Seaside Rendezvouz / シーサイド・ランデヴー (Queen / クイーン)1975



Seaside
Whenever you stroll along with me
I'm merely contemplating
what you feel inside

海辺を歩く…
きみと一緒に散歩するときはいつだって
きみの心のなかを
探ってばかりいるんだ...

Meanwhile
I ask you to be my Clementine
You say you'd have to tell your daddy
if you can
I love you madly
Let my imagination run away
with you gladly

その間じゅう
僕はお願いするんだ
"僕のクレメンタインになってよ"ってね
きみはこう言う
"私はいいけどパパに聞かなきゃ"
狂おしいほど きみが好きだから
想像を走らせちゃうよ
きみと一緒だって喜んで

A brand new angle
Highly commendable

Seaside Rendezvous

"新登場の角度から
自信を持っておすすめします!"

海辺のランデヴーはいかが?

I feel so romantic.
Can we do it again?
Can we do it again sometime?
(ooh I like that)
Fantastic,
c'est la vie
Madames et Monsieurs

とってもロマンティックな気分
もう一回味わおう
ときにはいいじゃない?
(ああ いい感じさ)
ファンタスティック
"それが人生なのですよ"
紳士と淑女のみなさま…

And at the peak of the season,
the Mediterranean
This time of year
...it's so fashionable,

いまが一番いい季節
ここは地中海
一年でいちばん
...とってもオシャレな場所です

I feel like dancing in the rain,
All I need is a volunteer?
Dancing
What a damn jolly good idea -
It's such a jollification
as a matter of fact,
so tres charmant, my dear

雨のなかで踊りたい気分だよ
僕と一緒に踊ってくれませんか?
踊るって...?
とっても楽しい素敵なアイデアだわ
本当のところは
ただのばか騒ぎなんだけどね
とても素敵なんだよ 愛しいきみ

Underneath the moonlight
Together we'll sail across the sea
reminiscing every night
(shine on silvery moonlight)

月明かりの下で
一緒に海を渡っていこうよ
毎晩 想い出を語り合いながらね
(月明かりがきれいに輝いてる)

Meantime
(in the meantime, baby)
I ask you to be my Valentine
You say you'd have to tell
your daddy if you can
I'll be your Valentino
We'll ride upon an omnibus
and then the casino

ところで ベイビー
(そうこうしてるうちに)
僕のヴァレンタインになってくれない?
きみは 私はよくても
"パパに聞いてみなきゃ" いつもの答えさ
僕はきみのヴァレンチノになるよ
乗り合いバスに乗って
カジノに行くのさ

Get a new facial
Start a sensation

Seaside Rendezvous
 - so adorable,
Seaside Rendezvous
 - ooh hoo
Seaside Rendezvous
 - give us a kiss

"新しい美顔術をお試しください
まわりはビックリしちゃいますよ"

海辺のランデヴー
 …とても素敵じゃないか
海辺のランデヴー
 …ooh hoo
海辺のランデヴー
 …投げキスしてよ!

(Writer(s)
Freddie Mercury

merely=ただ単に、単に、ただ、ただ~だけの
contemplate=じっくり考える,熟考する
cf."be my Clementine"="恋人になってくれ"
commendable=ほめるに足る,立派な,感心な.
Mediterranean=地中海
jolly=楽しい,愉快な,陽気な.
jollification=歓楽,浮かれ騒ぎ.
omnibus=バス、乗合馬車
cf.make a sensation 世間を騒がす

Released in 1975
From The Album"A Night at the Opera"

Queen_-_A_Night_at_the_Opera.jpg

クイーンが一度もステージで演奏したことのない曲!
"シーサイド・ランデヴー"はその1曲ですが、アルバム"オペラ座の夜"のなかでも完成度も高く、なんといっても楽しい1曲です!

◆"ねえ、海辺のランデヴ―にどう?"って女のコを誘うけど、女のコは箱入り娘で"パパに聞いてみなきゃ…"って(^▽^;)、そんな歌です。
えっ?若い人は"ランデヴ―"を知らないって…そうでしたか。まあ「逢瀬」「逢引き」(もっと古い言い方でしょ)...いわゆる「デート」ってことですね。

(意味ブロ…ちょっと難しい言葉の意味まとめ

◆僕のクレメンタインになってよ、について(僕のヴァレンタインになって、は省略)

"クレメンタイン"はラテン語で「温厚」を意味する女性名。小さい甘いみかん(マンダリンオレンジ)の意味だそうです。映画『荒野の決闘』(My Darling Clementine)に登場する鉱夫の娘の名でもあり、「いとしのクレメンタイン」(Oh, My Darling Clementine)という西部開拓時代の民謡もあるとのこと(「雪山賛歌」の原曲)。
ここはちょっと"キザな言い方"をして、この曲にコメディ的なイメージを敢えて加えているように思います。

02-A-Night-At-The-Opera-Poster-Original-cropped-compressor.jpg

◆この曲はフレディのアイデアが満載の曲です。"シーサイド・ランデヴー"について、クイーンのメンバー(フレディ、ロジャー)などがコメントしています。
まずはフレディ。

曲が浮かんだらすぐ生け捕りにするんだ。加工は後からできるからね。曲を書こうとしてうんうん唸るなんて嫌なんだよ。ぱっと浮かんだらぱっと作る。人間の基本の骨格と同じようなものをね。そうすれば「あっ曲はあるよ」って言えるし、そこからいろいろ考えていけばいいんだ。


続いてロジャー。

暑い日の午後だったかな。フレディと2人だけでいろいろやったんだ。指にシンプルをはめて机の上に置いた金属を叩いてタップ・ダンスっぽくしたみたりとか、僕が金管、フレディが木管の口まねをしたりとかね。実験みたいなものだったけど、しょっちゅう大笑いしながらやっていた。うまくいったと思うよ。冗談のつもりだったし、ちゃんと冗談になってる。



ミック・ロック(写真家)

フレディは自分の心の奥からいろんな感情を引きだして見せることができたんだ。そしてそのなかにはちょっぴりノスタルジアが入っていたりする。だけどそれは、昔はよかった的な後ろ向きなノスタルジアではなく、気持ちを今に向かわせてくれるようなものだったと思う。"シーサイド・ランデヴー"はまさにそういう曲だったね。



アンソニー・ディカーティス(音楽プロデューサー)

深刻になり過ぎないというフレディのあの感覚は独特だと思うよ。ウィットがあって、俗っぽさを出したり、自分を皮肉ったりとかね。本当に愉快だった。



a-night-at-the-opera-tour-1975.jpg

◆はい、間奏をフレディとロジャーが"口"でやってますね。とても楽しそう。歌詞のウィットや皮肉。途中フランス語が入ったり、広告の謳い文句が入ったり、メロディや曲構成にも、フレディの才能が溢れ出てきていますね。冒頭の動画を作った方も、昔の海水浴の愉快な映像を使用しましたがピタッと合っていますね。
クイーンのファンの方にとっては、アルバム「クイーンⅡ」のラストで「輝ける七つの海(Seven Seas Of Rhye)」の後に流れる曲、"I Do Like To Be Beside Sea Side"に、「Sheer Heart Attack」1枚を飛ばして、答えたような趣向も感じて、思わずニヤリ、としてしまいますよね。

◆アルバム「オペラ座の夜」は"まとまりに欠ける"という批評も目にしますが、僕にとっては、"Death On Two Legs"や"39"、"Bohemian Rhapsody"に"Seaside Rendezvous"、様々な曲が次から次へと目まぐるしく変わっていく、そのこと自身が魅力だったりします!

◆"シーサイド・ランデヴー"はこの曲の返歌?~"I do like to be beside the seaside"- Mark Sheridan
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◆"Oh My Darling, Clementine"。"雪山賛歌"ですね。
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◆"シーサイド・ランデヴー"はア・カペラでも歌われます。楽しい!(The King's Singers performing in Nashville, TN on 14 Feb, 2010.)
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◆"シーサイド・ランデヴー"は「空耳」の宝庫!"ピーマン、だめですよ~"と言っています。(4分過ぎから...3曲めです)。そのほかにも、ラストの部分で"そう、泥棒!"って言ってるのもあったな。
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(この記事で参考にしたページ)
・Wikipedia
・雑誌「TONE」2006年2月号 「オペラ座の夜全証言集」より(ユニバーサル・コンボ)

(この曲を購入)amazon.co.jp
オペラ座の夜(紙ジャケット仕様) Limited Edition, Original recording remastered
クイーン
やっぱり「紙ジャケ」で買わなきゃね!楽しさ倍増です。

DSC_4068.jpg

DSC_4067.jpg

<アルバム「オペラ座の夜」収録曲の和訳です>
Death On Two Legs (Dedicated To…)/ デス・オン・トゥー・レッグス 1976
Lazing On A Sunday Afternoon / うつろな日曜日 1976
You're My Best Friend / マイ・ベスト・フレンド 1976
'39 / '39~サーティーナイン 1976
Love Of My Life / ラヴ・オブ・マイ・ライフ 1976
Bohemian Rhapsody / ボヘミアン・ラプソディ 1976
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ミュージカル調のコミカル作風が魅力の小作品「シーサイド・ランデヴー」(昔の海水浴風景を、デキシーランド・ジャズっぽい軽快なリズムで歌いあげた心地良い曲)や「グッド・カンパニー」(ジャズ風の金管・木管楽器・手回し式演奏オルガンをブライアン・メイが全て演奏)を聴くと、クイーンはこのオペラ劇場的なアルバムを、ビートルズの2大名盤(SGTペッパーズ、アビーロード)と対比させたかったのではないでしょうか?;

クイーンのサージェントペッパーズ

コンセプトを持ったアルバム、メンバーの個性曲の配置、様々な楽器での実験的な演奏、大曲の間に箸休め曲?、そしてラストのめくりめく変化する「組曲」。類似した点が限りなくありますね!