Downtown Train / ダウンタウン・トレイン (Rod Stewart / ロッド・スチュワート)1985



Outside another yellow moon
has punched a hole in the night time mist
I climb through the window
and down to the street
I'm shining like a new dime

外にはまた黄色い月が出てる
夜の時間の霧の中
まあるい穴を開けてるみたいだ
俺は窓から這い出して
街に繰り出すのさ
俺はまるで新しい銀貨
ピカピカに輝いてるんだ

The downtown trains are full
full of all them Brooklyn girls
They try so hard to break out
of their little worlds

ダウンタウンを走る列車は満員さ
乗ってるのはブルックリンの女の子達
彼女たちは自分らの小さな世界から
飛び出そうと必死にもがいてる

You wave your hand
and they scatter like crows
They have nothing
that'll ever capture your heart

おまえが手を振ると
みんなカラスのように逃げていく
お前のハートが夢中になるものなんて
あいつらは何も持ってないのさ

They're just thorns without the rose
Be careful of them in the dark
Oh if I was the one
you chose to be your only one
Oh baby can't you hear me now,
can't you hear me now

あいつらは花の咲かない薔薇のトゲ
暗闇のなかじゃ気をつけろよ
ああお前が選んだのが俺だったら
お前のただ一人の男だったらなあ
ああベイビー
俺の声が聞こえるかい
今このとき 俺の呼ぶ声が

Will I see you tonight
on a downtown train
Every night,
every night its just the same
On a downtown train

今夜 おまえに会えないかな?
ダウンタウン・トレインに乗ってさ
来る夜も来る夜も まるで同じさ
ダウンタウン・トレインの上では

I know your window and I know its late
I know your stairs and your doorway
I walk down your street and past your gate
I stand by the light of the four way

おまえの家の窓を知ってるよ
知ってたところでもう遅いけど
おまえの家の階段もドアもわかってる
俺はお前の通りを歩いてお前の門を通り過ぎる
そして四つ角の街灯の下に立つ

You watch them as they fall, oh baby
They all having their heart attacks
They stay at the carnival
But they'll never win you back

あいつらが恋に落ちるのをよく見てな
みんなドキッと心臓発作になっちまう
でもヤツらはお祭り騒ぎをするだけで
お前に愛情を注ぐなんてしないのさ

Will I see you tonight
on a downtown train
Every night,
every night its just the same
You leave me lonely

今夜お前に会いたいんだ
ダウンタウン・トレインのなかでさ
幾夜
幾夜を過ごしても同じこと
おまえに置いて行かれて淋しいんだ

Will I see you tonight
on a downtown train
All my dreams,
all my dreams fall like rain
On a downtown train

今夜お前に会いたいよ
ダウンタウン・トレインのなかで
俺のたくさんの夢
そいつらは雨のなかに消えていく
悲しいダウンタウン・トレイン

Will I see you tonight
on a downtown train
Every night, every night
its just the same

今夜お前に会いたいんだ
ダウンタウン・トレインのなかで
幾夜過ごしても
幾夜過ごしても
同じことだけど

Will I see you tonight
on a downtown train
All my dreams,
all my dreams fall like rain
On a downtown train
On a downtown train
All my dreams fall like rain
On a downtown train

お前に会いたいんだ
せつないダウンタウン・トレイン
俺の夢なんて
雨のなかに消え失せていく
ダウンタウン・トレインの上で
俺の夢が雨のなかで消えていく
ダウンタウン・トレインの上で

Writer(s): Thomas A. Waits

scatter=散らばらす 散らばる
win back=(愛情などを)取り戻す

Released in 1990
US Billboard Hot100#3
From The Album"Storyteller"

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10月の月イチ"ロッド"は「Downtown Train」。この曲を好きな人もきっと沢山いらっしゃるでしょうね。僕もそうで、この曲は僕が以前働いていたお店のBGMに使っていました。想い出の曲でもあります。

◆オリジナルはトム・ウェイツ。1985年リリースのアルバム「Rain Dogs」に収録されました。ミュージック・ビデオが制作され、元プロボクサーのジェイク・ラモッタが出演しています。(ビデオは下に貼り付けました)

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◆この曲の歌詞を解釈するのには歌詞に出てくる"Brooklyn girls"をどう訳すのかによるだろう。

【1】トム・ウェイツのビデオ
・電車は出てこない
・色んな男が出てきてみんな悶々としている
・出てくる女は妖しい感じ(ムダ毛を剃ってる、タバコ吸ってる)
・黄色いまん丸い月(yellow moon has punched a hole)

 このビデオをヒントにすると作者のトム・ウェイツとしては"Brooklyn girls"を"ブルックリンの娼婦"としているのだろう。
 ブルックリン区はニューヨーク市の行政区の1つ。広い地域のなかでさらに様々な地区に分かれる。多様な民族が住み、治安が良くない場所もあるようだ。

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 またこれだけ"Downtown Train"が歌詞にも出てくるのに"列車"のシーンが全くないのはどういうことだろう?
 こちらも拡大解釈かもしれないが、人や動物の「列」を"Train"と表現することがありますよね。ブルックリンの娼婦がダウンタウンで列を作って客引きをしている様子を"Downtown Train"と表現したのではないか?ということ。
 トムのオリジナルでは、とある娼婦を本気で好きになってしまった男の物語。

【2】冒頭のロッドのビデオ
・地下鉄が出てくる(沢山の場面で)
・上品な感じに女の人がその電車に乗っている。
・ロッドは主人公というよりも、男女の出会いを見届ける役?(恋の神様?)
・最後に男女が顔を会わせる(ハッピーエンディング?)

 ブルックリン=危ない街という決めつけはせず、幅広く、ニューヨーク市ブルックリン区での日常風景の物語としている。ブルックリンのダウンタウンは旧市役所所在地を指し、ニューヨーク市ではマンハッタン区のミッドタウン、ローワーマンハッタンに次ぎ3番目に大きなビジネス街であるとのことだ。そのダウンタウンを走る電車のなかで見つけた気になる彼女と今夜会いたいんだ、と思いを募らせる男。電車を降りた彼女を待っていた男。二人は顔を会わせて…。その出会いを見届けて去っていくロッド…。ダウンタウン・トレインは今日もこの街を走ってます…と終わる。

 あなたはどっちの物語、どっちのバージョンが好きですか?

(PS)ロッドのバージョンのスライド・ギターを弾いてるのはジェフ・ベックであるとのこと!

◆"Downtown Train"が最高位3位を記録した週の全米チャートです。
US Top 40 Singles January 27, 1990

1位はマイケル・ボルトンの「ウィズアウト・ユー」。ロッドの「Downtown Train」は2週間3位を続けたのち残念ながら8位にダウン。6位はForeignerのボーカル、ルーのソロ。7位はトム・ペティのソロです。9位スキッド・ロウ、この歌いいですね。

-1 1 HOW AM I SUPPOSED TO LIVE WITHOUT YOU ??? Michael Bolton
-2 2 PUMP UP THE JAM ??? Technotronic Featuring Felly
-3 5 DOWNTOWN TRAIN ??? Rod Stewart
-4 4 EVERYTHING ??? Jody Watley
-5 9 TWO TO MAKE IT RIGHT ??? Seduction
-6 7 JUST BETWEEN YOU AND ME ??? Lou Gramm
-7 8 FREE FALLIN’ ??? Tom Petty
-8 16 OPPOSITES ATTRACT ??? Paula Abdul
-9 12 I REMEMBER YOU ??? Skid Row
10 3 ANOTHER DAY IN PARADISE ??? Phil Collins

◆Tom Waitsの"Downtown Train".昔の映画を観ているようです。
↓↓↓↓↓


◆ライヴの"Downtown Train".喉の手術の後かな、ちょっと苦しそうだけど、でも歌いながらのポージングなどもこの曲をものにしてますよね。味のあるボーカルだよなあ。
↓↓↓↓↓


(この記事で参考にしたページ)
・Wikipedia Downtown Train
・Wikipedia ブルックリン区
・Wikipedia Rain Dogs
・Musicbrainz.org
ジャケット写真もここからいただきました。

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コメント

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全くイメージが違いますね。

めったさん こんにちは。
今月も月一Rodくん、ご苦労様っ!

オリジナルのTomの方のPVは、貼り付けて頂いたもので初めて見てみました。
Rodの方は何度か観たことがありました。

Rodの方は電車の場面がふんだんに。
それに出演している方も清楚な女性。
PVが曲に与えるイメージってこうも違うのか、と2つのPVを比べて思いました!
Rodの方しか知らなかったので・・・最初のイメージを。
きっとブルックリンからマンハッタン島へ通勤してくる女性だろうな、電車通勤で。 地下鉄が映りますね。 ニューヨーク市地下鉄かな・・・。
イーストリバーを渡り、きっと毎日彼女は通勤しているんですよ。
それで素敵な男性と目が遭い・・、というどこにもありそうなお話。 電車の中には色々な人が乗っていることでしょう、それぞれの人生を乗せて・・・なんてところかと。

そして今・・・
Tomさんヴァージョンを初めて見てびっくり。
これじゃぁ、ホームレスさんじゃないですか。
なんだか道に寝っ転がってくだ巻いているようにしか。(笑)
本当、電車の場面って出てこないのも初めて今知りました。

が、以前、めったさんと何かのやりとりで、Tomの方は娼婦のことを歌っているというストーリーだけは伺っていました。
そうなのか、と知り。 
それ以来、Rodのこの曲を聴いても、Windowというと、別の意味の窓かと思ってしまい。 どうもそれが拭えません。 (汗)
しかし、私の意図する窓は主にヨーロッパ方面の文化なのでRodのPVはアメリカを舞台に作られているので、これは私の考えすぎ!とあとで思い直すことにしましたが。
何を書いているのか分からなくなってきましたが(汗)そっちの意味の窓 (何を書いているんだか・・) でないとの確証はRodのPVを見直せば消えますね。 (笑)

Tomの方で最後に「サンドバッグ」 「ゆりかご」 「ロッキングチェア」がスウィングしている場面がありますが、これは何を意図しているのでしょうかね?
きっと意味がある筈・・・。 これが唯一電車との接点? 電車のガッタンゴットン・・?
なんだか分かりませんでした。

RodのPVですが、彼は「鉄」ですものね!
乗りテツはなく、模型を作る方の・・ですが。
他にも電車が出てくるPVがありますが、想像ですが、きっと個人的に嬉しい撮影だったのでは?!なんて思いました。
(まるっきりの想像です。)

では!!








ご無沙汰です

相変わらず肩と腕に痛みを抱えていますが、
戦国時代の武将や侍は「オレ肩痛いから刀振れないんだよ」
なんてことは言ってられなかったでしょうから、
精神修行と思って耐えています(笑)。

ちょうど、自分も今、この曲が新曲として収録されていたアルバムの
下書きを腕を擦り擦り書いていたところでした。

まだしばらくは自分のサイトとブログに引きこもることになりそうですが、
めったさんもお体はお大事に。

はるちゃんさんもご無沙汰です。

ちなみに、私の子供の頃の夢は、
クラスメートがどういう職業に就きたいとか言ってる中、
家中にプラレールを敷いて、列車を走らせることでした(笑)。

飾り窓

はるちゃん、やっぱりロッドがカバーの名人であることがよくわかる1曲ですね!注目した"Window"ですが、なるほど!でもトム・ウェイツはアメリカのシンガーソング・ライターだからなあ。うーむ、"おまえの"窓"を知ってるよ、もう遅いけど…"って訳したいなあ!すると、とくにトム・ウェイツの歌詞の物語で主人公が愛してしまう女性は娼婦だとすると、ここをヨーロッパのいくつかの国の"飾り窓"と解釈すると物語の光景が広がるんだがなあ!

"鉄"もいろいろですね

Jihiroさん、お久しぶりです!家じゅうプラレールというのは実現したのでしょうか!私の友達にも◎◎鉄の人がたくさんいます。模型、撮り鉄、乗り鉄、時刻表鉄から始まり、待ち合わせは必ずJR新橋駅で少し早く来て機関車を見るという人も…。腕を擦り擦りでたいへんかと思いますが、ロッドの記事(Jihirogからすると初めて?)も楽しみにしています!

意外な・・!

めったさん こんばんは。
Jihiroさんもお久しぶりです!
去年Jihiroさんに教えて頂いた、KISS動画今でもたまに観ていますよ!!

ところで・・・
本日、人さまのブログを読んでいたら、意外な記事を見つけました。

英メディアが選ぶ史上最悪のカバーという記事です。
ブログ記事を書いていらした方の見解が出ていて、下手とかそういう基準ではなく、ロックの名曲をアイドルやポップスの人がカバーして歌っていることへの怒りの票なのでは? と書いてありました。
ほぼ、私には無関係だろう(笑)ぐらいのつもりで 順位を追って観ていましたら・・・。
おぉ~~、な、な、なんと!
Rodのこの曲までチャートイン!

こちらのブログでコメントしたばかりだったので、タイムリーと言えばタイムリー。
Rodはカバーが多いアーティストなのに、なぜにこの曲だけ?とも思いました。 (かと言って、他の曲もこの順位の中にチャートインしてほしいという意味ではないのですが。)
意外で、タイムリーな(?)ビックリがありました。
では!


ps.
Jihiroさん、ご自愛くださいませ。


オリジナルの印象が強いと

はるちゃん、こんばんは。やっぱりオリジナルの印象が強い曲をカバーして雰囲気変えたり、新しい解釈するのは、オリジナルを知ってるファンからするとディスリたくなるんじゃないですかね。
 うトムウェイツの曲はやっぱり酔っぱらいと娼婦の物語だしね。イーグルスのol'55やロッドのWalzin' Machilda(スペル合ってたかな?)はアレンジもオリジナルに近いからいいんだけどね。別な曲とおもうようにしましょう!(^_^;)