Simple Life / シンプル・ライフ (America / アメリカ) 1975



Life today is frittered away
You've got to simplify
Each in our own way we live for today
And never know why

現代の生活は浪費してばかり
シンプルでなくちゃならないよ
僕らは皆それぞれにその日暮らし
どうしてか その理由もわからずに

To stand in the road
And feel the wind blow
Across the sands of time

道の真ん中に立ち止まり
風が吹くのを感じてる
そして時は刻刻と過ぎていく

'Cause that's the simple life
You know I'd like to make it mine

だってそれがシンプル・ライフ
僕はできたらそんな生活を送りたい

Take your cars and your bars
And trade 'em all in for a nice wood fire
At the end of the day I know you will say
You couldn't get much higher

マイカーで行きつけのバーへ繰り出そう
そんな生活をすべて
素敵な焚き火と交換してみよう
一日が終わる頃 きみはきっとこう言うよ
"これ以上大きな炎はつくれないよ"

To stand in the road
And feel the wind blow
Across the sands of time

道の真ん中に立ち止まり
風が吹くのを感じるんだ
そして砂時計の砂は落ちていく…

'Cause that's the simple life
You know I'd like to make it mine

そうさ それがシンプル・ライフ
僕はできたら そんな生活を送りたい

To stand in the road
And feel the wind blow
Across the sands of time

'Cause that's the simple life
You know I'd like to make it mine
You know I'd like to make it mine

You know I'd like to make it mine

そうさ それがシンプル・ライフ
分かるだろう
僕はできれば そんな生活を送りたい
そんな生活が僕らしいのさ

そんな風に生きていきたいんだ...

Songwriters PEEK, DANIEL M.
Lyrics c Warner/Chappell Music, Inc.

fritter away=空費する、浪費する
sands of time=刻一刻(砂時計の砂に時を例えたもので、徐々に減っていく)
wood fire=炭火、たき火

Released in 1975
Single Only

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 この曲"シンプル・ライフ"は日本でシングルとして発売された曲。レナウンのブランド"シンプル・ライフ"のコマーシャルでも使われました。とはいうものの、僕はあまりCMは覚えていないな。覚えているのはこのシングルのジャケット。アメリカのメンバーがハートの騎士(おそらく、アルバム"Hearts"の発売にちなんで仮装)に扮した、"名前のない馬"とのカップリングでした。それと、アルバム"Hearts"にボーナストラックでこの曲"シンプル・ライフ"が収録されていたこと。

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 僕は大ヒット「金色の髪の少女(Sister Golden Hair)」はシングルで買ったので、アルバム「Hearts」は買わなかったのですが、レコード屋さんで手に取って重さを知り?、ジャケットの表裏をよーく見ていたので。

◆"シンプル・ライフ"はメンバーのダン・ピークの作品。ダンはグループを1977年に脱退したあと、ソロでクリスチャンミュージックの畑で音楽活動を続けました(2011年7月に死去。享年60歳)。この曲"シンプル・ライフ"もダンの"神様"や"生きること"などの考え方が表現された歌なのかもしれませんね。

"シンプル・ライフ"はそのまま訳さずにおきましたが、色んな受け止め方ができると思います。おそらく2nd verseにはそのあたりのダンのイメージがあるのだろうと思いますが、ちょっと訳に自信がありません(-_-;)。

Take your cars and your bars
And trade 'em all in for a nice wood fire
At the end of the day I know you will say
You couldn't get much higher


"Take your cars and your bars"の"carsとbars"は韻を踏んでいますが、よく使われる言い方でしょうか。飲酒運転は厳禁!ですけれど、「マイカーでお気に入りのバー」に出かける生活と「"wood fire"=焚き火」と取り替えて見てはどうか? もちろん電気やガスもなく、火を焚いて暮らせ!というのは極端ですが、人工物の文化ではなくて、そもそもの自然を見つめてごらん、という意味かなと思いました。そして1日暮らしたらきみも終わりに言うだろう。「これ以上、大きな焚き火の炎は作れないよ」..."自然に勝るものはない"ってことだと思いました。

最後、"You know I'd like to make it mine"と歌うのも、「控えめ」ですよね。
"You know"が冒頭あるので、この話をしている相手、歌を聴いている人には、"僕がシンプル・ライフを好きなのは知ってるよね?""僕ってそういう人だから"なんてニュアンスだろうな。
"I'd like to…"も"できたら、そうしたいんだけど…"と、この現代において"シンプル・ライフ"を送るのは簡単なことじゃない、って知っているわけです。
また"I'd like to make it mine"。"it"="Simple Life"だと思います。"できたらシンプル・ライフを僕のものにしたいと思うのです"。"シンプル・ライフ"という理想の生活は頭のなかにあるし、すでにそんな生き方をしている人を知っている。僕もそんな生き方をしたい、ということを"僕もそんな生き方を自分のものにしたい"という言い方になったんでしょう。

◆この曲が歌われたのは1975年。音楽業界はディスコブームで沸き、パンク、テクノ、ニューウェイヴの時代になっていきます。日本でもバブル絶頂となり、そして…崩壊。この曲"シンプル・ライフ"が1975年に書かれていたのが何か不思議な感じです。もう21世紀になった今だからこそ聴きたい曲でもあります。ダン・ピーク R.I.P。

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◆彼らのセカンドアルバム"Homecoming"よりダン作「Don't Cross The River(河を渡るな)」。全米35位のヒットで、リードで歌うのもダンです。
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◆4枚目のアルバム"Holiday"よりダンと奥さんキャシーの作「Lonely People」。日本ではシングル「シンプル・ライフ」のB面ですが、全米では5位のヒットになっています。また、この曲はダンが"Ah~、look at all the lonely people"と歌うビートルズの"エリナー・リグビー"に応えた歌であるとのこと。
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◆レナウンのブランド"Simple Life"のCM集です(AmericaのSimple Lifeは出てこない…残念)
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(この曲を購入)amazon.co.jp
Highway: 30 Years of America Box set, Import
アメリカ

*"Simple Life"はこの3枚組ボックスセットでしか手に入らないようですね。

(America)
A Horse With No Name / 名前のない馬 1972
Only In Your Heart / 君だけの心に 1972
I Need You / 僕には君が必要 1972
Sister Golden Hair / 金色の髪の少女 1975
Daisy Jane / ひなぎくのジェーン 1975
Today's The Day / 今日がその日 1977
You Can Do Magic / 風のマジック 1982
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コメント

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Hearts

Hearts買いました。"Company"とか"Old Virginia"とか、いい曲いっぱいありましたね。でも、ぼくはなぜか"Sister golden hair"と"Simple life"は好きになれませんでした。
アメリカは3人それぞれ個性があって、それをそのまま出すのはCSN&Yの影響かな。この頃はダン・ピークの存在感が増してきてる気がしました。
ところで、彼の没年は2011年、7月ですよ。

No title

demaさん、ありがとうございます!ダン、ごめん!(訂正しました)(^_^;)