Storms / 夜ごとの嵐 (Fleetwood Mac / フリートウッド・マック) 1977



Every night that goes between
I feel a little less
As you slowly go away from me
This is only another test

夜が私とあなたの間にやってくるたびに
ちょっとだけ感じるの
ゆっくりと私の元を去っていくあなた
これは何かの単なる試練なの?

Every night you do not come
Your softness fades away
Did I ever really care that much?
Is there anything left to say?

毎晩待ってもあなたは来ない
あなたの優しさが薄れていく
私 本当のところ おせっかいだった?
もう何も言うことはないの…?

Every hour of fear I spend
My body tries to cry
Living through each empty night
A deadly calm inside

何時間も…怖くて震える時を過ごす
私の身体が悲鳴を上げようとしてる
空っぽの夜を何日も過ごして
心が死んでしまったようなの…

I haven't felt this way I feel
Since many a years ago
But in those years
and the lifetime's past
I did not deal with the road

何年もの間じゅう
こんな風に感じたことはなかったわ
でも何年もの間
人生を過ごしてきたけど
私は何にでも真剣に向き合ってきた

And I did not deal with you, I know
Though the love has always been
So I search to find an answer there
So I can truly win

そして
あなたにも真剣に向き合ってきたつもり
愛はいつだってそこにあったの
だから私は…そこから答えを探す
そして…きっと見つけられるはず

Every hour of fear I spend
My body tries to cry
Living through each empty night
A deadly calm inside

何時間も…恐れて震えて過ごした私
身体が泣き叫ぼうとしてる
空っぽの夜を幾夜も過ごしてると
心が死んだように静かになってる

So I try to say goodbye, my friend
I'd like to leave you with something warm
But never have I been a blue calm sea
I have always been a storm

だから サヨナラを言うわ 大切なあなた
なにか温かいものを添えて
あなたから離れていきたいけど
心が青く平穏な海だったことはなかったの
私の心はいつだって嵐だった…

Always been a storm
Ooh, always been a storm
I have always been a storm

いつだって嵐が吹いていた
ああ いつだって私は嵐のなかで…
…いつだって嵐のなかにいた私

We were frail

二人の愛はもろかったのよ…

She said
"Every night he will break your heart"
I should have known from the first
I'd be the broken hearted

あの時の私が言ってたわ
"彼は毎晩 心が傷つくことになるわ"って…
私 最初からわかってるべきだった
実は傷つくのは私なんだってことを…

I loved you from the start
Save us
And not all the prayers in the world
Could save us

最初から あなたを愛していたわ
助けて…
でも世界中の誰が祈ってくれたって
私たちを救うことはできないの…

Songwriters NICKS
Lyrics c Sony/ATV Music Publishing LLC

go between
=~の中に入る、あっせんする、仲介する
deal with=(困難な問題や状況などに)うまく対処する
a little less=少しだけ
frail=もろい,薄弱な.

Released in 1979
From The Album"Tusk"

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1月の月イチ・マックはスティーヴィー曲、アルバム「牙(タスク)」から「夜ごとの嵐(Storms)」です。

◆2枚組LPでは、この曲はB面の2曲目。

「Tusk」のなかのスティーヴィーは5曲のソングライティングをしています。

A面:5曲目「セーラ(Sara)」
B面:2曲目「夜ごとの嵐(Storms)」
:10曲目「月世界の娘(Sisters Of The Moon)」
C面:1曲目「エンジェル(Angel)」
D面:2曲目「ビューティフル・チャイルド(Beautiful Child)」

全米7位となった「Sara」が一番有名ですが、POPな「Angel」もなかなか、そして…やっぱりこの静かに歌い上げる曲「Storms」がいいんですよ…。

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◆"私の心は青く平穏な海だったことはないわ。いつだって嵐だったの…"。
はい(-_-;)、スティーヴィー嬢は誰にたいしてこのように思っていたのでしょう。
当然、リ○ジーでしょうね(←今さら伏字にしても意味ないでしょ)。
でもそう思っていたら、この曲のSongfactsには…

この曲はスティーヴィーの作品で、おそらく"不運な関係"を歌っています。その関係とは、しばらくの間のバンドのドラマーであるミック・フリートウッドと彼女の関係です。



な、な、リンジーじゃないんだ( ゚Д゚)!(←さっき伏せてたのに)
スティーヴィー、貴女は強い、プロのミュージシャンだ!元カレが2人もいるバンドでよく歌えるもんだ…(^▽^;)。確かに…嵐のなかにいた、んでしょうね。

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◆和訳で考えて意訳した箇所が2つあります。

(1)I did not deal with the road...

"deal with the road"という熟語を探したのですが見つかりませんでした。そこで思ったのですが"ミュージシャンはよく"ツアー"について"road"と表現しますよね。"deal with"は"扱うって意味ですが、"困難な状況に上手に対処する"というどちらかというと"うわべを取り繕う"ような扱い方、というニュアンスかな。そして彼女は"deal with the road"を否定している。これはつまり、バンドメンバーとの恋愛沙汰に巻き込まれてたけど、"私はツアーを上辺だけの取り繕いなどせずに真剣に向き合ってきたわ"と歌っているのでは?
 ということで和訳は"仕事にも真剣に向き合ってきた"としました。

(2)She said"Every night he will break your heart"
 
そしてこの"She"は誰か?。まあ歌詞ですので、ここで第三者の登場は話が面倒。なので思ったのですが、saidが過去形でもあるので、"あのときの彼女"=私のこと、なのではないか?
つまり、以前私は傷つくのは彼の方、と思っていたのに…なんで最初からわからなかったのかしら、傷つくのは私の方なんだ…って。

…という解釈です(^▽^;)。

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◆最後になりますが、外国の方のこの曲の書き込みでこんな感想がありました。

I've always thought this song should've closed the album. …

アルバム"Tusk"は(2枚組にするのではなく)この曲で終わりにすべきだったと思います…。

この意見もわかるな~(-_-;)。

でもミック・フリートウッドは、1つのバンドに創造性を持つメンバーが多数在籍しているがためのフラストレーションをはき出すためにこのアルバムは2枚組になるべくしてなったのだと言っているようです。そうですね。このアルバムは小曲(リンジーの実験曲)が多いのも愛くるしい(笑)ですので!

◆"Storms"のDemo音源。バックにはアコギが響き渡り、キーボードが静かに鳴り響きます…。
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◆2009年のマックのライヴで"Storms"を演奏しています。(Chicago)
↓↓↓↓↓


(この記事で参考にしたページ)
・Wikipedia タスク
・Storms Songfacts

(この曲を購入)amazon.co.jp
Tusk CD, Import
フリートウッド・マック

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◆ Fleetwood Mac(スティーヴィー曲です)
Rhiannon / リアノン 1976
Dreams / ドリームス 1977
Whenever I Call You “Friend ”/ 二人の誓い 1978 *Kenny Loggins & Stevie Nicks
Leather And Lace / レザー・アンド・レース 1981 *Stevie Nicks with Don Henley
Edge Of Seventeen / エッジ・オブ・セヴンティーン 1982 *Stevie Nicks 
Seven Wonders / セヴン・ワンダーズ 1987

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