Love On The Rocks / ラヴ・オン・ザ・ロックス (Neil Diamond / ニール・ダイアモンド)1981



Love on the rocks
Ain't no surprise
Just pour me a drink
and I'll tell you some lies
Got nothin' to lose
so you just sing the blues
All the time

愛をオン・ザ・ロックで頼むよ
何も驚くことじゃない
飲み物をついでくれ
そしたら おまえに作り話をしてやるさ
何も損することはない
おまえはただブルースを歌ってるだけ
いつだってそうさ…

Gave me your heart
Gave me your soul
You left me alone here
with nothing to hold
Yesterday's gone
Now all I want is a smile

おまえは俺に心を捧げてくれたし
魂だってくれたはずだ
なのに俺はひとり取り残されて
手には何も残ってない
昨日はもう過ぎ去ったんだ
いま俺は 笑顔を取り戻したいだけさ...

First, they say they want you
How they really need you
Suddenly you find you're out there
Walking in a storm

最初は みんなおまえを欲しがるんだ
本当におまえが必要だなどと言ってね
そして突然 おまえは気づくのさ
嵐のなか 外を歩いてることに

When they know they have you
Then they really have you
Nothing you can do or say
You've got to leave,
just get away

We all know the song

おまえをモノにできたとわかったら
ヤツらはおまえを絶対に離しやしない
おまえは何をできず 話すこともできない
おまえは出て行かなきゃいけない
ただ逃げ出せばいいんだ

俺たちみんな
この歌を知ってるよな…

You need what you need
You can say what you want
Not much you can do
when the feeling is gone
May be blue skies above
But it's cold
when you love's on the rocks

本当に必要なものは必要だと
欲しいものを口にすることはできる
感情を失ったら
たいしたことはできやしない
見上げるとそこに青空はあっても
冷たく感じるかもしれない
おまえの愛が
暗礁に乗り上げてしまったら...

First, they say they want you
How they really need you
Suddenly you find you're out there
Walking in a storm

最初は おまえが欲しいって言うんだ
本当におまえが必要なんだってね
そして突然 おまえは気づくのさ
嵐のなか ひとり外を歩いてる自分に

When they know they have you
Then they really have you
Nothing you can do or say
You've got to leave,
just get away

We all know the song

おまえをモノにできたとわかったら
ヤツらは絶対おまえを手離しやしない
おまえは何をできず話すこともできない
そしたら出て行かなきゃいけない
ただ逃げ出せばいいんだ

俺たち誰もが知ってる歌のようだね


Love on the rocks
Ain't no surprise
Just pour me a drink
and I'll tell you my lies
Yesterday's gone
And now all I want is a smile

愛が壊れてしまいそうさ
よくある話じゃないか
まあ一杯 俺にもくれよ
作り話だが 聞きたいかい?
昨日はもう過去のこと
今は笑顔になりたいだけさ…

Songwriters BECAUD, GILBERT / DIAMOND, NEIL
Lyrics c Sony/ATV Music Publishing LLC, Universal Music Publishing Group

Released in1981
US Billboard Hot100#2
From The Album"The Jazz Singer"

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ニール・ダイヤモンド主演の映画「ジャズ・シンガー」。この映画のサントラからニールは次々にヒットを出しましたね。そのなかでもこの曲"Love On The Rocks"。静かに感情を抑えながら始まり、徐々に高まりを見せ…一気に爆発!ニールの歌唱力・表現力の光、とても気に入ってた曲でした。

◆水割りを頼んだら飲み方を聞かれますね。こう答える人もいるでしょう。"オン・ザ・ロックで…"と。
はい、わざわざ解説するまでもないですね。"on the rocks"には複数の意味があります。

"on the rocks" (英辞郎 on the WEBより)
1.〔船が〕座礁して、暗礁に乗り上げて
2.〔状況などが〕危機にひんして、破綻しそうで、行き詰まって
3.〔飲み物が〕氷塊を入れて、オンザロックで


この曲のタイトルの"Love On The Rocks"は、上の2番の意味"愛が行き詰まった"、"愛が危機に瀕してる"という意味、そしてバーなど飲み屋さんで"オン・ザ・ロック"を飲んでる、という2つの意味がかかってるんでしょうね。
この曲がチャートを上昇しているときに、意味を知って、このダブルミーニングはシャレてるなあと思いました。

◆当時は知りませんでしたが、調べてみると作者にもう1人お名前があるのが"BECAUD, GILBERT"さん。"Gilbert"は英語読みだと"ギルバート"なので誰だろう?と気が付かなかったのですが、ニールの曲"September Morn"を訳したとき(めった和訳) にその偉大な共作者を覚えていました。フランス、シャンソンの大御所"ジルベール・ベコー"さんですね。
そうかベコーさんとは"September Morn"で初共演ではなく、この曲の共演がその前にあったんですね!ベコーさんの歌う"Love On The Rocks"はフランス語のタイトルは"L'amour est Mort"。「愛の終わりに」という邦題がつけられています。
歌詞は…フランス語なのでよくわかりません!フランス語のわかる人、教えてください(^▽^;)。こちらに歌詞があります。
(こちらをどうぞ)
ちなみにネットの翻訳ソフトで1st Verseだけ訳してみました。

愛は消えました、もはやそれ、各々その道、
各々その通りについて話さなくしましょう。
私は日なたに行きます、
あなたが必要とする所で、行ってください、
そこで、あなたは必要とします。
愛は、あまりに多くの日のトラブルから、
あまりに多くの夜になって死にました。
我々の過去は、過去(越えられる)です。

私は、毎日の生活から動いていて
下がる大きい道を経営したいです。
私は田舎者である私のすべてのパン白を食べたいです。
そして、英雄です。そして、生きています。


はい、なんとなくニュアンスは伝わってきますね。
"愛の終わり"って感じて(それ邦題やんけ)。

◆映画「ジャズ・シンガー」ですが、世界で初めてのトーキー「ジャズ・シンガー」(1927年)をリメイクした作品ということです。あらすじは、allcinemaさんによると以下の通り。

一人の青年が、厳格なユダヤ教の父の反対を押し切り、歌手として成功するまでの物語。'27年に製作された往年の名作のリメイクで、自身も歌手でありヒット曲の多いN・ダイアモンドが主演兼音楽(劇伴はL・ローゼンマン)を担当し話題になった。が、全体にシンプルな構成のために普通のホームドラマに終始してしまった感があり、名作のリメイクとしては、標準の仕上がりに終わった。ただし、主人公の父を演じたR・オリヴィエは奥行きのある素晴らしい演技を披露、さすが名優らしい存在感を示している。


映画としては…興行収入はよかったようですね。でも「駄作」という評価も多かったようです。主演のニールはゴールデングローブ賞主演男優賞と、ゴールデンラズベリー賞主演男優賞のダブルノミネートを受け、その才能に称賛とヤジが贈られたそうです(^▽^;)。

◆映画「ジャズ・シンガー」をDVDで買いました!観てみましょう!

冒頭のビデオですが、最初はニール演じるジェスが"Love On The Rocks"を作っているシーン。そのあと場面が転じて、スタジオで歌うシーンになります。実はここ当初はジェスの作った"Love On The Rocks"が、当時売れていたシンガーに提供され、曲の作者としてジェスがレコーディングに立ち会いに行ったシーン。ところがそのシンガーは不真面目で不機嫌、アレンジを"もっとロックにしてくれ"などと、作者のジェスからして愛着のあるこの曲にヒドい扱いをします。見かねたジェスは、代わりに歌わせてほしい、と名乗り出て、"Love On The Rocks"をバラードで歌います。ここでジェスはシンガー・ソングライターとしての才能を知られ、声がかかり…。

("Jazz Singer"にはそのほかにも取り上げたい曲が沢山!来月には他の挿入曲も和訳していきたいと思います。お楽しみに…!)

◆“Love On The Rocks”が最高位2位を記録した週の全米チャートです。
US Top 40 Singles Week Ending January 10, 1981

ニールは3週間2位をキープしましたが、1位にはなれませんでした。彼を阻止したのはジョンの"スターティング・オーバー"。前年12月8日に訃報…悲しくて、ジョンにはずっと1位でいて欲しかった…(涙)。僕の頭のなかでこの2曲はセットで記憶されてしまった。"Love On The Rocks"を聴くと、"Just Like Starting Over"も流れてきます…。

-1 1 (Just Like) STARTING OVER –•– John Lennon(めった和訳)
-2 3 LOVE ON THE ROCKS –•– Neil Diamond
-3 7 GUILTY –•– Barbra Streisand and Barry Gibb
-4 8 THE TIDE IS HIGH –•– Blondie (めった和訳)
-5 5 HUNGRY HEART –•– Bruce Springsteen(めった和訳)
-6 6 EVERY WOMAN IN THE WORLD –•– Air Supply(めった和訳)
-7 11 PASSION –•– Rod Stewart (めった和訳)
-8 10 TELL IT LIKE IT IS –•– Heart(めった和訳)
-9 4 LADY –•– Kenny Rogers (めった和訳)
10 2 MORE THAN I CAN SAY –•– Leo Sayer (めった和訳)


◆ニールのライヴから。
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◆もう1人の作者ジルベール・ベコー(Gilbert Becaud)、彼の歌う「愛の終わりに(L'amour est Mort)」。アイリーン・シアーさんとのデュエットです。
↓↓↓↓↓


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The Jazz Singer CD, Import
ニール・ダイアモンド

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"Love On The Rocks"

ちょうど私のブログが1981年1月17日付のチャート紹介の週になって、この"Love On The Rocks"が2位にかかっていますが、めったさんと同じく、私の中でもこの曲はジョン・レノンの悲しい1位"(Just Like) Starting Over"と一緒に記憶されています。2位どまりで残念ではありましたが、ジョンの"(Just Like) Starting Over"はずっと1位を続けてほしかったです。
"Love On The Rocks"が二つの意味をもつというのを知ってまたこの曲が好きになりました^^

No title

星船さん、映画ジャズシンガーを観たら、ニールの三曲のヒットが、それぞれにおお、この場面で使われるのかー!っていう発見が楽しいですよ!
“ラヴオン・ザ・ロックス”が最初は別なアーチストが自分の好みのアレンジでロックで歌おうとしていたのを、作者であるニール扮する主人公が、この曲はバラードなんだよ、と見かねて俺に歌わせてくれ!ど言って歌う→プロデューサー始めレコード会社もいいね!となって、、、という展開が今ではベタですが面白かったです。