【酉年】Snowbird / スノー・バード (Anne Murray / アン・マレー)1970



Beneath this snowy mantle cold and clean
The unborn grass lies waiting
For its coat to turn to green

冷たく清らかに積もった雪の下で
まだ生まれてない若草が待ってるわ
コートの色をみどり色に変えて

The snowbird sings the song he always sings
And speaks to me of flowers
That will bloom again in spring

スノーバードはいつもの歌を歌い
私に語りかけるのよ
春になれば再び花が咲くことを

When I was young
My heart was young then, too
Anything that it would tell me
That's the thing that I would do

若かった頃は
心もまだ若かったのね
私に語られることはすべて
自分がやるべきことなんだと思ってた

But now I feel such emptiness within
For the thing that I want most in life's
The thing that I can't win

でも今は 心の中に虚しさを感じてる
人生で一番欲しいものは
私には手に入らないとわかったから

Spread your tiny wings and fly away
And take the snow back with you
Where it came from on that day

The one I love forever is untrue
And if I could you know that I would
Fly away with you

ちっちゃな翼を広げて飛んでいけ
そして雪を持ち帰ってきてちょうだい
あの日 雪が降ってきたあの場所から

ずっと愛してた人がいたけど
真実はそうならなかったのよ
だからもしできるなら
私も あなたと一緒に飛んでいきたい

The breeze along the river seems to say
That he'll only break my heart again
Should I decide to stay

川沿いに吹くそよ風がこう語りかけるの
"彼はまたあなたの心を傷つけるだけ"って
私はとどまることを決めなくちゃね?

So, little snowbird
Take me with you when you go
To that land of gentle breezes
Where the peaceful waters flow

だから ちっちゃなスノーバードさん
あなたが飛ぶとき私も一緒に連れてって
優しいそよ風の吹く
平和な川が流れているあの場所へ

Spread your tiny wings and fly away
And take the snow back with you
Where it came from on that day

The one I love forever is untrue
And if I could you know that I would
Fly away with you

ちっちゃな翼を広げて飛んでいけ
そして持ち帰ってきてちょうだい
あの日雪が降ってきたあの場所から

永遠の愛も今では絵空事
もしできることなら
私もあなたと一緒に飛んでいきたいの

Yeah, if I could I know that I would
Fl-y-y-y-y away with you

そう もしできるなら
私もあなたと一緒に飛んでいきたいの

Writer(s) Gene MacLellan
mantle=(袖なしの)マント、おおい隠すもの.

Released in 1970
US Billboard Hot100#8
From The Album"This Way Is My Way"

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酉年にちなんで"Bird Song"いってみましょう~!
(和訳・記事は過去に掲載済のものです)

**************

雪で覆われたカナダの大地(行ったことないけど)に、真っ白な小鳥=スノーバードがいる風景が想像できます。
春になれば雪は解け、その下から若草が顔を出し、毎年のようにいずれは花も咲きます。スノーバードも春の訪れとともに飛び立っていったようです。

それでも、毎年冬になると雪とともに現れるスノーバード。彼女は一緒に飛び立っていきたいけど、この土地から離れることはできないんですね。彼女は自分の想いをスノーバードに託して、「雪とともに戻ってきて」とお願いします。
「一番欲しいものが手に入らないとわかった」って何て辛いことでしょうか。それでもスノーバードに想いを託して希望を捨てずに生きていこうとするささやかながらも強い意志を彼女から感じます。

◆ 「スノーバード」を辞書で調べてみました。(研究社 新英和中辞典)

1.「ユキヒメドリ」「ユキホオジロ.」
2.《米口語》 避寒者.
3.《米俗》 コカイン常用者.

アン・マレーさんが「コカイン常習者」の歌を歌うはずがない!(先入観)ということで「ユキヒメドリ」に絞らせていただきます。(-_-;)

◆ユキヒメドリ(雪姫鳥)は英名Dark-eyed Junco。小さなスズメの一種とも言われるようです。略されて"ジュンコ"って言われることもあるようですね。そして、な、なんと…真っ白の鳥ではありませんでした(笑)。先入観は怖いなあ。

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(写真は"Snowbird"をGoogle写真検索したものです)
詳しくはこちらをご参照ください

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◆作者はカナダのシンガー・ソングライターのジーン・マクラレン(Gene MacLellan)。
ジーンとアンはCBCテレビの"Singalong Jubilee"で知り合いました。二人ともレギュラーだったようです。アンはジーンに"Snowbird"と"Biding My Time"の2曲を書いてもらい、この2曲は彼女のメジャーデビューアルバム"This Way Is My Way"(1969)に収録されます。ジーンは"Snowbird"をP.E.I(Prince Edward Island)の海岸沿いを20分歩くうちにできた曲なんだとアンに言っていたそうです(^▽^;)。
ジーンはその後、"Snowbird"をセルフカバーし、また他のアーチストへの楽曲の提供もしたりしました。全米2位にもなったオーシャンの"Put your Hand In The Hand(サインはピース)"もジーンの作品です!(知らなかったなあ)
ジーンは1995年の1月19日に享年56歳にてこの世を去っています。(R.I.P)

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◆まだまだ寒い日が続きますが、冬のあとには必ず春が来ます。今日は大学センター入試の2日め。受験生の皆さんとその保護者の皆さんも風邪には気をつけて頑張ってくださいね!(うちも次男が中3で受験生です)

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◆"Snowbird"が最高位8位を記録した週の全米チャートです。
US Top 40 Singles Week Ending 26th September, 1970

1位はダイアナが。2位エドウィン・スター「黒い戦争」は80年代にボスがライヴで歌い、シングルになりますね。6位のニール・ダイアモンド「クラックリン・ロージー」の勢いが良く、ダイアナは3週1位のあと、ニールに首位を譲ります。10位シカゴの「長い夜」。松山千春さんとは同名異曲です(←わかっとるわい)

-1 1 AIN’T NO MOUNTAIN HIGH ENOUGH –•– Diana Ross
-2 2 WAR –•– Edwin Starr
-3 3 LOOKIN’ OUT MY BACK DOOR –•– Creedence Clearwater Revival
-4 4 PATCHES –•– Clarence Carter
-5 5 JULIE, DO YA LOVE ME –•– Bobby Sherman
-6 12 CRACKLIN’ ROSIE –•– Neil Diamond
-7 9 CANDIDA –•– Dawn
-8 13 SNOWBIRD –•– Anne Murray
-9 14 (I Know) I’M LOSING YOU –•– Rare Earth
10 6 25 OR 6 TO 4 –•– Chicago

◆おおっ、僕はギターを弾くアンは見たことなかったな。
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◆ケニー・ロギンズ作の「Danny's Song」。アンが歌ったカバーは1972年全米7位になりました。。
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◆Gene Maclellan : Snowbird (Nashville 71 original)
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(この記事で参考にしたページ)
・Wikipedia Anne Murray
・Wikipedia Snowbird
・Wikipedia Gene MacLellan

(この曲を購入)amazon.co.jp
The Best..So Far CD, Import
Anne Murray

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コメント

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アン・マレー

私、アン・マレーさん大好きなんです。良い曲を紹介していただきました。
彼女の曲はほのぼのとしていて、優しく明るい歌が多いのですよね。聴いているととても良い気分になれます。
この曲も大好きな1曲です。

ピュアな歌心

星船さんはアンマレーさん、好きなんですね!彼女はいい声をしてるとは思わない(失礼)のですが、安定感とピュアーな歌心を感じます。snowbirdを和訳していてベットミドラーの“the Rose”を思い出しました。日本よりも冬と夏の季節の変化の激しい国々での冬から春を待つ思いは強いものがあるんでしょうね。カナダの人たちは、冬に“snowbird”を見かけると自然にこの曲を口ずさむのかなと思ったりします。

私も好きです

私もアン・マレー大好きでした。というか、今でもたまに聴きます。暖かみのあるアルトヴォイスがたまらなく好きで初期のアルバムはほとんど買いました。あと、不純ですが、ルックスも好きでした(笑)
Snow Birdは彼女のイメージにぴったりな曲ですね。
彼女の声は、暖かく優しいですが、すごく強さを秘めているのを感じます。
Danny's Songでは、ロギンス&メッシーナが"Love a girl・・・"と歌っているのをアン・マレーのカバーでは"Love a guy・・・"と歌っていました。なるほどそういう細工はするもんなんだと感心したのを覚えています。

女性が歌うと

demaさん、アンマレーさんお好きでよかったです!
カバー曲を歌うときに男→女、もしくは女→男が変換されるのは面白いですね。“Please Mr. Postman”でカーペンターズが「ボーイフレンドからの手紙」と歌ってるのに、ビートルズは「ガールフレンドからの」と歌ってるのを知って(ホントはビートルズのほうが先、さらに言えばビートルズもカバー)、僕も感心して洋楽は楽しいなー!と思いました。