West End Girls / ウエスト・エンド・ガールズ (Pet Shop Boys / ペット・ショップ・ボーイズ)1986



Sometimes you're better off dead
There's a gun in your hand
It's pointing at your head
You think you're mad too unstable
Kicking in chairs and knocking down tables
In a restaurant in a West end town
Call the police there's a mad man around
Running down underground
To a dive bar in a West end town

時々きみは "死んだ方がまし"だって
銃をその手に取って
自分の頭にあてるのさ
きみは思う 頭がおかしい? 情緒不安定
イスを蹴飛ばして テーブルをぶっ壊す
ウエスト・エンドのレストランじゃ
警察を呼ばれるよ "狂った男がいる!"って
きみは地下に駈け下りる
ウエスト・エンドの町の怪しげなバーにね

In a West End town, a dead end world
The East End boys and West End girls

In a West End town, a dead end world
The East End boys and West End girls
West End girls

ウエスト・エンドの町 行き止りの世界さ
イースト・エンドのヤツらとと
ウエスト・エンドの女の子たち

ウエスト・エンドの町 そこから先には進めない
イースト・エンドのヤツらと
ウエスト・エンドの女の子たち
West end girls…

Too many shadows, Whispering voices
Faces on posters, too many choices
If, when, why, what?
How much have you got?
Have you got it, do you get it,
if so, how often?
And which do you choose,
a hard or soft option?
(How much do you need?)

数えきれない沢山の影とささやく声
ポスターに沢山の顔 多すぎて選べない
もし いつ? なぜ? なに?
幾らもらったん?
手に入れたか?わかったのか?
もしそうなら どのくらいだい?
どっちを選ぶんだ?
ハードなやつと ソフトなのどっち?
(アンタいくら必要なんだい?)

In a West end town a dead end world
The East end boys and West end girls

In a West end town in a dead end world
The East end boys and West end girls
West end girls

ウエスト・エンドの町 行き止りの世界さ
イースト・エンドのヤツらと
ウエスト・エンドの女の子たち

ウエスト・エンドの町 そこから先には進めない
イースト・エンドのヤツらと
ウエスト・エンドの女の子たち
West end girls…

In a West end town a dead end world
The East end boys and West end girls

In a West end town in a dead end world
The East end boys and West end girls
West end girls…

You've got a heart of glass
or a heart of stone
Just you wait 'til I get you home
We've got no future, we've got no past
Here today, built to last
In every city, in every nation
From Lake Geneva to the Finland station
(How far have you been?)

おまえはガラスと堅い石ころの
どっちのハートの持ち主だ?
俺が送ってやるから待っててくれよ
俺たちには未来もないし 過去だってない
あるのは今日だけ 終わりなく続くのさ
どこの都市だって どこの国だって
レマン湖からフィンランド駅までね
(どれくらい遠くに行ってきた?)

In a West end town a dead end world
The East end boys and West end girls

In a West end town in a dead end world
The East end boys and West end girls
West end girls

ウエスト・エンドの町 行き止りの世界さ
イースト・エンドのヤツらと
ウエスト・エンドの女の子たち

ウエスト・エンドの町 そこから先には進めない
イースト・エンドのヤツらと
ウエスト・エンドの女の子たち
West end girls…

West end girls…

Writer(s) Neil Tennant ・ Chris Lowe

You're Better Off Dead=お前は死んだ方がいい
unstable=不安定な,落ち着きのない,情緒不安定な
dive bar=怪しげなバー、場末の酒場、安酒場

Released in 1986
US Billboard Hot100#1
From The Album"Please"

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 80年代の洋楽シーンのなかで、ペット・ショップ・ボーイズの登場はなかなかセンセーショナルでしたね。サウンドはエレクトリックなダンスポップなのですが、歌詞にはヒネリや皮肉が含まれていて意味深な感じです。ボーカルのニール・テナントとキーボードのクリス・ロウの2人組はファッション的にもおしゃれで、この時代の流行の最先端という印象でした。

◆ニールはジャーナリストで、当時は音楽誌"スマッシュ・ヒッツ"の編集補佐をしていました。クリスは学生で駆け出しのDJ。二人は電子音楽が好きという共通項があり、楽器屋で同じキーボードに2人同時に手を出したことより 運命的なものを強く感じたとのことです。ユニット名は、共通の友人がペットショップで働いていたことに由来しています。
二人のサウンドは、当時クラブで流れていたダンスミュージックに新風を吹き込みました。ニールが好きな音楽はダスティ・スプリングフィールドやビリー・ホリディなどソウルフルな音楽や読書が好きで、ニュー・オーダーにも影響さえ、エレクトリックというバンドとコラボもしています。彼らの音楽をまとめたのが、通称"ボビー"O"=ボビー・オーランド。彼はDJ兼プロデューサーで、アーチストでもあり、ニューヨークのゲイ・ディスコを生み出した人物と言われています。
最初のシングルはボビー"O"がプロデュースした"West End Girls"。そこそこのヒットとはなりましたが、その後、アルバムを作る際には、ボビーとは決別します。EMIとの契約後の最初のシングルは"Opportunities(Let's make lots of money)」になりましたが、こちらはヒットせず。その後、アルバム作成の際に、ボビーと録音した"West End Girls"はスティーヴン・ヘイグとリ・レコーディングされ、リリース後、口コミで広がっていき、3カ月後に大ヒットとなりました。

◆ボビー"O"バージョンの"West End Girls"には再レコーディングの際には歌われなかった歌詞もありますね。以下がその歌詞と和訳になります。

I've said it all before,
I'll say it all again
We're all modern men
We've got no future, we've got no past
Here today, built to last
In every city, in every nation
From Lake Geneva to the Finland station

前にも言ったことだけど
もう一度口にして言おう
俺たちはみな現代に生きる人種さ
未来もないし 過去だってないんだ
あるのは今日だけ 終わりなく続くのさ
どこの都市だって どこの国だって
レマン湖からフィンランド駅までね

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◆"West End Girls"についてニールは次のようにコメントしています。

・ラップといえばニューヨーク・アクセントのストリート・ミュージックばかりだ。ぼくはイギリスのラップをやってみようとしたんだ。あの曲は堅苦しいロンドンのイースト・エンドと、魅力的な夜の街ウエスト・エンドとの対比を歌っているんだよ。人は皆、日常のストレスから逃れるために都会の夜の空気の中に逃げ込むものさ。


・ウエスト・エンド … ロンドンにおける地区。行政、商業、文化施設などが集中している。
・イースト・エンド … ウエストエンドに対する下町。かつて切り裂きジャックの現場となった所。1800年代のおよそ1世紀の間、イーストエンドは貧困、人口過密、病気、犯罪を意味した。

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イースト・エンドに住み、日々働いている男たちは夜になるとウエスト・エンドの歓楽街に繰り出して、女の子達と遊んだりするんでしょうね。そういったロンドンの若者たちの生活を歌った曲、ってことなのかな。
先日、BS日テレで「ROCK LEGENDS Sunday」という番組でPET SHOP BOYS特集をやっていて、"West End Girls"についてイギリスのマスコミの人達がコメントをしていました。

・"刺激的なソーホー地区にやってきた者が疎外感を覚えつつ、何でもやれると思うような曲だ"「自分を変え、ロンドンでも影響力を持てる」とね。その歌詞が共感を呼んだ。(ウィル・ホジキンソン:タイム誌)
・ジャーナリストのニールらしい曲だ。ジュネーヴ湖からフィンランド駅まで」という歌詞はレーニンがソ連を誕生させるために亡命先から戻った道を表している。この曲が突如イギリスでNo1ヒットになったのは、神秘的でいかにもイギリスらしい雰囲気があったからだ。(ジョン・アイズルウッド:イブニング・スタンダード誌)

…どうもそういうことらしい…(^▽^;)。

◆"West End Girls"が1位を記録した週の全米チャートです。
US Top 40 Singles For The Week Ending May 10, 1986

Pet Shop Boysはロバート・パーマーを蹴落して1位になりますが、翌週にはすぐホイットニーに首位の座を明け渡してしまいます。4位Van Halenのこの曲もサミー・ヘイガーがボーカルになって初のヒットでした。6位アウトフィールドもPOPな曲でしたね。9位ストーンズはアルバム"Dirty Work"から1stシングル"ハーレム・シャッフル".1963年にR&Bデュオの"Bob & Earl"のヒット曲のカバーでした。

-1 2 WEST END GIRLS ??? Pet Shop Boys
-2 1 ADDICTED TO LOVE ??? Robert Palmer
-3 7 GREATEST LOVE OF ALL ??? Whitney Houston
-4 4 WHY CAN’T THIS BE LOVE ??? Van Halen
-5 6 WHAT HAVE YOU DONE FOR ME LATELY ??? Janet Jackson
-6 8 YOUR LOVE ??? The Outfield
-7 9 TAKE ME HOME ??? Phil Collins
-8 11 BAD BOY ??? Miami Sound Machine featuring Gloria Estefan
-9 5 HARLEM SHUFFLE ??? Rolling Stones
10 12 IF YOU LEAVE ??? Orchestral Manoeuvres In The Dark

◆Top Of The Popsのステージから。今週のNo1は"West End Girls"!
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◆Pet Shop Boys - Performance (live) 1991 妖しい演出ですなあ。
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◆ボビー"O"と組んで作った"West End Girls"(ダンス・ミックス)
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(この記事で参考にしたページ)
・Wikipedia West End Girls
・Wikipedia ウエスト・エンド
・Wikipedia イースト・エンド
・BS日テレ「ROCK LEGENDS Sunday」PET SHOP BOYS
・ビルボード・ナンバー1・ヒット1985-1988Ⅲ(音楽之友社)

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