The Kids Are Alrght / キッズ・アー・オール・ライト (The Who / ザ・フー)1966



I don't mind
other guys dancing with my girl
That's fine
I know them all pretty well
But I know sometimes
I must get out in the light
Better leave her behind with the kids,
they're alright
The kids are alright

気にしないよ
僕のあの娘が他の誰かと踊ってたって
いいじゃないか
僕もアイツらをよく知ってるし
でもときどき思うんだ
ここから出て 光のある場所に進まなきゃ
あの娘をアイツらにまかせて置いていこうって
あの連中なら大丈夫
アイツらはいいヤツさ

Sometimes,
I feel I gotta get away
Bells chime,
I know I gotta get away
And I know if I don't,
I'll go out of my mind
Better leave her behind with the kids,
they're alright
The kids are alright

ときどき感じたりするんだ
出て行かなきゃだめだって
ベルが鳴ったら
そのときが出て行くときなんだ
自覚してるのさ そうしなかったら
僕がおかしくなっちゃうって
あの娘をアイツらに置いて行くのがいいよね
あの連中なら大丈夫
アイツらはいいヤツさ

I know if I go
things would be a lot better for her
I had things planned,
but her folks wouldn't let her

わかってるよ  僕が出て行けば
あの娘にとっても多少良くなるって
いろいろと事前に考えたんだ
でもパパとママが
あの娘にそうさせなかったんだ

I don't mind
other guys dancing with my girl
That's fine,
I know them all pretty well
But I know sometimes
I must get out in the light
Better leave her behind with the kids,
they're alright
The kids are alright

僕は気にしない
僕のあの娘が他の誰かと踊ってたってね
いいことだよ
僕もアイツらをけっこう知ってる
ときどき思うよ わかってるのさ
ここから出て まともにならなきゃって
あの娘をアイツらにまかせていくのがいいさ
あの連中なら大丈夫
アイツらはいいヤツさ

Sometimes,
I feel I gotta get away
Bells chime,
I know I gotta get away
And I know if I don't,
I'll go out of my mind
Better leave her behind with the kids,
they're alright
The kids are alright

ときどき感じてる
出て行かなきゃだめだって
ベルが鳴ったら
そのときが 出て行く時なんだ
わかってる もしそうしなかったら
僕がきっとおかしくなっちゃうよ
あの娘をアイツらに置いていっていいよね
連中なら問題ない
若いヤツらは...大丈夫さ

in the light=明るみに[で], 明るい所に[で]

Released in 1966
UK Single Chart#41
From The Album"My Generation"

whokids.jpg

"The Kids Are Alright"はザ・フーの記録映画(1979)のタイトルにもなっている曲。彼らの代表曲の一つに挙げられますね。このPOPな感じ、昔から好きでした!冒頭のPVもギターのピートや、ドラムのキース・ムーンもノッていますね。ロジャーはそんなに目立ってないけど。
 ちなみに"The Kids Are All Right"というコメディ映画(2010)がありますね。紛らわしい(-_-;)。

Kids ALLright

◆"あの娘をアイツらに任せて置いていこう...アイツらはいいヤツだから"と歌っているこの歌。じゃあ、アイツらに任せて、主人公はどこに行こうとしているのでしょうか...。

I must get out in the light
光の当たるところで出て行かなきゃならない

と歌っているんですね。

◆1960年代に僕は日本のベッドタウン埼玉に生まれ育ちました。ちょうどその頃、イギリスで流行していたこの曲、イギリスの若者には"モッズ"の時代がありました。
 ファッションとしてのモッズは、"モッズ族"と言われるスタイル。狭い襟に3ボタンのスーツ、先の尖った靴などをイメージしますね。そしてヴェスパ(スクーター)に乗り、米軍放出のパーカーを着てるような...。

◆「Order-Made」(作者:高梨みどりさん)という僕の大好きなコミックの第1巻の第2話「はじめてのお得意様」に"モッズ"のことが出ています。

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「Order-Made」は老舗のテーラーに生まれ、テーラーとして生きる父を尊敬し、スーツを作ることが大好きになった娘"楠 花梨(くすのき かりん)"が、"女が作るスーツなんて…"と言われるなかで、様々な経験をしながらテーラーとして育っていく物語。基本的に1話完結、読後感スッキリで元気を与えてくれるコミックです。
「はじめてのお得意様」のあらすじは、父のお得意様の某企業の会長の孫のスーツを作る話。ところがその孫はスーツに何の興味を示しません。花梨は「まず相手を知ること」と押しかけて話したりするなかで、その孫の大切にしているコレクション=レコードを発見します...。

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 "モッズ"を模した花梨の作ったスーツは孫が自分の若かった、"モッズ"のように何になろうか悩んでいた頃を思い出させ、気に入っていただけた...という話です(ネタバレですみません)。
 
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フーやスモール・フェイセズが好きな会長の孫が"モッズ"の悩みについて語っています。

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「国や世代は違うけど僕も同じ悩みを抱えていたからモッズに共感したんだ」
「労働者階級の若者は生活には困らない程度の仕事はあるけど、大人になったらどう生きるんだろうって…自分の将来についてアイデンティティーを探していた...」

◆ザ・フーのナンバーが使われる映画「さらば青春の光」(僕はまだ観ていない)では"モッズ"の日常が描かれた青春映画だそうです。
悶々とした閉塞感や希望を持てない倦怠感...そして最後のシーンでは主人公ジミーがスクーターを崖から落として壊してしまう。青春のシンボルを破壊して、"モッズ"をやめて大人にならなくちゃいけない...。

この曲"The Kids Are Alright"はこんなモッズの気持ちを歌ってるんだなと思います。

"モッズ"については、こちらの方のWebサイトに詳しく出ていますのでご参照ください。
60年代モッズ特集

◆"The Kids are Alright"という言葉。物語のつながりでは自分の代わりに彼女と踊ってる男たち(The Kids)。アイツらもいいヤツさ、OKさ、と訳しましたが、この"The Kids"には「アイツら」という意味だけじゃないのでは?とも思いました。この時代の若者みんなを"Kids"と呼んでるじゃないかな。いつの時代でも若いヤツを指して「アイツらは...」と上の世代に言われますよね。(ex.新人類は…、ゆとりが...など)
  Whoのメンバーは"若いヤツら=俺たち、だって考えてないようで考えてるんだ。俺ら自身が答えを出すんだよ。だから放っておいていいんだ。“若いやつ”らだって大丈夫さ…!"っていう意味もあるように思います。

◆The Who - The Kids Are Alright (Glastonbury Festival 2015)
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◆ギターを壊しまくる!案内はリンゴ・スター。ドキュメンタリー「The Kids Are Alright」trailer
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◆オフスプリングが現代の若者のアンサーソング(!?) "The Kids aren't Alright"を歌ってます。"若いヤツらは大丈夫な状況じゃなくやばい状況なんだ"って歌詞も問題作...これも訳してみたい曲です。
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(この記事で参考にしたページ)
・Wikipedia The Kids Are Alright
・雑誌「レコードコレクターズ」1995年9月号「ザ・ジャムとモッズ」
・モーニングコミックス「Order-Made」1巻

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ザ・フー

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