Way Back Home / ウェイ・バック・ホーム (Rod Stewart / ロッド・スチュワート)2015



I was just a little boy without care
I remember looking up
and seeing you there
I never wandered too far from your sight
'Cause all the love I needed
was there in your eyes

僕は何の悩みもない少年だった
見上げれば
あなたがそこにいたのを思い出す
僕はあなたの目の届く場所から
遠く離れることは決してなかった
なぜなら
僕に必要な愛はすべて
あなたの瞳のなかにあったんだ

We grew up in a war torn city
with a cast iron wind
Broken lives, darken streets,
and twisted steel
But around our house
the sky seems so blue
And on a wing and prayer
we just muddled through

僕たちは戦争に引き裂かれた町で育った
鉄のように冷たい風でいっぱいの町だった
壊された生活 薄暗い街路
ねじ曲がった鉄骨
でも僕たちの家のまわりは
空がとても青く見えていた
僕たちは神様にすがって
なんとか生きてきたのさ

And we always kept the laughter
and the smile upon our face
In that good-old-fashion british way
with pride and faultless grace

僕たちはいつでも笑い声を絶やさずに
プライドと申し分のない気品を胸に
あの古き良き英国式の
笑顔を浮かべてきたんだ

I shall never forget those childhood days
for as long as I shall live
And I'll always find my way back,
always find my way back home

あの少年時代を決して忘れないよ
僕がこの世に生きている限り
僕はいつだって帰り道を見つけるよ
いつだって故郷に帰る道をね…

Tell me what in was
that made our family strong
As our defiant little island weathered the storm
There never seemed enough on my plate
You said
be grateful, say grace, don't complain

教えておくれ
嵐にさらされるなか 逆らう小島のなかで
何が僕ら家族を強くしたんだろう
僕がやれることはほとんどなかったけど
あなたは言った
"感謝しなさい 祈りを捧げ 不平をいうな"と

How can I ever
thank you for the lessons that I've learnt
And the precious warmth and comfort
that I've felt at every turn
And for those that sacrifice their lives
for freedom and for peace
I will always find my way back,
always find my way back home

僕がこれまで学んだレッスンの数々について
あなたには感謝し尽くせない
そして折に触れ感じてきた
尊い温かさや慰めも…
自由と平和を求め
命を犠牲にしてきた人々のために
僕はいつだって帰り道を見つけるよ
いつだって故郷に帰る道をね…

I hear your stories
of rage and burning skies
and a nation with its back against the wall
Like a wide-eyed school boy
I'd hang on every word
Stories I was too young to recall

僕には聞こえる
あなたの怒りと焼けた空の物語と
土壇場に追い込まれた国の物語が…
僕は一語たりとも聞き逃すまいと
目を見開いて耳を傾けた少年だった
若過ぎて思い出すこともできない
そんな物語さ

And we always kept the laughter
and the smile upon our face
In that good-old-fashion british way
with pride and faultless grace

僕たちはいつでも笑い声を絶やさずに
プライドと申し分のない気品を胸に
あの古き良き英国式の
笑顔を浮かべてきたんだ

I shall never forget those childhood days
for as long as I should live
And I'll always find my way back,
always find my way

あの少年時代を決して忘れない
僕がこの世に生きている限り
僕はいつだって帰り道を見つけるよ
いつだって故郷に帰る道をね…

And we always kept the laughter
and the smile upon our face
In that good-old-fashion british way
with pride and faultless grace
I shall never forget those childhood days
for as long as I should live
And I'll always find my way back,
always find my way

笑い声が絶えなかった家庭
それは英国の誇りと気品を持った
夢を失わない笑顔を大切にしてきたんだ
そんな子供時代のことを
生きている限り忘れないよ
あのときの自分のことを
あのときの父さんや家族のことを

"We shall fight on the beaches
We shall fight on the landing grounds
We shall fight in the fields,
and in the streets
We shall fight in the hills,
We shall never surrender"

"私たちは浜辺で戦う
私たちは滑走路で戦う
私たちは野原であっても
街路であっても戦う
私たちは丘陵でも戦う
断じて降伏しない…"

(1940年6月4日に下院においてウィンストン・チャーチルが行った演説の末尾部分)

Songwriters STEWART, ROD / SAVIGAR, KEVIN
Lyrics © Sony/ATV Music Publishing LLC

without a care=何の悩みもない 呑気そうな
wander=歩き回る,さまよう,ぶらつく
cast= [集合的に] 配役
on a wing and a prayer=神頼みで;運にすがって
muddle through=〔失敗やへまをしながらも〕どうにか切り抜ける
defiant=挑戦的な、権力または対抗勢力に大胆に抵抗する
on one's plate=〈仕事など〉やるべきことをかかえこんで
have one's back against the wall=土壇場に追い込まれる
wide-eyed=(驚き・恐怖などで)目を大きく見開いた.純真な,素朴な.

Released in 2015
From The Album"Another Country"

Rod_Stewart_-_Another_Country.jpg

12月の月イチ・ロッドもニュー・アルバム「アナザー・カントリー」から。印象的なバラード「Way Back Home」です。

 ロッドの「Another Country」を最初に流して聴いたとき、最後まで聴き終えたあと、この曲を戻ってもう一度聴いてしまいました。最後に何やらメッセージが入るのも「何だろう?」と思い、また、ロッドの歌唱も何かの想いを込めたものであると感じました。このアルバムの聴きどころの"1曲"だと思います。

◆ちなみに調べてみたところ、曲の最後に入るメッセ―ジは、ウィンストン・チャーチルが1940年に行った有名な演説の一節。ヒトラー率いるナチス・ドイツ軍がヨーロッパ各国を侵攻、オランダとベルギーはすでに降伏。イギリスとフランスの連合軍にもドイツ軍が襲い掛かり、その猛攻に連合軍は北フランスのダンケルクの海岸に追い詰められました。ダンケルクからの撤退を余儀なくされるも、軍と国家の士気を高めるために、チャーチルは「決して降伏しない」と宣言をした、そのときの演説の模様です。(ちなみにこの演説にも拘らず、戦況は好転せず、フランスも降伏…その後のことに興味ある方はここちらの方のブログをご覧ください。「ウィンストン・チャーチル伝記

◆アルバムのライナーノーツからのロッドのコメントです。

私は第二次世界大戦が終わるころに生まれ、両親や兄姉から聞いた話を鮮明に覚えている。彼らは爆弾が投下されていた時期にロンドンに住み、1940年代を生きる苦労を体験した。その苦労は戦争が終結した後もしばらく続いたという。姉のメアリーと、自由と平和のために命を犠牲にしたすべての人々に捧げる歌だ。


◆この曲はロッドの語っている通り、彼の小さいときのことを歌ってるんですね。チャーチルの演説は1940年。第二次世界大戦がヨーロッパで終結したのも1945年。ロッドは生まれたのは1945年1月10日だから、正確に言うと、彼が赤ん坊のときに戦争が終わったので、微妙に重なってはいるけれど、物心がついていく頃の社会は、戦後間もない頃だったわけです。

壊れた町のなかだったけど、家の周りには青空が。
家族のみんなは笑顔を浮かべ明るく暮らしていた。
でも英国のプライドや気品を忘れずに…。
ロッドは父親に見守られながら、ときには戦時中の話を聞かされて育ったんでしょうね。

そしてロッドは今でも
そのときの誇りとプライドを持って
笑顔あふれる家庭をつくろうとしているのではないでしょうか。
かつてロッドの父親がそうだったように、
自分の子供たちにたいしても…。

◆ロッドのOfficial Websiteを見ると、来年のツアーは米国からヨーロッパを回り、7月のスイスまで予定が入っていました。

日本に来るのは秋!(と信じたい)

◆チャーチルの演説の全文です(Winston S Churchill: We Shall Fight on the Beaches )
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◆ロッド自身がアルバム"Another Country"について語っているインタビューです。
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◆アルバム「アナザー・カントリー」の1st シングル「Love Is」です。(Radio 2 Live in Hyde Park 2015)
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(この記事で参考にしたページ)
・CD「Another Country」ライナーノーツ
・「ウィンストン・チャーチル 伝記」http://www.denkiworld.com/churchill.htm

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アナザー・カントリー ロッド・スチュワート

Rod_Stewart_-_Another_Country.jpg

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