Introduction / イントロダクション (Chicago / シカゴ) 1969



Hey there everybody
Please don't romp or roam
We're a little nervous
'Cause we're so far from home
So this is what we do
Sit back and let us groove
And let us work on you

さあ なあ みんな!
はしゃぎまわったり
席を飛びだしたりしないでくれよ
僕たちはちょっと神経質になってる
だって故郷から遠く離れて来てるんだ
そうさ これが僕たちができること
くつろいで いい気分になってくれよ
きみのために一生懸命やるからさ

We've all spent years preparing
before this band was born
With heaven's help it blended
And we do thank the lord.
So if you've nothing to do
Sit back and let us through
As we play for you

このバンドが誕生するまえに
僕たち何年も準備してきたんだ
神さまの手でサウンドが融合されたのさ
感謝しなきゃね 神さまに
何もすることがないのなら
くつろいで 聴いてくれ
きみのために演奏するから

Now we put you through the changes
And turned around the mood
We hope it's struck you different
And hope you feel moved
So forget about your troubles
As we search for something new
And we play for you

さあ "変化"ってやつを経験してもらうよ
雰囲気を一転させちゃうのさ
違った感じの衝撃を与えたいんだ
心が動いてもらえるといいな
さあ 悩み事は今だけ忘れよう
僕たちが新しいものを探してるようにね
きみのために演奏するよ

Songwriters Terry Kath
Lyrics c Sony/ATV Music Publishing LLC

romp=跳ね回る、走り回る、はしゃぎ回る
roam=(あてもなく)歩き回る,ぶらつく
sit back=〔椅子に〕深く座る、座って動かない、くつろぐ
work on =せっせと働く、一生懸命に取り組む
put someone through=人に経験させる、通過させる

Released in 1969
From The Album
"Chicago Transit Authority"

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シカゴのデビューアルバムは異例の2枚組!邦題「シカゴの軌跡」でした。原題は「Chicago Transit Authority」。まだ"シカゴ"になる前のグループ名"シカゴ・トランジット・オーソリティ"名でアルバムをリリースしたんですね。
それが何で"シカゴ"になったのかというと… 彼らバンドがアルバムのツアーを行っている間に、本当のシカゴ交通局(シカゴ・トランジット・オーソリティ)から法的な訴訟を受け、グループは自分たちの名前を単純にシカゴと短くする事を強いられたそうです!(^▽^;)。

◆実は私めったはこのアルバムはまだ聴いておりませぬ...(^▽^;)。僕が洋楽を聴き始めたシカゴは「X」の頃、やっぱり「愛ある別れ(If You Leave Me Now)」からなので、さかのぼって、2枚組には手が出せませんでした。それに、邦題がやっぱりスゴかった。(中学生なので、引いてしまった!?というところでしょうか)

サイド 1
1.イントロダクション - "Introduction" (Terry Kath) ? 6:35
2.いったい現実を把握している者はいるだろか? - "Does Anybody Really Know What Time It Is?" (Robert Lamm) ? 4:35
3.ビギニングス - "Beginnings" (Lamm) ? 7:54

サイド 2
1.クエスチョンズ67/68 - "Questions 67 and 68" (Lamm) ? 5:03
2.リッスン - "Listen" (Lamm) ? 3:22
3.ポエム58 - "Poem 58" (Lamm) ? 8:35

サイド 3
1.フリー・フォーム・ギター - "Free Form Guitar" (Kath) ? 6:47
2.サウス・カリフォルニア・パープルズ - "South California Purples" (Lamm) ? 6:11
3.アイム・ア・マン - "I'm A Man" (Jimmy Miller/Steve Winwood) ? 7:43

サイド 4
1.1968年8月29日シカゴ、民主党大会 - "Prologue, August 29, 1968" (James William Guercio) ? 0:58
2.流血の日(1968年8月29日) - "Someday (August 29, 1968)" (Lamm/James Pankow) ? 4:11
3.解散 - "Liberation" (Pankow) ? 14:38

◆今回、なぜ「Intoduction」の和訳記事を書いたかというと、「Chicago X」の「Scrapbook」の記事をまとめるのがきっかけです。「ScrapBook」は作者のロバート・ラムが"「この曲は"Introduction"の返答なんだ。""僕らの1番最初のアルバムの1曲めの曲さ。テリ―・キャスが僕らの"宣言書(Manifesto)"として書いた曲なんだ。僕はその後に起こったことを付け加えただけなんだ。」と言っていたからには、こちらの曲に触れざるをえませんでした(^▽^;)。聴いてみて、んー、カッコいいねえ!テリー・キャスってこんなギタリストだったんだ!(Wikipediaに"キャスのギタリストとしての力量は非常に高く、ジミ・ヘンドリックスがキャスの演奏のファンになったほどである"と書いてありました)

◆この曲がデビューしたシカゴの"マニフェスト"。彼ら自身も、ブラスセクションとジャズ、ロックが融合した自分たちのサウンドを「特別なもの」と思っていたんですね。歌詞の"With heaven's help it blended"の"blended"ですが、何を神様がブレンドしたのか?と思いましたが、やっぱりサウンドってことなのかなと思ってそのように和訳しました(違ってるかも)。ロックバンドだと「さあ、みんな席を立って、はしゃいじゃってくれ!」というのが普通な感じですが、彼らは「サウンドを聴いてほしい」って思いがあったんですかね。
ああ、この曲を和訳したら、「Chicago X」の「Scrapbook」も聴きたくなってきましたよ。→(こちらをどうぞ)。

◆これは貴重!シカゴ2回目の来日のときのもの。Chicago Live from Tokyo, Japan on June 8th, 1972。
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◆アルバムから「ビギニングス」。全米7位のヒットです。こちらはシングルエディット。
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◆ピーターの伸びのあるヴォーカル。 "Questions 67 & 68"(Live in Paris. 1969)。ロバート作。
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(この記事で参考にしたページ)
・Wikipedia シカゴの軌跡

(この曲を購入)amazon.co.jp
シカゴI(シカゴの軌跡) Original recording remastered
シカゴ

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コメント

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貴重なLive映像

想い出のスクラップブックと一緒に和訳してくれてありがとうございます!こっちも大好きなんです!
この曲の1993年のLiveを貼ります。ボーカルはなんとビルチャンプリン!
https://www.youtube.com/watch?v=7_gIX2VE7jE

イントロその2(至極個人的)

私は「愛ある別れ」以降あまり興味がなくなった方なんですが…この曲、ソニーのゴールドディスクシリーズ(金ピカのアルバムジャケットのやつ)に入ってたかなぁ。サイド1の全曲とサイド2の1曲目は記憶にあります。「ビギニング」は付き合い始めたばかりの恋人の歌とか解説にあったような(ちょっと再生したけど懐かしくて泣きそうになってやめた)。「いったい現実を…」と「メイク・ミー・スマイル」が特に好きでした。このLPを探した時にすっかり存在を忘れていたレオン・ラッセル、ミシェル・ポルナレフのベスト盤、ストーンボルト、マイク・オールドフィールド(CRISES=邦題ムーンライト・シャドー←この曲だけのために購入)が手元にあるのが分かりました。ありがとうございました(笑)。

No title

シカゴといえばAORバンドと認識する方が殆どと思いますが、RWにとっては1970後期以降の彼らは完全変節してしまった姿としか映りません。確かに美しいバラードのシカゴも嫌いじゃないけど・・、初期名盤(Ⅰ~Ⅲ)のワイルドさ・反骨心の衝撃が多感な時代の脳裏に深く刻まれ体に染みついてしまったため、到底同じバンドだとは思えないのです。日々進化し発展していた1970年初頭ロックの激動パワー・うねりをリアルタイムに体験していったものにとって、この時代のロックはジャズ・クラシック・ラテン・アフロ音楽等、異分野との融合が次々と進んでいましたね。ハードロックやプログレと並んで「ブラスロック」(BS&T、シカゴ、チェイス)も一大ジャンルとして世界を席巻していた中で、現在はBS&Tが唯一頑張っている印象かな・・。ロックにブラスを取り入れた先駆的な存在、社会矛盾を突いた反体制の姿勢を鮮明にして愛・自由を叫んでいた熱い血潮のワイルドな初期シカゴ・・、ありし日の彼らの真髄(凝縮された情熱)は最高でした。「イントロダクション」が冒頭を飾り、「一体現実を把握している者はいるだろうか?」、「ビギニングス」初期の最大ヒット曲「クエスッチョンズ67&68」。まさにロバートラムの鋭い感性と曲作りの豊潤なセンスが冴えわたっています。初期シカゴのサウンドを牽引していたのが名ギタリストとして称賛されたテリー・キャスのいぶし銀のギターワークがブルージーに唸り奏でられる曲も素晴しい!「ポエム58」究極轟音プレイ「フリーフォームギター」が大好きです。

懐かしの・・・

うれしいですね。この曲を取り上げてくれるとは。
初期のシカゴのサウンドの魅力がぎっしり詰まった曲です。
テリー・キャスのギターは、苛立ちを発散するような迫力があります。また、彼のワウワウペダルは最高ですね。
でも、ジミーペイジやキースリチャーズとかのギタリスト達に比べて、当時から彼の評価は低くていつも不満に思っていました。
実は中学校の頃、ぼくはシカゴに夢中でした。初めて行ったコンサートもシカゴでした。
テリーが死んでから、だんだんシカゴと遠のいてしまった気がします。

シカゴへの熱い愛!

ノッチmrngさん、ローリングウエストさん、demaさん、初期シカゴへの熱い愛!をありがとうございました。タイムマシンで戻れたら、その頃の時代と楽曲のメッセージをリアルタイムで味わえるのにな!僕は追体験しできませんが、ようやくその辺りに関心が湧いてまいりました←遅いか(^_^;)。またご指導?願います。

やっぱり初期ですね

僕は世代的にChicago 16がリアルタイム(中学生)だったのですが、当時はChicagoというバンドにまったく興味を持つことができませんでした。

ところが、某TV音楽番組でChicagoを特集していたのを数年前に観て、それまでのイメージが一変しました。
http://www.bs-tbs.co.jp/songtosoul/onair/onair_42.html

でも、Chicagoだけではなく、同じバンドやアーティストが、その時代時代で音楽性が違うっていうのは、他にもたくさんありますよね。

いやー、初期のChicagoって、本当にカッコイイですよね。

No title

初期シカゴのサウンドがとてもカッコよく聴こえて、その時代のなかで聴きたかった〜なんて思いますね。
でも中期後期のシカゴも別バンドとして、やっぱり僕は好きだなあ。こちら近日中に和訳アップ予定です(^_^;)。