Human / ヒューマン (The Human League / ヒューマン・リーグ)1986



Come on baby, dry your eyes
Wipe your tears
Never like to see you cry
Won't you please forgive me

さあ ベイビー 悲しまないで
涙をふきなよ
きみが泣くのを見たくないんだ
お願いだ 僕を許してほしい

I wouldn't ever try to hurt you
I just needed someone to hold me
To fill the void while you were gone
To fill this space of emptiness

きみを傷つけるつもりなどない
誰かに抱きしめてほしかっただけなんだ
きみが行ってしまった虚しさを埋めようと
この何もない空間を埋めようとしたんだ

I'm only human
Of flesh and blood I'm made
Human
Born to make mistakes

僕だってただの人間さ
肉体と血液で できてるんだ
僕だって人間
過ちだって起こすんだ…

So many nights I longed to hold you
So many times I looked and saw your face
Nothing could change the way I feel
No one else could ever take your place

幾つもの夜 きみを抱きしめようと願った
何度も思い浮かべたよ きみの面影を
僕の気持ちを変えられるものなどないし
誰もきみの代わりになることはできない

I'm only human
Of flesh and blood I'm made
Human
Born to make mistakes
(I am just a man)
(Human Human)
Please forgive me

僕だってただの人間さ
肉体と血液でできているんだ
僕だって人間さ
過ちだって起こすんだ…
(僕もただの人間なんだ)
(人間さ ただの人間)
お願いだ 許しておくれ

The tears I cry aren't tears of pain
They're only to hide my guilt and shame
I forgive you,
now I ask the same of you
While we were apart I was human too

私の流す涙は 心の痛みの涙じゃない
自分の罪と恥辱を隠したいだけなの
あなたを許すわ
あなたと同じことをあなたに聞いてるの
あなたがいなかったとき
私も一人の人間だったのよ...


(Human Human)

ひと、ひとって…

I'm only human
Of flesh and blood I'm made
(I am just a man)
Human
Born to make mistakes

ただの人間
肉体と血液からできている
(ただの人間)
ひと なんだ
生まれつき 過ちを犯す存在

(Human Human).

それが人間…

(Jimmy Jam and Terry Lewis)

void=空間、空所、〔人の心の〕むなしさ、孤独感

Released in 1986
US Billboard Hot100#1
From The Album"Crash"

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"僕だって人間だ。ひとは過ちを犯すんだ"...告白する男。
"あなたを許すわ"...と許す女。"私も人間だったから..."。

この女性の告白。何を指すのでしょう。かなりコワいですよ(^▽^;)。

◆"Human"の作者は売れっ子ソングライター&プロデューサーチーム"ジャム&ルイス"のジミー・ジャム&テリー・ルイス。ジャネット・ジャクソンの"コントロール""リズム・ネイション""ジャネット"や、キャリン・ホワイト、ボーイズⅡメンなどの作品を手掛けてますね。

テリー・ルイスはローリング・ストーン誌で次のように話しています。

"ヒューマン"の歌詞は人間のつながりを考えているときに浮かんできたんだ。女は浮気しても、つま先たててこっそり帰ってくるから男にはわからない。僕はこの曲のタイトルをちょっとひねって使えばスマートに告白できると思った。"ああ素敵な気分!あなたって人間らしいわ。ええ許してあげる。あなたがいない間、私も人間らしくしてたもの…"って。


やっやっぱりそういうことか...(^▽^;)。コワいけど「お互いさま」なんですね。

◆ヒューマン・リーグは「愛の残り火(Don't You Want Me)」を全米No1にしてから4年経っていました。フロントマンのフィル・オーケーは、その頃のイギリスの音楽をつまらなくなっている、と受け止めていました。でもそのなかでも“チェンジ”というグループの音楽は気に入っていて、“チェンジ”をプロデュースした“ジャム&ルイス”に注目していました。
フィルはジャム&ルイスに次作アルバム「クラッシュ」のプロデュースについてアプローチ。なんとか約束をとりつけました。

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フィルは次のように言います。

音作りを完全に人任せにしたのは、この時が初めてだった。彼らは僕たちが何をしてきたのかよくわからせてくれた。前のLPではレコードを作らないで、おしゃべりばかりしていたんだ。
彼らは僕たちのレコードを聴いて、僕たちに合わせて曲を作ってくれたんだろう。客観的にみても(“Human”は)素晴らしいレコードだと思うよ。最高のバラードだね。



そんなフィルでしたが、テリー・ルイスによるとレコーディングは大変だったみたいですよ。

この曲はフィルには歌えないだろうと誰もが思っていたよ。だって彼はもともと無機質な歌い方をするけど、この曲はそれじゃいけない。フィルのなかから、あの曲の声を引き出すのにまる一週間かかったよ。彼がバラードに必要なフィーリングを掴むまで、何度も何度も繰り返したんだ…。


バラードの歌い方を身につけたフィル。この曲“ヒューマン”を、正真正銘、自分たち“Human League”の歌にしたんですね。

◆フィルは髪型は時代とともに変わりました(笑)が、頑張ってますよ!
(PS)ブログのカテゴリーは「生き物の名前の入る歌」にしました(^▽^;)。

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◆"Human"が1位を記録した週の全米チャートです。
US Top 40 Singles For The Week Ending November 22, 1986

ボストン→ヒューマン・リーグ→ボン・ジョヴィ、と様々なロックグループが全米No1となる、なかなか楽しいチャートでした。3位マドンナは曲は可愛くて好きでしたが最高位3位で残念。5位のエディ・マネーもロニー・スペクター共演で話題を呼びましたね。8位ヒューイ・ルイス、9位はヒューイと関係の深いブルース・ホーンズビー。ピアノをフューチャーしたなかなか意味深な曲でした。

-1 2 HUMAN –•– Human League
-2 1 AMANDA –•– Boston
-3 3 TRUE BLUE –•– Madonna
-4 5 YOU GIVE LOVE A BAD NAME –•– Bon Jovi
-5 4 TAKE ME HOME TONIGHT –•– Eddie Money
-6 7 WORD UP –•– Cameo
-7 8 THE NEXT TIME I FALL –•– Peter Cetera & Amy Grant
-8 11 HIP TO BE SQUARE –•– Huey Lewis & The News
-9 14 THE WAY IT IS –•– Bruce Hornsby & The Range
10 13 LOVE WILL CONQUER ALL –•– Lionel Richie

◆The Human League - Human (Live Tocata 1986)
↓↓↓↓↓


(この記事で参考にしたページ)
・Wikipedia Human
・ビルボード・ナンバー1・ヒット1985-1988Ⅲ(音楽之友社)

(この曲を購入)amazon.co.jp
ニュー・グレイテスト・ヒッツ
ヒューマン・リーグ

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コメント

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ビルボード・ナンバー1・ヒットの翻訳者の・・・

かまち潤さんが出した「全米NO.1ヒットグラフィティ」という「レコードのジャケ写」がいっぱい載ってるムック本があるんですが、その中で「どうしても手に入らなかったジャケット」の中に、この「Human」がありました。(その他はビリー・プレストンやエヴァリー・ブラザースなど6枚のみ:1092曲は載ってるのに・・・)ついでの折に編集部まで・・・らしいので、実はレアかもしれませんね。(平成13年の本なので、今は持ってらっしゃるかもしれませんが)

この曲が流行った時は「Human LeagueがバラードでHuman?」とよくわからない状況でしたが、まさかの全米1位ですからね。
惜しむらくは、この次のシングルが切られたのかすらわからなかいほど売れなかった事ですが。

(浮気するのは人間っぽいんですか。「不倫は文化」みたいですね)

No title

不倫は文化、じゃないですが(笑)、「僕も人間だ、過ちをおかすもの」ってコイツ自分で言うんかい!と思ってましたが、女性もやり返していた、ってのは気が付きませんでした(^_^;)。
かまち潤さんのグラフィティは僕も持ってます。ジャケット写真はネット画像でしたが、貴重だったんですねー。

この曲大好きでした♪

偶然 聴いてたので嬉しくて書き込ませていただきます。
当時は内容全くわからず純粋に歌のみで。
後に訳知ってオチがついてたんだなぁと(笑)

意外性といえばAce of Baseの「サイン」も( ☉д⊙)驚きでした。
恋の予感的な前向き内容と思い込んでいました。
他に「それは君…では有り得ない」Kissの曲にもこういうのがあったような…?
洋楽は明るい音楽に暗い詞などあって面白いですね。

No title

ににさん、コメントありがとうございます!
意外な歌詞!洋楽を楽しむひとつのポイントですよね(^o^)。KISSのその曲、なんでしょうね?