記事、読むと感動的です。
ポールの可愛いステッカーと「ぬり絵」ページもあります。
ちょっと後半に"Flowers In The Dirt"の広告ページが余計な感じですが(^▽^;)

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(PS)"Hey Jude"の時にみんなでライトをつけてポールをびっくりさせちゃおう企画!
サイリウムのカラーは"One On One"ツアーのカラーにちなんだ、ブルーでした!

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コメント

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まだまだポールロスがおさまらないので、また書きに来ました。

何か、神様をみているようでしたね。来月75歳、総資産1000億円超…。もう平均寿命のレベルまで生きてあの若さとかっこよさ…。

75歳って、世間じゃ車の運転もさせられないほどの高齢者の括りに入りませんか?(笑)武道館+ドーム3日間、39曲約3時間弱、原キー…怪しい薬でも飲んでる?

これだけの長いキャリアで色んな苦悩や裏切りや哀しみもあっただろうに、あんなに優しくて、毎回可愛い日本語をいっぱい練習して、仲間想いで…そういうポールの人柄が神々し過ぎました。

そして、黒柳徹子さんの「残った者の使命」という言葉が深く染みた、来日でした。ジョンもジョージも亡くなったけど、ちゃんとビートルズだった。ホンモノに会えないと思ったけど、会えて本当によかった。高いチケットだったけど、行ってよかったと心から思わせてもらえたライブでした。思い出しただけで、また泣けます…>_<…。




…それにしてもドームは広いな、アリーナAブロックなのに、ほとんど見えなかった(笑)。

最高

ポール最高でしたね!
もうちょっと聞きたい!日本語上手いですね(笑)
私はポール初めて見たんですけど『死ぬのは奴らだ』の演出はびっくりしました!
『イエスタディ』『レットイットビー』を私の洋楽の扉を開けてくれた本人が生歌で歌ってくれたのは感無量でした!
ステージに上がったファンの方は仕込みなんでしょうか?何気に気になってしまいました。

No title

ゆーきちさん、僕も、洋楽にはまったく興味のない兄弟からは「18,000円高いよ」と言われますが、ちっともそうは思いません!東京ドームの"One On One ツアー"の充実度はハンパなかったですよね。武道館は"高すぎ"と思いますけどね…(^▽^;)。
敢えて言えば、今回ポールの高音は怪しくなっていたかと思います。お年を考えれば、次もある、と普通に考えることはできないですよね。だからこそ貴重なライヴを体験させてもらったと思います。

また来る 期待したい

さすが 感慨が深いですね
我が関係者は一様に また来る に期待満々
のようで。我が家は次は3人揃って参加し
たい。Hey Judeはフルコーラス練習しとか
なきゃ。

No title

山さん、あの頃ラジオで聴いた海の向こうのヒット曲を、本人が生で歌ってくれる、ライヴの醍醐味ですよね~。ステージに上がってポールと絡んだ観客さんは、何らかの抽選で、選ばれた人たちなんでしょうね。この趣向も前回はなかったものでした。

No title

うさ子さん、それでいいんです!次回、ご家族みんなでポールに会えたらステキです★。