Rock The Casbah / ロック・ザ・カスバ (The Clash / ザ・クラッシュ)1983



Now the king told the boogie men
You have to let that raga drop
The oil down the desert way
Has been shakin' to the top
The Sheik he drove his Cadillac
He went a-cruisin' down the ville
The muezzin was a-standing
On the radiator grille

王は音を出してた野郎どもに告げたんだ
“インド音楽なんか止めるんだ!”
砂漠の下には石油があって
てっぺんまで吹き出し続ける
シャイフはキャデラックで
町じゅう乗り回し
ラジエーターグリルの上に立ってる男が
礼拝の時間を叫んでる

Shareef don't like it
Rock the Casbah,
Rock the Casbah
Shareef don't like it
Rock the Casbah,
Rock the Casbah

シャリーンはそいつが気に入らない
カスバをロックしろ!
カスバを揺らすんだ!

シャリーンはそいつは好きじゃない
カスバをロックしろ!
カスバを揺らすんだ!

By order of the prophet
We ban that boogie sound
Degenerate the faithful
With that craazy Casbah sound
But the Bedouin
they brought out the electric camel drum
The local guitar picker
got his guitar-picking thumb
As soon as the Shareef had cleared the square
They began to wail

預言者のお告げにしたがって
俺たちはブギー音楽を禁止したんだ
カスバのイカれた音が
奴らの信心を堕落させちまうから
でも遊牧民は
ラクダのエレキドラムを持ちだして
ギター弾きは親指でギターを弾きやがる
シャリーフがあたりを制圧したとたん
みんな一斉に泣き叫んだよ

Shareef don't like it
Rock the Casbah, rock the Casbah
Shareef don't like it
Rock the Casbah, Rock the Casbah

シャリーフはロックが気に入らない
カスバをロックしろ!
カスバを揺らすんだ!

シャリーフはロックを気に入ってない
カスバをロックしろ!
カスバを揺らすんだ!

Now, over at the temple
Oh, they really pack 'em in
The in-crowd say it's cool
To dig this chanting thing
But as the wind changed direction
Then the temple band took five
The crowd caught a whiff
Of that crazy Casbah jive

いま 向こうの教会じゃ
ああ 悪い音楽を聴かさないよう
市民達を閉じ込めようとしてるのさ
でもそいつらは"それもいいね"っていって
いつもの聖歌の詠唱をしていたよ
でも風向きが変わると
教会のバンド演奏も一時休止
すると群衆は
クレイジーなカスバのロック音楽に
気づいたのさ

Shareef don't like it
Rock the Casbah, rock the Casbah
Shareef don't like it
Rock the Casbah, Rock the Casbah

シャリーフはロックが気に入らない
カスバをロックしろ!
カスバを揺らすんだ!

シャリーフはロックを気に入ってない
カスバをロックしろ!
カスバを揺らすんだ!

The king called up his jet fighters
He said you better earn your pay
Drop your bombs between the minarets
Down the Casbah way

王はジェット戦闘機を呼んできた
そして命じたんだ
“給料がほしいなら
寺院の塔の間に爆弾を落とせ"
カスバの奴らを追い出すために

As soon as
the Shareef was chauffeured outta there
The jet pilots tuned to
the cockpit radio blare
As soon as the Shareef was outta their hair
The jet pilots wailed

シャリーフがお抱えの車で駆けつけた
ジェット機のパイロットは
コックピットのラジオを鳴り響かせてたんだ
怒ったシャリーフが奴らの髪を引っ張るやいなや
ジェット機のパイロットは泣き叫んだよ

Shareef don't like it
Rock the Casbah, rock the Casbah
Shareef don't like it
Rock the Casbah, Rock the Casbah

シャリーフはロックが気に入らない
カスバをロックしろ!
カスバを揺らすんだ!

シャリーフはロックを気に入ってない
カスバをロックしろ!
カスバを揺らすんだ!

He thinks it’s not kosher
Fundamentally he can’t take it
You know he really hates it

ヤツはそいつがユダヤ風じゃないと思ってる
基本的に そいつを受け入れないのさ
ほんとに嫌いなんだよな…

Songwriters
STRUMMER, JOE / JONES, MICK / HEADON, TOPPER
Lyrics c Universal Music Publishing Group

raga=ラーガ:インド音楽の旋律定型.
sheik=(イスラム教国,特にアラブ諸国で)シャイフ,族長,長老,首長
ville=町を含めた都市的集落
muezzin=ムアッジン:モスクの光塔から礼拝の時間を大声で告げる人
Radiator grille=(自動車の) ラジエーターグリル 《車の正面の空気冷却用格子》.
Shareef=シャリーフ;〈高貴な血筋の人〉を意味するアラビア語(複数形アシュラーフashr?f)。イスラム以前のアラブ社会でシャリーフと自称し,また他者からもそうみなされた家系は少なからずあった
casbah=〈アラビア〉gasbahから。砦(とりで)の意》アラブ諸国で、城塞に囲まれた居住地区。特に、アルジェリアの首都アルジェのものが有名。
by order of= …の命(令)によって
ban=禁止する
degenerate=堕落する,退廃する; 退歩する
Bedouin=ベドウィン=砂漠の住人。アラブの遊牧民族
wail=痛み・苦しみなどで泣き叫ぶ
take five=小休止する,一息つく.
get a whiff of= ~の匂いを感じる[に気付く]
jet fighter=噴射推進式戦闘機
minaret=(イスラム教寺院の)ミナレット,光塔
chauffeur =〔~の〕運転手を務める
blare=〈らっぱなどが〉鳴り響く
Kosher~コ―シャー=一般にユダヤ教の食物の清浄規定

Released in 1983
US Billboard Hot100#8
From The Album"Combat Rock"

The_Clash_Rock_the_Casbah_single_cover.png

2002年12月22日、サマセット州ブルームフィールドにある自宅で元クラッシュのジョー・ストラマ―が亡くなりました。享年50歳でした。当初の発表では死因は心臓発作とされたが、解剖の結果、先天性の心臓疾患だったことが判明しました。

◆クラッシュの全米トップ40ヒットは昨年の12月22日に取り上げた"Train In Vain"(23位)とこの曲の2曲のみ。名曲"London Calling"はチャートインせず。"Should I Stay or Should I Go"は最高位45位でした。今日はジョーを偲んで、"Rock The Casbah"を取り上げます。

◆ウィキペディアのこの曲の解説から引用します。

・一説では、ホメイニ政権下のイランでロックが禁止されていたことに影響を受けたという。 「カスバを動かせ」の影響で人民が禁を無視し始めた。王は禁を冒す者を戦闘機で爆撃するよう命ずるが、パイロットは命令を拒否し、コックピットの無線機でロックを聴く。こういった状況を寓話作家が語る。
・曲中ではイランを含め、いかなるイスラーム教国の名も出していない。歌詞ではアラビア語、ヘブライ語、ウルドゥー語、北アフリカの用語が使われている。たとえば「シャリーフ」、「ベドウィン」、「シャイフ」、「カーシェール」、「ラーガ」、「ムアッジン」、「ミナレット」そして「カスバ」である。


the-clash-combat-rock-band-shot.jpg

"カスバ(casba)"はフランス語で、《(アラビア語)gasbah=砦の意》アラブ諸国で、城塞に囲まれた居住地区。特に、アルジェリアの首都アルジェのものが有名、とのことです。(goo辞書)
物語は「架空の国」。ただしその国の政権では「ロックは禁止」されています。ところがカスバの住人達にロックが流行りだしてしまい、時の政権(シャイフ、王、シャリーフ)はロックを禁止!にかかります。
ただし王自身はその音楽が「ロック」という名称なのを知らないので、演奏しているヤツらを「Boogie man」と呼んだり、「インド音楽(Raga drop)を止めろ!」とか言ったりするのも面白いです。騒いでいるヤツらを鎮圧したり、教会に住民を隔離してもダメで、最後にはジェット戦闘機でカスバ地区に爆撃しろ!というところまで来るのですが、その操縦士までロックを聴いていた!んですね。

◆この曲は中東をちゃかすのが目的ではなく"ロック"という音楽の前では人種なんて関係ない。みんなが踊って楽しめる音楽を通じた社会平和を訴えたとも言えるでしょう。でも・・・時にその意図とはまったく違って曲を解釈されてしまうことがあります。実は湾岸戦争の開戦時に"Rock The Casbah"がAFNで最初に流されました。曲中にある「ミナレットを爆撃しろ」という歌詞が影響を与え、湾岸戦争では"Rock The Casbah"と書かれた爆弾が使用されたと言います。ジョー・ストラマーは、米軍が爆弾に "Rock the Casbah" と記していたというニュースを見て『まさか、俺の曲がアメリカ軍の死のシンボルになるなんて』と涙したそうです…(-_-;)。ほんとうに腹の立つ、悲しいニュースでした。ジョーR.I.P…。

R-4569656-1368662490-8291_jpeg.jpg

◆"Rock The Casbah"が最高位8位を記録した週の全米チャートです。
US Top 40 Singles For The Week Ending January 22, 1983

メン・アット・ワークの"Down Under"の1位が続きます。マイケル&ポールはとうとう1位になれませんでしたね。次の1位はTotoの"アフリカ"、そしてこの週7位の"Baby Come To Me"です。10位ディオンヌの"Heartbreaker"、バリー・ギブの作品でなかなかいい曲です。"Rock The Casbah"は8位を4週間キープしました。

-1 1 DOWN UNDER –•– Men At Work
-2 2 THE GIRL IS MINE –•– Michael Jackson / Paul McCartney
-3 3 DIRTY LAUNDRY –•– Don Henley
-4 5 SEXUAL HEALING –•– Marvin Gaye
-5 7 AFRICA –•– Toto
-6 4 MANEATER –•– Daryl Hall & John Oates
-7 8 BABY, COME TO ME –•– Patti Austin with James Ingram
-8 9 ROCK THE CASBAH –•– The Clash
-9 6 MICKEY –•– Toni Basil
10 10 HEARTBREAKER –•– Dionne Warwick

◆The Clash / Joe Strummer - Rock The Casbah live at Toronto Warehouse, 20/11/1999.
↓↓↓↓↓


◆全米23位になった"Train In Vain"
↓↓↓↓↓


◆名曲"London Calling"
↓↓↓↓↓


(この記事で参考にしたページ)

・Wikipedia ロック・ザ・カスバ

(この曲を購入)amazon.co.jp
Combat Rock Original recording remastered, Import
ザ・クラッシュ

818Z1jqoO3L__SX425_.jpg

◆掲載曲が増えたので、アルファベット・アーチスト検索を3つに分けました。
 アーチスト名(A→G)
 アーチスト名(H→N)
 アーチスト名(O→数字)
関連記事

コメント

非公開コメント