Strawberry Letter 23 / ストロベリー・レター 23 (The Brothers Johnson / ブラザース・ジョンソン)1977



Hello, my love
I heard a kiss from you
Red magic satin playing near, too

ハロー 僕の大切な人へ
きみのキッスの音が聞こえたよ
着てるのは赤い魔法のサテンのドレス?
衣擦れの音もすぐそばに聞こえたよ

All through the morning rain I gaze
- the sun doesn't shine -
Rainbows and waterfalls run through my mind

朝から雨がずっと降っていて
ずっと見てたんだ
でも太陽は顔を出さなかった
頭には虹や滝を思い浮かべてたんだけど

In the garden - I see
West purple shower, bells and tea
Orange birds
and river cousins dressed in green

庭に出ると 
見えたのは西の空の紫のシャワー
ティータイムを告げる鐘が聞こえた
オレンジ色の鳥たち
緑の水着のいとこ達は川遊びさ

Pretty music I hear
- so happy and loud
- blue flower echo
From a cherry cloud

楽しい音楽が聞こえてきた
とてもハッピーで大きな音さ
さくらんぼ色の雲から
青い花へこだましてたんだ

Feel sunshine sparkle pink and blue
Playgrounds will laugh
if you try to ask
Is it cool?
Is it cool?

太陽の光がピンクやブルーにきらめいた
周りの奴らも大笑いしちゃったよ
きみは気になって尋ねるかな?
それは素敵なの?
それは素敵なの?って

If you arrive and don't see me
I'm going to be with my baby
I am free
- flying in her arms, over the sea

もしきみが訪ねてきても僕がいなかったら
僕は彼女と出かけてるってことさ
僕は自由だからね
彼女の腕のなかで
海を越えて飛びまわってるのさ

Stained window,
yellow candy screen
See speakers of kite
- with velvet roses diggin' freedom flight

ステンドグラスの窓は
黄色いキャンデーのスクリーン
飛行機の音が聞こえるね
柔らかそうな薔薇の花が自由に舞いあがる

A present from you
- Strawberry letter 22
The music plays,
I sit in for a few

きみからもらったプレゼントは
イチゴの香りの22番めの手紙
流れてくる音楽に
僕は座ってしばし聞きいってる

Ooh...ooh...ooh...ooh...ooh...

A present from you
- Strawberry letter 22
The music plays,
I sit in for a few

きみからもらったプレゼントは
イチゴの香りの22番めの手紙
流れてくる音楽に
僕は座ってしばし聞きいってる

Ooh...ooh...ooh...ooh...ooh...

Writer(s) Shuggie Otis

run through=考えが浮かぶ
Stained window=Stained-glass Window
=ステンドグラスの窓
kite=凧、航空機

Released in 1977
US Billboard Hot100#5
From The Album“Right On Time”

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 ずっと謎に思っていました。この曲"Strawberry Letter 23"は僕からすると全米トップ40でも"大人っぽい曲"で、ラジオ関東(現在はラジオ日本)の弱い電波で雑音も入ってるなか聴くのにピッタリ?な曲でした。ただそのなかでも、後半の歌詞で「"Strawberry Letter 22(Twenty-two)"って歌ってるよな?」と気がつきました。"23"じゃなくてなんで"22"なのかな?

◆この曲の作者はR&Bの天才ギタリストと評されるシュギー・オーティス(R&Bの伝説と言われるジョニー・オーティスの息子)。
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この曲のWikipediaに出ていた話でいうと、シュギーのガールフレンドは"イチゴ"の香りのついた手紙をシュギーに送ってきてくれていて、そのお返しの手紙というのがこの曲の歌詞。彼女の手紙で二人の間の文通(!)は22回目。お返しで23回目!というわけなのです。ただ、この"イチゴ"の香りというのはシュギーが否定しているとのこと。(照れくさがってるのか、それとも完全な創作なのかは謎らしい)

◆でも、あらためて訳してみると歌詞のなかに「色」と「音」がたくさん散りばめられ、凝った「詩」になってます。(なので例えたものが多いんだろうな)

(音)
・a kiss from you
・satin playing near
・bells
・Pretty music
・loud echo
・laugh
・speakers of kite
・The music plays,

(色)
・Purple shower
・Orange Birds
・dressed in green
・blue flower
・cherry cloud
・sunshine sparkle pink and blue
・yellow candy screen
・velvet roses

(光景)
・rain
・sun
・rainbow
・watefalls
・river
・cloud
・sunshine
・sea

そうだ、なんといっても"Strawberry"でイチゴの(香り)(酸っぱい味)もイメージしますよね。"触感"(Velvetなど)や"味覚"もあるな。

◆“Brothers Johnson(ブラザーズ・ジョンソン)”はジョージとルイスのジョンソン兄弟からなるファンク・ユニットです。10代の頃にビリー・プレストンのサポートとしてキャリアをスタートし、クインシー・ジョーンズのアルバム『メロウ・マッドネス』(75年)から『愛のコリーダ』(81年)までクインシー・ファミリーの重要な存在となります。「ストロベリー・レター・23」「ストンプ!」などディスコ時代の代表曲多数あります。
(www.drillspin.comより)
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◆なかでも弟のレオンは"Lightnin Licks"と言われベースのチョッパー奏法の達人!として知られています。レオンの親指は"Thunder Thumbs"とも言われていました。下の動画でも「Stomp!」などで見られますのでご注目。
 "チョッパー奏法"(Whikipedia)
:親指で弦を叩くようにはじく動作=サムピング(thumping)と、人差し指や中指で弦を引っ張って指板に打ちつける動作=プリング(popping)があり、この二つの動作を組み合わせる事で打楽器のようなパーカッシブな効果が得られる。

◆Strawberry Letter 23 - Shuggie Otis ブラザース・ジョンソンの曲のアレンジはオリジナルに近いんだな。
↓↓↓↓↓


◆Brothers JohnsonのTop40ヒットはこの曲から。"I'll Be Good To You"(1976年;全米3位)
↓↓↓↓↓


(この記事は以下を参考にしました)
・Wikipedia Strawberry Letter 23
・Wikipedia The Brothers Johnson
・Wikipedia Shuggie Otis
・Wikipedia チョッパー奏法
・www.drillspin.com
ジャケット写真もここからいただきました。

(このCDを買いたい)amazon
Strawberry Letter 23: The Very Best of the Brothers Johnson
ザ・ブラザーズ・ジョンソン¥1,729

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コメント

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わな

めったさんの対訳や説明をいろいろ見させていただいて気がつくと1時間とかあっという間です。曲の背景を知るっていいですね。
町山智浩さんがイベで「映画解説でお金をもらっているくせに、面白かったとか自分の意見しか言ってない人多すぎて聞いている人は、あんたが好きかどうかなんて興味ないって思ってる」と言って笑いをとっていましたが、まったくそのとおりで、めったさんがチョイスして日本語に訳してくれる解説は勉強になり、曲を身近に感じます。

この曲の名前を聴くとイントロのせいで、キャンディーズの「わな」が浮かびます。アレンジ、曲が似ている曲は当時は多かったです。南沙織の曲みたいにイントロを聞くだけでにやっとして曲がはじまってさらにというのも多いし、「木綿のハンカチーフ」みたいに歌詞が似てるのもありますね。いろいろな音楽を聴いているとクロスオーバーして、時代を思い出して楽しいです。

自分勝手な解説ですが(^▽^;)

ぽむたんさん、コメントありがとうございます。
僕の曲解説、記事もほとんどがWikipediaの受け売りなので、自分で調べたとは到底言えない代物で恐縮です(^▽^;)
でもその曲を作ったエピソードなどを発見するとまたその作品を見直したり、違って聞こえたりするので面白いものです。(逆に知らなきゃよかった…ってこともしばしば)
ぽむたんさんは、音楽について邦楽まで幅広いですね。ブラジョンとキャンディーズ(わな)が繋がっていくとは思いませんでした(笑)。でもイメージ、確かにあるんですね。妖艶で何かが始まる感じ…。でもキャンディーズが笑顔を押さえて真剣な顔つきで歌っている(ミキちゃん中心に)のに対し、動画で歌ってるブラジョンはにやにやしすぎと思いました。

Strawberry Letter 23

そういえば歌詞は「22」、イチゴの香りの22番めの手紙への23番目の返事なのですね。いつも素敵な訳をありがとうございます。スッキリします。
私はファンク・ディスコナンバーは正直苦手なのですが、何曲か凄く気に入っている曲があります。その1曲がこの曲、"Strawberry Letter 23"、モダンで洗練されていて、特にカッコいいベースがたまらないです。
ちなみにその他、Chicの"Le Freak"、Thelma Houstonの"Don't Leave Me This Way"などはファンク・ディスコナンバーでも今でも繰り返し聴いています。

オシャレな大人の歌

星船さん コメントありがとうございます。この曲は歌詞が難解です。今でもよくわからないで「ええ~い!」と無理やり解釈した場所もあります(^▽^;)。でも22→23のこととか、自分のなかでの発見もあって、早めにまとめたいという思いがありました。ディスコ・ファンクはもちろん(?)僕も得意でないのですが、好きな曲はどこかカッコいい箇所がある曲ですね!Le Freakは何といってもギターのカッティング。Thelmaはサビの"Baby!"からの盛り上がりがいい!