Rubber Bullets / ラバー・ブリッツ (10cc)1972



I went to a party at the local county jail;
All the cons were dancing,
and the band began to wail.
But the guys were indiscreet;
They were brawling in the street.
At the local dance;
at the local county jail.

町の郡刑務所のパーティに行くと
囚人はみんな踊り出し
バンドは悲しい音を出し始める
でも奴らは軽率だったよ
通りに出て立ち回っちゃったんだ
とある町のダンスパーティの
とある郡刑務所の出来事さ

Well, the band were playing,
And the booze began to flow,
But the sound came over
on the police car radio,
Down at Precinct forty-nine,
Having a tear-gas of a time.
Sergeant Baker got a call
from the governor of the county jail.

ああ バンドが演奏をしてたら
酒がまわり始めたのさ
でもその音がお巡りのカーラジオに
流れちまったんだ
"49番地に行ってくれ
催涙ガスを持ってくんだ"
ベイカー軍曹が郡刑務所の長官から
電話を受けたのさ

Load up, load up,
load up with rubber bullets.
Load up, load up,
load up with rubber bullets.

"弾を詰めろ 弾を詰めろ
ゴムの弾丸でいいから
弾を詰めろ 弾を詰めろ
ゴムの弾丸でいいから"

“I love to hear those convicts squeal;
It's a shame these slugs ain't real”
But we can't have dancin'
at the local county jail.

“囚人たちが泣き叫ぶのを聞くのが好きなのさ
この弾が本物じゃないのが残念だよ”
でももうココの郡刑務所じゃ
ダンスパーティーは中止さ…

Sergeant Baker and his men
made a bee-line for the jail.
And for miles around
You could hear the sirens wail
There's a rumor goin' 'round death row
That a fuse is gonna blow;
At the local hop
at the local county jail.

ベイカー軍曹とその部下たちは
寄り道せずにまっすぐ刑務所へ
何マイルも離れてたって
きみにもサイレンの鳴る音が
聞こえたかもね
もう長官はかんかんに怒ってるって
死刑囚房まで噂が広まったよ
とある町のダンスパーティの話
とある郡刑務所の話さ

Whatcha gonna do about it,
Whatcha gonna do?
Whatcha gonna do about it,
Whatcha gonna do?

きみはどうするんだい?
きみだったら?
きみはどうするんだい?
きみだったら?

Sergeant Baker started talkin'
With a bullhorn in his hand.
He was cool; he was clear;
He was always in command.
He said "Blood will flow;
Here Padre,
Padre, you talk to your boys..."
"Trust in me,
God will come to set you free."

ベイカー軍曹は話し始めた
手に拡声器を持ってね
彼は沈着冷静 はきはきと話す
いつだって人に命令する立場さ
彼はこう言ったよ
“血が流れるだろう
神父さまも来ている
神父さま 囚人たちに
呼びかけてください”
“私を信じなさい
神は汝を自由にするだろう”

Well, we don't understand
Why you called in the National Guard,
When Uncle Sam is the one
Who belongs in the exercise yard.
We all got balls and brains,
But some's got balls and chains;
At the local dance;
at the local county jail.

そう 理解できないよ
なんで州兵が呼ばれたんだろ?
だって刑務所の運動場にいる
ただのアメリカ人なんだよ
みんなタマと頭を持っているけど
中には足に金属球のついた
鎖をつけてる奴もいるって話さ
とある町のダンスの話
とある郡刑務所の話さ

Load up, load up,
Load up with rubber bullets.
Load up, load up,
Load up with rubber bullets.

弾を詰めろ 弾を詰めろ
ゴムの弾丸でいいから
弾を詰めろ 弾を詰めろ
ゴムの弾丸でいいから

Is it really such a crime
For a guy to spend his time
At the local dance;
at the local county jail?
At the local dance;
at the local county jail.

それって本当に罪なことなの?
そんな風に時間を過ごすのは?
とある町のダンスの話が
とある郡刑務所の出来事が
とある町のダンスの話だよ
とある郡刑務所の出来事だよ

Whatcha gonna do about it,
whatcha gonna do?
Whatcha gonna do about it,
whatcha gonna do?

きみはどうするんだい?
きみだったら?
きみはどうするんだい?
きみだったら?

Songwriters: Creme, Lol / Gouldman, Graham / Godley, Kevin
Rubber Bullets lyrics c Sony/ATV Music Publishing LLC, SCHUBERT MUSIC PUBLISHING INC.

con=ペテン師 詐欺師
wail=悲しい音を出す
indiscreet=軽率な
brawl=ほざく 立ち回る
booze=酒 酒宴
Precinct =地域
tear-gas=催涙ガス
convict=囚人
slug=ピストルの弾 のろま
make a beeline for…
=…へまっすぐに行く, 直行する.
death row=死刑囚監房
blow a fuse=かんかんに怒る
bullhorn=拡声器 ハンドマイク
Padre=神父
Uncle Sam=アメリカ合衆国の象徴 アメリカ人一般
ball and chain=(昔の)鎖に金属球をつけた足かせ

Released in 1973
UK Single Chart#1
From The Album“10cc

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冒頭のライヴ動画、なかなかいい!ですね。ボーカルも交互に取ることで物語性が伝わってきます。ツインギターとツインドラムで演奏も分厚い。ただ、この曲、訳してみるまではあまり認識していなかったのですが、歌詞はなかなか重い…です。デビューアルバムからこんな曲が入ってる10ccってやっぱり只者じゃありませんでした。

◆「ラバー・ブレッツ」ウィキペディアより

:「Rubber Bullets」は、イギリスのバンド10ccが1973年に発表した楽曲。10ccのメンバーのうちグレアム・グールドマン、ケヴィン・ゴドレイ、ロル・クレームの3人が共作した。10cc名義では3作目のシングルとして発表され、全英シングルチャートで1位を獲得。その後、バンドのデビュー・アルバム『10cc』に収録された。
 エリック・スチュワートが後年語ったところによれば、歌詞の題材はアッティカ刑務所暴動やジェームズ・キャグニーが出演した古い映画だが、BBCラジオのプロデューサーは北アイルランド紛争の歌だと解釈して、この曲を放送禁止にした。


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◆上の「エリックが語った」というのは、10ccファンクラブへのインタビュー(2013年1月)のものです。英訳は僕です(-_-;)。

Q:あなたとグラアムは一緒に組んでいますが、2人組というのはどんな風に関わりあってるのですか?ケヴィンとロル組と比べてグラアムとのペアはどうやりやすかったりするのですか?
A:その時点でゴドレイ&クレームは学生時代からすでに一緒に仕事をしてたからね。信じられないほど強い絆も持っていたと思うよ。心と心がつながってるような。お互いの考えてることもわかるから曲を作るのも早い。
すてきな、突飛なアイデアも出てくる。このすてきな、突飛なアイデアというのは“ラバー・ブリッツ”だったりね。そうさ、あのときBBCはあの曲を北アイルランド紛争の曲として放送禁止にしたんだよね…。

Q:そうでしたね!
A:…“ラバー・ブリッツ”はもちろんそんなこと歌ってないんだよ。あの歌はね、アッティカ・ステイト刑務所の暴動については、警官と神父(Padre)が出てくるところがそうだけど、説教や倫理なんかを扱った、かつてのジェイムズ・キャグニーが出演したの昔の映画のことを歌ったのさ…。


*ジェームズ・キャグニーは1930年代隆盛を誇ったギャング映画スターですね。1943年にアカデミー賞主演男優賞も受賞してる俳優です。
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◆「アッティカ刑務所」暴動事件は、1971年9月9日にニューヨーク州アッティカのアッティカ刑務所で発生した囚人の暴動です。詳しくはこちらをご覧ください
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この事件はジョン・レノンとヨーコも取り上げていて、1972年発表の2枚組アルバム「Sometime In New York City」に「Attica State」という曲を収録しています。

What a waste of human power
人間の力を何て無駄にすることか

What a waste of human lives
人間の命を何て無駄にすることか

Shoot the prisoners in the towers
塔(牢獄)にいる囚人たちを狙撃したんだ

Forty-three poor widowed wives
43人もの未亡人を生んだんだ

◆またタイトルになっている「ラバー・ブリッツ」はゴム製の弾丸のこと。「警察や軍隊で大型獣の撃退や暴動鎮圧、訓練用に使われる非致死性兵器の一種です。イギリスでは北アイルランドでゴム弾を使用し多数の死傷者を出した血の日曜日事件を契機に、1970年代後半からより安全とされるプラスチック弾への置き換えを進めたが、それでもなお国民の間には「非致死性とされる弾丸」の使用に対し拒否感が強いそうです。(ゴム弾;ウィキペディア)

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◆スタジオでみんなが手拍子します!
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◆John Lennon Attica State
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(この記事で参考にしたページ)
・Wikipedia ラバー・ブレッツ
・Wikipedia アッティカ刑務所暴動事件
・Wikipedia ジェームズ・キャグニー
・Wikipedia ゴム弾
・45cat
・10cc FanClub Webサイト
ジャケット写真もここからいただきました。

(この曲を購入!)Amazon.co.jp
ベスト・オブ・10CC-ヒストリカル・ヴァージョン10CC

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