Nobody But You / あなただけ (James Taylor / ジェイムス・テイラー)1972



Everybody knows that I'm just a Joe
that likes to hang around,
talking about my problems,
bringing other people down.

みんな知ってるよ 僕が平凡な男で
そのへんをうろついてるようなヤツだって
自分のことばかり話してまわって
ほかの人をげんなりさせる男さ

Well this may be so, but not long ago,
I was sitting on the top of the world.
Sure is strange
how things can turn themselves around on you

ああ でもこのことは そんな昔のことじゃない
僕は世界のてっぺんに座ってた
確かに不思議なことなんだ
物事がきみの周りをぐるぐる回ってたのさ

When I'm in need of a little bit of consultation,
used to call on my Uncle John.
Took a trip down to West Virginia,
found him dead and gone.

ちょっとばかし相談に乗ってほしいんだ
以前はジョンおじさんを訪ねてたけど
僕がウエスト・ヴァージニアに旅してて
戻ってきたら死んでしまってた

And as some sort of silly little consolation,
they gave me a ticket back.
What you gonna do with folks like that?

ほんのばかげた慰めのつもりか
みんなは僕に切符をくれたんだ
そんな人たちと一緒に
きみは何をするつもりなの?

You can talk about bands of angels,
and they think you come with your soul in your hands
to set their children free.

きみは天使たちとも話せるんだ
きみには魂があるって思われてる
子どもたちを自由にするためのね

But you talk about little bit of understanding,
things that happen day to day.
Some of you folks sure enough have been good to me.

でもきみはちょっと理解してくれるだけ
日々起こる出来事のなかで
僕に良くしてくれた人も確かにいたけれど…

You come on talking about angel bands,
and they think you come with your soul in your hands
just to set their children free.

天使たちについて話してごらん
彼らは きみに魂があるって思ってる
きみはその魂で子どもたちを自由にできるんだ

But you talk about little bit of understanding,
things that happen day to day.
Someone has been good to me.

でもきみはたいしたことないって言う
何かしら物事は日々起こってるし
僕によくしてくれた人もいることはいる

Nobody but you, nobody but you,
nobody but you, nobody but you.
Nobody but you, nobody but you,
nobody but you, nobody but you.
Nobody but you, say nobody,
nobody, nobody, nobody, nobody but you.

ほかの誰でもない きみなんだ
誰でもないんだ きみだけさ
ほかの誰でもない きみなんだ
誰でもない きみだけさ きみだけなんだ…

(James Taylor)

bring down=落ち込ませる、落胆させる、意気消沈させる、気をめいらせる
with~in one's hand=~を手にして、~持参で
sure enough=思ったとおり,果たせるかな,事実,確かに

Released in 1972
From the album"One Man Dog"

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 ジェイムスの4thアルバム"One Man Dog"(1972)は"Sweet Baby James"(1970)、"Mud Slide Slim And Blue Horizon"(1971)の前作2枚と比べると、確かにインパクトに欠けて評価も低いものがあります。セールス的にも前2作はプラチナ以上を獲得しているのに対して、"One Man Dog"はゴールド・ディスク(当時で100万枚)止まりでした(さらに次作"Walking Man"はゴールドにも届かず)

 はい、でも"One Man Dog"はセールス的には今いちでしたが、ゆったりとしてていいアルバムなんです。僕の場合、BGMとして流して聞くのにぴったり(ジェイムス、ごめんなさい)(^_^;)。おなじみのメンバーとリラックスして作ったっていうのがいいのかな。アルバムの裏面にもそのときの風景の写真が掲載されています。
ただ、そのなかでもA面2曲目のこの"Nobody But You"は聴いてしまうな。…ほかに印象深いのは"寂しい夜(Don't Let Me Be Lonely Tonight)"~(めった和訳はこちら) ~、リンダ・ロンシュタッドとのデュエット曲"5月のある朝(One Morning In May)"だな…。

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◆歌詞ですが、主人公が自分自身を語るところから始まります。以下はこう受け止めたという僕の解釈です。

自分はたいした人間じゃなくて人様に迷惑をかける存在なのに、いつの間にか(売れて)世界のてっぺんまで昇ってしまった。でも心のなかで悩みを持っている。相談するのに以前はジョンおじさんという存在がいたが、(ツアーで?)ウエスト・ヴァージニアに行ってる間に亡くなってしまった。まわりの人々とどう付き合っていけばいいのか、わからなくなってしまった…。

 "You"はそんなときに現れた存在。

最初は自分の気持ちを出さない主人公。天使たちの一行(bands of angels)なんて引き合いに出して、"You"は天使たちと語ることができるような女性で、その魂は"子どもたちを自由にできる"人なんだ。これまで僕に優しくしてくれた人もいるにはいたけれど…。

 そんな風に、間接的に自分の想いを歌い…

最後に想いが爆発します。"Nobody but you"を何回も繰り返し。"きみだけなんだ。きみしかいないんだ…"。

ジェイムスは1972年の11月にカーリー・サイモンと結婚します。ということはやはり"You"はカーリーだったのかな。

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◆前半の歌詞では、男は不器用で人見知り?の性格がうかがい知れますが、最後の最後に自分の口で想いを告白する…。そこがこの曲のいいところなんだよなあ。もちろん間奏のギターもいいですよ。アルバムライナーノーツには、Electoric GuitarsはジェームスとDaniel Korchmarの名前がクレジットされています。やっぱり70年代のウエスト・コースト・サウンドには欠かせないギタリストだなあ。

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◆“Don't Let Me Be Lonely Tonight”live at the Blossom Music Center in Cuyahoga Falls, Ohio July 7, 1979.
↓↓↓↓


◆トラディショナルソング“One Morning In May”はリンダ・ロンシュタッドとのデュエットです!
↓↓↓↓


◆こちらもアルバム"One Man Dog"より"Back on the Street Again"
↓↓↓↓


(この曲を購入)
One Man Dog CD, Import
ジェイムス・テイラー

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