Tears In Heaven / ティアーズ・イン・ヘヴン (Eric Clapton / エリック・クラプトン)1992



Would you know my name
If I saw you in heaven?
Would it be the same
If I saw you in heaven?

僕の名前を憶えていてくれたかい?
もし天国できみと会えたなら
僕は同じに見えるかな?
もし天国できみと会えたなら?

I must be strong
And carry on
'Cause I know I don't belong
Here in heaven

僕は強くならなくちゃ
生きていかなきゃいけないんだ
だって僕はここ天国に
いてはいけない人だから

Would you hold my hand
If I saw you in heaven?
Would you help me stand
If I saw you in heaven?

僕の手を握ってくれないか?
もしきみと天国で会えたなら
僕が立つのを支えてくれるかい?
もしきみと天国で会えたなら

I'll find my way
Through night and day
'Cause I know I just can't stay
Here in heaven

自分の道を探していくよ
昼も夜も一日中
だって僕はここ天国に
ずっととどまってはいられないから

Time can bring you down
Time can bend your knees
Time can break your heart

Have you begging please
Begging please

時が経つにつれ
落ち込んだり
ひざまずいて祈ったり
心が砕かれたりするだろう

そして神様にお願いだと
助けを乞うようになるだろう
どうかお願いしますと…

Beyond the door
There's peace, I'm sure
And I know there'll be no more
Tears in heaven

天国のドアの向こうには
平穏が待ってるよ きっとそうさ
わかっているんだ
天国には
もう悲しみはないんだってことが

Would you know my name
If I saw you in heaven?
Would it be the same
If I saw you in heaven?

僕の名前を憶えててくれるかい?
もし天国できみと会えたなら
僕は同じに見えるかな?
もし天国できみと会えたなら?

I must be strong
And carry on
'Cause I know I don't belong
Here in heaven

僕は強くならなくちゃ
生きていかなきゃいけないんだ
だって僕はここ天国に
いてはいけない人だから

'Cause I know I don't belong
Here in heaven

だって僕はここ天国に
いてはいけない人だから

Songwriters
CLAPTON, ERIC PATRICK/JENNINGS, WILL
Lyrics © Warner/Chappell Music, Inc., Universal Music Publishing Group

tears=悲しみ、悲嘆

Released in 1992
US Billboard Hot100#2
US Cash Box Singles#1
From The Album"Rush film soundtrack"

Tears_in_Heaven_Vinyl_Cover.jpg

「エリック・クラプトン自伝」が僕の手元にあります。古本屋さんで購入(-_-;)。このP.331からP.356までの章は"コナー(Conor)"というタイトルで、クラプトンの息子コナーにたいしての想いやエピソードが綴られています。

◆1987年、クラプトンの身体は機能が低下し、酒を飲もうと飲むまいと震えが出て、生活ができない状態になってしまっていたようです。でも「こんなことではいけない」と決意しました。

そうしたのはコナーのためだった。自分がどんな人間だろうと、こんな姿を子どもに見せることが耐えられなかったからだ。息子がある程度の人生経験をして、私の人間像を心に思い描くようになった時、それが、その時の自分の姿になると思うと耐えられなかった。私は治療を再開した。

最初はコナーとの関係にある程度の不安を持っていたが逃げはしなかった。所詮私はパートタイムの父親だった。(中略)3月19日の夜、コナーを拾って、ロングアイランドでやっているサーカスに連れていった。自分ひとりで息子を連れ出すのは初めてなので、緊張も興奮もしていた。素晴らしい一夜の外出だった。コナーはしゃべり続けていて、象を見て特に興奮していた。おかげで子どもを持ち、父親になるということはこういうことなんだと初めて気がついた。

翌朝、私は早起きした。ローリ(母親)とコナーを拾ってセントラル動物園に連れて行き、その後、私のお気に入りのイタリアン・レストランで昼食をする予定だった。
午前11時頃、電話が鳴った。ローリだった。彼女は気が狂ったようにコナーが死んだと叫んでいた。「ばかなこと言わないでくれ。死ぬわけないだろ。」と思った私は愚かにも「本当なのかい?」と質問した。すると彼女がコナーが窓から落ちたのだと言った。取り乱して絶叫していた彼女に私は「すぐ行く」と伝えた…。


◆はい、"Tears In Heaven"は映画「ラッシュ」の主題歌にもなり、全米2位(キャッシュボックス誌では1位)の大ヒットとなった曲です。アコースティックで物悲しいこの曲。クラプトンが彼の息子「コナー」の死を悼んで作られた歌だということをご存じの方は多いかと思います。
コナーは当時4歳半。僕も曲が作られた背景は知っていましたが、この自伝を読んで、クラプトンが父と子で初めて外出し、サーカスに連れていった夜のまさに次の日の出来事だったんだと知って…涙が出ました。自分のはこういう悲劇が訪れることなく、息子が大きくなってくれたけど、父子二人で出かけたときの"おやじ"の気持ち、自分自身が癒されたりすることで息子に感謝する気持ちがあったり、また、話したり運動したりする息子を見て成長を実感したり…。わかる…(*_*)

◆この曲"Tears In Heaven"について書かれている箇所を自伝から抜き出してみます。

*"Tears In Heaven"のコード進行は"Many River To Cross"のイメージ

音楽的にずっとジミー・クリフの「Many River To Cross」に取りつかれていて、この曲のコード進行を借りたいと思っていたが、もともとは、親父が死んでからずっと自分自身に問い続けてきた質問をするために書いた曲だ。
 私たちは本当に再会するのだろうか? こんな曲の深い部分の話をするのは難しい。だから歌にするのだ。人生の暗い時期に私が生き続けられたのは、こんな曲の誕生と発展があったからだ。呆然自失の状態だった当時の自分を思い出すだけでぞっとする。二度とあんな目にあうのは御免だ。そもそも、これらの曲を作ったのは、気が狂うのを防ぐためであり、出版したり公にするつもりはなかった。一人で繰り返し演奏して、私の存在の一部になるまで、常に変えたり直したりしていたんだ…。


*映画「Rush」の主題歌になったいきさつ

1991年の夏の初め、アメリカの映画プロデューサー、リチャード・ザナックの妻、リリー・ザナックが製作中だった映画を観るためにニューヨークに旅行した。「ラッシュ」というタイトルで、自分自身が中毒になってしまった、女性のおとり麻薬捜査官の実話が原作だった。私の大ファンだったリリーはこの映画の音楽を私に作らせたかった。(中略)それでもこの仕事を引き受けた一番の理由は、リリーが好きだったからだ。実に面白い女性で、映画や音楽であれ、人生であれ、彼女の考えが大好きだったし、共感もしていた。(中略)ある時点で、リリーに「Tears In Heaven」を聴かせたところ、この曲を映画に使うべきだと彼女が強く言い張ったことを覚えてる。私は乗り気ではなかった。要するに発表するかどうかまだ迷っていたのだが、この曲が誰かの救いになるかもしれないという彼女の主張が承諾の決め手となった。


誰かの救いになるかもしれない」…うん、確かにそんな曲なんだな。

◆和訳ですが難しい単語などはほとんど出てきませんでした。そして、そんな息子への想いを歌にしたクラプトンの歌詞をおそらくウィル・ジェニングスが整えたんだろうな。
「自伝」のなかでクラプトンが言っていますが、「私たちは本当に再会するのだろうか?」という問いについて、「天国への再会」を設定した歌なのだろうと思います。ただし天国で出会えた時に4歳半だった息子は「自分の名前を覚えていてれるのか?」…たまにしか会わない父の名前を「エリック」と覚えてないかもしれない。じゃ顔を見て思い出せるか?と言えば、天国に行った息子、そして天国にひょっこり顔を出せた自分は、あのサーカスに一緒にいった父子と同じ姿で会えるのだろうか?(Would it be the same?)

父親は決意します。"僕はここ天国にいてはいけない人なんだ"

"コナーは天国できっと安らかに暮らしていけるはずさ"
Beyond the door there's peace, I'm sure

"僕は強くなって生きていこう"
I must be strong and carry on

…何度聴いても胸を打ちますね…。

◆映画館でクラプトンに会える!

クラプトン生誕70年を祝う記念コンサート(ロンドン;ロイヤル・アルバート・ホール 2015年3月30日)のライヴ・ビューイングが全国映画館で10月24日から上映されますよ!
(札幌から沖縄まで25か所)前売り券は当日より200円安いぞ。

Clapton70.jpg

公式サイトはこちらから。

◆"Tears In Heaven"が最高位1位を記録した週の全米チャートです。
US Top 40 Singles For The Week Ending March 28, 1992

クラプトンの1位を阻止したのは、ヴァネッサ・ウィリアムスでした。"Tears In Heaven"の2位は連続4週間なのですが、その期間中ずっと、この"Save The Best For Last"が常に1位にあり、ダウンも一緒に(^▽^;)。9位のシャニースもいい曲でしたね。

-1 1 SAVE THE BEST FOR LAST –•– Vanessa Williams
-2 3 TEARS IN HEAVEN –•– Eric Clapton
-3 4 REMEMBER THE TIME –•– Michael Jackson
-4 2 TO BE WITH YOU –•– Mr. Big
-5 5 I’M TOO SEXY –•– Right Said Fred
-6 6 MASTERPIECE –•– Atlantic Starr
-7 10 BREAKIN’ MY HEART –•– Mint Condition
-8 9 I CAN’T DANCE –•– Genesis
-9 7 I LOVE YOUR SMILE –•– Shanice
10 13 MAKE IT HAPPEN –•– Mariah Carey

◆この動画には"Eric Clapton plays - for the first time - Tears In Heaven"と書かれている。
↓↓↓↓↓


◆Eric Clapton - Tears in Heaven live Crossroads 2013
↓↓↓↓↓


(この記事で参考にしたページ)
・Wikipedia Tears In Heaven
・「エリック・クラプトン自伝」(イースト・プレス)
・http://liveviewing.jp/contents/clapton/

(Blu-rayです)
スローハンド・アット・70 - エリック・クラプトン・ライヴ・アット・ザ・ロイヤル・アルバート・ホール【通常盤Blu-ray】

81HqR9MblqL__SL1500_.jpg

(クラプトン自伝は)
エリック・クラプトン自伝 単行本 – April 1, 2008
エリック クラプトン

Claptonbiography.jpg

*ただしドラッグ、酒、女遍歴…正直に書かれている?ので真面目な人はちょっと引いて,クラプトンを嫌いになってしまうかも(-_-;)

関連記事

コメント

非公開コメント