Lowdown / ロウダウン (Boz Scaggs / ボズ・スキャッグス)1976



Baby's into running around,
hanging with the crowd
Putting your business in the street,
talking out loud
Saying you bought her this and that
and how much you done spent
I swear she must believe
it's all heaven sent

おまえのあの娘は連中とつるんで
あちこち走り回ってるんだ
通りで自分の勝手放題さ
大きな声で話してるよ
おまえがあの娘に
コレとかアレを買ってやったとか
そいつは幾らしたのかとか
そんなことを言ってるのさ
アイツは間違いなく
そんな品々は天から贈られたものと
そう信じてて遠慮なんてなし

Hey boy
you better bring the chick around
To the sad, sad truth,
the dirty lowdown

なあ お前さん
お前のカワイ娘ちゃんを説得して
止めさせた方がいいぜ
悲しい 悲しい真実
ひでえ真相をさ

Who I wonder, wonder,
wonder, wonder who
Taught her how to talk like that
Who I wonder, wonder,
wonder, wonder who
Gave her that big idea

いったい誰なんだ?
俺にはわからない
びっくりしちまうよ
あの娘にあんな風な話し方を教えたのは
どこのどいつだ?
俺にはわからない
わからないことだらけさ
誰なんだい
あの娘に馬鹿げた話を吹き込んだのは?

Nothing you can't handle
nothing you ain't got
Put your money on the table
and drive it off the lot
Turn on that old lovelight
and turn a maybe to a yes
Same old schoolboy game
got you into this mess

何でも思いのままだし
手に入らないものは何もない
金を見せびらかしては
その場ですぐ買っちまうのさ
珍しくもない愛の光をともしては
"もしかして"を"イエス"に変えちまう
昔からあるような
学校でガキどものやるゲームなのさ
それでお前は困っちまうんだ

Hey son,
better get on back to town
Face the sad old truth,
the dirty lowdown

なあ お前さん
町に戻った方がいいぜ
悲しい真実を直視しなよ
薄汚い真相をさ

Who I wonder, wonder,
wonder, wonder who
Put those ideas in your head
Who I wonder, wonder,
wonder, wonder who

誰なんだい?
びっくりしちまうよ
お前さんの頭に
そんな考えを吹き込んだのは?
誰なんだ?
いったい誰なんだよ?

Yeah, come on back down little son
Dig the low, low, low, low, lowdown

yeah もう馬鹿げたことはやめるんだ
しっかり実態を理解することだよ
ひどい ひどい実情をね…

You ain't got to be so bad,
got to be so cold
This dog eat dog existence
sure is getting old
Got to have a jones for this,
jones for that
This running with the jones, boy
just ain't where it's at

お前さんはまだそうひどくないぜ
そんなに冷淡にならなくてもいいのさ
こんな喰うか喰われるかの競争なんて
もう昔のことになりつつあるんだし
これが欲しい あれが欲しいってのは
持っていてかまわないさ
この欲求を満たす競争が
一番大事ってわけじゃないんだから

You gonna come back around
To the sad, sad truth,
the dirty lowdown

戻ってきてよく見てみろよ
悲しい 悲しい真実を
汚れちまってる内情をさ

Who I wonder, wonder,
wonder, wonder who
Got you thinking like that, boy
Who I wonder, wonder,
wonder, wonder who

いったい誰なんだよ?
俺にはわからないし
驚いちまうんだ
あんな風にお前に
考えを吹き込んだヤツは誰なんだ?
考えてもわからないよ
誰なんだよ?

I wonder, wonder,
wonder, wonder who
Said I wonder, wonder,
wonder, I wonder who

驚いちまうさ
まったく理解できないよ
もう一度言っちまうよ
俺にはわからない
驚きでしかないよ

Who I wonder, wonder,
wonder, wonder who
Who I wonder, wonder,
wonder, wonder who
Who, who I wonder, wonder,
wonder, wonder who

なんでそうなっちまうんだい?
いったい全体誰なんだい?

Songwriters DAVID PAICH, BOZ SCAGGS
Lyrics c SPIRIT MUSIC GROUP

chick=女の子 女
lowdown=《俗語》 実情,内幕
bring around=説得して意見を変えさせる 〔to〕
big idea=ばかげた大計画,迷惑な提案.
drive off the lot=〔車を〕ディーラーの駐車場の外に出す
=買ったばかりで
get into a mess=〈人が〉困ったことになる
back down=前言などを撤回する, 取り消す
Dog Eat Dog=食うか食われるかの
jones=夢中になること、強い欲求
where it's at =最も重要なこと、問題の核心

Released in 1976
US Billboard Hot100#3
From The Album"Silk Degrees"

Boz-scaggs-lowdown-cbs-2.jpg

ここのところ、インターネットの画面でボズの追加公演の広告がよく出ていますね!3月末にニューアルバム「A Fool To Care」を出したボズ・スキャッグスですが、6月に来日してくれます。

4216730446543822806.jpg

flyerBoz2015.jpg

やっぱボズと言えば…この曲でしょう。"ロウダウン"! ボズとデヴィッド・ペイチの共作です。今回の来日でも当然演ってくれるでしょう。

◆WebサイトのSongfactsにはこの曲について次のようにありました。

"男が自分にくれたものにちっとも感謝しない女の歌"。"dirty lowdown"(汚い最低の状況)が"honest truth"(本当の状況)なんだ…このことに気づいた間抜け男をスキャッグスが励まします。"Lowdown"という言葉はスラングとしては一般的で、その意味は"何が本当に起きているのかという概要"を現したもの。この言葉をタイトルに入れた最初のHot100のヒットは1969のJames Brownの "Lowdown Popcorn"(#41)、次が1971年のChicagoの "Lowdown" (#35)でした。

"Lowdown"の歌詞の物語では、Bozは主人公じゃないんですね。女に騙され?続ける馬鹿な男。Bozのスタンスはそいつにアドバイス、忠告する役。"Lowdown"の前に形容詞で"Dirty"がつきます。"(浮かれてばかりいないで)薄汚れた真相を直視しろよ…!"この曲のなかでBozは男の友達?いやもしかして神様?なのかもしれません…!

◆ボズはインタビューにて次のように答えています。やっぱ名曲ってのは完成するときに本人たちもわかるものですかね!

僕らは週末にLAを離れ郊外に出かけたんだ。そこにはピアノが置いてあって一晩中起きててよくて色んなアイデアがいっぱい出てきたよ。僕らは"Lowdown"を思いついたので、バンドにその曲を持ち帰ってレコーディングしたんだ。こいつはスゴイ曲になるぞってワクワクでね。これが僕らが二人で手掛けた最初の曲さ、まるで魔法のようだったよ。


◆アルバム"Silk Degrees"をLPレコードで聴いたことのある人は、この"Lowdown"が収録されているのがB面トップ。B面は"Lowdown"から始まり、"Lido Shuffle"を挟んで気持ちが盛り上がって、"We're All Alone"でしっとりと終わるという流れがあります。(A面もラストの"Harbor Lights"もいいんだよね)

 41KIKE0iXcL.jpg

でもそう言えば、という話なのですが、"We're All Alone"も"Harbor Lights"もシングルにはなってはいません。("We're All Alone"は全米ではリタ・クーリッジが大ヒットさせました)シングルカットされた曲は、

1976
"It's Over"#38
"Lowdown"#3
"What Can I Say"#42
1977
"Lido Shuffle"#11

の4曲なんですね。ファーストシングルは"It's Over"だったんだと改めて驚き(゚Д゚)ノ。
"Lowdown"も当初はシングル予定ではなかったようでした。

:最初のシングルは"It's Over"で1976年5月にそこそこ38位のヒットとなりました。スキャッグスはそのときはそんなに有名でもありませんでしたし、アルバム"シルク・ディグリーズ"のセールスも不発でした。ところがクリ―ヴランドのR&Bラジオ局が"Lowdown"を流すようになってから人気に火が付きました。他のラジオ局もそれに続き、すぐにこの曲が音楽のジャンルを越えて響いてくる、ヒット性のある曲だということがわかりました。スキャッグスのレコードレーベルであるCBSはすぐさまこの曲をシングルで発売したところ、全米チャートの第3位まで上昇し、アルバムの売れ行きもそれとともに拍車がかかりました。


◆"Lowdown"が最高位3位を記録した週の全米チャートです。
US Top 40 Singles Week Ending 9th October, 1976

この当時のチャートは、洋楽を聴き始めた僕にとっては"いい曲"VS"ディスコ曲"という感じで、シカゴやイングランド・ダン&ジョン・フォードを応援!してました。でもこのトップ10ヒットのなかでは、"Lowdown"と10位のHall & Oatesの"She's Gone(追憶のメロディ)"が敢えて括ると「R&Bタッチの大人のヒット」という「第三勢力」がありましたね!僕にとってはこの「第三勢力」はさほど応援もしていなくて、こういうオシャレな曲がわかる大人になりたい!?なんて想いで当時は聴いていました(^▽^;)

-1 3 A FIFTH OF BEETHOVEN ??? Walter Murphy and the Big Apple Band
-2 1 PLAY THAT FUNKY MUSIC ??? Wild Cherry
-3 5 LOWDOWN ??? Boz Scaggs
-4 4 DISCO DUCK (Part 1) ??? Rick Dees
-5 8 IF YOU LEAVE ME NOW ??? Chicago
-6 6 DEVIL WOMAN ??? Cliff Richard
-7 10 STILL THE ONE ??? Orleans
-8 2 I’D REALLY LOVE TO SEE YOU TONIGHT ??? England Dan and John Ford Coley
-9 9 (Shake, Shake, Shake) SHAKE YOUR BOOTY ??? K.C and the Sunshine Band
10 14 SHE’S GONE ??? Daryl Hall and John Oates

◆2015年 ボズの最新ステージの"Lowdown"です!
↓↓↓↓↓


◆ダリル・ホールの歌う"Lowdown"。これ、なかなかイイ!(Live from Daryl's House)
↓↓↓↓↓


◆最新アルバム「A Fool To Care」から"I'm Fool To Care" (Jools Annual Hootenanny 2015) この曲はTed Daffanの1940年のカントリーヒットですね。
↓↓↓↓↓


(この記事で参考にしたページ)
・Wikipedia Lowdown
・Lowdown Songfacts
ジャケット写真もここからいただきました。

(この曲を購入!)Amazon.co.jp
Boz Scaggs Original Album Classics Box set, CD, Import
ボズ・スキャッグス

51sm0EYXv-L__SX425_.jpg

やっぱり今買うならこの5枚組だよな~。あのとき悩んで買わずに"You&愛"(レンタルレコード屋さん)で借りたレコードが、5枚組のCDになって、2000円以内で買えてしまう!贅沢な時代?だ。

関連記事

コメント

非公開コメント

この曲、カッコいいですよねぇ~♪

ボズっていうと、何故か、日本人はバラード調の曲ばっか取り上げるけど、私はこの曲や"Hard Times"なんかの方が好きです。

あと、バックの演奏!……ジェフ・ポーカロ好きなもんでf^_^;

それにしても、ボズのような感じの歌手って、あんまりいないような気がします。

やっぱりイメージが、都会の夜

みけたまちびさん、Bozの歌はやっぱり"外国の都会の夜"が背景に浮かんでくるんですよねえ~。とりわけこの"Lowdown"。からだもノッてきます…!