She's Gone / 追憶のメロディ (Daryl Hall & John Oates / ダリル・ホール&ジョン・オーツ)1973



Everybody's high on consolation
Everybody's trying to tell me
what's right for me
My daddy tried to bore me with a sermon
But it's plain to see
that they can't comfort me

みんながすごく慰めてくれる
みんなが僕に
どうしたらいいかを教えようとするんだ
親父も説教でうんざりさせようとするし
でもはっきりしてるのは
そんなもんじゃ僕の傷は癒えないんのさ

Sorry Charlie for the imposition
I think I've got it,
got the strength to carry on
I need a drink and a quick decision
Now it's up to me, ooh what will be

騙してて ごめんよ
僕のせいだって思ってる
続けることはできたはずだったのに
一杯飲ませてくれ そしたらすぐに決めるから
もう今は
これからのことは自分次第なんだよね

She's gone, oh I, oh I'd
Better learn how to face it
She's gone, oh I, oh I'd
Pay the devil to replace her
She's gone,
what went wrong…

あの娘は行ってしまった ああ
そのことを認めなきゃいけないけど
あの娘は去ってしまったよ ああ
悪魔にあの娘の代わりをお願いしなけりゃ
あの娘は行ってしまった
何が悪かったのか…

Get up in the morning look in the mirror
I'm worn as her tooth brush
hanging in the stand
My face ain't looking any younger
Now I can see
love's taken her toll on me

朝起きて 鏡を見るんだ
僕は洗面台に掛かってるみたいな
彼女の歯ブラシみたいにボロボロだ
顔を見ても年をだいぶ取ったみたいさ
ああ 気づいたよ
愛が僕に大打撃を与えたってことを

She's gone, oh I, oh I'd
Better learn how to face it
She's gone, oh I, oh I'd
Pay the devil to replace her
She's gone,
what went wrong

あの娘は去っていった ああ
そのことをどうしたら認められる?
あの娘は行ってしまった ああ
何をすればあの娘を忘れられる?
あの娘はもういないんだ
何が間違っていたんだい?

Think I'll spend eternity in the city
Let the carbon and monoxide
choke my thoughts away
And pretty bodies help dissolve the memories
But they can never be what she was to me

永遠に町で暮らせばいいんだろうか
悪い空気(一酸化炭素)を吸って
僕の憂うつな想いを押さえこみたいんだ
カワイコちゃんを抱けば
あの娘の想い出を忘れられるのかな
でもやっぱりダメさ
あの娘の想い出の代わりにはならないよ

She's gone, oh I, oh I'd
Better learn how to face it
She's gone, oh I, oh I'd
Pay the devil to replace her
She's gone, what went wrong

あの娘は行ってしまった ああ
そのことを認めなきゃいけないけど
あの娘は去ってしまったよ ああ
悪魔にあの娘の代わりをお願いしなけりゃ
あの娘は行ってしまった
何が悪かったんだろうか…

She's gone, oh I, oh I'd
Better learn how to face it
She's gone (she's gone)
I can't believe that she's gone, oh I
I'd pay the devil to replace her
She's gone oh I, oh I'd
Better learn how to face it
She's gone (she's gone)
I can't believe that she's gone, oh I
I'd pay the devil to replace her

あの娘は去っていった
あの娘はもういない
そんなこと信じられないよ
あの娘の代わりなんていやしない

あの娘はもういない
もうそのことをわからなきゃって
そう思うけど
信じられないんだ

She's gone (she's gone)
She's gone (she's gone)
She's gone (she's gone)
She's gone (she's gone)
She's gone

でももうあの娘はいない
あの娘は去ってしまったんだ…

Songwriters HALL, DARYL / OATES, JOHN
Lyrics © Warner/Chappell Music, Inc.

high on=~でいい気分になって ~に夢中で
consolation=慰め
bore=~をうんざりさせる、退屈させる
sermon=説教.
Sorry Charlie=アメリカのキャッチフレーズ
(Urban Dictionary)A lack of sympathy. A form of "Get over it. I won't help you." Used as a response to a complaint.
imposition=義務を負わせること ペテン
be worn=擦れる
take a toll on=大きな打撃(被害)を与える
carbon monoxide=一酸化炭素
choke away=窒息させる
dissolve=分解する,溶かす

US Billboard Hot100#60(1973)
US Billboard Hot100#7(1976)
From The Album"Abandoned Luncheonette"

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ホール&オーツの来日(大阪公演)が水曜に迫りましたね!
この曲"She's Gone"は邦題「追憶のメロディ」。「めったPOPS」の"Hall&Oatesまつり"も3曲目です!

◆今年5月のデトロイト・フォックス・シアターでのライヴ・セットリストは…。(From Setlist.fm/ at Fox Theatre, Detroit, MI, USA)

-1.Maneater
-2. Out of Touch
-3. Did It in a Minute
-4. Say It Isn't So
-5. Back Together Again
-6. Las Vegas Turnaround (The Stewardess Song)
-7. She's Gone
-8. Sara Smile
-9. Do What You Want, Be What You Are
10. I Can't Go for That (No Can Do)
Encore:
11. Rich Girl
12. You Make My Dreams
Encore 2:
13. Kiss on My List
14. Private Eyes

ホール&オーツ自身が自分達の最高傑作と言っている"She's Gone"は来日公演でも必ずやってくれるはずです。声質の異なるダリルとジョンの声が絡み合う魅力たっぷりの曲です。

◆この曲は1973年当初ではヒットチャートは60位止まり。2人は悔しかったでしょうね。しかし"Sara Smile"の大ヒットのあと再度シングルでリリース。これが全米7位に食い込みました!これが、ホップ・ステップ・ジャンプの"ステップ"かな。そして翌年の"リッチ・ガール"でジャンプ!初の全米No1に輝きます。

◆"She's Gone"ができた背景ですが、主にはジョンの体験が元になっているようですね。(THE DIG ホール&オーツより)

ジョン:この曲にはとてもおかしな話があるんだ。あれは朝の3時。ブリーカー・ストリートにあるピンク・ティー・カップというレストランでのことだったね。(中略)そこにピンクのチュチュを着てカウボーイ・ブーツを履いた女の子がやってきた。真冬なのに、だよ。だから僕も「スゲー!」ってなってね。僕らは即座に意気投合して、僕は1972年のニューイヤーズ・イヴのデートを申し込んだんだ。そして当日、僕は自宅で彼女を待ってたんだ。当時僕はダリルと一緒に住んでいたんだ。だけど結局、彼女が訪ねてくることはなかった。アパートのなかポツンと座っていた僕はギターを取り出していたよ。そしてこの考えが自分の頭のなかに浮かんだ…ニューイヤーズ・イヴに彼女が来なかった…彼女は行ってしまったんだって。そこで僕は弾き始めたんだ。

ダリル:ジョンはアコーステックギターを爪弾いていた。僕らは同じ家に住んでいたから、その音が耳に入らないわけがなかったよ。彼がこのコーラスをプレイしていて"She's gone、oh、why、I gotta learn how to face it…"ってね。キャット・スティーヴンスっぽいサウンドだったな。僕はあまりキャット・スティーヴンスには傾倒してなかったので即座に違う方向で考えていたんだ

そしてダリルはキーボードで曲のオープニング部分を弾き、一緒にプレイしていったそうです。"She's Gone"の曲構成は、おおまかには最初の部分はダリル作、コーラスはジョン作という共作なんですね。

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ジョン:曲のイメージとしては凄くリアルにしたいとはっきり意識していたね。毎日の生活で自分にも起こりうるようなこと、みたいな。だから"worn as a toothbrush hanging in the stand"みたいな一節になったんだよ。こういうリアリズムとエモーショナルなシンプルさがあるからこそ、この曲は誰かを失ったことがある人の気持ちを代弁できているんじゃないかと思う。この簡潔で率直な歌詞に共感するんじゃないかな。

ダリル:あの曲は僕の人生におけるリアルな部分から来ただけでなく、ジョンの人生経験も反映しているんだ。僕ら二人とも同じ時期に似た経験をしているんだ。凄く早く書けた曲だったね。ちょうど自分達に起こっていることを扱ったから。


インタビューはまだ続きます!この曲に関して異様に長い(^▽^;)。それだけ思い入れのある曲ってことなんですね。(「THE DIG ホール&オーツ 特集号)シンコーミュージック・エンタテインメント ただいま本屋さんで絶賛発売中です!

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◆和訳ですが突然出てくる"チャーリー"!? 何者?と昔から思っていました。"親友"?なのか?はたまた、実は主人公は女性(またはゲイ)で相手が(チャーリー=She)なのか?などいろんなパターンを想像していたのですが(^▽^;)、これは"チャーリー"という人物が出てくるわけじゃないんですね。

"Sorry Charlie"というのは、アメリカのキャッチフレーズの1つで、"Sorry"を言うときに、本心からでなく?軽く言うときに"Sorry Charlie"というんですね。
なんでもStarKistというメーカーのツナ缶のキャラクター名が"チャーリー"と言って、このコマーシャルのセリフが流行ってたので定着した話のようです。

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チャーリーは自分がセンスがいい(good taste)と思っているツナで、将来はStarkistに釣られたいと思っています(なんという設定!)。そして、いざ釣られた際に"いらない"と言われてしまいます。"ごめんね、チャーリー、僕らはセンスがいい(good taste)ツナじゃなくて、"美味しい(taste good)"ツナが欲しいんだよ"と言われてしまう!

でもそう考えると、"She's Gone"の主人公はそんなに反省してないんじゃないの?と思ってしまいますね。

◆"She's Gone"(再エントリー)が最高位7位を記録した週の全米チャートです。
US Top 40 Singles Week Ending 30th October, 1976

シカゴの「愛ある別れ」が1位。1位からダウンした「ディスコ・ダック」がしぶとく2位に。スティーヴ・ミラーとゴードン・ライトフットの勢いがありますが、1位になったのはスティーヴ・ミラーだけでした。というのはこの週22位のロッドくん「今夜きめよう」が翌週8位→1位とみんな"ぶっこ抜き"してしまうからなのです…!

-1 1 IF YOU LEAVE ME NOW –•– Chicago
-2 2 DISCO DUCK (Part 1) –•– Rick Dees
-3 10 ROCK’N ME –•– The Steve Miller Band
-4 15 THE WRECK OF THE EDMUND FITZGERALD –•– Gordon Lightfoot
-5 3 A FIFTH OF BEETHOVEN –•– Walter Murphy and the Big Apple Band
-6 9 LOVE’S SO RIGHT –•– The Bee Gees
-7 8 SHE’S GONE –•– Daryl Hall and John Oates
-8 6 PLAY THAT FUNKY MUSIC –•– Wild Cherry
-9 18 MUSKRAT LOVE –•– The Captain and Tennille
10 13 MAGIC MAN –•– Heart

◆めったPOPS "Hall&Oateまつり"、明日に続きます…(^▽^;)

◆なんだ、このビデオは! なんじゃ、コイツ、赤い服の男は悪魔?
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◆She's Gone - 4-10-2014 - Rock & Roll Hall of Fame Induction Ceremony
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◆"Sorry、Charlie"のフレーズができた背景を解説しています。
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(この記事で参考にしたページ)
・Wikipedia She's Gone
・Wikipedia Charlie the Tuna
・Eplp.com
・THE DIG ホール&オーツ (シンコーミュージック・エンターテインメント)
ジャケット写真もここからいただきました。

(この曲を購入!)Amazon.co.jp
エッセンシャル・ダリル・ホール&ジョン・オーツ
ダリル・ホール&ジョン・オーツ

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コメント

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知らなかった…

"She's Gone"って、こんな邦題付いてたの(*_*)!?

追憶…

みけたまちびさん、そうなんですよ。「追憶のメロディ」。でも日本では、この邦題があったからこそ、この曲の人気にもつながったような気がしてます。
"追憶"とは…過去を思い出し懐かしく偲ぶこと…。"追憶"といえば、バーブラの"The Way We Were"、そしてジュリーの"追憶"(小雨降れば一人待つニーナ)ですね。この曲の歌詞の意味からも間違ってはいないし、やっぱりイントロがなんか"追憶"って感じじゃないですかね?(バーブラの"追憶"もハミングから始まってたし…)(^▽^;)

ホール&オーツ

ホール&オーツ特集楽しく拝見しました。
こうやって聴いてみるとほんとうに素晴らしい曲ぞろいで改めて偉大なデュオなのですね。
多様な彼らのヒット曲の中でも私はやっぱり「追憶のメロディShe's gone」がダントツで好きな曲です。
ホールとオーツのちょうど良い絡み具合と、ソウルフルでメロディアスな曲、何度聴いても感動する名曲だと思います。

2人の作品

星船さん、"She's Gone"はデュオであるH&Oの魅力がたっぷりつまった作品であると思います。2人のボーカルの絡み合いも絶妙です。どっちかというとジョンがリードを取って存在感があり、それにダリルが絡んでくる、というスタイルの方がいい感じです。曲のできた背景を調べたら、まずはジョンのギターの爪弾きから始まった…というのも面白かったです。