【祝 来日決定】 That Girl Could Sing / 風のような女 (Jackson Browne / ジャクソン・ブラウン)1980



She was a friend to me when I needed one
Wasn't for her I don't know what I'd done
She gave me back something that was missing in me

僕が必要としたとき彼女は友だちでいてくれた
自分がやったことは覚えてないけれど
彼女のためにやったわけではなかったよ
彼女は僕が失くしてしまった大切なものを
返してくれたんだ

She could of turned out to be almost anyone
Almost anyone
With the possible exception
Of who I wanted her to be

彼女はどんな人にだってなれたんだ
誰にだってね
でもたった一つの例外があったんだ
それは僕が
彼女になってほしいと思ってた人さ

Running into the midnight
With her clothes whipping in the wind
Reaching into the heart of the darkness
For the tenderness within
Stumblin' into the lights of the city
And then back in the shadows again
Hanging onto the laughter
That each of us hid our unhappiness in

彼女は真夜中に向かって走っていく
着ていた服を風にパタパタとさせて
暗闇の中心に辿り着くよ
そのなかは優しさがあるんだ
つまずきながら街の灯りへと入っていき
再び影のなかへと戻っていく
いつも笑顔を作っているけど
その笑顔には僕たちはそれぞれ
不幸せを隠しているんだ

Talk about celestial bodies
And your angels on the wing
She wasn't much good at stickin' around but
That girl could sing.
She could sing.

星や天体、翼に乗った天使たち
そんな話をしたりする彼女
何もなく歩き回るのは得意じゃない
だけど
彼女は歌えたんだ
そう歌を歌えたんだよ…

In the dead of night
She could shine a light
On some places that you've never been

In that kind of light
You could lose your sight
And believe there was something to win

真夜中に
彼女は灯りをともせたんだ
きみがまだ行ったことのない場所にね

そんな光のなかでは
視界さえ失われる
そこには何か価値のあるものがあった

You could hold her tight
With all your might
But she'd slip through
your arms like the wind

And be back in flight
Back into the night
Where you might never see her again

彼女を力の限り
きつく抱きしめることはできたけど
彼女は風のように
腕をすり抜けていっただろう

またフライトに戻り
夜のなかに消えていく
たぶん再び
彼女の姿を見ることはないだろう

The longer I thought I could find her
The shorter my vision became
Running in circles behind her
And thinking in terms of the blame

彼女を探そうとすればするほど
その幻影は薄れていくんだ
彼女の後ろで堂々巡りをして
誰が悪いのか考えたりするんだ

But she couldn't have been any kinder
If she'd come back and tried to explain
She wasn't much good at saying goodbye--but
That girl was sane

でももし彼女が戻ってきて
説明をしてくれようとしても
彼女はもう優しさは持ちあわせてないだろう
サヨナラを言うのも得意じゃない
彼女はまともな娘だったんだ

(Jackson Brown)

with the possible exception of=~の可能性を除いて
whip=〈雨などが窓などを〉(むちで打つように)激しく打つ
celestial body=天体、星々
not much good at= …があまり得意でない
stick around=近くにいる、辺りをブラブラする
win=(労力の代償として)得る、稼ぐ

Released in 1980
US Billboard Hot100#22
From The Album"Hold Out"

Jackson+Browne+That+Girl+Could+Sing+124343.jpg

JacksonBrownesan.jpg

デビュー45周年!最高の仲間たちをバックに聴かせよう、歌い続けてきた僕の歌を!
10月にジャクソン来日が決まりました!
東京、大阪、名古屋、広島で公演があります!
(Udo Jackson Browne) 

↓↓↓↓↓ 以下、既掲載記事です。


アルバム「ホールド・アウト」からは"ブールヴァード"(最高位19位)に続いてこの曲がシングルカットされました。チャートは最高位22位で惜しかった。でもジャクソン・ブラウンがやっぱりアルバムで聴いていたので、シングルチャートに入らなくても…と思っておりました(^▽^;)。

◆原題「That Girl Could Sing」は"あの彼女は歌えたんだ"が、どうして邦題「風のような女」になるのか?当時は疑問でしたが、今回和訳したところ、
"But she'd slip through your arms like the wind"
(風のようにきみの腕をすり抜けていくんだ)っていう歌詞があるんですね。はい、その1文に注目して邦題をつけられるのもスゴイですねえ。でも「That Girl Could Sing」というタイトルになったフレーズも1st Verseの最後に出てくるけど、その1箇所だけで、このタイトルがこの曲の主題なのかなあと思うとちょっと違いそうですね。

browneback.jpg

◆この曲で歌われている彼女。必要なときに友だちでいてくれた存在。でも真夜中に暗闇のなかにフラフラっと消えていく。強く抱きしめようとしても腕の隙間からすりぬけていく…。とても自由奔放な女性なのでしょうか。タイトルに"Sing"が入っていて"彼女は歌えたんだ"と言っていることから、この女性はジャクソンの身近にいた女性アーチストだったのではないか?という噂もあるようです。
リンダ・ロンシュタッド、ローラ・ニーロ、
そしてヴァレリー・カーターという説も。

64dd0b1a2e198ebdbec08df9853693b5.jpg

vareri-.jpg

一方、海外のサイトの曲の意味を意見しあう"Songmeaning"のサイトでは、"彼女は男の奥さんで、彼女とは死別してしまった"。「彼女は何にでもなれたけど、僕が望む人にはなってくれなかった」という歌詞は、「僕は彼女に生きていてほしかったのに死んでしまった」ということを歌っているという意見。「近くにうろうろする(Stick around)が苦手」なのは、すでに死んでしまっているから…。笑顔の影に僕らはそれぞれの不幸せを隠してる…うーん、深いなあ(-_-;)。

◆でもCD国内盤に出てる対訳に山本沙由理さんが書いているんだけど「夜行便のスチュワーデス」(今でいうキャビン・アテンダントさんですね)を歌ったものではないか、という意見。はい、僕もそんなとこじゃないかなあと思ってしまった(^-^;。

◆"風のような女"が最高位22位を記録した週の全米チャートです。
US Top 40 Singles For Week Ending November 8, 1980

バーブラの"ウーマン・イン・ラヴ"が3週目のNo1.翌週は2位からケニー"Lady"が初のNo1ヒットになります。ドナやダイアナ(2曲も)、スティーヴィーもランクイン。7位のステファニー・ミルズは邦題が「燃える初恋」だったような気がする。調べてみたら「燃える恋心」だった。悔しい(-_-メ)

-1 1 WOMAN IN LOVE –•– Barbra Streisand
-2 4 LADY –•– Kenny Rogers
-3 3 HE’S SO SHY –•– The Pointer Sisters
-4 2 ANOTHER ONE BITES THE DUST –•– Queen
-5 6 THE WANDERER –•– Donna Summer
-6 9 I’M COMING OUT –•– Diana Ross
-7 8 NEVER KNEW LOVE LIKE THIS BEFORE –•– Stephanie Mills
-8 10 MASTER BLASTER (Jammin’) –•– Stevie Wonder
-9 5 REAL LOVE –•– The Doobie Brothers
10 7 UPSIDE DOWN –•– Diana Ross

22 24 THAT GIRL COULD SING –•– Jackson Browne

◆1982年 GLASTONBURY でのライヴ音源。"That Girl Could Sing"に続いて"Your Bright Baby Blues".
↓↓↓↓↓


(この曲を購入)amazon.co.jp
ホールド・アウト
ジャクソン・ブラウン

51E3QDB7WYL__SX355_.jpg

関連記事

コメント

非公開コメント

stage

この曲は89年の来日コンサートで、リズムセクションがけっこう激しく演奏して
すごい迫力ありました。
Runing On Emptyですごく盛り上がったのに、次の曲For Americaで、サーッと静まってしまったのを覚えています。さびしかったなあ。
意味深な歌詞、みんなのいろんな推測を呼ぶのもまた彼の魅力のひとつかもしれませんね。

たぶん

89年はWorld in Motionのツアーですよね。確か僕も行ってます。アンコールのi am a patriotも知ってる人はまばらな感じでした。ジャクソンは常に現役で社会的な曲を書き続けていますが、コンサートになると観客が初期の頃の曲ばかりリクエストすることに悩んでいたようですね。確かに僕もその傾向があります(^_^;)。For Americaを演ってくれた時、他の曲と同じようにまわりが手拍子することに違和感があった記憶があります。