Rock'N Roll (I Gave You The Best Years Of My Life) / ロックン・ロール (Kevin Johnson / ケヴィン・ジョンソン) 1973



I can still remember
when I bought my first guitar
I remember just how good the feeling was
Put it proudly in my car

And my family listened fifty times
To my two song repertoire
And I told my mom
her only son was gonna be star

僕はまだ憶えてる
初めてギターを買ったときのこと
覚えてるよ どんなにいい気分だったことか
そいつを持って誇らしげに車に乗ったんだ

家族に50回も聴かせたんだ
僕の2曲のレパートリーをね
そして僕はママに言った
あなたの一人息子はスターになるよって

I bought all the Beatles records
sounded just like Paul
I bought all the old Chuck Berry’s,
the 78's and all

And I sat by my record player
playing every song they played
And I watched them all on TV
makin' every move they made

ビートルズのレコードを全部買って
ポールのように歌ってた
チャック・ベリーの古いレコードも買った
78回転のヤツを全部だよ

レコードプレーヤーのそばに座って
一音も逃さずコピーした
出演したテレビは全部見て
あらゆる動きをマネしたのさ

Rock and Roll
I gave you all the best years of my life
All The dreamy sunny Sundays
All the moon-lit Summer night

I was so busy in the backroom
Writing love songs to you
While you were changing your direction
I never even knew
That I was always one step behind you

ロックン・ロール
人生の一番いい時をぜんぶ捧げたのさ
夢のような晴れた日曜も 
月あかりの夏の夜もぜんぶね

裏の部屋にこもって大忙しさ
きみへのラヴソングを書いていたんだ
きみが自分の歩く道を変えた間も
きみは知る由もなかっただろうけど
僕はいつだって
きみの一歩後ろを歩いてたのさ

‘66 seemed like the year
I was really going somewhere
We were living in San Francisco
with flowers in our hair

Singing songs of kindness
so the world would understand
That the guys and me were something more
Than just another band

ああ '66年はこんな年
僕は本当に成功するんだって思ってた
僕が住んでいたのはサンフランシスコ
頭に花をつけてたよ

優しい歌を歌ってたんだ
世界に理解してもらおうとして
僕と仲間たちは思ってたのさ
そこいらのバンドと僕たちは違うって

69 in LA well it came around so soon
But we were really making headway
and writin’lots of toons

We must have played the wildest stuff
we had ever played
The way the crowds cried out for us
we thought we had it made

'69年L.Aで チャンスはすぐに訪れた
僕らは真剣に前に進もうとしていて
沢山の曲を書いてたんだ

僕らはこれまでにないくらいの
イカシたメンバーで演ってたんだ
聴衆の僕らへの声援を聴いたとき
僕らはヤッタぜ!って思ったんだよ

Rock and Roll
I gave you all the best years of my life
All the crazy lazy young days
All the magic moon-lit nights

I was so busy on the road
singing love songs to you
While you were changing your direction
I never even knew
That I was always one step behind you.

ロックン・ロール
人生の一番いい時をぜんぶ捧げたよ
あの何気なくもイカシてた若い日々 
あの魔法のような月明かりの夜もぜんぶ

ライヴ巡業で忙しいなかでも
きみへのラヴソングを書いていた
きみが自分の歩く道を変えた間も
きみは知る由もなかっただろうけど
僕はいつだって
きみの一歩後ろを歩いてたのさ

du du du…

'71 in Soho when I saw Suzanne
I was trying to go it solo
with some else’s band

And she came up to me later on
and I took her by the hand
And I told her all my troubles
and she seemed to understand

71年 ソーホーでスザンヌを見かけた
僕が誰か他のヤツらのバンドと
ソロでやろうとしていた頃さ

やがて彼女が僕のところにやってきて
僕は彼女の手を引いた
僕は彼女に悩みをすべて打ち明け
彼女はわかってくれたようだった

And she followed me to London
through a hundred hotel rooms
Through a hundred record companies
that didn’t like my tunes

And she followed me
when finally I sold my old guitar
And she tried to help me understand
that I would never be a star

彼女はロンドンに付いてきてくれた
数えきれないホテルに泊まて
数えきれないレコード会社にあたったけど
僕の歌を気に入ってはもらえなかった

彼女は僕がとうとう
ギターを売ってしまったときも
フォローしてくれた
彼女が僕に教えようとしてくれたんだ
僕はやっぱりスターにはなれないんだって

Rock and Roll
I gave you all the best years of my life
All The dreamy sunny Sundays
All the moonlit summer nights

And though I’ve never had the chance
Of making it with you
I thank the lord for
giving me the little bit I knew
And I will always be one step behind you...

ロックン・ロール
人生の一番いい時をぜんぶ捧げたのさ
夢のような晴れた日曜も 
月あかりの夏の夜もぜんぶね

きみと成功するチャンスは
僕には決して訪れなかったけど
ちょっとだけそんな気にしてくれた
神さまに感謝するよ
そして僕は これからも
いつだってきみの一歩後ろにいる...

Rock and Roll
I gave you all the best years of my life
Singing out my love songs...

ロックン・ロール
僕の人生の最高の時間を捧げたんだ
ラヴ・ソングを力の限り歌ってた...

(Kevin Johnson)

make headway=前進する
yell out=大声で叫ぶ
take someone by the hand=(人)の手を取る

Released in 1973
Australian Kent Music Report Singles Chart#4

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ケヴィン・ジョンソンはオーストラリアのシンガーソングライター。この曲"Rock and Roll I Gave You the Best Years of My Life"は1973年にオーストラリアのヒットチャートで最高位4位になった曲であるようです。そしてこの曲は27人もの違ったアーチストにカバーされる名曲となりました。"そよ風のバラード(Seasons In The Sun)"を歌ったテリー・ジャックス、トム・ジョーンズなどもカバーしましたが、そのうち一番ヒットしたのが(1975年 全米15位)マック・デイヴィスの歌った"ロックン・ロール"だったんですね。

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◆このケヴィンのオリジナルと、マック・ディヴィスのバージョンを比べていただくと、歌詞をマックがどこをどう変えたのかがわかります。

まず1番違うのが、ケヴィンのオリジナルには「69年の出来事」が歌われますが、マックの方にはその部分がありません。この「69年」は彼らがそれなりに人気を博していた、という部分で、この部分があるからこそ、終盤の”I thank the lord for giving me the little bit I knew”(ちょっぴり成功の味を味わったことに神さまに感謝したい)の歌詞が生きてるんでしょうね。

◆また、ケヴィンは"スターには決してなれなかった"と歌っているのに対して、マックは"僕はただのカントリー・ボーイに過ぎない、それが僕の実力だった…"と歌っています。これはおそらくマックはこの曲を歌ったときはすでに"愛は心に深く"の全米No1曲も出したあとで、人気のあるアーチストだったので、そんな彼が"スターになれない"と歌うのはちょっとふさわしくないと思われたのでしょうかね。マックのバージョンでは"僕はカントリーソングをこれからも歌っていくよ。それが僕の運命・使命…"と歌われます。

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◆その他、細かい点だと…

*初めてギターを買ったとき、ケヴィンは「とてもいい気分だった」と歌っているのにたいして、マックは「レコードショップから出てきて」となぜか気持ちではなく、そのときの描写になってます。

*71年、ケヴィンは"ソ―ホーでスザンヌを見た"のに対して、マックは"サラ・ジャンに会った"と女性の名前が違いますね。またケヴィンのオリジナルでは、「ギターを売ってしまう(=音楽から足を洗う)」という箇所が出てくるのに対して、マックバージョンでは"テネシーに帰る"と田舎の地名が出てきます。ここの部分はケヴィンのオリジナルとは違って、マックバージョンでは、主人公は若い時は夢中でロックンロールしていた僕は、今でも田舎でカントリーソングを歌ってるんだよ、と音楽を続けている物語になっています。

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あなたはどっちのラストがいいですか?

今回の比較・考察は面白かったな(^-^;


◆ケヴィンが公園のベンチに腰掛けて、しんみり味わいながら歌います…。
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◆The Catsというオランダのバンドが歌った Rock 'n' Roll (I Gave You The Best Years Of My Life) 。1973年の作品。
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