I'm Losing You / アイム・ルージング・ユー (John Lennon / ジョン・レノン) 1981



Here in some stranger's room,
Late in the afternoon,
What am I doing here at all?
Ain't no doubt about it,
I'm losing you,

誰か見知らぬ人の部屋で
もう日が暮れる頃
僕はいったいここで何をしてるんだ?
もう疑う余地がない…
僕はきみを失いかけてるんだ…

Somehow the wires have crossed,
Communication's lost,
Can't even get you on the telephone,
Just got to shout about it,
I'm losing you,

とにかく電話が混線してる
連絡が取れないんだ
きみと電話がつながらないんだ
叫ぶことしかできない
僕はきみを失おうとしてる…

Here in the valley of indecision,
I don't know what to do,
I feel you sliping away,
I feel you sliping away,
I'm losing you,
I'm losing you,

ここ"ためらいの谷間"にいて
僕はどうしていいかわからない
きみがすり抜けていく
つかもうとしてもつかめない
きみを失いかけてるんだ
きみを失おうとしてるんだ…

You say your not getting enough,
But I remind you of all that bad stuff,
So what the hell am I supposed to do?
Just put a bandaid on it?
And stop the bleeding now,
Stop the bleeding now,

きみは"満足できない"と言う
きみに"悪いこと"はすべて思い出させたのに
僕はどうしたらいいんだろう?
バンドエイドでも貼ればいいのかい?
まずは 流れ出す血を止めてくれ
今すぐ 流れ出す血を止めてくれ

I know I hurt you then,
But that was way back when,
And well, do you still have to carry that cross?
Don't want to hear about it,
I'm losing you,
I'm losing you.

かつて僕はきみを傷つけたよね
でもそれはもう過去のことさ
ああ きみはまだ十字架を背負ってるのかい?
もうそんなこと聞きたくないよ
きみを失おうとしてる…
僕はきみを失ってしまうのか…

(John Lennon)

indecision=不決断,優柔不断,ためらい.

Released in 1981
From The Album“Double Fantasy”

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この曲聴いて何度も泣いたなあ(^▽^;)。
"きみを失った"ことを振り返ってるのではなく、"失おうとしてる"のに"何もできない"こと…辛いですよね。

◆"Double Fantasy"のアルバムは「幸せ」な歌がほとんどのなかで、この曲は歌詞のうえでは正直言って"浮いてる"存在だと思います。 文庫本「ジョン・レノン・ラスト・インタビュー」(中公文庫)のなかでこの曲は…

-「アイム・ルージング・ユー」はあなたが香港に一人でいらした時のことと聞いていますが。本当に…。

JOHN-そうさ。書いたのは香港じゃなくてバミューダさ。彼女に電話をしたのに通じない。想像できるかい?…そんなに忙しいなんて…
YOKO-忙しかったのよ…
JOHN-彼女はあまり忙しくたくさんの電話をかけていたから、ぼくが…ぼくはすごく怒ってさ、その情熱のままにあの歌を書いた…情熱は役に立つよ、歌のために…
YOKO-怒ることが、と言った方がいいんじゃない?
JOHN-それからちょっと離れるけど、あれはきみを十八カ月のあいだ失っていたことの表現なんだ…何もかもさ…母親を失うとか、すべてを失う…なにもかも失うことの全部、失ったすべてがあの歌に入っている。何を失うんでもいい…それがあの時電話が通じなかったことで一気に燃え上ったのさ。「電話でさえもつかまらない」ってね。


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◆ちょっとこのインタビューを読んだときには『なんだ、電話してつながらなかったことからの妄想か?(^▽^;)』と思いました。流した涙を返してくれ(笑)。
ジョンにいまの社会にはLINEってコミュニケーションツールがあって、電話に出てくれないのも辛い気持ちかもしれないけど、「既読スルー」っていうのもそれ以上に辛いんだよ…と教えてあげたいな。←やめとけ。

◆"Double Fantasy"が発売され、ジョンの死を前後して聴いていたときはわからなかったのですが、今ではこの曲がジョンが1978年頃に書いた「ストレンジャーズ・ルーム」をもとに、1980年6月にバミューダからヨーコに電話をしたときに彼女がどうしてもつかまらなかったことをきっかけに完成させた曲ということがわかっています。
 そしてこの曲の演奏ですが…ギターはリック・ニールセン、ベースはトム・ピータースン、ドラムはバン・E・カルロス。…そうなんです。今年は来日してくれましたチープ・トリック!(ロビンはレコーディングにいたのかな?)がバックを務めたバージョンもあります。かなりヘヴィなサウンドです。



*このビデオはジョンの死後作られたもののようです。ベースはトムではなくトニー・レヴィン。

◆こちらは"Strangers Room"。"I'm Losing You"の原曲ですね。
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◆"I'm Losing You"のデモ・ヴァージョン。
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