Already Gone / 過ぎた事 (Eagles / イーグルス) 1974



Well, I heard some people talkin'
just the other day
And they said
you were gonna put me on a shelf

But let me tell you I got some news for you
And you'll soon find out it's true
And then you'll have to eat
your lunch all by yourself

そうさ ついこの間
みんなの噂を耳にしたんだ
こう言ってたのさ
"きみは僕を捨てるつもり"だって

だけど僕もきみに言いたいことがあるんだ
すぐにホントだってわかるはずさ
そのとき きみは昼メシを
一人ぼっちで味わうはめになるのさ

'Cause I'm already gone
And I'm feelin' strong

I will sing this vict'ry song,
woo, hoo,hoo,
woo, hoo,hoo

だって僕はもう立ち去ったからね
強い気持ちを感じてるのさ

この"勝利の歌"を歌いたいよ
ウフ~フ~♪ってね
woo,hoo,hoo

The letter that you wrote me
made me stop and wonder why
But I guess you felt like
you had to set things right

Just remember this, my girl,
when you look up in the sky
You can see the stars
and still not see the light
(that's right)

きみが僕に宛てた手紙を読んで
しばし黙って考えたんだ
きみは物事を正さなきゃって
そう感じたのかな?ってね

でもこのことを覚えておいてよ
きみが空を見上げたときに
星は見えるかもしれない
でも光は見えないかもしれないってこと
(そういうことさ)

And I'm already gone
And I'm feelin' strong

I will sing this vict'ry song,
woo, hoo,hoo,
woo, hoo,hoo

だって僕はもう旅立った後さ
これでよかったんだって思ってる

"勝利の歌"でも歌いたい気分だよ
ウフ~フ~♪ってね
woo,hoo,hoo

Well I know
it wasn't you who held me down
Heaven knows
it wasn't you who set me free

So often times it happens
that we live our lives in chains
And we never even know we have the key

そうわかってるんだ
僕を押さえつけたのはきみじゃない
神さまが知ってるよ
僕を自由にしたのもきみじゃないって

そいつはしばしばあることなんだ
僕らは鎖につながれて生きてるんだ
そのカギを持ってることに気づかずにね

But me, I'm already gone
And I'm feelin' strong
I will sing this vict'ry song

でも僕にとってはもうどうでもいいことさ
気持ちを強く持ってるから
"勝利の歌"でも歌いたい気分だよ

'Cause I'm already gone
Yes, I'm already gone
And I'm feelin' strong
I will sing this vict'ry song
'Cause I'm already gone

だって僕はもう立ち去ってるよ
そう もう次に向けて旅立ったから
気持ちを強く持って
"勝利の歌"を歌っていくんだ
だって僕にはもうどうでもいいことだから

Yes, I'm already gone
Already gone

そうさ もう過ぎたこと
もう僕は出発してるんだ
そうさ それでいいんだよ

written by Robb Strandlund and Jack Tempchin.

put on the shelf=棚上げする 廃棄処分する、退職させる

Released in 1974
US Billboard Hot100#32
From The Album“On The Border”

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4人組の音楽にハードなギタープレイを加え、イーグルスのロックサウンドを確立した功労者!がドン・フェルダーですね。
ドンがまもなく日本のビルボード・ライヴのステージに登場してくれます!(2012年以来の来日です)
東京 11/7(月)~8(火)
大阪 11/12(土)
Billboard Live のドン・フェルダー特集のサイト
http://www.billboard-japan.com/special/detail/1713

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ドン・フェルダーはイーグルスの3枚目のアルバム「On The Border」の作成中にメンバーに加わりました。この曲"Already Gone"もイントロと間奏のギターがなかなかいいですよね。("On The Border"のLPレコードは紙がザラザラしてて触るのが好きだったな 笑)

◆ドン・フェルダーはフロリダ州ゲインズヴィル生まれ。小さいときからギターを手にして10代半ばにはもうバンドで活躍しました。デュアン・オールマンからスライドギターを教わる一方で、インストラクターとしてトム・ペティにギターを教えたなんてエピソードもあります。そしてこの頃、カリフォルニアから越してきたバーニー・レドンと出会い、意気投合。一緒に活動をするなど影響をし合う仲になりました。バーニーがカリフォルニアに帰るなど一時期は離れた活動が続きましたが、1972年にイーグルスがデビューして間もない頃に再会。バーニーの勧めでドンは活動拠点をL.Aに移し、様々なウエスト・コーストのアーチストと交流します。そんななかハードなサウンドを求めていたイーグルスから声がかかり、イーグルスの"2人目のドン"が誕生しました。

◆イーグルスはカントリー・ロックをスタイルとしてきましたが、特にドンとグレンの二人は、バンドをさらに大きく成長するためにはサウンド面の変革が欠かせないとして、カントリーからの脱却を図ろうとしていました。そんななか、ハードなサウンド作りに定評のあるシムジク(Bill Szymczyk)をプロデューサーで起用、ドン・フェルダーを迎える…となっていきます。

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こちらシムジク。ジョー・ウォルシュ、エルヴィン・ビショップ、リック・デリンジャーなど手掛けたアーチスト多数。おおっボブ・シーガー"Against The Wind"とかサンタナ"shango!"もそうか!


ドンは、アルバム"On The Border"ではこの"Already Gone"、続く"呪われた夜(One Of These Nights)"では、表題曲や"Too Many Hands"など、イーグルスの曲のなかでもエレキギターのフューチャーされた曲に存在感を発揮し、この起用は見事にあたりました。そしてなんといっても"Hotel California"。作曲、コード進行、ギターソロ、アレンジなど、歌詞以外はすべてドン・フェルダーのアイデアだと言います。ドン・フェルダーの才能も見事に開花します。"The Long Run"発表後、イーグルスは解散し、再編成のイーグルスでも活躍しましたが2000年に解雇。しばらくバンドとの間で訴訟になったのは残念でした(示談が成立)。

イーグルス時代はヒゲの長髪、そしてギョロ目の印象があったのですが、何だか今の方が若く見えますね!

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彼のステージはイーグルスの名曲が次々と演奏される予定です。"呪われた夜"と"ホテル・カリフォルニア"、あのレコードのままの音で聴きたい!

◆さて、この"Already Gone"ですが、アルバム「On The Border」のオープニングを飾るナンバーで、邦題は"過ぎた事"となっています。シングルにもなっていて全米では最高位32位となっていました。故グレン・フレイの男っぽくカラっとしたボーカルもカッコいいのと、そしてなんといっても「勝利の歌」をハミングにて"ウフ~フ~!"と一緒に歌うのが気持ちイイ!
 
 今年の1月にこの曲の作者であるジャック・テンプチンが来日しましたが、このときに"Already Gone"を書いたときのことをインタビューに答えてくれていますので紹介します。(聞き手:五十嵐正さん 雑誌「レコードコレクターズ2016年6月号より)

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"オールレディ・ゴーン"は曲を作り始めてまもなく書いた曲だ。カントリー・ソングを自分でも書いてみようと思ったんだ。当時、僕は通っていたカレッジの構内にあったコーヒーハウスを任されていて、自分が出演する夜に友だちのロブ・ストランドランドを招いた。彼は町から車で30分くらい離れた田舎に住み、親がカントリー歌手で、大きなカウボーイ帽とブーツという服装で、馬にも乗れた。彼ならカントリーも知ってるはずだと思って、その書き方を教えてくれよと頼んだ。(中略)僕はアルコールを飲んだことがまったくなかった。それで僕らはすごく酔っぱらって気持ちよくなってあの歌を20分で書き上げてしまった。まさに「woo, hoo,hoo」って気分だったよ。(中略)数年後にグレンから電話があった。「なあ、お前の書いた、あのカントリー・ソング、あれはいかしたロックンロール・ソングになると思う」。彼は受話器をスタジオのスピーカーに向けて、彼らの「Already Gone」を聴かせてくれた。もちろん気に入ったよ。イーグルスはコード3つの曲に転調で変化をつけた。ギターのパートはグレンが考えた。結局僕はカントリー・ソングを書いたんじゃなかったんだね。(以下略)


ハイ、作者クレジットにあるもう1人の名前"Robb Strandlund"って、誰なのかと思ってましたが"親がカントリー歌手"のジャックの友だち!?(本人は歌手じゃないのかな?)なんですね。2人が酔っぱらって作った曲、ってことでした(^▽^;)。曲ができた後、ジャックは他の曲"Peaceful Easy Feeling"などと一緒にグレンにテープを送ったそうです。それを数年経ってグレンから連絡…という経過なんですね。

ライヴでみんなで"ウフーフー♪"と"勝利の歌"を歌うのが楽しそうだな!

(PS)これはイーグルスファンなら知っとくベキ豆知識!?
「Already Gone」は日本ではシングル邦題「誓いの青空」というタイトルで発売されました!この歌詞の内容からどうしてこの邦題になるのかは…(^▽^;)

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◆再結成したイーグルス。ニュージーランドのライヴから"Already Gone".
↓↓↓↓↓


◆こちらはドン・フェルダーのソロでの"Already Gone".こんな声してるんだ~。やっぱりこの曲はギターがいいよな。
↓↓↓↓↓


(この記事で参考にしたページ)
・雑誌「レコードコレクターズ2016年6月号
・クロスビート・スペシャル・エディション「イーグルス」シンコーミュージック・エンターテイメント

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イーグルス

まだイーグルスのCDを持っていない人はイーグルスの代表アルバム5枚が2000円で揃います!
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コメント

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Already Gone

On The Borderが出たときはちょっと戸惑いました。Desparadoが大好きなぼくとしては。
One Of These Nightでは違和感になってましたね。正直、Hotel Californiaは、みんなが言うほどいいと思わなかったです。
でも、このアルバムはいい曲がけっこう多いです。Best Of My LoveとかJames Deanとか。この曲もいいですよね。
イーグルスはだんだん変わっていったんですね。バンドは長くやるとみんな変わるもんなのかな。シカゴもドゥービーもそうだったから。

No title

demaさんはリアルタイムにイーグルスの変遷を見てきたんですね。記事にも書きましたが「on the border」は、バンドの成長のためにHARDな音を取り入れようとした、ということなんですね。自分たちのやりたい音楽と、時代が求める音楽の狭間、グループだとなおさらメンバー間の違いもあるでしょうね。カントリーのサウンドにこだわったバーニーは去っていくことになるんですね。(僕がイーグルスを聴き始めたのはその頃なんだなー)

No title

確かに、1st 2ndは良っかったですよ、鷲も大好きです。
On The Borderは、イーグルスにとっては過渡期のアルバムなんですよね。
1stの2曲目などは、かなりOne Of~ っぽいですよ。あとTake The Devil も。
3rdは、ベトナム戦争やその後の、Water Gate 事件などで疲弊してたアメリカを良く表してたと思います。
Hotel Carifornia の時も、独立200年記念で何としてもNo.1を取りたっかったようです。
Freet Wood McC やPeter Frampton との争奪戦を何とかして制したっかったGrenn Freyの根性が勝った結果 だと思います。 

No title

すみませんー。ペンネームをお願いします!