House Of Clocks / ハウス・オブ・クロックス (Al Stewart / アル・スチュワート)2000



I once had a qilded clock
Constructed in la Belle Epoque
The hour hand broke,
now it won't turn back
So long, so long, so long

金の時計を前に持ってたよ
ベル・エポックの時代に作られたようだ
短針が壊れちゃって
もう元には戻らない
So long また会えたらいいな

I once had a sundial too
But green and wild my garden grew
The undergrowth obscured the view
So long, so long, so long

僕は日時計も持っていたんだ
でも庭が緑色の草ぼうぼうになって
やぶ草が景色を隠しちゃったんだ
So long 素敵な景色としばしのお別れ

Not a word could make her stay
The East wind blows the sun away
Oh I lost her on St. Swithin's day
Oh why?

どんな言葉をかけても
彼女がとどまることはなかったんだ
東風が吹き 太陽はどこかに行った
ああ 彼女を失くしたのは
聖スイザンス・デーのこと
ああ どうしてなんだ?

I grew up in a house of clocks
And late at night I'd sometimes walk
Listening to their rhythmic talk
So long, so long, so long

僕が育ったのは「時計の家」
夜遅くに ときどき散歩をしたものさ
リズミカルに時を刻む音を聞きながら
So long またこの音を聞かせてよ

Clocks that sand in ringing chimes
To take the measure of the times
Clocks that spoke in wordless rhymes,
So long, so long , so long

時計は邪魔をする
時をはかろうとチャイムが鳴るのを
時計は話すんだ
無言の韻を刻んでいくんだ
So long しばしのお別れさ

Not a word could make her stay
The East wind blows the sun away
I lost her on St. Swithin's day
Oh why?

出て行く彼女 何と言っても無駄だった
東の風が吹いて 太陽は消えてしまったよ
僕は彼女を失った
なんと聖スイザンス・デーに
ああ どうして?

Not a word could make her stay
The wine is spilt and flows away
I lost her on St. Swithin's day
Oh why?

出て行く彼女 何と言っても
繋ぎとめられなかったよ
ワインがこぼれ あたり一面に流れおちた
しばらく彼女は戻ってこない
ああ どうして?

(Al Stewart)

gilded=金箔をきせた; 金ぴかの
Belle Époque=ベル・エポック(仏:「良き時代」)
主に19世紀末から第一次世界大戦勃発(1914年)までのパリが繁栄した華やかな時代、及びその文化を回顧して用いられる言葉。
hour hand=(時計の)時針,短針
sundial=日時計
undergrowth=下草,やぶ(underbrush)
obscure=おおい隠す; 暗くする,曇らせる
cf.throw the sand in the gears,put the sand in the machines「…の邪魔をする,…を破壊する」

Released in 2000
From The Album"Down in the Cellar"

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アル・スチュワートの日本公演が間近になりました。
どんなステージになるのかな?ビルボード・ライヴのWebサイトによると、メンバーは、の2人のようです。

アル・スチュワート / Al Stewart (Vocals, Guitar)
マーク・マシッソ / Marc Macisso (Percussions, Flute, Saxophone)

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(アル・スチュワート来日特集)Billboard Live Webサイト

シンプルな構成のステージになりそうですが、それ以外はまったく予想がつかないため、ちょっと下調べをしてみました。
setlist.fm に掲載されていた、アルのつい先日4月23日のライヴ(The Coach House, San Juan Capistrano, CA, USA)のセットリストです。

-1. House of Clocks (Down in the cellar)
-2. Antarctica (Last day of the century)
-3. Flying Sorcery (year of the cat)
-4. Broadway Hotel (year of the cat)
-5. On the Border (year of the cat)
-6. Night Train to Munich (Between the Wars)
-7. Time Passages (time passages)
-8. Eyes of Nostradamus(?)
-9. The Palace of Versailles(time passages)
10. Soho Needless to Say (Past, Present and Future)
11. Lord Grenville (year of the cat)
12. Year of the Cat (year of the cat)
(Encore)
13. Warren Harding(Past, Present and Future)
14. The Candidate (Russians & Americans)

うーむ、このセットリストから2曲くらい間引いた感じになるのかな。あれ?「オレンジ」からは1曲もやらないのかな…?やっぱり"Year Of The Cat"からの曲が多くなるのかな。"全米トップ40"ファンだった人は"Song On The Radio"や"Midnight Rocks"を期待したいところだけど、フィールドが全米の人じゃないからな。

◆この曲"House Of Clocks"は、2000年のアルバム「Down In The Celler」からの曲。今回のオープニングの可能性大!とのことで和訳してみました。
哀愁を漂わせたメロディと演奏、ちょっとした物語を語る吟遊詩人的な歌だなあ。愛の行方と「時間」を象徴的に絡ませた歌詞。

*彼女を失ったのは「聖スイザンス・デー」。これは7月15日で、民間信仰でこの日の天候(晴雨)がその後40日間続くと信じられているそうです。つまり彼女は40日間は帰ってこない。(そのあとはどうなるのでしょう?)

*"So long"をどう訳すか悩みましたが、「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」だと日曜映画劇場の故淀川長治さんだし…(笑)。

"So long"は日本語だと「さよなら」ですが、意味合いでいうと、「あなたと次に会えるまで、なんと時間があることか(So long)」=「そんなに時間かけずに会いたいね」=「また会いましょう」ですね。
 「壊れた時計」「草ぼうぼうで覆い隠されてしまった日時計」「家にあった時計のリズミカルなチクタク音」そして「去ってしまった彼女」。
彼は「永遠の別れ」ではなく再会を期待して「So long」と3回も連呼するのでしょうか?

◆この曲についてSongfactsには、イギリスにある「ヴィクトリア調の箱入り大時計」(Victorian grandfather clock)からインスピレーションを得た、と言っています。

Victorian clock

また「 A house of the clocks」が収録されているアルバム「Down In The Celler」ですが、"ワイン"をコンセプトにしたトータルアルバムであるとのこと。実はアルはヴィンテージ・ワインのコレクターとしても有名で、過去にワインにまつわる賞をいくつも受賞しているという大のワイン通だろうです。この曲の歌詞の最後も「ワインがこぼれて床に広がった」光景で締めくくられます。これも面白そうですね。

そのほか調べたこととして
*ワシントン州に「A house of clocks」という時計修理のお店があるようです。

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*1989年に「The house of clocks」というイタリアのホラー映画があったようです。

220px-Houseofclocks.jpg

◆Al Stewart with Dave Nachmanoff - House of Clocks (first performance) -2000
↓↓↓↓↓


◆ロイヤル・アルバートホールでの演奏はちょうど1年前。名曲"Year Of The Cat"です。
↓↓↓↓↓


(この曲を購入)amazon.co.jp
Down in the Cellar Import
Al Stewart

220px-Al-cellar.jpg

(Al Stewart)
Year Of The Cat / イヤー・オブ・ザ・キャット 1977
Time Passages / タイム・パッセージ 1978
Song On The Radio / ラジオを聴いて 1979

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コメント

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オープニング

7日のレイトショーに行ってきました。
やっぱりこの曲がオープニングでしたね。めったさんのおかげで予習(?)ができて良かったです(笑)
彼は若いときと変わらずナイーブで魅力的な歌声でした。
バンドがいないのでギターソロが聴けなかったのが残念でした。
アンコールはWarren Harding 僕の大好きな曲でうれしかったけど、周りの人はあんまり知らないみたいでした。
健在ぶりにうれしくなりました。

大統領選の時期だけに

demaさん、2nd stage 行かれたのですね。やはり曲目を少し変えてるのが分かりました!僕はネットで予習をしてました(^_^;)が、Year...かtime.. .のアルバム収録曲以外は知る人も少なかったろうと思います。もう少し時間と力があればWarren Hardingの和訳までやれたかもしれないのですが、力尽きました、、、。