Boat On The River / ボート・オン・ザ・リヴァー (Styx / スティクス)1980



Take me back to my boat on the river
I need to go down
I need to come down
Take me back to my boat on the river
And I won't cry out any more

川に浮かぶボートに僕を連れ戻してほしいんだ
そこに降りていかなきゃ
そこに下っていかなきゃ
川のボートまで僕を連れて行ってくれないか
そしたら もう泣いたりしないから

Time stands still as I gaze In her waters
She eases me down, touching me gently
With the waters that flow past my boat on the river
So I won't cry out anymore

川の流れを見つめてると時は止まったまま
ボートが浮かぶ脇を流れていく水が
川の流れを緩めて 僕に優しくふれてくる
そしたら 僕はもう泣かないよ

Oh the river is wide
The river it touches my life like the waves on the sand
And all roads lead to Tranquillity Base
Where the frown on my face disappears
Take me down to my boat on the river
And I won't cry out anymore

ああ 川の幅は広く
砂が波打つように僕の人生に触れてくる
すべての道は「静かの基地」につながり
そこでは僕が顔をしかめることはないのさ
僕を川のボートに連れ戻してほしいんだ
そしたらもう僕は泣かないよ

Oh the river is deep
The river it touches my life like the waves on the sand
And all roads lead to Tranquillity Base
Where the frown on my face disappears

ああ 幅の広い 大きく雄大な川
砂の波のように 人生にふれてくる川の流れ
人類の新たな一歩も
こんな風に始まっていったんだ
「静かの基地」では僕も顔をしかめたりしない

Take me down to my boat on the river
I need to go down wont you let me go down
Take me back to my boat on the river
And I won't cry out anymore
And I won't cry out anymore
And I won't cry out anymore

川に浮かぶボートに僕を連れ戻してくれよ
僕は下っていかなきゃいけない
僕を降ろしてはくれないか
川に浮かぶボートに僕を戻してほしいんだ
もう涙を流さないために
もう涙を流したくないんだ
僕はもう二度と涙を流さないよ

(Tommy Shaw)

Tranquility Base=静かの基地
*月の「静かの海」にある基地。1969年、アメリカ合衆国のNASAが打ち上げたアポロ11号の月着陸船イーグルが、人類で初めて月に降り立った場所

Released in1980
From The Album“Cornerstone”

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220px-Boat_on_the_River_cover.jpg

アルバム「コーナーストーン」のなかでも異色の曲でした。「Boat On The River」は日本では結構ヒットしたんじゃないかな。1982年の武道館公演ではメンバーみんな横一列に並びアコースティックで演奏してくれました。

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◆“ボート・オン・ザ・リヴァー”は日本で最高位4位でした!
1980年4月第三週 文化放送 All Japan POP20

 1位のドゥーリーズもたしか兄妹グループだったよな。2位バグルズ。トレヴァー・ホーンはこの後、イエスに加入します。6位は「How Do I Make You」。

-1 ボディ・ランゲージ ザ・ドゥーリーズ
-2 ラジオ・スターの悲劇 ザ・バグルズ
-3 愛という名の欲望 クイーン
-4 ボート・オン・ザ・リヴァー スティクス
-5 ギミー・ギミー・ギミー ABBA
-6 お願いだから リンダ・ロンシュタット
-7 愛しのキッズ プリテンダーズ
-8 ベイビー・トークス・ダーティー ザ・ナック
-9 マジック ディック・セント・ニクラウス
10 涙に染めて カーラ・ボノフ
11 ガラスのニューヨーク ビリー・ジョエル
12 エスケイプ ルパート・ホルムズ

◆アメリカではヒットはしませんでしたが、ヨーロッパでは“Babe”を上回る大ヒットとなりました。ドイツで5位、オーストリアで2位、スイスで1位です。この曲のウィキぺディアで“ドイツ語を使う国で大ヒット!”と書いてありました。ライン川やドナウ川など大きな川の流れを人生について例えて考えるお国柄でヒットしたのかな(想像)。

BOatontheriver.jpg

◆この曲の主人公は今どこにいるんだろう? 川から離れた場所にいて、自分の人生を思い浮かべているように思います。彼にとっての川は故郷を流れる雄大な川なんだろうな。そこに浮かぶボートが本当の自分なんだ。
 また川は自然の恵みであり、生命を生み出すもの。すべての道(川の流れ?)は「Tranquility Base=静かの基地」につながっていく。「人類が宇宙に1歩踏み出した場所」ということだから、川の流れは人類の発展や人間の勇気にもつかながっていくものなんだろうってことなのかな。川に浮かぶボートに戻って、自分も生きていこう。一歩を踏み出そう。だからもう泣いてはいられない。涙はもう流さない。・・・そういう風に解釈しました。

◆1982年1月の武道館。トミー・ショウの“さくらさくら”、デニスの“スキヤキ(上を向いて歩こう)”。そして“One More Song…”
↓↓↓↓


(この記事は以下を参考にしました)
・Wikipedia Cornerstone
・Wikipedia Boat On The River
ジャケット写真もここからいただきました。

(このCDが欲しい)amazon.co.jp
Cornerstone
スティクス

220px-Styx_-_Cornerstone.jpg

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コメント

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No title

めったさん おはようございます。

この曲、不思議な哀愁が漂うメロディーです。
言葉ではうまく言い表せません。
Styxが歌っている、と知らされずに聴いたら・・・アメリカのバンドが演奏しているとは思わないかもと感じました。
マンドリンの音色も切ないですし、バンドネオンもヨーロッパっぽさを私は感じます。
一番最近観たのはチェコの町の中で。 路上パフォーマーの演奏でした。
(最近と言っても数年経ちますが。)


この曲はドイツ語圏でヒットしたのですか?
それは大変興味深いです。
何故なのか考え及びませんが。
ドイツしか知りませんが、川はとても身近なものと考えているということは感じます。
数年前、ドイツで郵便を出したことがありました。 宛先もドイツ国内。
きっと私が書いた宛先に不備があったと思われます。
ドイツにも日本と同様、同じ名前の地名がいくつかあります。
私が書いた宛先も複数あるところで、局員の人が私に 「これはネッカー川の方の?」( 「am Necker?」)と聞きました。私はそうだ、と答えました。

知っていたから良かったようなものの・・・
日本だったら、異国人に「どっちの川に沿った町だ?」とは聞きませんよねぇ~~。 (笑)
それぐらい、この言い表し方は「当たり前なんだ!」と感じた出来事で今も印象深く残っています。

ドナウもラインも大河ですが、それ以外の川に沿った町もワイン畑が栄えていたり・・。 ドイツは海が殆どない分、川は私達日本人よりも大事な水源なのでしょうね。
内陸の国に行くと、海は「全く」ない。 これは日本で暮らして海が当たり前に見られる私には想像つかない暮らしだとも思います。

余談ですが・・・
Foo Fightersの新作アルバムにI am a Riverが収録されています。
アメリカの8大都市をテーマに取り上げられていて、まだ未入手なのですが、偶然これも川だな、と思って書いてみました。
ここにはどんな川の風景が浮かぶのかアルバムを聴くまでのお楽しみなのです。
8大都市のどの流域の川のことなのか・・・?
では。














川のある暮らし

はるちゃん、こんばんは。ドイツの川の話ありがとうございました。ウィキペディア情報ではありますが、この曲はドイツ語圏内でヒットしたと書いてありましたので、川のある国と生活を思い浮かべました。ドナウ川、ライン川のような大きな川しか名前も知りませんが、それなりの大きな川だからこそ、支流はたくさんあり、多くの人の生活に川が密着して関わっているんでしょうね。人生に例えられるほどに。アーチストのヒットが国によって違うのも面白いですよね。和訳作業でこういう背景と出会えるのも楽しみです。もう少しニュアンスを盛ったほうがいい箇所があるかもしれません。少し立ったら和訳も見直してみたいです!