Down By The River / ダウン・バイ・ザ・リバー (Albert Hammond / アルバート・ハモンド)1972



City life was getting us down
so we spent a weekend out o' town
Pitched our tent on a patch of ground
down by the river

都会生活は僕らをうんざりさせていた
だから週末は町を出て過ごすことにしたのさ
大地の一角にテントを張ってね
河のほとりに

Lit a fire and drank some wine
you put your jeans on top of mine
I said: Come in, the water's fine
down by the river

火をつけて ちょっぴりワインを飲んで
きみはジーンズを脱いで
僕の上に重ねたよ
僕は言ったのさ
"おいでよ 水が気持ちいいからさ"
河のほとりで

Down by the river,
Down by the river
Said: come in the water's fine
down by the river

河のほとりで
河のほとりで
"入ってごらん 水が気持ちいいよ"
河のほとりで

Didn't feel too good all night,
so we took a walk in the morning light
And came across the strangest sight
down by the river
Silver fish lay on its side,
it was washed up by the early tide
I wonder how it died
down by the river

ところで一晩中気分がよくないんだ
だから月の明かりのなか
僕らはそこらを歩いてみた
すると奇妙な光景に出くわしたのさ
河のほとりで
朝の水の流れに洗われて
銀色の魚が腹を見せて転がってたんだ
どうして魚が死んだろう?
河のほとりで

Down by the river,
Down by the river
A silver fish lay on its side
down by the river

河のほとりで
河のほとりで
腹を見せて転がってる銀色の魚
河のほとりで

The doctor put us both to bed,
he dosed us up and he shook his head
'Only foolish people go',
he said, 'down by the river'
'The mighty willows weep',
said he, 'because they're dying gradually
From the waste from the factories
down by the river'

お医者さんは僕らをベットに寝かし
薬を飲ませて首を振ったのさ
"あそこに行くのは馬鹿者だけさ"
彼は言ったよ
"河のほとりに行くなんて"
"立派なヤナギも泣いてただろう"
彼が言ったよ
"だって
だんだん死んでいってるのさ
河のほとりの工場の廃液で"

Down by the river,
Down by the river
'Mighty willows weep'
said he, 'down by the river'

河のほとりで
河のほとりで
"ヤナギの木も泣いている"
医者は言ったよ
"河のほとりで"

In time the riverbanks will die,
the reeds will wilt
and the ducks won't fly
There'll be a tear in the otter's eye
down by the river

やがて 河岸は死んでいくだろう
葦(アシ)はしおれて
アヒルは二度と飛ぶことはない
カワウソの目にも涙が流れる
河のほとりで

The banks will soon be black and dead
and where the otter raised his head
Will be a clean, white skull instead
down by the river

河岸はまもなく黒ずんで死んでいく
カワウソが頭を持ち上げると
白骨のほかにはきれいさっぱりの風景
河のほとりで…

Down by the river
Down by the river
The banks will soon be black and dead
down by the river

河のほとり
河のほとり
河岸も黒くなり死んでいく
河のほとり…

Songwriters
HAMMOND, ALBERT/HAZLEWOOD, MIKE /
Lyrics c EMI Music Publishing

dose=〈人に〉投薬する.〔薬を〕服用させる.
cf.weeping willow=シダレヤナギ
waste=浪費,空費,むだ使い.廃物,廃棄物.
riverbanks=河岸 川岸
wilt=〈草花などが〉しぼむ,しおれる
otter=カワウソ

Released in 1972
US Billboard Hot100#91
From The Album
"It Never Rains in Southern California"

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アルバート・ハモンドは「カリフォルニアの青い空」がデビュー曲だと思っていたのですが、同名アルバムから最初にシングルになったのは、この「ダウン・バイ・ザ・リバー」でした。

◆えっ?"ダウン・バイ・ザ・リバー"というタイトルで言えば…ニール・ヤングのあの曲を思い出しますね。1969年のニール・ヤング&クレイジー・ホースのアルバムに収録されていた、あのショッキングな歌詞を持つ名曲を。"僕は河のほとりで、自分の彼女を撃ったんだ…"。
雑誌「ミュージック・ライフ」か何かだったか、真面目でショッキングな歌詞を持つ曲の特集のような記事があったんですよ。それを洋楽を聴き始めた頃のウブな(!)めったは読んで、『そんな曲があるんだ…』と頭にインプット。ニール・ヤングと言えば…と尋ねられれば、即座に「ダウン・バイ・ザ・リバー」と答えたでしょう。

でも当時はお小遣いが豊富にあるわけでもなく、アルバムをこの1曲のために買うことはありませんでした。(買ったのは、CDが"Foever Young"シリーズ再発で安くなってからね 笑)

◆…ということで、ニールとは別曲です。歌詞も彼女を撃ったりせず、ライヴでも途中でクラップハンズしたり、アルバートもファンも楽しんで歌っています!
…でも、こちらの曲の歌詞も別な意味でシリアスです。"
環境破壊・汚染"を歌っているんですね。河に入って遊んだ翌日に…。
浜田省吾さんの「僕と彼女と週末に」の歌詞を思い出しました。(浜田氏もこの曲にインスピレーションを得たのかな)

◆1972年と言えば、日本も高度成長期の最後の頃でしょうか。公害問題が大きくなってきて、世界的にはこの年にストックホルムで国連人間環境会議が開催されています。アルバートはこの頃にもうこの歌で警鐘を鳴らしていたんですね。
さすがに歌詞の上でもヒットチャートを駈け上る、ってことはなかったわけだな(-_-;)。それは次にシングルカットされる「カリフォルニアの青い空」につながっていきます…!

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この日本発売のシングル。上に「73年度 全国ラジオ音楽賞 最優秀男性新人歌手賞受賞!」と書いてあるぞ。すごい賞なのかな!?TBS、文化放送、ニッポン放送、ラジオ関東で調整が必要だろうしな。FMもかな?

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今日はアルバートの来日記念で、彼の曲と和訳を数曲お届けします!

◆うーむ、このような歌詞なのにみんな楽しそうに歌ってるなあ。お国柄の違いでしょうか...?
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◆今でもこの曲はアルバートのライヴの定番曲のようです。November 2011, Westfalenhalle Dortmund: "Willkommen bei Carmen Nebel"
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◆"ダウン・バイ・ザ・リバー"というタイトルだとこっちを思い出します。ニール・ヤング&クレイジー・ホース。"河のほとりで僕は彼女を撃ったんだ…"
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◆歌詞からはこちらを思い出しました。浜田省吾さん「僕と彼女と週末に」。9分以上もある大作です。途中に挟むポエトリー・リーディングの部分の歌詞を注目…。
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(この記事で参考にしたページ)
・Wikipedia Albert Hammond

(この曲を購入)amazon.co.jp
Greatest Hits CD, Import
アルバート・ハモンド

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コメント

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やはり・・・

やはり、めったさんもDown By The Riverというとニールヤングが最初なんですね(笑)
あれは名曲ですから。ギターソロがまたよくて・・・

アルバートハモンドさんはすごく素直で直球勝負な人なんだなあって感じます。
ほかの歌詞見ても。
自分の中にあるものを素直に歌にする、ある意味あの時代のシンガーソングライターの代表かなっていう気もします。
軽快な曲にこんなメッセージがあったとは知りませんでした。

しかも笑顔で歌う

demaさんも、ニール・ヤングですか(^_^;)。
僕はニールそんなに詳しくないのですが、やはり曲名だけ聞くと、そっちが思い浮かびます。
アルバートの歌詞、ほんとに素直な方だな、という印象がやはりあります。こういう歌詞の曲でも、笑顔で楽しそうに歌うのはなぜだろう?って考えます。
吟遊詩人は悲しい歌を悲しい顔で歌わない!ってことなのかな?なんて思ってたのかな、なんて。大衆にとって音楽はそういうものなのかな、とか。