Like A Virgin / ライク・ア・ヴァージン (Madonna / マドンナ) 1984



I made it through the wilderness
Somehow I made it through
Didn't know how lost I was
Until I found you

荒れ野原をくぐり抜けてきたのよ
それでもなんとかやってきた私
どれだけ さまよってきたのかしら
あなたに会うまでに

I was beat
Incomplete
I'd been had, I was sad and blue
But you made me feel
Yeah, you made me feel
Shiny and new

疲れ切ってたの
不完全な私
ずっとずっと 哀しいブルーな気分だった
でもあなたが助けてくれた
感じさせてくれた
毎日がキラキラ輝いていて
新しい気分なの

Hoo, Like a virgin
Touched for the very first time
Like a virgin
When your heart beats
Next to mine

まるでヴァージンみたい
初めて触れられたときみたい
まるでヴァージンみたい
あなたの胸の鼓動が響いてる
私と一緒に…

Gonna give you all my love, boy
My fear is fading fast
Been saving it all for you
'Cause only love can last

私の愛をすべて捧げるわ boy
こわかった気持ちも薄れていくの
みんなあなたのためなのよ
だって永遠なのは愛だけだから

You're so fine
And you're mine
Make me strong, yeah you make me bold
Oh your love thawed out
Yeah, your love thawed out
What was scared and cold

すてきなあなた
あなたは私のもの
私を強く そして大胆にしてくれるの
ああ あなたの愛が溶かしてくれた
そう あなたの愛が溶かしてくれたのよ
怯えて冷たくなってた私の心を…

Like a virgin, hey
Touched for the very first time
Like a virgin
With your heartbeat
Next to mine

まるでヴァージンみたいに
初めて触れられたときみたい
まるでヴァージンみたい
あなたの胸の鼓動が
私と一緒に響いている…

Whoa
Whoa, ah
Whoa

You're so fine
And you're mine
I'll be yours
'Till the end of time
'Cause you made me feel
Yeah, you made me feel
I've nothing to hide

すてきなあなた
あなたは私のものよ
私はあなたのものになる
この世の終わりが来るまでずっと
だって あなたがそうさせてくれた
そうよ あなたが感じさせてくれたのよ
隠すものは何もないわ

Like a virgin, hey
Touched for the very first time
Like a virgin
With your heartbeat
Next to mine

まるでヴァージンみたいに
初めて触れられたときみたい
まるでヴァージンみたい
あなたの胸の鼓動が
私と一緒に響いている…

Like a virgin, ooh ooh
Like a virgin
Feels so good inside
When you hold me,
And your heart beats,
And you love me

まるでヴァージンみたい
ヴァージンみたいなの
心のなかがとてもいい気分
あなたに抱きしめられて
あなたの鼓動が聞こえてくる
あなたに愛されてる

Oh oh, ooh whoa
Oh oh oh whoa
Whoa oh ho, ho

Ooh baby
Yeah
Can't you hear my heart beat
For the very first time?

私のドキドキが聞こえる?
初めてのような気分なの…

Songwriters: STEINBERG, BILLY / KELLY, TOM
lyrics c Sony/ATV Music Publishing LLC

wilderness=荒野、荒れ地
I am beat=とても疲れた
thaw out=解凍する

Released in 1984
US Billboard Hot100#1(6)
From The Album"Like A Virgin"

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マドンナを一躍スーパースターにしたこの曲"Like A Virgin"は作者はビリー・スタインバーグとトム・ケリー。
このソングライターチームの作品にはこのほかにも、
・True Colours(Cyndi Lauper)1986#1
・Alone(Heart)1987#1
・So Emotional(Whitney Houston)1988#1
・Eternal Flame(The Bangles)1989#1
などの全米No1曲や、
・I'll Stand By You(The Pretenders)1994#16
など、僕の大好きな曲もあったりします。

"Like A Virgin"はセックス・シンボルとしてマドンナにピッタリな感じですが、これは結果論。2人は特にマドンナのためにこの曲を書いたわけではなかったようです。

◆ビリーは次のように言っています。

あの曲は個人的な経験から生まれたもので、単に"ヴァージン"というきわどい言葉を歌詞に盛り込みたかったわけじゃないんだ。自分はヴァージンではないかもしれないし、またそのことで辛い思いをしたかもしれないし、今は新しい関係を築いているかもしれない。それが感動を呼び覚まし、心の傷も癒えていく…という内容なんだ。


なるほど…主人公がヴァージンであるかないかなどはどうでもよくて、これまで荒野のような人生(the wilderness)を歩んできて心もすさんでいた自分が、その人と出会って、まるで初めてのような感動を覚えた、再生の詞なんですね。

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◆ワーナーブラザースのマイケル・オースティンはマドンナがこの曲を初めて耳にした時の様子を次のように言っています。

まったくの偶然だったんだ。私はビリーとトムのデモテープを何曲か聴いていた。そのとき実はもう一曲あるんだけど、どうしたものかなあ、僕たち向きじゃないし、適当な歌手も思い当らない、と言われて聴いたのが「Like A Virgin」だったんだよ。たまたま翌日、私はマドンナと次のアルバムについて話をすることになっていたんだ。歌詞も曲のノリも彼女に合うんじゃないかと思って聴かせたんだ。案の定、彼女が夢中になった。まさに彼女の曲だったね。


僕の持っているムック本「大人のロック マドンナの時代」には、「マドンナはこの曲を最初に聴いたとき、悪趣味でヘンな曲だが、だからこそ自分にピッタリだと思った」と書いてありました!

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◆83年の夏にリリースとなった1stアルバム「Burning Up」はそこそこのヒットとなりましたが、マドンナはまだダンスミュージックのファンの人気に過ぎませんでした。マドンナ自身も1stアルバムの出来には満足できていなかったようで、彼女は2作目については納得のいくプロデューサーを招いて、自分主導でアルバムを作ることを切望しました。そこで白羽の矢を立てたのが、David Bowieも「Let's Dance」で復活させた!?シックのナイル・ロジャースです。

ナイルは「Like A Virgin」のレコーディングの時に思ったことを次のように話してい言ます。

曲は覚えやすくて気に入ったけど、ライク・ア・ヴァージンという歌詞がそれほど受けるとは思わなかったんだ。つまり、最高のキャッチフレーズとは思えなかったんだ。ところが、この曲はなかなか頭から離れなかったんだ。そこで僕はマドンナにこう言った。きみに謝らなくちゃ、4日もぼくの頭の中から離れないということは、"たいした曲"に違いない。コレでいこう。


ナイルからすると"Freak Out!"や"Good Times!"など時代の"キャッチフレーズ"を生み出してきていましたからね。他のソングライターの書いた曲のタイトルである"Like A Virgin"っていう言葉がそこまで大衆的に広がるかというとピンと来なかったということなのでしょう。でも…4日も頭を離れない曲だったんですね。

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"Like A Virgin"はアルバムジャケットのマドンナのイメージもセクシーなものにしましたね。PVもセクシー&可愛くまとめ、当時のMTVブームに乗っかって世界的な大ヒットとなりました。
シアトルを皮切りにした「ザ・ヴァージン・ツアー」は当初は世界を周る予定だったらしいのですが、北米であまりにも好評だったため、北米だけで全41回の公演となりました(^▽^;)。

◆"The Virgin Tour"のマドンナ。ウェディングドレスで"Like A Virgin"を歌います。
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◆こちらは最新"Rebel Heart Tour"での"Like A Virgin".ヒットから30年経ってます!それもスゴイ。
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◆ビリー&トムのソングライターチームは、スモーキー・ロビンソンのこの曲を参考にした、という説もあるようですね。"Virgin Man"。ミラクルズから独立したスモーキーのセカンドアルバム「Pure Smokey」(1974)収録の曲です。
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(この記事で参考にしたページ)
・ビルボード・ナンバー1・ヒット1971-1985下(音楽之友社)
・大人のロック「マドンナの時代」(日経BPムック)

(この曲を購入)amazon.co.jp
セレブレイション~マドンナ・オールタイム・ベスト(2枚組) Original recording remastered

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コメント

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No title

「ライク・ア・ヴァージン」ですが、可愛らしいボーカルとともに日本でも大ヒットしてラジオでも随分かかっていましたが、ジャケットがよかったなぁ。この曲、ジャケットで応援してしまいました。
曲もTom Kelly+Billy Steinbergのコンビ、良い曲を書きますね。

マドンナの才能と魅力

マドンナを売り込むために作られた曲だとずっと思ってました。歌詞やメロディ、ナイルロジャースのアレンジ、ジャケット含むコスチュームまで一式。先にあった曲を元にこれだけ「セクシー+カワイイ」のトータルコンセプトで作品を作り上げたマドンナ。才能と魅力、があったんですよね。80年代の名曲です。