(Only A ) Summer Love / ひと夏の愛 (REO Speedwagon / REO スピードワゴン)1976



Now there's nothing left to do
but to lay my head down for sleeping
I'm weak with exhaustion and the lover's blues
and I still can't forget
those weeks I had with you

もう僕にできることは何もない
ただ横になって眠るだけさ
疲労と恋人たちの憂うつで弱ってるんだ
きみと過ごした数週間を
いまだ忘れられないんだ

But I guess it was only a summer love
Nothing too serious and nothing to last
I feel like a fool to be
longing for that lyin' summer love

でもそれは ただの夏の日の恋
真剣に受け止めるようなものじゃないし
長続きするものでもない
懐かしがってる僕は馬鹿みたいさ
二人横になっていた夏の日の恋を

Once we both loved just a bit too hard
for deep down we both knew it was dyin'
And we both talked just a little about forever
but we both knew we were doing some lyin'.

以前の僕ら二人は少しだけ愛し過ぎたんだ
でも心の底で 愛の終わりをわかってた
僕ら二人は少しだけ永遠を語り過ぎたんだ
でも僕ら2人わかってた 嘘をついていたことを

But I guess it was only a summer love
Nothing too serious and nothing to last
I feel like a fool to be
longing for that lyin' summer love

でもそれはしょせん 夏の日の恋
真面目すぎるものでも 長続きもしない
自分が馬鹿みたいさ 懐かしがるなんて
二人嘘をついていた夏の日の恋を

Now the snow falls,
freezing my hurt for you
but some nights I feel
it's still there.
I've come back now
to the life I've known before you
but I doesn't have the same old meaning.

そして今 雪が降り
きみが付けた僕の傷を凍らせている
それでも感じる夜もある
愛がまだそこにあると
僕はいま 戻ってきたんだ
きみと出会う前の人生に…
でも 以前と同じってわけにはいかないんだ

But I guess it was only a summer love
Nothing too serious and nothing to last
I feel like a fool to be
longing for that lyin' summer love

そうさ あれはただの夏の日の恋
真面目すぎるものじゃないし
長く続く恋でもない
僕は愚か者なんだよ
嘘にまみれた夏の恋を懐かしがってる

Songwriters GARY RICHRATH
Lyrics © BMG RIGHTS MANAGEMENT US, LLC

exhaustion=使い尽くすこと,消耗,枯渇

Released in 1976
From The Album"R.E.O"

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 この「ひと夏の愛(Only A Summer Love)」=「夏うた」は知りませんでした。「ゆういち」さんにブログコメントで教えていただいた曲です!ギタリスト(ゲイリー)の作品らしく、間奏やラストに思い切りギターソロが入っているのが気持ちいいですね!

◆僕がREOスピードワゴンを聴いたのは"禁じられた夜(High Infedelity)"からでしたので、この曲の収録されたアルバム「R.E.O」は聴いたことがありませんでした。彼らの全盛期のボーカリストであるケヴィン・クローニンが本格的にボーカルに座ったアルバムがこの1976年リリースされた「R.E.O」だったんですね。(何でジャケットに毛が生えてるのだろう?笑)

あらためてバンドのバイオグラフィーをWikipedeiaで確認したら、思い出しましたよ。ケヴィン・クローニンがなんで"苦労人"だったのかを!

↓↓↓↓↓ (彼らのウィキペディアより)

(1973年)
3枚目のアルバム『ライディング・ストーム』のレコーディング中、プロデューサーのビル・ハルヴァーソンの妻の真っ白なカーペットに新メンバーのケヴィンが赤ワインをこぼしてしまい、その妻が激怒。この問題を収拾する為に他の4人のメンバーは数日間の話し合いを持った。結果、ケヴィンをクビにし、新しいヴォーカルを迎えるという結論に達した。今度はケヴィンがこれに激怒、クビを宣告される前に自らバンドを脱退した。既に刷られていたアルバム・ジャケットからケヴィンの姿は綺麗に消された。残されたメンバーは3代目のヴォーカル、マイク・マーフィーを加入させ、ヴォーカルのレコーディングをし直す事になった。

(1974年)
・様々なトラブルの末、3枚目のアルバム『ライディング・ストーム』リリース、全米第171位。
・同年11月、4枚目のアルバム『ロスト・イン・ア・ドリーム』リリース、全米第98位。(以下略)

(1975年)
5枚目のアルバム『ジス・タイム・ウィ・ミーン・イット』リリース、全米第74位。アルバムリリース後に3代目ボーカルのマイク・マーフィーが脱退。バンドを離れていたケヴィン・クローニンが「キープ・プッシン」という曲のデモ・テープをバンドに送る。これがきっかけとなりケヴィンはバンドに復帰する。

(1976年)
この年の1月にロサンゼルスのレコード・プラント・スタジオでケヴィンと他のメンバー4人でレコーディングを行なう。そして、このレコーディングで生まれたのが『REO』というアルバムで同年6月発売、全米第159位。この作品からケヴィンがバンドへ正式に復帰する。その後バンドは10ヶ月間のツアーを行なう。


...おいおい、プロデューサーの妻たるもの、赤ワインをこぼされたことを理由に前途有望あるミュージシャンをクビにしていい!とそう思ったんかねえ(-_-)。まあ"ケヴィン・クローニン"が"苦労人"としてへこたれないガッツが身に付いたんでしょうね!

◆年間300回を数えたツアーを行ったREOスピードワゴンは「ツアーバンド」と呼ばれました。1977年には、ケヴィンが加わったこのツアーが2枚組ライヴ・アルバムとして発売になりました。初のライヴアルバム「ライヴ~嵐の中へ(You Get What You Play For)」は全米第72位の成績で彼ら初のゴールドディスクを獲得しました!

◆「ひと夏の愛」は彼らのハードな曲やメロディアスな曲に交じって個性的な曲ですね。邦題を「恋」でなく「愛」にしたのは「ひと夏の恋」って割とお決まりの言葉だからなのかな。レゲエのスカのリズムのなかで"ひと夏の愛を想い出す"というノスタルジックな曲です。

この曲は"lyin' summer love"の"lyin'"にやっぱり2つの意味をかけているのかな。
1つは、夏の日、浜辺で2人横たわり(lyin')くつろいだりふざけ合ったりしたこと…。
2つは、盛り上がって「永遠の愛」を誓ったりしたけど、所詮それはお互い「嘘」。そんなふりをしてただけ。
ソングライティングはケヴィンではなく、ギターのゲイリー・リッチラス。REOのヒット曲では"禁じられた夜"からは"In Your Letter"や "Take It on the Run"がゲイリーの作品。なかなかシャレた歌詞を書きますね!

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(gettyimages)

ケヴィンとゲイリー。日本に来てくれないかな。

(REO Speedwagon)
Time For Me To Fly / 旅立ちの時 1978
Keep On Loving You / キープ・オン・ラビング・ユー 1980
In Your Letter / 涙のレター 1981
Take It On The Run / テイク・イット・オン・ザ・ラン 1981
Keep The Fire Burnin' / キープ・ザ・ファイア・バーニン 1982
Can't Fight This Feeling / 涙のフィーリング 1985
Wherever You're Goin'(It's Alright)/ホエアエバー・ユア・ゴーイン 1985

◆ケヴィンはこの曲をお土産にバンドに戻ってきました!"Keep Pushin"。 live at Kemper Arena 1985
↓↓↓↓↓


◆2枚組ライヴ・アルバム「ライヴ~嵐の中へ」から「ひと夏の愛」の音源です。
↓↓↓↓↓


(この曲を購入)amazon.co.jp
ライヴ~嵐の中へ(紙ジャケット仕様) Limited Edition, Original recording remastered
REOスピードワゴン

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コメント

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ありがとうございます!

和訳ありがとうございます!アルバム『R.E.O.』はケヴィンのポップサウンドとゲイリーのハードサウンドが調和した良い作品です。ぜひ他の曲も聴いてもらいたいです!

Garyについて

めったさん、毎日かかさず和訳ありがとうございます。
いつも楽しみに拝読させていただいています。

ところで、この作品の作者であるGary Richrath は、残念ながら昨年9月13日に65歳で亡くなっています。
Gary Richrathは1989年にREOを脱退しましたが、彼の死に際し、Kevinは次のコメントを発表しています。
「今日、僕の長年の友人でコラボレーターのGary Richrathが亡くなった」
「とても悲しい。彼は類まれなギタリスト、ソングライターであり、黄金のハートを持ったタフな男の見本のような人だった。ロック・バンドにいるのはどういうことなのか、僕がいま知っていることのほとんどは彼から学んだ」
「REOファミリーの全員が彼の死を嘆いており、彼の家族、友人、ファンとこの悲しみを分かち合っている」
「でも、こうした言葉では、僕のいまの感情の深さは表現しきれない・・・」

もう彼の来日は叶いませんが、彼が残したアルバム"Only the Strong Survive"に、REOの名曲"In Your Letter"のカバーが収録されていますので、機会があったら聴いてみてください。

そうだったんですか…。

ゆーいちさん、リクエストいただいて「禁じられた夜」以前のR.E.Oをちょっとかじりました。バンドの歴史のなかで、支えてきたゲイリーと、波乱万丈苦労人のケヴィンの存在を改めて認識しました。
もちさん、知りませんでした…。「禁じられた夜」のインナーの5人横並びの写真のなかで笑っているゲイリーの顔が浮かんできました。ソロアルバムはタイトルが「Only The Strong Survive」なんですね。きっと自分たちにそう言い聞かせて、曲を作り、歌い演奏するなかで、タフに乗り切ってきたんだろうな。ソロにそのタイトルをつけた、ってところに彼のモットーを感じます。一方で、"In Your Letter"のような可愛いポップソングもゲイリーの作品、ってとこが幅広いですね。ご冥福をお祈りいたします…。