Fire Lake / ファイアー・レイク (Bob Seger / ボブ・シーガー) 1980



Who's gonna ride that chrome three wheeler
Who's gonna make that first mistake
Who wants to wear those gypsy leathers

All the way to Fire Lake

誰が鋼鉄製のオート三輪に乗るんだい?
誰が最初の間違いを犯すんだろう?
誰がこんなジプシーの衣装を着たがるんだい?

これらはみんな
"火の湖(破滅)"につながってるのさ

Who wants to break the news about Uncle Joe
You remember Uncle Joe
He was the one afraid to cut the cake

Who wants to tell poor Aunt Sarah
Joe's run off to Fire Lake
Joe's run off to Fire Lake

誰が"ジョーおやじ"の話をしたがるんだい?
覚えてるだろ?"ジョーおやじ"のことを
ほら"うぶな女"と付き合うのを
怖がってた男だよ

かわいそうな"サラおばさん"に
誰が言いたがるっていうんだい?

ジョーは"火の湖"に逃げてしまったって
ジョーは
ファイアー・レイクへ逃げましたとさ

Who wants to brave those bronze beauties
Lying in the sun
With their long soft hair falling
Flying as they run

Oh they smile so shy
And they flirt so well
And they lay you down so fast
Till you look straight up and say

Oh lord
Am I really here at last

太陽の下で横たわってるあの日焼けした美しさ
そいつを誰が我慢できるっていうんだい?

長く柔らかな髪をなびかせて
飛んでくるように駆け寄ってくる女たち

ああ とても恥ずかしそうに微笑んで
恋をもて遊ぶのが とても上手
すぐさま おまえを横たわらすと
おまえはまっすぐに空を見上げて
感謝するんだ

"ああ 神様 とうとう"
"私は本当にここにいるのですね"

Who wants to play those eights and aces
Who wants a raise
Who needs a stake

Who wants to take that long shot gamble
And head out to Fire Lake

誰が不吉な手で勝負したがるものか
誰がさらに上乗せしたがるというのか
誰が賭け事をせずにいられないのか

誰が勝ち目のない大ばくちをやりたがるのか
誰が"火の湖"に行きたがるものか

Head out
(Who wants to go to Fire Lake)
And head out
(Who wants to go to Fire Lake)

Head out
(Who wants to go to Fire Lake)

(Who wants to go to Fire Lake)
Out to Fire Lake
Who's gonna do it

それでも行くヤツがいるんだ
(誰がファイアー・レイクに行きたがるんだ?)

それでも行ってしまうんだ
(誰がファイアー・レイクに行きたがるのか?)

進んで行ってしまうんだ
(ファイアー・レイクに)

誰かがやらかしちまうのさ…

Writer(s) Bob Seger

cut the cake=((米黒人俗)) 処女と性交する.
brave=危険・死に〉勇敢に立ち向かう; 〈…を〉ものともしない.
flirt=恋をもてあそぶ、いちゃつく
eights and aces=スペードのエースと8のツーペアの組み合わせ="dead man's hand"と呼ばれる「不吉な手札」
raise=掛け金にさらに上乗せしてチップをかけること。
stake=(ポーカーで)さまざまな賭け、火あぶりの刑
long shot=〔スポーツやゲームなどで〕勝つ見込みの低い参加者

Released in 1980
US Billboard Hot100#6
From The Album"Against The Wind"

220px-Bob_Seger_Fire_Lake_single.jpg

“Who want to go to Fire Lake? ”
(誰がファイアーレイクになんて行きたがるものか)

バックコーラスの声、すぐにわかりますよね!
ボブ・シーガーの"Fire Lake"のバックコーラスにはイーグルスのメンバーである Glenn Frey、Don Henley、そして Timothy B. Schmit.の3名が参加しています。
(ボブはお返しに、イーグルスの"Heartache Tonight"のバックコーラスに参加していますね)

the-eagles1.jpg
(グレン涙、ドン、ジョー・ウォルシュ、ティモシーの4人が並んだ貴重な写真だ~)

◆この曲のウィキペディアによると、Bob Segerは1971年にはこの曲を書き始めたのですが完成に至らず。1975年のアルバム“Beautiful Loser”に収録しようと試みたのですがこれも途中で断念。そしてアルバム“Against The Wind”でようやく完成に至ったとの話です。

◆この曲をアルバムからの1stシングルにするにあたっては契約しているキャピトルレコードとひと悶着あったようですね。

ボブ・シーガーとメンバーは、この曲を“Against The Wind”からの1stシングルに決めました。“これまでの彼らの曲とは明白に似ていなかったから”というのがその理由です。
・歌詞は・・・ほかの曲とは違い・・・個性的です。“冒険を冒す(taking risks)”ことについて歌ってるんだ。
・ここ数年のなかで気に入った歌詞を持った曲なんだ。とても変わってるのさ。R&Bがカントリーに出会ったような感じだよ。
・キャピトルレコードはこの曲を1stシングルにすることに反対だったんだけど、マネージャーのPunch Andrewsが彼らを説得してくれたんだ。この曲が僕らに新しいグラウンドをもたらしてくれるって。封筒を開けるまではそのなかに何が入ってるかなんて恐れることはないよね。そのなかには、基本的なホットなロックン・ロールと一緒に、数曲のバラードが入ってるものさ・・・。


 しばらくの間、ボブはこの曲について、モデルになった実在する場所があるのかどうかなど、公的コメントを避けていました。"Fire Lake"とは聖書でいう"Lake of Fire(火の湖)"のことを象徴的に言っているのかと考えられ、また"Fire Lake"という名前の湖はミシガン州アイアン郡に実在すします。(ミシガン州は、ボブ・シーガーが生まれ育っただったりします)

firelake.jpg

◆これまで僕もボブ・シーガーの歌を和訳してきましたが、そう難解なものはなく、比較的ストレートな感情を歌うものが多かったですね。でも“Fire Lake”は彼が言っている通り「これまでの曲とは似てない」ですね。歌詞が「何かを指して象徴的」です。

上にも書いてある通り、主題は“冒険を冒す(taking risks)”ことなのでしょう。“Fire Lake”が“Lake Of Fire”と同意味とすれば、それは聖書でいう「地獄」(火の池)を指しているんでしょうね。それをボブ・シーガーが自分の故郷ミシガン州に実在する「ファイアー・レイク」という名前で歌ったのかなと思います。

*僕は聖書に詳しくないので・・・(^_^;)・・・こちらのブログの受け売りです。・・・「聖書から人生を考えよう

 死後の世界は無ではなく、明確に二つの世界があると神の言葉である聖書は告げています。その二つというのは、「天国」と「地獄」(火の池)です。地獄と書いたのは、日本人に分かり易く書いたのであって、文字通りには、「火の池」(英訳:Lake of fire )です・・・。

honba.jpg

◆歌詞について。
不勉強なのですが、最初の3つの「誰が~をするんだい?」はおそらく何か「不吉」で「悪いこと」なんでしょうね。「鋼鉄のオート三輪」は事故が起きやすいとか・・・(^_^;)。
また、“アンクル・ジョー”と“アーント・サラ”は、「ある男」と「ある女」って意味でいいんじゃないかな。でも「Fire Lake」が「地獄」だとすると、誰もが行きたくないわけで、「アンクル・ジョー」が「ファイアー・レイクに逃げていった」はちょっと意味がわかりませんでした。拡大解釈すると…「目の前の問題が現実逃避して、なおさら墓穴を掘る」「なお事態を悪化させちまうのさ」っていう感じかもしれません。

Who wants to play those eights and aces
Who wants a raise
Who needs a stake
Who wants to take that long shot gamble

はすべて「ポーカー」に例えて歌った歌詞ですね。「eights and aces」を"dead man's hand"と呼ぶのは知りませんでした。

300px-Dead_mans_hand.jpg

“Who needs a stake”は“stake”は「賭け」という意味と、“Fire Lake”なので“火あぶり”とダブルミーニングなのかなと思います。(こういう発見は和訳していて面白いです)

この曲は、わかってても「危ない橋を渡ろうとしてしまう」人間の性のようなものを歌っているのではないかなと思いました。

◆"Fire Lake"が最高位6位を記録した週の全米チャートです。
US Top 40 Singles For Week Ending May 3, 1980

映画「アメリカン・ジゴロ」よりブロンディ"コール・ミー"の1位が続きます!クリストファー・クロス、エア・サプライは1位目前でそれぞれ最高位は2位と3位どまりでした…。8位イーグルスはティモシーのボーカル。ティモシーの声は"Fire Lake"のバック・ボーカルで聴けますね。

-1 1 CALL ME ??? Blondie
-2 2 RIDE LIKE THE WIND ??? Christopher Cross
-3 6 LOST IN LOVE ??? Air Supply
-4 4 WITH YOU I’M BORN AGAIN ??? Billy Preston and Syreeta
-5 3 ANOTHER BRICK IN THE WALL (Part 2) ??? Pink Floyd
-6 7 FIRE LAKE ??? Bob Seger
-7 9 YOU MAY BE RIGHT ??? Billy Joel
-8 8 I CAN’T TELL YOU WHY ??? The Eagles
-9 10 SEXY EYES ??? Dr. Hook
10 12 HOLD ON TO MY LOVE ??? Jimmy Ruffin

◆ボブのヨコにあるディスプレイにライヴでの“Fire Lake”が流れます!
↓↓↓↓


(この記事で参考にしたページ)
・Wikipedia Fire Lake
・Fire Lake Songfacts
・聖書から人生を考えよう

(この曲を購入)amazon.co.jp
アルティメイト・ヒッツ
ボブ・シーガー

71fd-DafX7L__SL1084_.jpg


(Bob Seger)
Mainstreet / メインストリート 1976
Still The Same / 裏切りのゲーム 1978
Old Time Rock And Roll / 忘れじのロックン・ロール 1979
We've Got Tonight / 世の果ての夢 1979
Against The Wind / アゲインスト・ザ・ウィンド 1980
You'll Accomp'ny Me / わかりあえる時 1980
Tryin To Live My Life Without You / 暴走マイ・ライフ 1981
Shame On The Moon / 月に吠える 1983
Like A Rock / ライク・ア・ロック 1986
Shakedown / シェイクダウン 1987

関連記事

コメント

非公開コメント