This Masquerade / マスカレード (Leon Russell / レオン・ラッセル) 1972



Are we really happy here
With this lonely game we play
Looking for words to say

俺たち本当に幸せなんだろうか?
こんな淋しいゲームをしてるだけで
交わす言葉さえ見つからない

Searching but not finding
Understanding anywhere
We're lost in a masquerade

探しても 見つからないんだ
"互いの理解"なんてどこにもない
俺たちはさまよってるだけさ
この仮面舞踏会で…

Both afraid to say we're just to far away
From being close together from the start
We tried to talk it over
but the words got in the way
We're lost inside this lonely game we play

俺たちは口に出すのを恐れてる
最初から二人の心は ほど遠かったことを
話してわかり合おうとはしたけれど
言葉が詰まって出てこない
二人演じる孤独なゲームから
抜け出せなくなってしまったんだ

Thoughts of weeping disappear
Every time I see your eyes
No matter how hard I try

泣きたい気持ちが消えてしまうのさ
おまえの瞳をみるといつだって
どうやったって無理なんだ

To understand the reasons
Why we carry on this way
We're lost in a masquerade

どうしてこんな関係を続けてるのか
その理由をわかろうとしても無駄なこと
仮面をつけたまま
途方に暮れて踊り続けてる俺たちなんだ…

Writer/s: LEON RUSSELL
Publisher: Peermusic Publishing, Reservoir One Music, RESERVOIR MEDIA MANAGEMENT INC, MUSIC SALES CORPORATION

Released in 1972
From The Album“Carney”

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 レオン・ラッセルの曲を初めて聴いたのは「ソング・フォー・ユー」(めった和訳) 、これラジオの深夜放送で聴いたんだよな…。イントロのピアノからしっとりじっくり歌うレオン…。みなさんも部屋を暗くしてじっくり聴いてみてください。
そのあとほかの曲も聴いていくなかで、この曲「マスカレード」のレオンバージョンも耳にしました。でも「マスカレード」はジョージ・ベンソンの歌がヒットしたので知っていたので、「えっ"マスカレード"ってレオン・ラッセルの歌だったんだ!とあとから知ったという…(^▽^;)。さらにその後かな?カーペンターズのカバーを聴いたのも…。

◆正直いって、ベンさん(ジョージ・ベンソン)の「マスカレード」を聴いたとき、若かった僕は「そんなにいい曲かなあ」と思ってしまいました。フフフ…トュルトュルチュ…などのベンさんのハミングやスキャット、もちろんギターが印象的なのと、「This Masquerade」の「マスカレード」を辞書で引いて、「仮面舞踏会」という意味であることを知って興奮したり。

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アルバム「ブリージン」をミュージックカセット(中古)で買ったら、8分以上あって退屈だったり…。でもグラミーのRecord Of The Yearも受賞したんですよね。今聴くと充分、この渋さは伝わってきますし、ジャズ・フュージョンのアーチストがボーカルをとって歌った当時の音楽界への影響などもわかります。

◆レオンの「マスカレード」(This Masquerade) は、1972年のアルバム「カーニー(Carney)」に収録、シングルとして「タイトロープ」(全米ビルボード11位)のB面に収められていました。ウィキペディアに出ていましたが、日本盤では、当初曲名が「マスカラード」と表記されていた、そうです。これだな。

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◆歌詞はハイ、心が離れているというのにそうではないようなふりをして、いつまでも関係を続ける二人…このことを「This Masquerade」と表現しているのですね。この歌詞の世界は中学生だった僕はわかりませんでしたね(^▽^;)。

カーペンターズの「This Masquerade」がレオンのオリジナルの歌詞を変えていることに気が付きました。
レオンの歌詞は、

Thoughts of weeping disappear
Every time I see your eyes

泣きたい気持ちが消えていくんだ
おまえの瞳をみるといつだって


に対して、カーペンターズは、

Thoughts of leaving disappear
Each time I see your eyes…

別れる気持ちが消えていく
あなたの瞳を見るたびに

"every time"も"each time"も「毎回」という意味ですが、"every"は「ぜんぶひっくるめて」と強調しているのに対して、"each"は「それぞれ、毎回」を強調してますよね。
でもそれより一番の違いは「weeping」と「Leaving」の違い。
レオンの場合は「泣きたい気持ちが消えていくと」のだから「今さら泣いたって仕ない」とか開き直った感じで本当は「別れたいと思っている」のですが、カーペンターズは「別れたい気持が消えていく」。"楽しかったころを思い出したのか、情にほだされたのか、とにかく「別れないでいることを選択する」。こちらは心のなかでは「別れたくない」んでしょうね。
レオンが歌った際に、主人公=男性となりますので、そのときに聴者が受ける印象は「情もないヒドイ男」でも仕方ないかな…みたいな感じかと思いますが、女性のカレンが歌った際には「この女、血も涙もなくて、サイアク」と評価がさらに悪くなりそう?な感じは確かにします。そんなこともあって歌詞を変えたのかなと推測しました(^▽^;)

ちなみにベンさんはレオン歌詞のまま"Weeping"と歌っています。時代的に言うと、レオン→カーペンターズ→ベンさん、の順ですので、「やっぱり女性が歌うので直した」のかな?と思うのです。

◆昨年の11月13日にレオンの訃報が届きました。多くのリスナーに感動を与え、後進のアーチストにも影響を与えた大物ミュージシャンがこの世を去っていった2016年。レオンも74歳だから、年齢から言えば不思議ではないけれど、「心臓病をわずらってた」「就寝中に亡くなった」という話のようですが、死因は公式には明らかになりませんでした。(代理人が伝えることによると、2017年1月のツアーの準備をしていたといいます

 沢山の偉大な曲をありがとうございました。レオン・ラッセル 安らかにお眠りください…。

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◆カーペンターズのヴァージョンです。
↓↓↓↓↓


◆こちらはベンさん(テレビ出演のビデオ、3分ちょっとです)
↓↓↓↓↓


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