Rehab / リハブ (Amy Winehouse / エイミー・ワインハウス)2006



They tried to make me go to rehab
I said, no, no, no
Yes, I been black
But when I come back,
you'll know, know, know

I ain't got the time
And if my daddy thinks I'm fine
He's tried to make me go to rehab
I won't go, go, go

みんなリハブに行けって言うけど
アタシ言ったの "絶対イヤだ"って
そうよ ずっと真っ暗な中にいたけど
アタシが戻ってきたら
アンタだってわかるでしょ

そんな暇なんてないし
父さんもアタシを大丈夫ってわかってて
リハブに行かせようとしたのよ
アタシは絶対に行かないわ

I'd rather be at home with a Ray
I ain't got seventy days
'Cause there's nothing,
there's nothing you can teach me
That I can't learn from Mr. Hathaway

アタシは家でレイと一緒にいる方がいいし
70日間なんてとんでもないわ
だって何もないのよ
アタシがアンタに教わることなんて
Mr.ハサウェイさんがぜんぶ
アタシに教えてくれたのよ

I didn't get a lot in class
But I know it don't come in a shot glass

学校じゃほとんど得るものがなかったし
でもアタシだって
1杯のお酒じゃ解決できないってわかってる

They tried to make me go to rehab
I said, "no, no, no"
Yes, I been black
But when I come back,
you'll know, know, know

I ain't got the time
And if my daddy thinks I'm fine
He's tried to make me go to rehab
I won't go, go, go

みんなリハブに行けって言うけど
アタシは答えたわ
"No! No! No!"ってね
そうよ 真っ暗闇をさまよってたけど
正気に戻ったから
大丈夫よね

アタシには時間なんてないし
父さんだって大丈夫だろうって思ってる
父さんもアタシを行かせようとしたけど
アタシはそんなとこ行かないのよ

The man said,
"why do you think you here?

I said, I got no idea.
I'm gonna, I'm gonna lose my baby
So I always keep a bottle near

He said,
I just think you're depressed

This, me, yeah, baby,
and the rest

立派な人に聞かれたわ
"なんであなたはここにいるのですか?"って

アタシ"わかんない"って答えたわ
"アタシ アタシねえ フラれちゃうから
いつもボトルを近くに置いてるのよ"

そしたら
"あなたは落ち込んでるように見えますね"って

そうなの それがアタシよ ベイビー
なんのかんの言ったって…

They tried to make me go to rehab
But I said, no, no, no
Yes, I been black
But when I come back,
you'll know, know, know

みんなアタシをリハブに行かせようとするけど
アタシの答えは"絶対にイヤ"
ええ 暗闇をさまよっていたけど
アタシが正気に帰ったら
アンタもわかるわよ

I don't ever want to drink again
I just, oh, I just need a friend
I'm not gonna spend ten weeks
Have everyone think I'm on the mend
And it's not just my pride
It's just till these tears have dried

二度とお酒を口になんてしたくないわ
ああ アタシは友だちが欲しいだけ
10週間も過ごすなんてできないわ
アタシが良くなってるって
みんなに思わせたいからなんでしょ?
アタシのプライドの問題じゃないわ
この涙が渇ききるまでの話なのよ

They tried to make me go to rehab
I said, no, no, no
Yes, I been black
But when I come back,
you'll know, know, know

I ain't got the time
And if my daddy thinks I'm fine
He's tried to make me go to rehab
I won't go, go, go

みんなリハブに行けって言うけど
アタシの返事は"No! No! No!"
そうよ 真っ暗ななかにいたけど
アタシが戻ってきたら わかるでしょ

時間なんてないし
父さんは大丈夫だってわかってても
アタシをリハブに行かせようとしたの
アタシ 絶対に行かないけどね

Songwriters AMY WINEHOUSE
Lyrics c Sony/ATV Music Publishing LLC

depressed=(意気)消沈した; 〔…に〕意気消沈して
and the rest=そのほかなんやかや
on the mend=〈病人など〉快方に向かって, 治りかけて

Released in 2006
US Billboard Hot100#9
From The Album"Back In Black"

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映画「エイミー」を観てきました。
あらためて、この2000年代の歌姫の歌唱に魅かれるとともに、27歳で終わってしまった、あまりにも早すぎる彼女の生涯を悲しく思いました...。

映画「エイミー」公式サイト




◆"Rehab"は彼女の最大のヒットですね。僕もこの曲でエイミーを知りました。彼女は実体験からしか歌を書けない、本人もそう言っていますが、この曲もエイミーの体験ですね。
映画「エイミー」のパンフレットに掲載されていたエイミーのバイオグラフィーを見てみると…

2003年「ストロンガー・ザン・ミー」とアルバム「フランク」でデビュー。
2005年 次作アルバムに取り掛かりますがなかなか集中できず。この頃にブレイク・フィールダーと出会い恋に落ちる。
そして8月には破局。11月にアルコール依存症が悪化。マネージャーのニックたちがリハブ(療養施設)に入ることを強く勧めるが結局入所せずに終わる。12月に曲作りを再開、マネージャーをニックからレイ・コズバートへ変える…。


はい、このあたりの体験がエイミーに「Rehab」を書かせたんですね。

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◆歌詞に出てくる「レイ」と「Mr.ハサウェイ」。これは「レイ・チャールズ」と「ダニー・ハサウェイ」であるとWikipdeiaに出ていました。エイミーは様々な音楽を聴いて育ちましたが、彼女が10代の頃に流行していた音楽は本物じゃない、薄っぺらいと感じていたようです。エイミーが好んで聴いたのはかつてのジャズやソウル、R&Bなど、彼女のボーカルもベースはそこにあるようです。
「家でレイといる方がいい」は「家でレイ・チャールズのレコードを聴いていたい」ってことでしょう。「ハサウェイ氏から学べなかったことであなたが教えられることは何もない」=「みんなハサウェイ氏が教えてくれたから」ってことなのでしょう。レイ・チャールズを親しげに「レイ」と呼び、ダニー・ハサウェイをかしこまって「ミスター・ハサウェイ」と呼んでるのは、エイミーにとっての距離感なんでしょうかね。

途中で「The Man」が話しかけてきます。「The Man」と呼んでいるので、「タダモノではない」「できる男」「偉い男」ってことなのでしょう。「医者」か「カウンセラー」かもしれません。「リハブ」に入所はしなかったけど「診断は受けた」?のかなと想像しました。

◆また歌詞で"Yes, I been black、But when I come back"の「Black」。アルバムタイトルにもなった「Back In Black」。"Black"の世界をエイミーは行ったり来たり。"And it's not just my pride、It's just till these tears have dried"の部分は、これもアルバム収録曲の「Tears Dry On Their Own」を連想します。エイミーは自分の涙を自分でぬぐったり、人にぬぐわせたりしません。"涙は放っておけば乾くもの"と思っていたのかな…。

すぐに才能を生かしてスターダムに乗ったエイミー。素直で率直で、自分らしくそのまま表現することが天才を羽ばたかせましたが、涙のぬぐい方・乾かし方は「自然に任せるものじゃない」って誰かが教えてあげることはできなかったのでしょうか。

 エイミーは「リハブなんてとんでもないわ!」と歌っていますが、周りの言うことを聞いていれば…とも思ってしまいます。若い時のエイミーが暴食する場面では、エイミーは「後で吐いちゃえばいいのよ」と話していましたが、明らかにこれは病気の症状。でもしっかりと治すということをしない。エイミーが結婚(そして離婚)したお相手"ブレイク"。育った環境や境遇が似てることからエイミーはブレイクに魅かれていきました。まあこいつがはっきり言って"クズ"でエイミーへの寄生虫のような存在なのですが、ブレイクとの恋愛がエイミーに様々な愛の名曲を作らせたんですね…。

◆映画「AMYエイミー」は今後9月~11月にかけて全国の映画館で上映されていくようです。エイミー・ワインハウスの歌声を聴きたい人、洋楽ファンはぜひ観てください。
映画「AMY エイミー」上映館のお知らせ

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僕は有楽町角川シネマで観たのですが、これからの上映予告を見たら、今後も音楽&ドキュメンタリーフィルムの上映が盛りだくさんです!

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・「地球に落ちて来た男」(デヴィッド・ボウイ主演)8/27公開
・「ジャニス・リトル・ガール・ブルー」(ジャニス・ジョプリンのドキュメンタリー)9/10公開
そして、いよいよ...
・「The BEATLES Eight Days A Week」(ビートルズのライヴドキュメンタリー)9/22公開

...お金が足りない...(:_;)

◆エイミーのライヴでの"Rehab" at a 2007 award show.
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◆この曲のPVから。
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◆Amy Winehouse - Rehab *Live* acoustic
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(この記事で参考にしたページ)
・Wikipedia Rehab
・映画「AMY エイミー」パンフレット

(この曲を購入)amazon.co.jp
AMY エイミー(オリジナル・サウンドトラック) Soundtrack
エイミー・ワインハウス

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バック・トゥ・ブラック
エイミー・ワインハウス

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コメント

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No title

観ましたとも!本当に悲しい生涯でしたね。

元々「薬中シンガー」的な位置づけであまり好きなアーティストではなく、彼女がグラミー賞を総ナメにした時も疑問に思ってたほどでした。でも、アルバムの曲を数曲聴いたら素晴らしい歌声と、感動的な歌詞に心が震えました。ああいう弱い人だったからこそ書けた曲、常に誰かが支えていないと倒れそうな不安定さで、あれほどまでに注目され、伝説を残した皮肉な人生でした。

それにしても、よくぞ、あそこまで貴重な映像が残っていましたね。ドキュメンタリー映画としても十分心を動かす作品でした。

ビデオ世代

子供の頃からビデオ動画を撮られるのが普通だった、若いアーチストだったんだなーと実感しました。人間誰しも大人は自己責任がありますが、若くしてもてはやされたエイミーは、どうしても被害者だっのでは?という思いが拭えないです。ネタバレになってしまいますが、ブレイクと父親はやっぱり許せない!一緒にリハビリしてるエイミーに、その場でリハブを歌えよとリクエストするブレイク。エイミーなんで歌っちゃうんだよ、と悲しくなり、ブレイクに怒りを覚えました。機会があればまた見返そうと思います。