The Night Chicago Died / シカゴが死んだ夜 (Paper Lace / ペーパー・レイス)1974



Daddy was a cop
On the east side of Chicago
Back in the U S A
Back in the bad old days

親父は警官だった
シカゴのイーストサイドでね
U.S.Aの歴史を振り返って
あのいまわしい時代のことなんだ

In the heat of a summer night
In the land of the dollar bill
When the town of Chicago died
And they talk about it still

それは真夏の夜だった
カネがモノをいう国の話
シカゴって町が死んじまったとき
人々はひそひそと話してたんだ

When a man named Al Capone
Tried to make that town his own
And he called his gang to war
With the forces of the law

アル・カポネって男がいた
その町を牛耳ろうとしてたのさ
警官たちに直面したとき
「戦争」しようと
手下のギャングを集めたんだ

I heard my mama cry
I heard her pray the night Chicago died
Brother what a night it really was
Brother what a fight it really was,
glory be

ママの泣き声が聞こえたんだ
シカゴが死んだ夜に
ママの祈り声が聞こえたのさ
ねえ それは本当にすごい夜だったんだ
ねえ それはリアルな交戦だったんだ
それほどすごかったんだ

I heard my mama cry
I heard her pray the night Chicago died
Brother what a night the people saw
Brother what a fight the people saw,
yes indeed

ママの叫び声が聞こえたんだ
シカゴが死んだ夜に
ママの祈り声が聞こえたのさ
そうさ その夜みんなが目撃したんだ
そうさ その争いをみんな見守ってた
まさにそうなんだ

And the sound of the battle rang
Through the streets of the old east side
'Til the last of the hoodlum gang
Had surrendered up or died

たたかいの開始の音が鳴り響いた
おなじみのイーストサイドの通りじゅうに
下っ端の野郎は最後の一人まで
降伏したか 死んじまったか

There was shouting in the street
And the sound of running feet
And I asked someone who said
'Bout a hundred cops are dead

通りに叫び声が鳴り響き
走っていく音が聞こえたんだ
誰かが言ってたよ
警官も百人ほど死んじまったって

I heard my mama cry
I heard her pray the night Chicago died
Brother what a night it really was
Brother what a fight it really was,
glory be

ママの泣き声が聞こえたんだ
シカゴが死んだ夜に
ママの祈り声が聞こえたのさ
ねえ それは本当にすごい夜だったんだ
ねえ それはリアルな交戦だったんだ
それほどすごかったんだ

I heard my mama cry
I heard her pray the night Chicago died
Brother what a night the people saw
Brother what a fight the people saw,
yes indeed

ママの叫び声が聞こえたんだ
シカゴが死んだ夜に
ママの祈り声が聞こえたのさ
そうさ その夜みんなが目撃したんだ
そうさ その争いをみんな見守ってた
まさにそうなんだ

Then there was no sound at all
But the clock upon the wall

そして静寂が訪れた…
壁にかけた時計の音だけが…

Then the door burst open wide
And my daddy stepped inside
And he kissed my mama's face
And he brushed her tears away

そのとき
ドアが弾けるように開いたんだ
親父が部屋に踏み入ってきた
親父はママにキスをして
あふれる涙をぬぐってあげたんだよ

The night Chicago died
The night Chicago died
Brother what a night the people saw
Brother what a fight the people saw,
yes indeed

シカゴが死んだ夜
シカゴが死んだ夜
みんなが目撃した すごい夜
みんなが目撃した すごい銃撃戦
ほんとにそうだったんだ

The night Chicago died
The night Chicago died
Brother what a night it really was
Brother what a fight it really was,

glory be

シカゴが死んだ夜
シカゴが死んだ夜
ほんとにすごい夜だった
ほんとにすごい交戦だった

神のご加護を…

Writer(s): Peter Callander, Mitch Murray

dollar bill=ドル紙幣
Glory be!=Glory be to God を短縮したもの
これはこれは!/どんなもんだ!/ありがたい!
hoodlum =ギャング やくざ

Released in 1974
US Billboard Hot100#1(1)
From The Album"And Other Bits of Material"

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「悲しみのヒーロー」は"死なないで"と願った男の悲報が最後に届く…。でも「ザ・ナイト・シカゴ・ダイド」では"死なないで"と願った男が最後に帰ってきて、キスして涙をぬぐってくれるのです!
 この曲は、シカゴ警察とアル・カポネ一味の架空の銃撃戦を歌ったもの。物語のある曲です。作者は「悲しみのヒーロー」と同じです。

◆今回のこの曲、いつにも増して、解説が長い!ことをお許しください(^▽^;)。
僕はこの曲もリアルタイムには聴いていませんでした。でも全米トップ40のスペシャルウィークなどで耳にして、なおかつ"悲しみのヒーロー(Billy Don't Be A Hero)"とセットで紹介されたのを覚えています。

ボー・ドナルドソン&ヘイウッズの「悲しみのヒーロー」は覚えやすい歌で、歌詞の悲しいストーリーを知るとなおさら聴きたくなってしまうポップスの名曲。
 このヘイウッズの「悲しみのヒーロー」の全米No1の3か月前に3週に渡ってイギリスでNo1にしたのがペーパー・レイスでした。イギリスで大ヒットしたペーパー・レイスの「悲しみのヒーロー」を全米でもヒットさせようという矢先に、アメリカのアーチスト(ヘイウッズ)のカバーが全米1位になったんですね。本家のペーパー・レイス版「悲しみのヒーロー」は全米では最高位96位にとどまってしまいました。郷ひろみさんが日本で「カサブランカ」とか「アーチーチ、アーチー」を元歌よりもヒットさせたようなものか(←この例えあってる?)。

◆当初は米国・英国とか、感覚的にもあまりわからなかったのですが、「悲しみのヒーロー」はペーパー・レイスのメンバーが作った曲ではなく、ソングライターの曲であり、それが「ミッチ・マーレーとピーター・カランダ」のコンビ。彼らが曲を作り、誰に歌わせようかということで、イギリスではペーパー・レイスと契約し、アメリカでは「ヘイウッズ」と契約したって話なんですね。ようやく理解できました。

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 マーレー&カランダは「悲しみのヒーロー」に続いて「ザ・ナイト・シカゴ・ダイド」をペーパーレイスに歌わせたんですね。これがアメリカで大ヒット。それは、ペーパーレイス版「悲しみのヒーロー」がアメリカでコケたことが背景にあったようです。
ミッチ・マーレーは次のように言っています。

:この曲は「悲しみのヒーロー」がペーパー・レイス版でヒットしてたらナンバー1にはならなかっただろうね。人は僕らがしてやられたことに注目したんだ。DJもしゃべることが増えたしね

面白いですね~!たしかに、僕もヘイウッズの「悲しみのヒーロー」に興味を持った人には、ペーパーレイスの話もしますからね。ラジオのDJはきっと、ペーパーレイス版の「悲しみのヒーロー」をちょぴっとだけかけて、その後「さあアメリカじゃ"悲しみのヒーロー"はコケちまったペーパー・レイス。でもこの曲もなかなかのもんだよ。さあ今回はどんな物語が歌われてるのかな。聴いてください。ペーパー・レイスで"The Night Chicago Died"…」なんて言って曲を紹介したんでしょうね!

Paper Lacechicago

◆ミッチ―のコメントの続きです。

:「僕らが書いたのは、アル・カポネと渡り合った警官の部下たちの物語だった。もちろん、実際にはなかったんだけど。そこで"ザ・イーストサイド・オブ・シカゴ"という言葉を作ったら、シカゴにはイーストサイドはない、なんて言うんだ。何だって東海岸側にはあるよね。僕たちはイギリス市場にあって曲を作ったんだ。もし世界に向けてヒットを作ろうと思ったら身動きできなくなるもの」

はい、ミッチ―らはアメリカには行ったとはあってもそれはニュー・ヨークだけで、シカゴには行ったことがなかった。ギャング映画を沢山見るなかで、想像をして書いたのがこの曲!とのことです!

◆ところで、マーレーとカランダ―のソングライターチームは1968年に"The Ballad of Bonnie and Clyde"を1位にしているんですね(全米では最高位7位:イギリスの R&B singer"ジョージ・フェイム"が歌いました。)。また、マーレーは1965年に"好きなんだ(I'm Telling You Now)"の全米1位があるんですね(フレディとドリーマーズ)。知らなかったな。

◆ドラムのフィリップ・ライトがメイン・ボーカルをとります。パーパー・レイスもまだまだ現役で頑張ってるようですよ。
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◆それともちろんコレ!"Billy Don't Be A Hero"。ペーパー・レイス版です。
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◆マーレーとカランダ―のソングライターチームの代表曲。1968年に全英No1になった"The Ballad of Bonnie and Clyde"(全米では最高位7位)。イギリスの R&B singer"ジョージ・フェイム"が歌いました。
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(この記事で参考にしたページ)
・Wikipedia Paper Lace
・ビルボード・ナンバー1ヒット(音楽之友社)
・The Night Chicago Died Songfacts
・Wikipedia The Night Chicago Died
ジャケット写真もここからいただきました。

(この曲を購入!)Amazon.co.jp
Greatest Hits Import
Paper Lace

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コメント

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No title

これも日本じゃ超レア曲でしょうね。
探してみないと確信がありませんが、ペーパーレイスも日本でレコード(!当時はね/笑)が出なくて、アメリカでLPを買った記憶が。。。
east side of Chicago がないのは、その通り。
私これ、ここで読むまでシカゴ〜その郊外については馴染みがアメリカ内で一番あるのに疑問にも思わずに歌ってました。
東側、あるわけないんですよね、そこはミシガン湖だから。(笑)
友達も親しい家族も、みんな west side of Chicago にいますわ。(爆)

地名と地理感覚

羽生さん、コメントありがとうございます。
アメリカに行ったこともないのに歌詞を書いたら…こういうことになるんですね(笑)。歌詞を味わうだけならそこまでは必要ないのかもしれませんが、和訳をする際に地名や距離、所要時間などが歌詞に出てくる際には、念のため、確認するようにしています。
たとえば、
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http://mettapops.blog.fc2.com/blog-entry-1326.html
面白い発見があったりしますね。