I'm So Afraid / アイム・ソー・アフレイド (Fleetwood Mac / フリートウッド・マック)1975



I been alone
All the years

So many ways
to count the tears

俺はひとりきりだった
もう何年もの間

いろいろ泣いたこともあるけど
そんなもん数えられるくらいさ

I never change
I never will

I'm so afraid
the way I feel

俺は決して変わりはしない
そうさ 変わりはないんだ

俺は恐ろしくてたまらない
そんな風な俺自身の感じ方を

Days when the rain and the sun are gone

Black as night
Agony's torn at my heart
too long

雨の日も晴れの日も過ぎ去っていく日々

夜のように真っ暗なんだ
苦痛が俺の心を
とても長い間 切り裂いていくのさ

So afraid
Slip and I fall and I die

とても怖いんだ
滑って落ちて 俺は死んでいくのか

I been alone
Always down
No one cared to stay around

俺はひとりぼっちだった
いつだって うつむいていた
まわりに気にかけてくれるヤツは
誰もいなかったのさ

I never change
I never will
I'm so afraid
the way I feel

俺は決して変わらない
俺がそう思っているんだ

そんな風に感じる俺自身が
とても怖いんだ…

Released in 1975
From The Album"Fleetwood Mac"
(ファンタスティック・マック)

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今月の月イチ・マックはリンジー(リンジー・バッキンガムの)曲です。「アイム・ソー・アフレイド」はマックのライヴではクライマックス、ポップなマックの曲達のなかで、リンジーの胸の内(本音)の叫びを演奏と歌で聴かせる渋いナンバーです。

◆1974年当時、マックのフロントマンは「ボブ・ウェルチ」でしたが、12月に脱退し、バンドは3人になってしまってました。 その頃、あるスタジオで新アルバムの録音エンジニアのオーディションをしていたミック・フリートウッドとジョン・マクヴィーは、このアルバムのエンジニアとなるキース・オルセンがオーディションに持ち込んだ作品によって当時「バッキンガム・ニックス」という名のデュオとして活動していたリンジー・バッキンガムとスティーヴィー・ニックスを知ります。ミックは、新たなメンバーとして2人にバンドへの参加を要請し、程なく2人はバンドに合流することとなりました。新たな編成になったマックは、スティーヴィー、リンジー、クリスティンの3人がソングライター、ボーカリストとしてバンドを引っ張るようになっていきます。そこで作られたのがこのアルバム。原題を、バンドの名前そのままでつけたことからも、新生マックをスタートした想いがわかります。このアルバムはビルボードチャートで、チャートインから58週目に1位になる(1位は1週のみ)という最遅記録!も達成しました。

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この間、「噂」の楽曲を和訳するたびに、その曲のエピソードなどを拾っていきましたが、その際に「バンドはいつ解散してもおかしくなかった」とか、この曲はスティーヴィーがリンジーに贈った皮肉、そしてそのお返しがあの曲とか…(-_-;)、そんなんばっかりでしたが、このアルバムのときはバンドとしてしっかり機能してたのかな。ああでも「リアノン」「ランドスライド」「マンディ・モーニング」の3曲はすでに「バッキンガム・ニックス」のデュオの曲をマックにそのまま持ち込んだ、と言いましたね…。

1.マンデイ・モーニング - "Monday Morning" (Buckingham) - 2:48
2.ウォーム・ウェイズ - "Warm Ways" (C. Mcvie) - 3:53
3.ブルー・レター - "Blue Letter" (Richard Curtis, Michael Curtis) - 2:41
4.リアノン - "Rhiannon" (Nicks) - 4:10
5.オーヴァー・マイ・ヘッド - "Over My Head" (Buckingham) - 3:38
6.クリスタル - "Crystal" (Nicks) - 5:12
7.セイ・ユー・ラヴ・ミー - "Say You Love Me" (C. Mcvie) - 4:10
8.ランドスライド - "Landslide" (Nicks) - 3:19
9.ワールド・ターニング - "World Turning" (C. McVie, Buckingham) - 4:24
10.シュガー・ダディ - "Sugar Daddy" (Mcvie) - 4:09
11.アイム・ソー・アフレイド - "I'm So Afraid" (Buckingham) - 4:30

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◆"アイム・ソー・アフレイド"は他の曲と違って、歌詞がシンプルで「詩的」ですね。でも、主人公の「恐れ」は相当なものです…。「孤独感」や「絶望感」が歌と演奏で伝わってきます…。
 でも、これがリンジー自身の胸のうちだったとすると、このあと「噂」では、心の想いの対象が「恋愛」になり、スティーヴィーとの仲が上手くいかなくなるなかでも、「Second Hand News」や「Go Your Own Way」など、想いを「作品」に昇華させることができたってことなんでしょうね。リンジーにとっては「音楽」という表現活動があってヨカッタ…!ってことかな。

◆Fleetwood Mac - I'm So Afraid (live '76 - Rosebud) HQ version
↓↓↓↓↓


◆スタジオ盤です。
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◆1997年のダンス・ツアー 再結成のときの"I'm So afraid"です。
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(この記事で参考にしたページ)
・Wikipedia Fleetwood Mac

(この曲を購入)amazon.co.jp
ファンタスティック・マック
フリートウッド・マック

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(Fleetwood Mac)
Monday Morning / マンディ・モーニング 1975
Rhiannon / リアノン 1976
Second Hand News / セカンド・ハンド・ニュース 1977
Go Your Own Way / オウン・ウェイ 1977
Dreams / ドリームス 1977
Don't Stop / ドント・ストップ 1977 
Never Going Back Again / もう帰らない 1977
The Chain / ザ・チェイン 1977
You Make Loving Fun / ユー・メイク・ラビング・ファン 1977
Songbird / ソングバード 1977
Whenever I Call You “Friend ”/ 二人の誓い 1978 *Kenny Loggins & Stevie Nicks
Tusk / タスク 1979
Storms / 夜ごとの嵐 1977
Think About Me / シンク・アバウト・ミー 1980
Leather And Lace / レザー・アンド・レース 1981 *Stevie Nicks with Don Henley
Edge Of Seventeen / エッジ・オブ・セヴンティーン 1982 *Stevie Nicks 
Hold Me / ホールド・ミー 1982 
Trouble / トラブル 1982 * Linsey Buckingham
Got A Hold On Me / 恋のハート・ビート 1984 *Christine McVie
Big Love / ビッグ・ラヴ 1987
Seven Wonders / セヴン・ワンダーズ 1987
Little Lies / リトル・ライズ 1987

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アイム・ソー・アフレイド

めったさんの月イチ・マック連載の中でこの曲が出るのを待っていました。
数あるフリートウッド・マックの名曲の中でもこの曲が最も好きな曲なのです。アルバム「ファンタスティック・マック」のこの曲でマックのファンになりました。リンジーのギターソロにはしびれます。
ブログでも紹介されていますがこの曲が収録されている「ザ・ダンス」最近でも最もよく聞くライブアルバムです。

情念?のギター

リンジーの作る歌は数としては軽かったり、ポップだったり、が多いと思いますが、情念のこもったような詩的な曲もありますね。この曲や、“Big Love”など。そしてギターのフレーズもその曲に合ったフレーズで聞かせてくれます。ファンタスティックマック以降のマックは“男と女”“静と動”など対比した2つのものの両面を表現してくれました。“I'm so afraid”は“陽と陰”“軽と重”の後者のほうですね。彼の漠然とした“恐れ”が伝わってくる名曲です。