Broadway Hotel / ブロードウェイ・ホテル (Al Stewart / アル・スチュワート)1977



You told the man in the Broadway Hotel
Nothing was stranger than being yourself
And he replied, with a tear in his eye

ブロードウェイ・ホテルの男に言ったんだ
"自分自身でやることほど奇妙なことはない"
彼は目に涙を浮かべてこう答えた

Love was a rollaway
Just a cajole away
Mist on a summer's day
Nothing was clear

Love was a smile away
Just a defile away
I sought it every way
No-one came near

"愛は折り畳みベッド
ただの「おだて」でしかない
夏の日に出る霧のようなもの
はっきりしたものなど何もない

愛は笑顔の向こう
そこらあたりを汚すだけ
あらゆる場所を探したけど
誰も近くには来なかったんだ"

You asked the man for a room with a view
Nothing was said as he stared at his shoe
Then he replied as he gave you the key

男に眺めのいい部屋を頼んだ
彼は自分の靴を見つめ何も言わなかった
そして鍵を渡すときにこう答えたんだ

Love was a rollaway
Just an unfold away
That's all there is to say
No-one came near

"愛は折り畳みベッド
広げて運ばれるだけ
言うべきことはそれだけさ
誰も近くには来なかった"

Alone in your room you hide
As the night rolls by
In the street outside
And you feel over the words he said
Till they turn to rain
all around your head

部屋に一人きりで隠れてるきみ
外の通りでは夜が深まっていく
彼の言った言葉を噛みしめる
その言葉はやがて雨となり
きみの頭のまわりに降り注ぐ…

You're seeking a hideaway
Where the light of day
Doesn't touch your face
And a door-sign keeps the world away
Behind the shades
Of your silent day.

きみは隠れ家を探してる
陽の光が
きみの顔を照らし出さない場所をね
ドアにつけたサインが
まわりを寄せ付けないでいてくれる
きみの静かな一日の影のうしろ…

You made your home in the Broadway Hotel
Room service came at the push of a bell
And the man said as he put down the tray

きみはブロードウェイ・ホテルに
住み着くようになった
ベルを押せばルームサービスもやってくる
男はトレイを片付けながら言うんだ

Love was a stealaway
Just a reveal away
I tried to find a way
Nothing was clear

Then as he turned away
You asked the man to stay
He was there all the day
No-one came near

"愛は折り畳みベッド
ただの「おだて」でしかない
夏の日に出る霧のようなもの
はっきりしたものなど何もない

愛は笑顔の向こう
そこらあたりを汚すだけ
あらゆる場所を探したけど
誰も近くには来なかったんだ"

(Al Stewart)

Rollaway=ローラー付きのベッド
cajole=なだめすかし、おだて
defile=よごす,不潔にする
sought=seekの過去形
unfold =〔折り畳まれた物が〕開く、広がる

Released in 1978
From The Album"Year Of The Cat"

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これまた怪しげなホテル!
ホテルマンだったら笑顔で爽やかに対応すべきところ…。
ブロードウェイ・ホテルはどこにあるのかな?まさか中野ではあるまい(解説:東京の中野にブロードウェイ商店街があります)。

・目に涙をためておかしなことを言う。
・"眺めのいい部屋を"と頼んでいるのに、自分の靴を見てお客を見ない。
・ルームサービスもトレイを片付けるときにへんなことを言う…。

主人公も夜にホテルに隠れているうちに…このブロードウェイ・ホテルを自分の家にしてしまった…。

◆「愛は折り畳みベット」ってどういう意味かなあ。「ただの"おだて"」ってどういうことかな。2nd verseの部屋を取ってくれたホテルマンによると「ただ広げたまま運ばれる」と歌っているので、折り畳みである機能が生かされてませんな。
相手のオーダーに応じて、畳んだり、広げたりできるベッド。愛もそんなものだけど、それは「おだて」でしかなくて、機能的にいろいろあったって広げたままの人もいたりする。そんなに上手くいかないものなんだ…ってそういうことかな。

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◆アルバム「Year Of The Cat」の日本語ライナーノーツで矢口清治さんも書いてますが、このおかしなホテルは、イーグルスの"ホテル・カリフォルニア"の歌詞に登場するホテルマンを想像してしまいます。
"ホテル・カリフォルニアへようこそ。とてもいいところです。"
"私たちは自ら望んだ囚人なのです"
"お好きなときにチェックアウトできますが、出て行くことはできません…!"

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◆アルバム「Year Of The Cat」は、主人公が世界各国を旅してるみたいです。歌詞だけじゃなくサウンド面でもいろんな演奏が楽しめます。世界を旅した主人公は最後に(ラスト曲)"Year Of The Cat"の世界に入り込んでいきます…。不思議な別世界から彼は出られるのでしょうか…。

◆Al Stewart Live at the Royal Albert Hall - Broadway Hotel
↓↓↓↓↓


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イヤー・オブ・ザ・キャット Original recording remastered
Al Stewart

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コメント

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折りたたみベッドの謎。

めったさん おはようございます。
またまたタイトルに引き寄せられ、お邪魔しました。 (笑)
こういう世界旅行的なタイトル・・面白くて好きなので。
ただ、シングル曲は聴いたことありますが、アルバムは聴いたことが
ないので、こんなに世界旅行をしている不思議な世界だということを今まで知りませんでした。
まさに・・LPの良き時代、って感じが詰まっているんですね!
ジャケットもなんだか・・・不思議、意味深? 引き込まれます。

曲は申し訳ありませんが、知りませんが、タイトルでまずは想像したのが
ニューヨークかな、と。
でも分かりません。 確かに中野、のように、ブロードウェイが付く場所の名前ってほかにもありそうです。
〇〇銀座、があちこちにあるように。
でも、想像ですが、NYCだったら・・ブロードウェイはもっとアップタウンにあるから、いわゆる安宿はあまりなさそうな・・・?
(なんとなく高級ホテルを想像しなかったです。)
ダウンタウン地区にはありがち、ですが。 (^^;
歌だから想像の世界で、厳密にどこ、とさして解明しては野暮、なのかなと思ったり。
とにかく想像を掻き立てられる歌詞ですね。 韻を踏んだ歌詞。

ベッドの写真にウケました!!(#^.^#)

よく、海外で・・・我が家は3人家族なので、広めのツインの部屋でエキストラ・ベッドを入れて対応してもらえる広さの部屋だとエキストラ・ベッドを入れてもらって「むりやりトリプル」にしてもらいます。 その時、運ばれるベッドみたい~、と思いました。
たしかに「広げたまま」では機能をはたしてしませんね。 (^^;
何の意味なのでしょうか・・・。

意味深

はるちゃん、「愛は開いたままの折りたたみベッド」、ってどんな意味なのでしょうね!(^_^;)。
アルさんには、時間も超えて世界巡りの歌がたくさん。はるちゃん向き?のアーチストと言えるかも?