Dancing Queen / ダンシング・クイーン (ABBA / アバ)1977



You can dance
You can jive
having the time of your life

See that girl,
Watch that scene,
Dig in the Dancing Queen

あなただって踊れるわ
ジャイヴだってお手のものでしょ
あなたの人生 思い切り楽しんで!

ほら あの娘を見てごらん
あんな場面 素敵じゃない
あなたもダンシング・クイーンになれるのよ

Friday night and the lights are low
Looking out for the place to go
Where they play the right music,
Getting in the swing
You come in to look for a king

金曜の夜 うす暗い灯りのなか
どこに行こうか 探してる
そこは素敵な音楽が流れ
スウィングに身を浸れるところなの
あなたは"キング"を探しにいくの

Anybody could be that guy
Night is young and the music's high
With a bit of rock music, everything is fine
You're in the mood for a dance
And when you get the chance...

誰だってその権利があるのよね
夜はこれからだし 音楽は素敵じゃない?
ちょっとロックっぽくて すべてがいい感じ
踊りたくなってきたでしょう?
あなたがチャンスをつかむときよ...

You are the Dancing Queen,
young and sweet, only seventeen
Dancing Queen,
feel the beat from the tambourine

あなたは"ダンシング・クイーン"
若くてあまーい たったの17歳なのよ
ダンシング・クイーン
タンバリンでビートを感じてね!

You can dance
You can jive
having the time of your life

See that girl,
Watch that scene,
Dig in the Dancing Queen

あなただって踊れるわ
ジャイヴだってできるでしょ
人生の一番素敵なときを楽しんで

ほら あの娘を見てごらん
あんな場面 素敵じゃない
"ダンシング・クイーン"の気分になって!

You're a teaser, you turn 'em on
Leave them burning and then you're gone
Looking out for another, anyone will do
You're in the mood for a dance
And when you get the chance...

みんなその気にさせて あなたは悪い娘ね!
火を焚きつけて いなくなっちゃうんだから
他のパートナーを探すのね 誰だってOK
あなたは踊りたい気分なんだから
いまがあなたのチャンスなのよ...

You are the Dancing Queen,
Young and sweet, only seventeen
Dancing Queen,
Feel the beat from the tambourine

あなたは"ダンシング・クイーン"
若くてすてき まだ17歳なのね
ダンシング・クイーン
タンバリンでビートを感じましょう

You can dance
You can jive
having the time of your life

See that girl,
Watch that scene,
Dig in the Dancing Queen

あなたは踊れるわ
ジャイヴだってできるのよ
人生の一番素敵なときを楽しんで

ほら あの娘を見てごらん
あんな風に踊ればいいの
あなたも"ダンシング・クイーン"になれるのよ

Writer/s: BENNY GORAN BROR ANDERSSON, BJOERN K. ULVAEUS, STIG ANDERSON
Publisher: Sony/ATV Music Publishing LLC, Universal Music Publishing Group

teaser=いじめる人,悩ます人; 異性をじらす人

Released in 1977
US Billboard Hot100#1
From the album"Arrival"

DQUEEN.jpg

耳にすると思わず踊りだしたくなるアバの"ダンシング・クイーン"。歌詞やメロディ、リズム、アレンジ...と"完璧な洋楽ポップス"と言われる名曲です。
世界的な成功を収めることとなったアバ。"ダンシング・クイーン"は全米でも1位、全英ではシングルチャートで6週連続1位。スウェーデン、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、アイルランド、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、南アフリカ...世界13か国で1位になり、全世界で300万枚、日本で50万枚のシングルが売れたそうです。(ウィキペディアより)

◆当初、"ダンシング・クイーン"は"ブーガル(Boogaloo)"と仮のタイトルが付けられていたそうです。"ブーガル"は「1965年から1970年ごろにかけて主にニューヨークで流行したラテン音楽」の名前。ビヨルンとベニーは"ちょっと変わった感じの音楽"を作りたかったんでしょうかね。

この曲を取り上げた番組BS-TBS「"SONG TO SOUL~永遠の一曲」(2015年9月2日放送)にて、この曲の作成のエピソードが語られていました。
ストックホルムのアトランティス・スタジオは、アバがよくレコーディングで使用していたスタジオであるとのこと。"ダンシング・クイーン"のドラムを叩いたドラマーのロジャー・パームが番組のなかで次のように言っていました。

最初はビヨルンとベニーが歌を歌って、僕はそれを聞いて譜面を書いて、リハーサルをしたんだ。すると2人は「ドラムではシンバルを叩かないでくれ」「ミキシングが大切だから」って言うんだ。だからあの曲ではドラムセットからシンバルをすべてプレイで外している。彼らはドラムのビートを大きめにミックスしたかったから、シンバルの音は大きすぎて邪魔だったんだ...。


 なるほどそう言われてみれば…言われないとわかりませんでした(^_^;)...シンバルの金属音を排除して、歌詞にも出てきますが"Feel the beat from the tambourine"。アレンジで"ビートを強調"することで、思わず踊りたくなるようなビートを出すように試みたんですね。また、ダンスのグルーヴ感を出すのに参考にしたという曲が2曲あったそうです。それは、ジョージ・マックレーの「ロック・ユア・ベイビー」と、リズム感を出すためにドクター・ジョンの「ガンボ」を参考にしたそうです。「ガンボ」のリズムは普通の8ビートではなく3連符で、"セカンド・ライン"という名のニュー・オーリンズのリズムを取り入れたとのこと。あのタンスカタンタン…ってリズムですね!

71Q2CC4SumL__SY355_.jpg

◆「SONG TO SOUL」では、アバの曲で構成されたミュージカル映画「マンマ・ミーア」で主役を演じたメリル・ストリープが"ダンシング・クイーン"の魅力を次のように語っていました。

ダンシング・クイーンは地を這うような低い音から始まります。それがあるときから急に舞い上がっていく。そんな風に一気にメロディが高まる曲は聴く人の魂を奪うものです...。


DSC_4372.jpg

これ、僕もそう思いました。ワクワクする気持ちがだんだん高まって…一気に爆発!っていう魅力があるんですよね。

◆仮タイトル"ブーガル"という曲が、"ダンシング・クイーン"というタイトルとなるまでにはどんなエピソードがあるのでしょうか。
直接的な作者のコメントはインターネットの情報や文献などを探しましたが見当たりませんでした。ただひとつ重要なエピソードを見つけました。これも番組「SONG TO SOUL」からなのですが、アバの伝記の著者でもあるフランスの音楽評論家ジャン・マリー・ポーティエが番組のなかで次のように言っていました。

1976年の6月にスウェーデンでは国王カール・グスタフとシルヴィア王妃との婚礼が執り行われた。アバは婚礼の前夜祭に招かれ一曲披露することになったんだ。その模様はテレビで中継され国中の人が見ていた。彼らはそこで初めて「ダンシング・クイーン」を披露した。その夜に最もふさわしい曲だった。

DSC_4374.jpg

場所は国立オペラ劇場で17世紀のバロック調の衣装を着て歌ったんだ。翌日から大変な反響で"あの婚礼の歌が聴きたい"という声が殺到した。



あった!この動画だな。
↓↓↓↓


ハイ、もちろん、この前夜祭のために作った曲、ということではありませんでしたが、これから「クイーン」になろうというシルヴィア様の前でこの曲を初披露したということ。もしかして…ですが、ほぼ完成していたダンサブルなこの曲の歌詞、タイトルに"キング"や"クイーン"という言葉を入れて完成させよう!としてたとしても不思議はありません。シルヴィア王妃を祝福して"女王様、応援していますよ"って歌を歌ったのでは?なんて想像しちゃいます(^.^)

ちなみに調べてみたら、シルヴィア王妃は1943年12月生まれで、1976年6月には32歳。残念ながら歌詞に出てくる"17歳"ではありませんでした(^_^;)。

◆歌詞ですが"Dig in the Dancing Quenn" が、ちょっとどう訳すのかを考えました。
"Dig in"の意味は="遠慮なく食べて""さあ,お食べ!""穴を掘る""熱心に...を始める"など、いろいろな意味があるようです。この歌詞でいうと…"フロアでかっこ良く踊ってる女の人を指さして、ほら、あなたもあんな風に"ダンシング・クイーン"になれるんだから、しっかり視線を浴びてそのように振る舞いなさいよ"っていう感じなのかな。"ダンシング・クイーン"って言われる快感をしっかり味わいなさいよ!=dig in、っていう意味なのかなと思いました。前述しましたが、この曲がスウェーデン王国の婚礼の際に初めて歌われたことも考えると、この"Dig in" the Dancing Quenn" という部分、シルヴィア王妃"に"王室を楽しんでください"って呼びかけているのでは!←めった説です(^.^)

"Anybody could be that guy"は、"誰だってその男になれるんだ"。"that guy"はその前に出てくる"king"ってことなんだろうな。彼女は単純に一緒に踊ってくれる男性(=king)を探してるので、男性なら誰だって"king"になる可能性がある="誰だってその権利がある"と意訳しました。

4127NSR12KL.jpg

◆"ダンシング・クイーン"が1位になった週の全米チャートです。
US Top 40 Singles Week Ending 9th April, 1977

ホール&オーツ"リッチ・ガール"に代わって1位になるも、翌週にはこの週2位のデヴィッド・ソウル「やすらぎの季節」に王座をゆずります。ああ10cc(6位)「愛ゆえに」もこの頃の曲なんだな。8位ナタリー・コールはちょうど昨年の明日(12月31日)に天に召されました。R.I.P。

-1 2 DANCING QUEEN - Abba
-2 3 DON’T GIVE UP ON US - David Soul
-3 4 DON’T LEAVE ME THIS WAY - Thelma Houston
-4 1 RICH GIRL - Daryl Hall and John Oates
-5 6 SOUTHERN NIGHTS -Glen Campbell
-6 7 THE THINGS WE DO FOR LOVE - 10cc
-7 8 HOTEL CALIFORNIA - Eagles
-8 9 I’VE GOT LOVE ON MY MIND - Natalie Cole
-9 5 LOVE THEME FROM “A STAR IS BORN” (Evergreen) - Barbra Streisand
10 12 SO IN TO YOU - The Atlanta Rhythm Section

◆これはどこのテレビの出演だろ?メンバーみんなが黒い衣装っていうのも珍しい感じです。
↓↓↓↓


◆"Dancing Queen"のサウンドを作るのに参考にしたという曲、ジョージ・マックレー"Rock Your Baby"です。(1974年のNo1ヒット)
↓↓↓↓


◆"Dancing Queen"のサウンドを作るのに参考にしたというDr. John の"Gumbo"はアルバム名。参考にしたのはこの曲、"Iko Iko"(アイコ・アイコ)のようですね。(シンディ・ローバーもカバーしてたな)。
↓↓↓↓


◆"Dancing Queen"で使われている、ニュー・オーリンズの"セカンド・ライン"のリズムはこんな感じ(ドラム・レッスン)。
「セカンド・ライン」は、ジャズ・フューネラルというニューオーリンズ独特の葬儀のパレードから生まれた。ジャズ・フューネラルでは、パレードは先頭を歩くファースト・ラインとその後につくセカンド・ラインとに分かれる。ファースト・ラインが故人の遺族および関係者のみである一方、セカンド・ラインとはブラス・バンドの奏でる音楽に魅せられ、ファースト・ラインの後について参列する人々のことである。(ウィキペディアより)
↓↓↓↓


(この曲を購入)

ABBA 40/40~ベスト・セレクション CD
ABBA

71j7IREAjqL__SL1162_.jpg
(amazon.co.jp)



関連記事

コメント

非公開コメント

No title

大学生時代はラジオからアバの曲が溢れていましたね。この曲がやはり一番有名ですが、小生は初めて聴いたフェルナンデが好きだな~。初めては旦那コンビの「木枯らしの少女」か・・(笑)
来年もよろしくお願いいたします。

ほぉ、こんなどストライクな名曲の訳はまだでしたか…。

洋楽・三大入門アーティストは、やっぱりビートルズ、カーペンターズ、アバでしょ(^O^)/♡!どんなに若くても世代を超えて通じるキャッチーなサウンドとシンプルな歌詞、アバの多少野暮ったい英語すらもカッコいい、スター中のスターです。



追伸、フロム・ザ・タンバリンのスペースの位置が、一文字ズレてました。

No title

RWさん、やっぱり"フェルナンド"は名曲ですね。"フェルナンド"、"チキチータ"の2曲は、歌詞の背景が深い気がして、まだ手を付けられておりません。(ヨーロッパの戦争の歴史・文化などを踏まえると、さらに深く心に響く歌だと思います)
アーチストの訃報が続いた2016年です。来年も元気に健康でいい音楽を聴いていきたいですね!来年もどうそよろしくお願いいたします。

No title

ゆーきちさん、アバは子供が聴いていても親が安心!?な洋楽アーチストでしたね(笑)。やっぱり「名曲」は、英語の歌詞をただ訳すのではなくて、その曲の背景などの下調べもして、それなりに自分が納得してから掲載…としたいと思ってます。(所詮、情報はウィキペディアなどのカット&ペーストがほとんどですし、そんなことにこだわっていて肝心の英語の訳を間違ってしまうこともしばしば…)
(PS) タンバリン、の箇所、訂正しました。ありがとうございました(^▽^;)。