Without You / ウィザウト・ユー (Nilsson / ニルソン ) 1972



No, I can't forget this evening
Or your face as you were leaving
But I guess that's just the way the story goes
You always smile
but in your eyes your sorrow shows
Yes, it shows

ああ 今夜のことは忘れられない
そして去っていくきみの顔...
でもこれがお決まりの物語の進行なんだね
きみはいつも微笑んでくれるけど
その瞳には悲しみが映ってた
そう 僕にはわかるんだ

No, I can't forget tomorrow
When I think of all my sorrow
When I had you there,
but then I let you go
And now it's only fair
that I should let you know
What you should know

だめだ 僕は明日も忘れない
悲しみにすべて向き合わなけりゃ
きみが僕の元にいてくれたときのこと
でも僕はきみを行かせてしまったんだ
でももう
きみに知ってもらうのがフェアってものだよ
きみが知っておくべきことを...

I can't live
 if living is without you
I can't live,
 I can't give anymore
I can't live
 if living is without you
I can't give,
I can't give anymore

僕は生きていけない
 もし人生にきみがいなかったら
僕は生きていけない
 もう愛の行き場がないなんて
僕は生きていけない
 きみのいない人生なんて
僕の愛はどうしたら
僕の愛をもうきみにあげられないんだ…

Well, I can't forget this evening
Or your face as you were leaving
But I guess that's just the way the story goes
You always smile but in your eyes your sorrow shows
Yes, it shows

ああ 今夜のことは忘れられない
そして去っていくきみの顔…
でもこれが物語の成り行きだって思うしかないのか
きみはいつも笑っていたよね
だけどその瞳には哀しみが映ってたんだ
ああ 僕にはわかったんだよ

I can't live
 if living is without you
I can't live,
 I can't give anymore
I can't live
 if living is without you
I can't live,
 I can't give anymore
If living is without you

僕は生きていけない
 もし人生にきみがいなかったら
僕は生きていけない
 もう愛の行き場がないなんて
僕は生きていけない
 きみのいない人生なんて
僕は生きていけない
 愛をもうきみにあげられないんだ
きみがいない人生なんて…

(Pete Ham、Tom Evans)

It's only fair=互いに同様なことをしている様を表わす表現

Released in 1971
US Billboard Hot100#1(4)
From The Album“Nilsson Schmilsson”

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 ラジオ番組「全米トップ40」を聴くなかで、たまに70年代の初期の頃の特集なんかがあるときにこの曲のサビの部分がよくかかっていました。この熱唱する歌は何て歌なのかな?誰が歌ってるのかな?
 リアルタイムでこの曲のヒットを聴いていなかったので、遡って調べるなかで、ニルソンの"Without You"を知ることができました。

◆オリジナルのバッドフィンガーの"Without You"も興味深く聞きましたし、のちにマライア・キャリーがカバーして全米3位にしますが、やっぱりこの曲はニルソンじゃないと…と思ってしまいます。最初は"きみがいない人生なんて僕は生きていけないよ…"と優しく歌っていたのに、感情がむき出しになって同じフレーズを熱唱。この歌唱は何度聴いても身奮いがします。ニルソンは1994年1月15日に心不全にて死去。52歳の若さでした。(R.I.P)。でも彼の歌った"Without You"は、きっと世界のどこかの国でまた若い人たちが"この曲、誰が歌ってるのかな。なんて曲かな?"って気になっているのではないか、と思います。

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◆バッドフィンガーの話。当初ピート・ハムが書いた、この曲のタイトルは「If It's Love」という題名でコーラスが弱く、同じ時期にトム・エヴァンズが曲を書いていたが、こちらはヴァースが弱かったといいます。2人でそれぞれの曲のよい部分を融和させてできたのがこの"Without You"。彼らの1970年にリリースされたアルバム『ノー・ダイス』に収録されましたがシングルとしてのリリースはありませんでした。

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ニルソンは自分のアルバム「ニルソン・シュミルソン」に入れる曲を探していたときこの曲に出会い、ジョン・レノンが作った歌だと思ったそうです。ビートルズの歌を片っ端から探しても見つからず、この曲がバッド・フィンガーの曲だと知りました。僕の持っている本「ビルボード・ナンバー1・ヒット1971-1985下(音楽之友社)」によると、ニルソンは「自分がこの曲を書けなかったことを大変残念に思いながらも、これは絶対に1位になると信じてレコーディングした」と書かれています。

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なお、後年、歌詞の後を追うようにバッド・フィンガーのピート・ハムとトム・エヴァンズはそれぞれ自殺してしまいます(-_-;)。特に、トムの自殺は"Without You"の印税をめぐるトラブルが一因であったとのこと…。名曲の陰に隠れた悲劇ですね…。

◆訳は"And now it's only fair that I should let you know"という部分がちょっとムムっと思いましたが"it's only fair"とううイディオムは"お互い様"と意味などに使われることがわかりました。でもどうしたら"お互い様"なのかな?と考えたところ…主人公の彼は彼女の去っていくのを見ているのに、ずっと彼女に想いを告白することができずにいたようです。それで胸の張り裂けそうな、生きていけないくらいの想いをしてる。だからこんな想いを彼女にもしてもらわないとフェアじゃない。彼女の自分への想いがわかっているから、同じ想いを彼女にしてもらわないといけない、とそう思ったんじゃないかなと思いました。その人がいないと生きていけないという心が痛い想い…共有ができれば彼女は…、という想いなんだろう。


◆“Without You”が最高位1位を記録した週の全米チャートです。
US Top 40 Singles Week Ending 19th February, 1972

アル・グリーンに代わって首位に立ち、4週間1位の座をキープします。
ニルソンから代わって1位になるのは、この週27位の"Heart Of Gold(孤独の旅路)"、ニール・ヤングです。(39→27→13→7→2→1→2→…)

-1 3 WITHOUT YOU –•– Nilsson
-2 1 LET’S STAY TOGETHER –•– Al Green
-3 6 HURTING EACH OTHER –•– The Carpenters
-4 4 PRECIOUS AND FEW –•– Climax
-5 5 NEVER BEEN TO SPAIN –•– Three Dog Night
-6 7 DOWN BY THE LAZY RIVER –•– The Osmonds
-7 2 AMERICAN PIE (Parts 1 and 2) –•– Don McLean
-8 8 JOY –•– Apollo 100
-9 14 THE LION SLEEPS TONIGHT (Wimoweh) –•– Robert John
10 28 EVERYTHING I OWN –•– Bread

◆こちらオリジナル。Badfingerの"Without You"."アキャン(ト)リヴ"と歯切れよくコーラスで歌うのが印象的だなあ。
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◆こちらマライアのヴァージョン"Without You"。1994年リリースのアルバム「Music Box」にを収録。マライアの全盛期ですね。全米3位のヒットになります。
↓↓↓↓↓


(この曲を購入)
Without You: The Best CD, Import
ニルソン

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(今日のお弁当)トンテキ弁当
+スーパーで味付きロース肉が売っているとたすかるなあ。(高校生は肉好きなので)(^▽^;)

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コメント

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No title

めったさん こんにちは!

『WITHOUT YOU』ただただ名曲ですね!

1972年というと45年も前ですが

永遠に不滅の曲ですね。

オリジナルの BADFINGERも淡々としていいですが

この曲に関してはNILSSONに軍配があがります!


まだ寒い日が続きますが風邪などひかないように!

No title

夢大王さん、いつも体を気づかう優しいお言葉、ありがとうございます!僕は元気が取り柄なので今のところ大丈夫みたいです(^_^;)。でもここのところちょっと花粉が目にきてますねー。“Without you”は名曲過ぎて、和訳に手を出してこなかった曲の一つです。今回あらためてニルソンの歌唱を味わいましたが、はい、ただただ名曲、ほんとそうですね。“Without you”のような曲を他にも聴きたくてニルソンのベストを買ったとき、わりとあっけなく終わってしまった感があります。“うわさの男”含めていい曲もあるのですが、。。“Without you”の歌唱は奇跡なんじゃないかと思っています。