Jack and Diane / ジャック・アンド・ダイアン (John Cougar Mellencamp / ジョン・クーガー・メレンキャンプ) 1982



Little ditty
about Jack and Diane
Two American kids growin' up
in the heartland

こいつはちっぽけな歌
ジャックとダイアンの話
アメリカ中部で育った
二人のカップルの話さ

Jacky's gonna be a football star
Diane debutante backseat of Jacky's car

ジャッキーは
フットボールのスターになるはずだった
ダイアンはジャッキーの車の後部座席で
デビューを果たしたんだ

Suckin' on a chili dog
outside the tastee freeze
Diane's sittin' on Jacky's lap,
he's got his hands between her knees

テイスティ・フリーズの外で
チリ・ドックを食べながら
ダイアンはジャックのふとものの上に座り
ジャックはその両手を
ダイアンのヒザの間に滑り込ませたんだ

Jacky say,
"Hey Diane lets run off
behind a shady tree
Dribble off those Bobby brooks,
let me do what I please"
And say a…

ジャッキーは言った
“ヘイ、ダイアン
木の陰に隠れようぜ
ボビー・ブルックスなんて脱いじゃって
俺のしたいことをやらせてくれよ"
そうさ

"Oh yeah life goes on
Long after the thrill of livin' is gone"
Say a, "Oh yeah life goes on
Long after the thrill of livin' is gone,
they walk on"

Oh yeah 人生は続いていく
生きることのスリルがなくなった後もずっと
Oh yeah 生活は続いていく
生きることのスリルがなくなった後もずっと

Jacky sits back reflects
his thoughts for the moment
Scratches his head
and does his best James Dean

ジャッキーは座りこんで
しばらく考え込んでみる
頭を掻くのは彼のベストの
ジェームス・ディーンの決めポーズ

Well you know Diane,
we gotta run of the city
Diane says
"Baby, you ain't missing nothing
Jacky say a…

"なあダイアン
俺たち街に出るのがいいんじゃないか"
ダイアンはこう言った
"あなたって この町に未練がないのね"

"Oh yeah life goes on
Long after the thrill of livin' is gone
Oh yeah they say life goes on
Long after the thrill of livin' is gone"

"そうさ 人生は続いてく
生きるスリルが失せた後もずっと
そうさ 誰もが言うんだ 人生は続く
生きる楽しみが消え失せた後もずっと"

Gonna let it roll 'n' rock
Let it roll
Let the Bible belt come on down
And save my soul
Hold on to 16 as long as you can
Changes come around real soon
Make us women and men

そうさ ロックン・ロールしよう
ロックン・ロールだよ
ここら一帯も聖書地帯にして
魂を救ってもらうのさ
できるだけ長く16歳でいることだ
変化は今すぐにだって訪れる
少女と少年をただの女と男にしちまうのさ

Oh yeah life goes on
Long after the thrill of livin' is gone
Oh yeah they say life goes on
Long after the thrill of livin' is gone

ああ そうさ 人生は続いていく
生きるスリルが消えたあともずっと
ああ そうさ 人生を生きていくのさ
生きるスリルなんかなくたってね

A little ditty about Jack and Diane
Two American kids doin' the best that they can

ジャックとダイアンの他愛もない話
二人のアメリカン・キッズが
精一杯生きてるっていう話さ

Songwriters Mellencamp, John
Lyrics c Sony/ATV Music Publishing LLC

ditty=小(歌)曲
debutante=初めて社交界に出る
the Tastee Freeze=カリフォルニアにあるアイスやピザ・ドックなどのチェーン店。
Bobby Brooks=70年代から80年代の若い女性の大衆的なブランド
Dribble off =(Slang) Take those cloths off
long after= ~のずっと後に
reflect=真剣に考える、内省する、自分と向かい合う
Bible belt=聖書地帯

Released In 1982
US Billboard Hot100#1(4)
From The Album“American Fool”

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ジョン・クーガー(当時の名前)はローリングストーン誌のインタビューに答えて、この曲のことを次のように言っています。
沢山の人が"生きる喜びがなくなってからも人生は長く続く"というところの歌詞を否定的に受け取ってるけど、そうじゃないんだ。"別に、やっていけるじゃないか"と言われると、気が楽になると思うんだ。

◆ジョン・メレンキャンプ(彼の本名)は"ジャックとダイアンのちっぽけな物語"という体裁で自分のことを歌ったのでしょうか?
ジョン・メレンキャンプはインディアナ州のセイモアで生まれました。セイモアは公害がひどく、労働者の多いさびれた町で、殺人事件も多いところだったそうです。ジョンによると「俺たちの先祖はオランダ人の百姓。親父は一代で電機会社の重役にまでなった。みんな体がでっかくて俺だけが小さかったよ」とのこと。

 ジョンは権威的な人が嫌いでよくケンカをし、タバコでフットボール・チームを止めさせられたそうです。18歳のときすでに妊娠中だった23歳の恋人プリシラと、結婚承諾に年齢制限のないケンタッキー州に州境を越えて駆け落ち。彼女の家族のところへ転がり込みました。ハイスクールを卒業し、ヴィンセンヌ大学に入学し2年間通いましたが、大学に行くことよりも、毎日フリスビーで遊んだり、娘のミッシェルをあやしたりぷらぷら...。音楽がやりたくてうずうずしていたそうです。バンドを結成し初めて曲を書いたジョンは大学を辞め、妻と娘と一緒に彼女の実家を出ます(-_-;)。そのあと苦労しながらレコード会社と契約...。(ジョンとプリシラはジョンの1980年のアルバム「夜を見つめて」リリース後、合意のもと離婚します)

 "ジャック&ダイアン"が"ジョン&プリシラ"だとして考えてみると…"Oh yeah life goes on Long after the thrill of livin' is gone」のフレーズは"できちゃった婚(おめでた婚)"のことを歌っているような気がします。ジャッキーが彼女に言います。"なあ、ダイアン、俺たち街に出た方がいいんじゃないか…"。これも「駆け落ち」を指しているのではないかな。

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◆歌詞は70年代のアメリカの片田舎の若者たちの生活の様子を歌い、スラングも沢山出てきます。

(Diane debutante backseat of Jacky's car)
はい、ダイアンはジャックの車の後部座席でデビューを果たしたんですね。何のデビューかって?ご想像にお任せしましょう(^▽^;)

(the tastee freeze)
主にテイクアウトでバーガーやドッグ、ソフトクリームなどを安く提供する、ティーンエージャー御用達の店のようですね。

taste Freez

(Dribble off those Bobby brooks)
これ、"Dribble Off"の意味がわかりませんでした。"dribble"は辞書だと 1.(液体などを〉したたらせる;〈よだれを〉たらす、という意味と、2【球技】〈球を〉ドリブルするという意味です。
 "Slang City"というサイトにこの部分の意味が"take off (your pants)."と出ていました。"take"="dribble"ってことなのかな。ちょっと強引な気がするが(^▽^;)。

"Bobbie Brooks"は70年代に流行った女のコのブランドであるとのこと。他のサイトには次のように解説がありました。"Bobbie Brooksは今日ではひどく時代遅れに映っているかもしれない。でも当時は、流行に敏感な女のコが着るブランドとして市場によく出回っていた"。

bobbt brooks

でも冒頭のビデオのダイアンの衣装はBobbie Brooksらしいワンピ―スではなく、ジーンズファッション。実際には"Bobby Brooks"の服を着ていたわけじゃなく、"お嬢さんのような洋服"="女のコの服"について"Bobby Brooks"と言っただけなのかもしれませんね。

John_Cougar_Mellencamp_Jack__Diane_153491.jpg

◆ムムっこの記事は本当なのかな。
この記事によると、"Jack and Diane"のオリジナルの歌詞は"異人種のカップル(An interracial Couple)"だった、とのこと(゚Д゚)ノ (The Huffington Post.com

"オリジナルの歌詞はジャックはフットボールスターじゃないんだ。彼はアフリカン・アメリカンだったのさ。1982年にこの曲をレコード会社に持っていったら、ジャックを誰か他の者に変えてくれないかな?って言われたのさ"
"本当は変えたくなかったんだ。だってこの曲のポイントは、白人の女の子と黒人の男の子との関係を歌ったことだったからね。だいぶ議論をしたし、僕も若かったからね。とにかく、わかったよ、じゃあ、主人公はフットボール・スターってことにするから。"


◆John Cougar Mellencamp - Jack & Diane (Live On SCTV) 1982
↓↓↓↓↓


◆John Mellencamp. "Jack and Diane". live 1993
↓↓↓↓↓


◆ギターで"Jack and Diane"を弾こう!
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(この記事で参考にしたページ)
・ビルボード・ナンバー1・ヒット1971-1985下(音楽之友社)
・Wikipedia ジャケット写真もここからいただきました。
・CD「The Best That I Could Do 1978-1988」ライナーノーツ
・Slang City http://www.slangcity.com/songs/jack_and_diane.htm

(この曲を購入)amazon.co.jp
The Best That I Could Do 1978-1988">The Best That I Could Do 1978-1988 Import
ジョン・クーガー・メレンキャンプ

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(John Cougar Mellencamp)
I Need A Lover / アイ・ニード・ア・ラヴァー 1979
Ain't Even Done With The Night / 夜が泣いている 1981
Hurts So Good / 青春の傷あと 1982
Pink Houese / ピンク・ハウス 1984

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コメント

非公開コメント

No title

懐かしい歌です~w。当時、ボソボソつぶやくように歌ってたからなんて歌っているかわからなかったけど、そうか「人生は続いてく♪」なんですね。サマーソングたちに挟まれてのジョンクーガー、ベストヒットUSAでちょいちょい克也さんに語られていますが、ちゃんと養育費払ってんでしょうかね(笑)?

取り上げてるテーマが

Bon Joviの「Livin' On A Prayer」チックですよね。
アメリカの若者たちの生活が分かる~って点だけですが。
自分は「Scarecrow」からの遡りで聞いた口ですが、曲としてのカッコよさで飛びつくと
アメリカの農村の問題とか歌ってて、Farm Aidの主催に繋がったりしてるんですよね。
何やかんやで「深い」ですよね~。

ビルボード・ナンバー1・ヒットだとJohnの項目はこの曲しかないんですよね。
是非「Scarecrow」以降の和訳もリクエストしますっ!裏話込みで。

No title

ゆーきちさん、“ジャックとダイアン”の物語は当時のアメリカの若者たちが“俺達のことを歌ってると”思ったんでしょうね。日本で言うと「昭和枯れすすき」でしょうか←違うと思う(^_^;)。

Scarecrow以降も・・・

John CougarからJohn Mellencampの本名へ。ジョンはFarm Aidへの関わりなど含め、まだまだ頑張ってますね。さすがに日本には来てくれないだろうなあ。ステージも観てみたいアーチストです。思い入れや記憶ではやはり"Scarecrow"以前となってしまうのですが、The Lonesome JubileeやBig Daddyなどからもヒットが出てるんですよね。ゆっくりと(^▽^;)手掛けてまいります…。