Magneto And Titanium Man / 磁石屋とチタン男 (Paul McCartney and Wings / ポール・マッカートニー&ウイングス)1975



Well I was talking last night
Magneto and Titanium Man…

We were talking about you, babe
Oo–They said–

そう 昨日話していたんだよ
マグニートとチタニウムマンとね

僕らが話してたのはきみのことさ
それでアイツらが言うには…

You was involved in a robbery
That was due to happen
At a quarter to three
In the main street.

きみが強盗に関わってるって言うんだ
2時45分に大通りで起こるはずだった
強盗事件のことだって

I didn't believe them
Magneto and Titanium Man…
But when the Crimson Dynamo
Finally assured me,
well, I knew

僕はそんなの信じないよ
マグニートとチタニクムマンのことなんてね
でもクリムゾン・ダイナモもやってきて
最後に僕を確信させたのさ
そう 僕はわかったんだ

You was involved in a robbery
That was due to happen
At a quarter to three
In the main street

きみも強盗に関わってるって
そいつは2時45分に起こるはずだった
強盗事件に…
場所はメインストリート

So we went out
Magneto and Titanium Man…
And the Crimson Dynamo
Came along for the ride

そこで 僕らは出かけたんだ
マグニートとチタニウムマンとね
そしてクリムゾン・ダイナモも
一緒に乗っていったんだ

We went to town with the library
and we swung all over that
long tall bank in the main street.

僕らは図書館のある町へ向かったのさ
大通りの背の高いビルの銀行に向かって
180度方向転換してね

Well there she were and to my despair
She's a five-star criminal
Breaking the code

ああ そこに彼女がいたんだ
絶望したよ
彼女は5つ星の極悪犯
暗号を解読した金庫破りさ...

Magneto said
“Now the time has come”
“To gather our forces and RUN!!!”
Oh no…..
This can't be so…..

And then it occurred to me!

マグニートが叫んだ
"さあ 今がチャンスだ。
力を合わせて逃げようぜ!"
ああ なんてことだい
こんなの信じられないよ…

そのとき僕の身に起きたことが...!

You couldn't be bad...
Magneto was mad!
Titanium too!
And the Crimson Dynamo
Just couldn't cut it no more

YOU WERE THE LAW…

きみが悪いヤツであるはずがない
マグニートが頭おかしいんだ!
チタニウムマンも一緒さ!

でもクリムゾン・ダイナモが
これ以上我慢できないと告白したんだ

"きみがその黒幕"なんて...!

written by Paul Mccartney Linda Mccartney

involve in=人を事件などに巻き込む,巻き添えにする,
cf.swing-over=転換、揺り戻し
break the code=暗号を破る
cut it=うまく(見事に)やる、うまくいく

Released in1975
From The Album"Venus And Mars"

220px-Magneto_and_Titanium_Man_cover.jpg

アルバム「Venus And Mars」は中学生のときから聞いてきましたが邦題が「磁石屋とチタン男」でしたので、何かギャングのあだ名?の話かなと思っていました。曲はハーモニーもきれいで楽しい曲で好きでしたね。

冒頭のライヴシーン、ステージの後ろに映し出されるアメリカンコミックのキャラクターにビックリ。デニー・レインも曲の紹介で話していますが、そうか!「磁石屋とチタン男」はアメコミのキャラクターだったのか!

◆はい、"磁石屋"は"マグニート"。X-menに出てくる悪役ですね。"チタン男"は"チタニウムマン"。鎧を身にまとったロシアのエージェントでアイアンマンの悪敵です。また、歌詞に出てくる"クリムゾン・ダイナモ"はロシアでのアイアンマン的存在。アイアンマンの敵ではあるがイコール悪ではないと描かれることもあるようです。(このへんクリムゾン・ダイナモには良心があって告白してしまうって存在なのかな)
(以下、マグニート、チタニウムマン、クリムゾン・ダイナモです)

Magneto_ZB.jpg

チタニウム

kurimuzondainamo.jpg

この曲の"Songfact"には

「ポールはこの曲を書く時に、自分がマーヴェル・コミックのファンであることを打ち明けました。
なかでもお気に入りなのが、3人の極悪人(supervillains)。"クリムゾン・ダイナモ"と"チタニウムマン"は鎧を身にまとったロシアのエージェントでアイアンマンの悪敵です。"マグニート"はXメンの最初からの仇敵です。」


と書かれていました。
はい、アメコミのキャラクターをオリジナル原則を破って、自分の歌のなかで共演させちゃうってポールも大胆ですね!
(こちらどなたかファンの方のイラスト。ポールがスパイダーマン!)

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◆ストーリーは、主人公がマグニートとチタニウムマンから「彼女が銀行強盗に関わってる」と伝えられ、『そ、そんな馬鹿な...』となって、それなら強盗が行われるかもしれない銀行に見に行こう、となります。するとそこにはやはり彼女がいて…やはり言われたことが本当だったと愕然とするもさらに追い打ちをかけるように「"法律"=You(彼女)」、つまり彼女こそがその主犯、黒幕だったんだ…!ガーン!と言って終わる歌ですね(^▽^;)。

ただなぜ彼はこの3人のアメコミキャラと行動を共にしているのか?

【彼は警察?もしくはアイアンマン?】
・3人のキャラはすでに「逮捕されている」状況。そのうえで「アンタの彼女だって悪いことしてるんだぜ」と同業者?をチクッてきた。ボスが彼女だってことを知っていたのはもしかするとクリムゾン・ダイナモだけなのかも。
・ただしそうすると、“Now the time has come to gather our forces and RUN!!!”のセリフはどういう意味かな? 主人公がショックで立ち直れない状況=逃げる隙ができた状況。そこで"みんなで逃げるんだ!"と言っているのかな?

今回、この設定で和訳をしました。

04_big.jpg

でももしかして、次のような説もあるかも…?

【彼も悪いヤツ。3人は同業者でたまに協力しあう悪党どうし】
ただし自分が悪いヤツではありながら(悪いヤツだからこそ?)、自分の彼女には悪に手を染めてほしくないと思っている。マグニートとチタニウムマンとは特にいつも一緒に悪事を働いている仲間。この2人が"最近俺たちのシマを荒らしてる犯罪グループがでてきたんですよ"と情報交換をしている話。でもこの場合でも、最後にマグニートが"逃げようぜ"と叫ぶ意味がよくわかりません。

なにかヒントがないかと思って探していたら、海外のサイトで「彼女は警察官」でありながら悪さを働いていた黒幕、という説も出てきました。さすがにこりゃないだろう!と思います。(ただしよく警察のドラマなどでは、警察官内に黒幕やらスパイがいるなど、設定としてはよくありますよね 笑)

◆この曲はウイングスのバンドとしての全盛時代の「Wings Over America」ツアーでも演奏されましたね。冒頭のビデオでも曲の紹介をするのはデニー・レイン。コミックの悪役の連中もステージバックに映し出され、観客もポールもリンダも、みんなノリノリでした!

◆アルバム「ヴィーナス・アンド・マース」から「磁石屋とチタン男」です。
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ポール・マッカートニー&ウイングス

Wings Over amrica

(どうでもいい話)我が家では朝食担当が私なのですが、よく魚の切り身を焼いておかずにします。このアルバムジャケットのジェット機の機体が「さば切身」に見えてしかたありません…。

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