Dreadlock Holiday / トロピカル・ラブ (10cc) 1978



I was walkin' down the street
Concentratin' on truckin' right
I heard a dark voice beside of me
And I looked round in a state of fright

僕が通りを歩いていた時のこと
道を間違えないことだけを考えてたら
横からドスの効いた声がしたんだ
僕はおそるおそる周りを見まわした

I saw four faces one mad
A brother from the gutter
They looked me up and down a bit
And turned to each other

四人の男のうち 一人は怖すぎ…
貧民街から来たお兄さん達だった
僕のことを上から下まで見下ろして
お互いに顔を合わせたりしてたんだ

I say
I don't like cricket
oh no I love it
I don't like cricket
no no I love it

僕は彼らにこう言った

“クリケットなんか好きじゃないです”
(いや本当は違う...好きなんだ)
“クリケットなんか好きじゃないです”
(いや本当は違う...好きなんだ)

Don't you walk through my words
You got to show some respect
Don't you walk through my words
'Cause you ain't heard me out yet.

(すると彼らはこう言った)

俺の言ったこと無視して通り過ぎんのかよ
少しぐらい相手にしてくれてもいいだろ
通り過ぎようったってそうはいかねえよ
お前はまだ俺の言うこと聞いてねえだろ…


Well he looked down at my silver chain
He said I'll give you one dollar

そしたら一人の男が僕の銀のネックレスを見て
こう言ってきたんだ
「1ドルで売ってくれ」って

I said you've got to be jokin' man
It was a present from me mother

僕はこう返したんだ
「冗談言わないでくれよ。
これは母親からのプレゼントなんだ」

He said I like it I want it
I'll take it off your hands
And you'll be sorry you crossed me
You'd better understand that you're alone
A long way from home.

すると彼はこう言った

「そいつが気に入ったし欲しいんだよ」
「力づくで奪ったっていいんだけど
俺に逆らうとお前 後悔することになるぜ」
「お前よく理解した方が身のためだぜ
お前んちから遠いところで一人でいることをな」


And I say
I don't like reggae
no no I love it
I don't like regaae
I love it

僕はこう言った

“だからレゲエは嫌いだよ
いえいえ 大好きです”
“だから レゲエは嫌いだよ
いえいえ そんなことありません
大好きですよ”

Don't you cramp me style
Don't you queer me pitch
Don't you walk through my words
'Cause you ain't heard me out yet.

“俺に逆らおうって言うんだな”
“俺の言ったことを台無しにするんだな”
“お前 俺の言ったこと無視するのかい
お前まだ俺の言うこと何も聞いてないよな”


I hurried back to the swimming pool
sippin' Pina Colada
I heard a dark voice beside me say
Would you like something harder

もう急いでホテルのプールに戻って
ピニャ・コラーダをちびちびやったよ
そしたらドスの効いた声が聞こえてきた
“もう少し強いヤツにしたら?”ってさ

She said
I've got it you want it
My harvest is the best
And if you try it you'll like it
And wallow in a Dreadlock Holyday.


彼女はこう言った
“アンタが欲しいなら アタシ持ってるわ”
“アタシの収穫した奴がサイコーよ”
“試してみたら?きっと気に入るわ
ジャマイカの休日にハマっちゃうわよ”


And I say
Don't like Jamaica
oh no I love her
Don't like Jamaica
oh no I love her oh yea

僕は言ったんだ
“ジャマイカは好きじゃない
いやいや でも彼女は好きだな”
“ジャマイカは好きじゃない
いやいや でも彼女はいいね”

Don't you walk thru' her words
You got to show some respect
Don't you walk thru' her words
'Cause you ain't heard her out yet.

彼女の言葉を受け止めないのかい?
少しくらい気にするべきじゃないか
彼女の言葉を受け止めてみたら?
だって彼女のことまだ聞いてないよな

I don't like cricket
I love it Dreadlock Holiday
I don't like reggae
I love it Dreadlock Holiday
Don't like Jamaica
I love her
Dreadlock Holiday.

クリケットなんか好きじゃない
なんて楽しいジャマイカの休日!
レゲエなんか好きじゃない
なんて素敵なジャマイカの休日!

ジャマイカなんか好きじゃない
彼女が好きなのさ
ジャマイカの休日…

Songwriters:STEWART, ERIC/GOULDMAN, GRAHAM
Lyrics c EMI Music Publishing

truck=進む 歩く
the gutter=貧民街
cross=願望などに逆らう
cramp one's style =人のスタイルを制限(拘束)する
queer someone's pitch =
(人)のチャンスをぶち壊す、台無しにする
sip=ちびりちびり飲む
wallow in=ふける 溺れる
dreadlocks=ドレッドヘア
dread=恐怖

Released in 1978
UK Single Chart#1
US Billboard Hot100#44
From The Album“Bloody Tourist”

511iS3VJmuL__SL500_AA300_.jpg

*「夏」曲特集です。過去に掲載した記事のリバイバルです。

 10ccのアルバム“ブラディ・ツーリスト”。1978年は日本でもラジオなどでもよくかかっていた記憶があります。シングル“トロピカル・ラブ(Dreadlock Holiday)”は面白い曲で好きでした。レゲエを取り入れてるので、なんかノリがいい!
 マージャンをしているときにこの曲がかかったら、無意味に“アイドンラ、ククリケッ~ノーノー、アィラベッ~”とか一緒に歌ったり…(笑)。でもTop40に入ってくるのには今一歩力足りず…最高位は全米44位で残念でした。(全英では1位を獲得)

 10cc-dreadlock-holiday-1978-10.jpg

19477332.jpg

◆この曲は10ccのエリック・スチュワートが、友人のジャスティン・ヘイワード(ムーディー・ブルース)と体験したカリブ海での出来事を歌にしたらしいですよ。本当にカツアゲされたり、ドラッグをすすめられたりしたんかな~。
(ボーカルはエリックではなく、グレアム・グールドマン)
 “嫌いだよ。いやいや、ホントは好きなんだ”というのは、クリケット(cricket)、レゲエ(Reggae)、ジャマイカ(Jamaica)。やっぱり、英国の上流階級のスポーツの「クリケットが好き」なんて言うと、「お前カッコつけやがって」と言われそうだから「嫌いです!」と言っておいた方が…。また
「レゲエ」「ジャマイカ」は「好き」って言っておかないと、何されるかわからないので「好き」と言ったけど、心のなかでは「とんでもねーよ -_-メ」ってとこですよね!
 タイトル「Dreadlock Holiday」の「Dreadlock」は“ドレッドヘア”のことで、また「Dread」=怖いって意味をかけてて、「ジャマイカの休日」であり「怖い思いをした休日」でもあります!

◆「ブラディ・ツーリスト」は1976年にバンドが「ロドニー&クレーム」と「10cc」(6人組)に別れてから「愛ゆえに(Deceptive Bends)」の次に製作されたアルバムです。アルバムカバーは有名ヒプノシスの作品。
 6人の10ccは、ポール・バージェス(ドラムス)、リック・フェン(ギター)、トニー・オマーリー(キーボード)、スチュアート・トッシュ(ドラムス)、の4人をサポートメンバーとして加入させている。英国・豪州をツアーし、当時は日本に初公演もしてくれたようですね。(スチュワート・トッシュは僕の好きなバンド“パイロット”の元メンバーでもあります)
 彼らのヒット曲としてはこの曲が最後って感じになってしまい、ビルボードの上位に上がってくることはなかった。
 でもグレアムを中心に今でもイギリス&ヨーロッパでライヴ活動を続けているようです。

homemainimg.png

◆おまけ
1)ピニャ・コラーダはラムベースのパイナップル+ココナツミルクの甘いトロピカル・ドリンク。ルパート・ホルムスの「エスケイプ」に出てくるヤツですね!
2)ダート・バンドの「An Amrerican Dream」では“ジャマイカの休日”を思い浮かべ夢見る歌。怖いお兄さんに囲まれたり、見知らぬお姉さんからドラッグを押し付けられたりすることがあるかも…なんて夢にも思ってない(-_-;)!

これがPVなんだな。こんなん囲まれたら怖いな(-_-;)
↓↓↓↓↓


'Live in concert' in Swansea, Wales in 2011 ベースを弾きながらグラアムが歌います。
↓↓↓↓↓


(この記事で参考にしたページ)
・ABC Online Store Records
・Wikipedia Bloody Tourist
・Wikipedia Dreadlock Holiday
・10cc official website
ジャケット写真もここからいただきました。

(この曲を購入!)Amazon.co.jp
Bloody Tourists [CD, Original recording remastered, Import]
10CC ¥1,031

220px-10cc_bloody.jpg
関連記事

コメント

非公開コメント

面白い歌!

10ccはI'm Not in Love位しか知らず、これは初めて
聴きましたが、この詞の内容にはヤラれました。
曲は何だかPlay That Funky Musicのパクリ
(オマージュ?)のレゲエ風味に感じました。
(だから英=大ヒット、米=中ヒット?)
途中いきなりマイナーに3度のメジャーコードを
カブせる唐突さは面白いけど、あれって彼らの
カリブのイメージなんでしょうか?

実体験を基にした(っぽい)詞は大好物です。
しかもただ具体的なだけでなく、暗示的。
Sheはジャマイカ自体を指すんじゃないかと思いました。
(国名を受ける代名詞はshe,herなので)
一人の女を登場させながら、実は国そのものを代表させる
修辞のトリック。治安や麻薬禍の恐さもあるけどやっぱ
興味もある。恐怖と好奇を行ったり来たり。そしてそれは
ミュージシャンである作者がレゲエに感じたスリルを暗示
している様に思います。

「レゲエなんか嫌い、いや本当は...」という逡巡。
「respectを示せ」とか、ain't heard her out yet
「ジャマイカ(レゲエ)の事、よく分かってねえだろ」
などと、現地人のセリフとして言わせている所なんかから、
俺達白人だけど、このリズム、マネてやってもいいかな?
という、ジャマイカとレゲエ(ボブマ-リー?)に対する
作者の畏敬を感じます。
かつてクラプトンやリチャーズが、ブルーズとその
プレイヤー達に感じた様に。
でもそう考えるとこの邦題命名の無責任無神経怠慢杜撰
テキトーっぷりにはもう笑うしかない。

因みにクリケットはジャマイカでも人気のスポーツの様です。
結局10ccの面々は、wallow in reggaeなのでしょう。
いい曲をご紹介下さり、ありがとうございました!

さらに味わい深いものに・・・!

似非無頼さん、コメントありがとうございます!
いろいろよくご存じですね!

>一人の女を登場させながら、実は国そのものを代表させる
>修辞のトリック。治安や麻薬禍の恐さもあるけどやっぱ
>興味もある。恐怖と好奇を行ったり来たり。そしてそれは
>ミュージシャンである作者がレゲエに感じたスリルを暗示

なるほど~!あとクリケットが「ジャマイカでも人気」とは知りませんでした!
この曲「Dreadlock Holiday」がさらに味わい深いものになりました。またどうぞコメントください!