Venus And Mars~Rock Show / ヴィーナス・アンド・マース~ロック・ショウ (Paul McCartney & Wings / ポール・マッカートニー&ウイングス)1975



(Venus and Mars)

Sitting in the stand of the sports arena
Waiting for the show to begin
Red lights, green lights, strawberry wine
A good friend of mine, follow the stars
Venus and Mars
Are alright tonight

スポーツアリーナのスタンドに座って
ショーが始まるのを待ってるのさ
赤いライト 緑のライト ストロベリーのワイン
仲のいい友達も 星たちに誘われてやってきたよ
ヴィーナスとマースも今夜は
とってもいい気分なんだ...


(Rock Show)

Whats that man holding in his hands?
He looks a lot like a guy I knew way back when
Its silly willy with the Philly band
Could be...... Oo-ee.........

あの男が手に持ってるものは何だい?
アイツ 前に見たことのあるヤツに似てるんだ
そいつはシリー・ウィリーとフィリーバンドじゃないか
そうに違いない!

What's that man movin' cross the stage
It looks a lot like the one used by Jimmy Page
It's like a relic from a different age
Could be, oowee

ステージを縦横無人に動き回ってる男は誰だい?
ジミー・ペイジの使ってたヤツに似てるんだよ
どっか別な時代の遺品のようにも見えるよね
そうに違いない!

If there's a Rock Show
At the Concertgebow
They've got long hair
At the Madison Square
You've got Rock and Roll
At the Hollywood Bowl
We'll be there.......... Oh yeah.........

コンセルトヘボウでロックショーがあるなら
マジソン・スクエア・ガーデンじゃ
負けじと長い髪の若者が大盛り上がり!
なんのハリウッドボウルじゃ
ロックンロール大会だよ!
僕たちも駆けつけるさ…Oh yeah!

The lighst go down
- they're back in town O.K.
Behind the stacks you glimpse an axe
The tension mounts you score an ounce Ole!
Temperatures rise
as you see the white of their eyes

明かりが落ちて
…みんな街に帰ってきたよ ライヴの準備はOKさ
積み重ねたアンプの山の陰に
ギターがちらっと見えるだろう
緊張が高まって 1オンス重くなっちゃって
思わずオーレ!って
気温も上昇
みんな白目を向いて陶酔しきっちゃってるからね

If there's a Rock Show
At the Concertgebow
They've got long hair
At the Madison Square
You've got Rock and Roll
At the Hollywood Bowl
We'll be there.......... Oh yeah.........

コンセルトヘボウでロックショーがあるなら
マジソン・スクエア・ガーデンじゃ
負けじと長い髪の若者が大盛り上がり!
なんのハリウッドボウルじゃ
ロックンロール大会さ!
僕たちも駆けつけるぜ…Oh yeah!

In my green metal suit
I'm preparing to shoot up the City
And the ring at the end of my nose
makes me look rather pretty

緑色のメタルスーツを着こんで
僕は町のみんなの人気を集めようとしてるんだ
鼻の下に輪っかでもぶらさげれば
かなりカッコ良く見えるかな

Its a pity
there's nobody here to witness the end
Save for my dear old friend and confidante
- Madamoiselle Kitty

最後に証人になってくれる人が
誰もいないってのが残念だな
そしたら僕の親友で、気のおけない女の友人の
マドモアゼル・キティのためにとっておこうかな

Whats that man movin' to and fro?
That decibel meter
doesn't seem to be reading low
But they was louder at the Rainbow
Could be.......... Oo-ee..........

ステージ狭しと動き回ってるヤツは誰だい?
音圧計はちっとも下がりそうもないよ
でも レインボウシアターじゃ
もっと大きい音だったよ
そうに違いない!

If there's a Rock Show
At the Concertgebow
They've got long hair
At the Madison Square
You've got Rock and Roll
At the Hollywood Bowl
We'll be there.......... Oh yeah.........

コンセルトヘボウでロックショーがあるなら
マジソン・スクエア・ガーデンじゃ
負けじと長い髪の若者が大盛り上がり!
ハリウッドボウルじゃ
負けじとロックンロール大会だよ!
僕たちも駆けつけるさ…Oh yeah!

If there's a Rock Show......

ロックショーが一たび始まると…

If there's a Rock Show......

ロックショーが待ってるよ

If there's a Rock Show......

ロックショーにきみも来ないか?

(Paul and Linda McCartney)

relic= (歴史的な)遺物,遺品,
Concertgebouw=コンセルトヘボウ=オランダ・アムステルダムにあるコンサートホール。
stack=積み重ね
shoot up=撃ちまくる、急上昇する、〔背が〕急に伸びる
confidante=〈フランス語〉〔秘密を打ち明けられる女の〕友人、親友
to and fro=あち(ら)こち(ら)に
axe=(俗)ギター、サクソフォン

Released in 1975
US Billboard Hot100#12
From The Album“Venus And Mars”

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いよいよ今月ポール来日!
この曲好きだったなあ。バラード調の"Venus And Mars"からバンドサウンドが一気に全開する"Rock Show"。カッコ良すぎます!(Styx の A.D.1928~Rockin'The Paradise(めった和訳) もこの曲をヒントに作られたのではないかと思います。
今回のセットリストで期待薄ではありますが、ポールさん、ぜひご検討ください~!

◆さて、Venus=リンダ、Mars=ポールという、"僕ら夫婦で歌ってます。よろしくね"っぽい歌かなと思えば、歌詞はコンサートで始まるのを待っているんですね。でもこの曲ができたのは偶然なんだよ、とポールが言っています。
1975 interview with Melody Maker. Said Paul

この曲ができたのは本当に偶然だったんだ。ある時座ってて、何か歌を口ずさんでいたときに、言葉がいろいろ出てきたんだ。そのときアイデアが生まれたんだよ。大聖堂に座って宇宙旅行に連れて行ってもらうのを仲間が待ってるんだ。まもなく彼を宇宙船が迎えに来て宇宙旅行すへと旅立つんだ。
その友人はね、ちょっと酔っぱらってて、考え始める。仲のいい友達が星の研究をしていて"金星と火星は今夜も異常なし"。次には"あなたの星の運勢はを今日は優勢にあります。金星と火星は今夜は絶好調です"なんて勢いよく口から飛び出してきたんだ。もちろん金星と火星は惑星だよね。間違いようがないよ。


アルバムではB面トップに"Venus And Mars"のリプライズが収録されていて、こちらの歌詞を見ると、"宇宙船(Starship 21zna9)"を待ってる様子が出てきます。RepriseはちょっとSFチックな歌詞になっているんですね。どうもアイデアはこちらのSFバージョンが先で、ここからコンサート前の雰囲気、の歌詞を思いついたってところのようですね。

VenusMarsRock.jpg

◆"Rock Show"の歌詞もなかなか楽しめます。

◎"Its silly willy with the Philly band"。これは誰のことを指しているのか明確ではないのですが、"フィリー・バンド"というところが僕は"フィラデルフィア・フリーダム"を歌ったエルトン・ジョン(バンド)のことじゃないかな?と思いました。そして"Silly Willy"とはジョン・レノン!この頃ジョンはエルトンと一緒にレコーディングなどしてましたからね。(ああでも調べてみると、"フィラデルフィア・フリーダム"をエルトンが歌っていた頃は、もうこの曲のレコーディングは終わっていたくらいのタイミングだな。じゃあやっぱり違うのかな)

◎そしてレッド・ツェッペリンの"ジミー・ペイジ"が登場しますね。あいつが使ってたヤツに似てるぞ?はい、これはGibsonのエレキギター"レスポール"のことでしょうね。"別の時代の遺品"なんて言い方をしていることから、このライヴはもしかして未来の国でのライヴ?とポールが歌詞をSFチックにしているのかも。

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◎ライヴ会場の名前が出てきますね。コンセルトヘボウ(オランダ;アムステルダム)、マジソン・スクエア・ガーデン(ニューヨーク)、ハリウッド・ボウル(カリフォルニア)、レインボウ(レインボウ・シアター!? ロンドン)。ここにブドーカンがあって欲しかったな(^▽^;)
→あとで別なサイトに"Rainbow"とはLAのサンセットストリップにある"Rainbow Bar and Grill"のことである、と出ていました。ここでは沢山のバンドがプレイしていて音量がものすごいらしい。

◎ "Behind the stacks you glimpse an axe /The tension mounts you score an ounce/(中略)/as you see the white of their eyes"の部分はかなり意訳。自信なし(^▽^;)。でも"Stacks"と"axe"については、"axe"(斧)が楽器の意味があるようなのでステージ風景を歌っているところなのでは?というのはイメージが沸きました。(別なサイトでは、多少コカイン・麻薬を吸ってるような表現では…などの指摘もあり。鼻の端の方にリングをつける、というところも…)

◎マドモアゼル・キティは誰のことでしょう?これはよくわかりませんでした。

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◆“Venus And Mars / Rock Show”が最高位12位を記録した週の全米チャートです。
US Top 40 Singles Week Ending 13th December, 1975

シルバー・コンヴェンション"フライ・ロビン・フライ"の1位が続きます。"Sky High"は3位止まりで"ジグソー"くそー!ダイアナ"マホガニーのテーマ"が勢いいいですね。9~12位と僕の好きな曲ばかり。

-1 1 FLY, ROBIN, FLY –•– Silver Convention
-2 4 LET’S DO IT AGAIN –•– The Staple Singers
-3 3 SKY HIGH –•– Jigsaw
-4 2 THAT’S THE WAY (I Like It) –•– K.C. and the Sunshine Band
-5 9 SATURDAY NIGHT –•– The Bay City Rollers
-6 12 LOVE ROLLERCOASTER –•– The Ohio Players
-7 8 NIGHTS ON BROADWAY –•– Bee Gees
-8 19 THEME FROM “MAHOGANY” (Do You Know Where You’re Going To) –•– Diana Ross
-9 10 MY LITTLE TOWN –•– Simon and Garfunkel
10 11 FOX ON THE RUN –•– Sweet
11 13 I WRITE THE SONGS –•– Barry Manilow
12 14 VENUS AND MARS ROCK SHOW –•– Wings

◆Wings Over America ツアー!Venus and Mars - Rock Show - Jet の3曲メドレーだ!
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◆アルバム"Venus And Mars"のプロモーションビデオ! えっこの金星と火星ってビリヤード玉だったんだ!(^▽^;)
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◆アルバムのB面トップには"Venus And Mars"のリプライズが収録されていました。
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◆2010年のブラジル、サンパウロ公演では"Venus And Mars/Rock Show/Jet"を演ってくれました。日本でもぜひやってほしい!(ショートカットでもいいから)
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(アルバム「Venus And Mars」の曲たち)
Listen To What The Man Said / あの娘におせっかい 1975
Letting Go / ワインカラーの少女 1975
Magnet And Titanium Man / 磁石屋とチタン男 1975

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コメント

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年度末から新年度、スゴ〜くお忙しいでしょうが、ルーティンとしての毎日配信、本当にお疲れ様ですm(_ _)m。

ポールマッカートニー、行きますよ〜(^O^)/!東京ドーム・アリーナAブロック取れましたよ〜!めった様も参戦しますか?

とにかく、彼の健康状態がよいままで、ドタキャンがないことを祈りましょう(>人<;)(笑)。

No title

アリーナÀとはスゴイですねえ!僕はスタンド席ですが、かみさんと行きます(^_^;)。我が家の大蔵省なので、その後の予算配分獲得のためにも接待が重要です!?

ウイングス

ポール・マッカートニーはビートルズ時代以外にもホントにたくさんの名曲を生み出していますが、「バンド・オン・ザ・ラン」、「ヴィーナス・アンド・マース」、「スピード・オブ・サウンド」この3枚のアルバムが一番好きで、今でもよく聞くアルバムです。
"Venus And Mars Rock Show"、バラードから急にロックの"Rock Show"に変わるところ、衝撃的にかっこよかったです。
この時のチャート、ジグソー、スイート、ビージーズ、う~んいい曲並んでますね^^

No title

星船さんが挙げた3枚にLP3枚組の「USA ライヴ!」(Wings Over America)がどストライク!の世代ですね。こちら3枚組は当時で4000円以上はしたと思うので、誰かが購入したのを友達どうしで借りまくった!?ように思います。ウイングスの"Venus And Mars~Rock Show"がなければ、スティクスの"A.D1928~Rockin' The Paradise"も生まれなかっただろう! 静かな曲でライヴの始まるワクワク感が募り、一気に爆発!その瞬間がたまらないですね~!