Boulevard / ブールヴァード (Jackson Browne / ジャクソン・ブラウン)1980



Down on the boulevard
they take it hard
They look at life
with such disregard

大通りを歩く
そこには若者の悲しみがたくさん
彼らはそこでの生活を
大切に省みたりはしないんだ

They say it can't be won
The way the game is run
But if you choose to stay
You end up playing anyway
It's okay

彼らは口にする
ゲームは続いていくから
勝てるはずがないよ、とね
でも都会で暮らすことを選んだら
とにかくゲームをしなきゃならないんだ
それでいのさ

The kid's in shock up and down the block
The folks are home playing,beat the clock

心が病んでる子どもたちは街角に立ち
その親たちは家で娯楽にふけってる
定時で仕事を終えてね

Down at the golden cup
They set the young ones up

Under the neon light
Selling day for night
It's alright

そして"ゴールデン・カップ"では
若者を街頭に立たせるんだ

ネオンの灯りの下では
彼らは夜のために
昼を売ったりするのさ
それでいいじゃないか

Nobody rides for free
Nobody gets it like they want it to be
Nobody hands you any guarantee
Nobody

誰だって"タダ乗り"はできない
誰だって欲しいものが手に入るわけじゃない
誰も保証なんてしてくれないんだ
誰だって…

No, nobody baby

そう 誰だってね ベイビー

The hearts are hard
and the times are tough
Down on the boulevard
the night's enough

心はかたくなに閉ざされて
生きていくには大変な時代さ
大通りは
もうすっかり夜に覆われてる

And time passes slow
Between the store front shadows
And the street lights glow
Everybody walks right by like
They're safe or something
They don't know

時間はゆっくりと流れていく
店の前にできる影と
まばゆい街灯の狭間でね
誰もがそのそばを通り過ぎるんだ
安心してか
または 何も知らずにね…

Nobody knows you
Nobody owes you nothin'
Nobody shows you what they're thinking
Nobody

誰もきみのことを知らない
誰もきみに借りを作らない
誰も心のなかを見せたりしない
誰もかれもが…

Hey hey, baby,
you got to watch the street
Keep your feet and be on guard
Make it pay, baby
It's only time on the boulevard

ヘイ ヘイ ベイビー
大通りを歩くときは気をつけろよ
大地にしっかり足をつけて歩けよ
そいつにツケを払わせろよ ベイビー
大通りを歩くときはね

It's like this
It's the way it is

こんな風に
そういうものなんだ

Yeah, yeah, baby
It's only time on the boulevard

そうさ ベイビー
大通りを歩くときはね…

Songwriters BROWNE, JACKSON
Lyrics c Jackson Browne/Swallow Turn Music/Night Kitchen Music/Open Window Music

take it hard=ひどく苦しむ[悩む, 悲しむ(など)].
disregard=〈…を〉無視する,軽視する
end up=結局[最後には]~になる、~で終わる
shook-up=心が乱れた、気が動転した
folks=家族,親類; (特に)両親.
beat the clock=一定時間内に仕事を終える

Released in 1980
US Billboard Hot100#19
From The Album"Hold Out"

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 1977年のアルバム「孤独なランナー」が全米アルバムチャートでも第3位となる大ヒットとなりました。人気上昇のなかでジャクソン・ブラウンは次のアルバム"Hold Out"でとうとう全米1位となります!

◆でも以前からのファンには、このアルバムでジャクソンが嫌いになってしまったという方もいらっしゃるようです。時としてひねくれた感情を持ちながらも素直な青春の心情を歌い上げるジャクソンの曲が好きだった方は、1曲目の「Disco Apocalypso」でギョッとして(曲はディスコ曲ではない)、ラストの「Hold On Hold Out」の終わりに出てくる歌詞"I Love You…"にガッカリしてしまったようです。(ジャクソンが歌詞で"I Love You"と歌ったのは初めて)
 一方このアルバムに続く「Lawyers In Love」(1983)では"Say It Isn't True"など核戦争に言及した曲を歌い、さらに続くアルバム「Lives In The Balance」では政治的な内容が色濃くなっていくことを思うと、ジャクソンの「Hold Out」はアルバムとして新しいことをしようと模索したのかなと想像します。ギターがカッコいい、この「Boulevard」もいまの若者たちをどう見るのか?という問題提起を孕んだ曲なのかなと思います。

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◆"ドライヴ感あふれるとびきりいかしたロックン・ロールがL.Aの夜を飾る…。ブールヴァードには危険な魅力が一杯"←日本盤シングルのジャケットに書いてある文句です(^▽^;)。

◆ラジオのインタビューでジャクソンが答えています。

この曲は家出した少年少女のことを歌ったんだ。僕は傍観者の立場でね。ハリウッドのブールヴァードあたりの話さ。僕はちょうどそのあたりに住んでいたんだ。そのあたりは"The Gold Cup"って呼ばれていて、沢山の家出人と10代の売春娘がそこいらにいたのさ。大通りにいる若者の視点からしたらPartyかもしれないけど、本当は好きでやっているんじゃないんだ。きみももしかしたら幾つかの点で彼らに共感できるかもしれないね。そして言うのさ。"今だけだよ""大通りを歩くときには、きみがどんな人間でいつもどこにいるかなんて関係ないのさ。そしてこの曲のようなことを言ってしまうんだよ"


和訳はちょっと自信なし…。とくに以下のあたり。

The kid's in shock up and down the block
The folks are home playing,beat the clock

心が病んでる子どもたちは街角に立ち
その親たちは家で娯楽にふけってる
定時で仕事を終えてね

Down at the golden cup
They set the young ones up

そして"ゴールデン・カップ"では
若者を街頭に立たせるんだ

ジャクソンのインタビューで"The Gold Cup"というのがハリウッド大通りの"そういった場所"であることがわかりましたが…(-_-;)

◆"ブールヴァード"が最高位19位を記録した週の全米チャートです。
US Top 40 Singles For Week Ending September 6, 1980

ダイアナ with ナイル・ロジャースの"アップサイド・ダウン"が首位に。4週首位を続けたのち、この週23位のクイーン「地獄に道づれ」に王座を明け渡します。10位は映画アーバン・カウボーイから"Lookin'For Love"。この曲、前向きで好きだな(^-^。

-1 2 UPSIDE DOWN ??? Diana Ross
-2 1 SAILING ??? Christopher Cross
-3 4 EMOTIONAL RESCUE ??? The Rolling Stones
-4 7 ALL OUT OF LOVE ??? Air Supply
-5 6 FAME ??? Irene Cara
-6 3 MAGIC ??? Olivia Newton-John
-7 8 GIVE ME THE NIGHT ??? George Benson
-8 5 TAKE YOUR TIME (Do It Right) (Part 1) ??? The S.O.S. Band
-9 11 LATE IN THE EVENING ??? Paul Simon
10 13 LOOKIN’ FOR LOVE ??? Johnny Lee

19 21 BOULEVARD ??? Jackson Browne

◆"Boulevard"のスタジオバージョンです。
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◆JACKSON BROWNE Boulevard 2009 LiVe
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◆「Hold Out」からのセカンドシングルはこの曲"That Girl Could Sing"。邦題は"風のような女"。ビルボードチャートでは最高位22位。
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(この記事で参考にしたページ)
・Wikipedia Boulevard
・Wikipedia Hold Out

(この曲を購入!)Amazon.co.jp
ホールド・アウト Original recording remastered
ジャクソン・ブラウン

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懐かしい♪

このアルバムの前後のジャクソン・ブラウンのことをあまり詳しく知らないのですが、歌詞の意味もよく解らずこの曲を聞くと、何となく、クレセイダーズの「ストリート・ライフ」を思い浮かべてしまいます。

「アップサイド・ダウン」がヒットしていた時にリリースされた曲だったのね、もう少し前かと思っていたら。

ロックのサウンド

みけたまちびさん、コメントありがとうございます。ブールヴァードはイントロのギターの音で“始まった!”という感じが好きです。ロックサウンドなので、ダイアナ“アップサイドダウン”とイメージが違いますよね。
クルセイダーズの“ストリートライフ”思い出しました。ランディクロフォードのボーカルでトップ40にもランクインしましたね。歌詞ではこっちは若者に限らず、ストリートでの生活を送ってる人々を歌っているのかな思います。今度和訳にも挑戦したいと思いました!